シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

働き方と住まい方の未来をすこし、考えてみる。


仕事は家に持ち込まない。

というより、持ち込みたくないという方も多いような気がします。仕事とプライベートのバランスを整えることが生活にメリハリをつける上で大切なのは、言うまでもないことのようにも思えます。

とは言え、そのふたつの間にキッパリとした境界線を設けることを、昨今の世間がなかなか許してくれないのも事実。

急なムチャぶり、終電、会社の電源が20時になると強制的に落ちてしまう、などなど。歩哨隊員よろしくその境界線を頑なに守ろうとするほど、逆にストレスがかかってしまうことも。

さて、「幸福の秘訣は、自分がやりたいことをするのではなく、自分がやるべきことを好きになることだ」と言ったのは、ピーター・パンなどで有名な童話作家ジェームズ・バリー。個人的に最近、気に入っている言葉です。

いっそのこと、どんな仕事でもおもいっきり好きになってみる。そういう考え方は、もしかしたら下手に境界線を作ろうと無理をするよりも、むしろ現実的なのかもしれません。

今回ご紹介する「Compartir Shinjuku(コンパルティア 新宿)」は、多様化の進む現代的ワークスタイルを実践する人々に向けた、職住近接をコンセプトとしたシェアハウス。

住宅とオフィスのハイレベルな融合を志向した住まいは、SOHOやフリーランスはもちろんのこと、都心部で日々ハードに働く多くの人たちにとって、新しいワーク&ライフスタイルを考えるきっかけになるかもしれません。


最寄り駅から靖国通りを新宿方面に歩くこと数分。

建ち並ぶオフィスビルの間を進み、すこし横道に逸れた先に見えてくる四角ばった真新しい建物が今回のシェアハウスです。

この角度からは見えませんが、地下1Fは共用のラウンジ。1〜3Fが専有部です。

アプローチは濃い茶色のウッディな壁に囲まれています。

正面玄関の手前は屋根付き。雨降りの日など、傘を下ろして鍵をバッグから取り出すあいだにずぶ濡れになってしまうことがありますが、これなら安心できそうです。

アプローチの外壁には、シェアハウスのサインが取り付けられていました。

ハードな素材が、渋く輝いています。シェアハウスの名前でもある"Compartir"は、スペイン語で"共有する"という意味だとか。

エントランスの扉は、大きなガラスの嵌めこまれたシンプルなタイプ。

そのままエントランスに足を踏み入れてみると、今度はふたつ並んだドアがお出迎え。

右手のドアを開けるとシェアハウスへ、左手のドアはポストルームへ。

宅配業者の方などは、ポストルームの中までは入ることができます。

ポストルームの内部では、郵便受けが部屋ごとに設けられています。

ちなみに、こちらは投函専用。

シェアハウス側に取り口が設けられ、入居者はそこから郵便物を受け取ることができます。


それでは、今度はシェアハウス側のドアを引いて早速内部に足を踏み入れていきたいと思います。

白でまとまったエントランス・エリアには、踏み心地の良さそうなカーペットが敷かれています。

実は写真は施工中のもの。玄関には工事用に靴箱が置かれていますが、現在はおそらく無いはず。シェアハウスの共用部は基本的に靴を履いたまま移動し、靴箱は専有部に設けられたものを使います。

さて、まずは手前側の廊下を左手に進んでいきます。すると、まず目に入るのは先ほどの郵便受けの取り口。

玄関からリビングや専有部へ向かう動線上に位置していて、毎日のチェックは便利そうです。

さて、廊下の突き当りを右手に進むと現れるのは、吹き抜け状に大きな窓が設けられた、地下1Fのラウンジへとつながる階段。

柔らかい日差しを階段室の白い壁が反射し、とてもさわやかな雰囲気です。


さて、すこし長い吹き抜けの階段を下りきると、広いラウンジに到着です。

ガラスで囲まれた階段室から足を踏み入れると、地下に広がっていたのは華やかさとシックなテイストがバランス良く溶け込んだモダンな空間。

高い天井にふんだんに設けられた照明に加え、吹き抜け状に作られた階段室からも、たっぷりと日の光が差し込む設計。地下ではありますが、閉塞感や明るさは上手くカバーされているように感じました。

ソファ、カフェテーブル、ダイニングはゆるやかにゾーニングされ、その時々のシーンに合わせた使い方ができそうです。

実際のところ、空間全体で盛り上がるというよりも、テーブルごとのほどよいクローズな距離感が適度なコミュニケーションを生み出してくれそうです。

さて、コンセプトは「職住近接」ということで、オフィスとしての機能性はチェックしておきたいポイント。

たとえば、フリーランスで仕事をされる方々の悩みどころのひとつは、打ち合わせ場所の確保ということではないでしょうか。貸し会議室が増えてきたとは言え、諸々のアクセスやコストを考えると、わりと手間がかかるそうです。

そういった場面では、このラウンジが一役買ってくれるはず。チームのミーティングや、ラフな付き合いができるパートナーとの打ち合わせなど、様々なビジネスシーンで期待に応えてくれるのではないでしょうか。

新宿に近い立地もなにかと便利ですし、会議室を借りるコストや、交通費、それに移動の時間が浮くのもメリット。

階段室には、大量コピーにも耐える業務用プリンターが置かれています。

こちらも、やはり何かと重宝しそう。

あまりクセのない落ち着いたデザインも、オフィス使いには調度良し。

ダイニングテーブルの裏手にはカウンタースペースが設けられています。

奥はキッチン。朝食にカリッと焼けたベーコン・エッグを食すもよし、PC画面を開いてメールチェックをするもよし。肘掛け付きのオフィスチェアが、どのシーンにも快適性をもたらしてくれそうです。

あるいは仕事のパートナーを招待して、カウンター越しにもてなしてみるのも面白いかもしれません。

ゆったりくつろげる幅広のソファは、仕事に集中して強張ったカラダをじっくりほぐしてくれそう。

集中力が持続する限界は40分とも120分とも言われいくつか説がありますが、どちらにせよ作業能率をあげるには効率的に休息を取ることが大事です。

疲れそうだなと思ったら、ソファに座って手元にある雑誌をパラパラとめくってみる。ちょっと違う頭の使い方をすることで、良いリフレッシュになるかもしれませんね。

TVボードに置かれているのは、日本の花の大図鑑。

季節の花を眺めながら、ズッと紅茶を嗜む。美しい花にまつわる逸話の数々に、しばし時を忘れてみるもよし。

テレビの前を囲むのは、ゆったりとしたスリーシーターのソファ。

深夜となれば入居者同士でローテーブルにお酒を並べて、お互いの近況を交換して、のんびりとした時間を楽しむのも良さそうです。

ソファの裏手に見えるガラスの折戸は、中庭に通じています。

折戸を解放すると、ラウンジと高さの差がないフラットな屋外空間が姿を現します。

このまま折戸を閉めてちょっとした個室のようにすれば、きっと打合せに最適。もちろん、雨の日でなければお茶を飲んだり、読書をするのも気持ちいいはず。

見上げると、建物全体をつらぬくダイナミックな吹き抜けが。

開放感は抜群。ラウンジへ向かう途中に下ってきた階段室の大きな窓が、独特のアクセントに。


続いて先ほどのカウンターの奥へとまわり、キッチンを見ていきます。

キッチンは、シンクとコンロが1セットになったアイランド型タイプがふたつ配置されています。

入居人数を考えれば、設備の数としてはややタイト。ただ、作業スペースが大きく取られているため、入居者同士でうまい具合に配慮し合えば、複数人が同時に調理してもわりとすんなり回るかもしれません。

また、立地やコンセプトを考慮すれば、シェアハウスといえど日々の自炊率はある程度限定されるのかもしれません。

シンクはシャワー水栓付きです。

IHコンロは3口。

かなり性能が向上した最近でも好みは多少分かれるようですが、IHコンロの後片付けのしやすさは捨てがたいのではと思います。特に複数人で使用するシェアハウスでは、特に大切なポイントだと思います。

収納スペースのボリュームはたっぷり。

大きなサイズから小さなサイズまで揃った食器や調理器具。つくる量に合わせて選べ、使い勝手も良いはず。

キッチン家電も、豊富に取り揃えられています。

個人的にうれしいのが「ハンドミキサー」。スイーツ男子として、ホイップクリームを作るときに活用したい便利アイテム。

キッチンの裏には、各部屋ごとに設けられたストッカー・スペースも用意されています。


さて、ラウンジや専有部で四六時中、仕事や作業を続けるのもナカナカ至難の業。

先程も書きましたが、どこかのタイミングで一区切りつけて、休息・気分転換を図らなければ、作業効率も落ちるというもの。

そんな時にもってこいの設備を、いくつか紹介していきたいと思います。

まずは、防音扉を開いた先にあるビッグスケールのシアタールーム。

備え付けられたTVはだいぶ大型サイズですが、空間のボリュームを考えると少々物足りないような気もします…と、思いきや。

するすると壁一面に現れるのは、壁一面を覆わんばかりの特大のスクリーン。

自宅にこのサイズ感は、ちょっと感動するレベル。映画好きの方なら、長年の夢が叶ったような気分になるのではないでしょうか。

4方向に設置されたスピーカーから響く高品質の音響と相まって、目からも耳からも迫力ある映像体験を味わうことができます。

お気に入りの映画を観賞するも良し、集まってスポーツ観戦をするも良し、壁に取り付けられた鏡を見ながらピラティスなどのアクティブなシーンに使っても良し。

ワークという点では、大事な会議のプレゼンテーションや講演をここで練習することもできそうです。防音性も高く、様々なイベントで活躍できそうです。

ちなみにシアタールームには、ロフトスペースが設けられています。

大画面の映像をゴロンと横になって観られるのは、なんだかとても贅沢な気がします。

すこし見上げると、LEDの照明がきらめいています。

ボタンひとつで発光パターンを変えることができるのですが、驚くのはそのパターンの数。なんと、99通りもあるのだそうです。


スモーキングルームは、洗練された上品な空間。

煙草、というより葉巻が似合いそうな気もしますが、いかがでしょうか。

休憩を兼ねて訪れる喫煙所は、活発なコミュニケーションが生まれやすいスペースでもあります。わずか5分程度の時間も、何気ない談笑にちょうどよい具合。


水まわりの設備は廊下にまとまっています。

左手のドアがトイレ、正面はバスルームです。突き当りを左に進むと、ランドリーとシャワールームが並びます。

廊下の一角には洗面台が設置されています。中央にちらりと見えるドアはシャワールームです。

洗濯機と乾燥機は2台ずつ。

それぞれ有料です。

モノトーンのトイレは高級感のある空間。もちろんウォシュレット付きです。

小さな手洗い場も備えます。


さて、もうひとつ特筆すべき設備が、こちらのバスルーム。

手前の脱衣室からこの広さ。期待感が高まります。

足を踏み入れてみると、内部はブルーのモザイクタイルが清々しい豪華な空間。

広い、明るい、気持ちイイの三拍子に加え、ジャグジーと専用のテラス付きです。

気分はまさにプライベート・スパ。

ゆったりと浸かったジャグジーで火照ったカラダを、テラスで涼ませる。もしかしたら毎日の暮らしのなかで、一番のリラックスシーンになるんじゃないでしょうか。

もう少し今回の住まいのコンセプトに引きつけて考えるなら、体も頭もゆったりくつろいでいるときこそパッと思いつく素晴らしきアイディアたち、ありますよね。

でも、なんだかんだバスルームから出てきたときにはもう、その閃きもどこかに隠れてしまうものです。時には何かを思いついたこと自体まで、すっかり忘れさっていたりして。ああ、なんて悲しい。

そんなワーカホリックな方は、たとえばこんなアイテムを持ち込めばバスルームでも生産的になれるかもしれません。


さて、他にもシャワールームは2室設けられています。

頭上には、ホテルなどでよく見かけるレインシャワー付きです。

水圧のゆるい柔らかい水の質感は、通常のシャワーとはまた違った心地良さ。最初はピンと来ない人も多いようですが、一度良さが分かると、クセになるかもしれません。


それでは専有部のフロアを見ていきます。

階段を上って、まずは1Fの女性専用フロアから。

階段脇の白いドアから入っていきます。

廊下はシンプルなデザイン。

カーペットの床は、多少ラフに歩いたとしても足音が大きく響くことはありません。


ウォシュレット付きトイレは、手洗い場が設置されています。

ツートーンのアイボリーカラーが、かわいらしい雰囲気。


1F は女性専用フロアということもあって、女性専用のパウダールームが設けられています。

パウダールームには洗面台と化粧台を兼ねたカウンターテーブルが。洗濯機は無料で利用できます。

他にもヘアドライヤーやアイロン台が準備されています。

部屋の奥にはシャワールームが設けられています。

浴室内に大きなミラーを備えているのもポイント高め。

朝の時間、さっとシャワーを浴びてそのまま化粧台でスタイリングとメイク。効率よく身支度を進めることができそうです。


それでは、専有部の内部を見ていきます。こちらは102号室。

専有部内はスッキリとしたシンプルな仕上げです。

最近のシェアハウスとしては珍しいほど、ベッドやデスクなどの備品がしっかりと揃えられ、入居したその日からわりと快適に過ごせそうです。

収納のボリュームは程よい感じ。

靴箱はこちら。玄関に収納は無く、自室での管理になります。

扉は風通しが良さそうなルーバータイプ。

幅広のドレッサーは、女性の方にとってはうれしい設備かと。

コンセント付きでドライヤーやコテを使うことができます。

なんだかすこし、ホテルのようでもあります。


2Fへの移動には、エレベーターを使ってみたいと思います。

箱のなかはこんな感じ。

なお、エレベーターはラウンジのフロアには止まりません。


2Fは、螺旋階段を中心に専有部を囲むレイアウト。

専有部の数は9室。4フロア中、一番多いフロアです。

螺旋階段による吹き抜け構造で、天井がとても高く感じます。

女性専用フロアと比べ、専有部も含めてグッと落ち着いた雰囲気に仕上がっています。


206号室はベランダ付き。

広さやインテリアは多少異なりますが、基本的には2・3Fの専有部に似たラインナップ。収納もクローゼットと靴箱が用意されています。

ちなみに靴箱脇には傘立ても。

誰かが間違って自分のものを持って行ってしまった、というようなこともないでしょう。

ベランダには物干し用の器具が取り付けられています。

わりとスペースも広め。すこしグリーンやチェアで飾ってみれば、ちょっとしたくつろぎ空間に仕立てることもできそうです。

専有部ごとにインターホンの受信機が設置されています。

宅配業者さんなどもここから確認できます。


続いて3Fへ。

くるっと螺旋階段をまわります。

やがて辿り着く最上階。

専有部に向かう前に、ちらりと水まわりを。


ひとつの空間に、シャワールームと洗濯機&乾燥機がまとまっています。

ちなみにここは、男女共用となります。


302号室は、少し独特な間取りの部屋。

収納は腰高の高さに位置しています。

まずまず奥行きがあり、見た目以上に容量はたっぷりめ。

ベッド下にも収納が備わっています。


305号室は、8畳以上ある広めの専有部です。

ちなみに照明は調光機能付き。

天井には上向きに照らす間接照明も備え付けられていて、気分に合わせて色合いが変えられます。

部屋の広さに合わせて、デスク・チェアのサイズもスケールアップ。

じっくりと腰を据えて、新しいプロジェクトに想いを馳せてみては。


ちなみに、カーシェアリング・サービスが提供されています。

レンタルと言っても、よくよく考えてみると借りる場所も返却場所も自宅。手間要らずで、仕事にもちょっとした外出にも積極的な利用ができそうです。

正面の白いドアは有料の屋内ガレージ。

鍵付きで、セキュリティも一般的な自転車置き場よりしっかりしています。

メンテナンスもできるよう、道具置き場も用意。


最寄り駅は、都営新宿線曙橋駅

国内有数のターミナルステーション、新宿駅は2駅隣(とは言え新宿区ということで、物件名に偽りはなし)。都心部ですが駅の近くには商店街やスーパーもあり、日常的な買い物の利便性も悪くはないかと。

何よりも駅前の靖国通りを伝って東西にそれぞれ市ヶ谷・新宿三丁目、外苑東通りを伝って南北に四谷三丁目、牛込柳町と1キロ程度の距離で近接している環境は、都心で働く方にとっては魅力的な立地だと思います。


さて、「Compartir Shinjuku(コンパルティア 新宿)」を運営するのは「株式会社オークハウス」さん。

シェアハウスの老舗的な、大ベテランの事業者さんです。

今回は、「ソーシャルレジデンス」という独自に定義した高級付加価値型のライフスタイルを提案する物件で、オークハウスさんとしては初となる「職住近接」を積極的なコンセプトに掲げた新築のシェアハウスです。

基本的に、あまりカチッとし過ぎずとてもフランクな事業者さんです。ただ、最近は積極的に新しい取り組みを進めているようで、これまでとはまた異なる運営スタイルが見られるようになるのかもしれません。

パーティーなどは積極的な方で、今回もイベント等を定期的に開催する予定だそうです。

SOHO的な住まいに興味がある方、職住近接というコンセプトにピンときた情熱的に働く方は、コチラからお問合せをどうぞ。


個人的に、一番のお気に入りはシアタールーム。

この本格派仕様。入った瞬間に心が揺さぶられてしまいました。

(ソン)

2013年3月に新築されました。新築というメリットに加え、これまでのシェアハウスに無い高級付加価値を付け加えた「大人のシェアハウス」。イベントスペースや他箇所ごとに設けられた小スペース(ラウンジ、ロフトスペース、オープンコート等)を単に「くつろぎ」...

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