シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
※こちらの物件は2015年12月より運営事業者が「東急ライフィア株式会社 賃貸事業部」さんへと掲載変更されています。
きっと子どもが自慢したくなる。いつでも友だちと一緒のおうち。
現在、日本でシングルペアレント、いわゆる“ひとり親世帯”は140万世帯以上(平成23年度厚生労働省調べ)。
子育ては、予期せぬ出来事の連続です。 ましてや仕事も子育てもたったひとりで奮闘しているシングルマザー、シングルファザーの苦労はどれほどになるでしょうか。
「子どもが熱を出したと連絡が入っても、なかなか仕事を抜けづらい」
「子どもを家でひとりにさせる時間があると、やっぱり不安」
「お迎えのために、毎日仕事先から猛ダッシュ。たまに気兼ねなく送り迎えを頼める人がいるといいのに」
「子どもにはさまざまな年齢の子どもやおとなと接して豊かな社会性を身につけてほしいけれど、現実は密室育児状態。。。」……
そんな悩みや苦労を抱えるシングルペアレントの望みをかなえる子育て支援シェアハウス、スタイリオ ウィズ 代官山 が、この春(2014)誕生しました。シングルペアレントと、単身者が半分ずつという構成です。
場所は名前が示すとおり、利便性抜群の代官山。おまけに、駅から徒歩2分という立地です。 恵比寿駅まで歩いても11分。 都心で働く親にとって、住まいも都心にあるということは、いざというときに駆けつけやすく、安心度もそれだけアップするというわけです。
専門家のお話しでは、渋谷区は育児手当や出産助成金、保育園の待機児童対策など、都内でも子育ての支援体制が比較的充実している区のひとつだとか。
最新の「子ども見守りシステム」が導入され、子どもが帰宅すると親にお知らせメールが届きます。送迎や託児をワンコインで頼り合える子育て支援サービスの会社とも提携し、地域とのつながりづくりもサポートされるなど、子育ての頼もしい味方になるための仕掛けが、あれやこれやと盛り込まれています。
一方で単身者のためにも、子どもたちと適度な距離感で暮らしていくための配慮が設計段階から随所に施されています。日常のなかで、自然に子どもたちとの接点がある暮らしの環境は都会ではとても珍しいもの。
「ファミリー向けかぁ…」と流さずに、単身者の方にもぜひチェックしていただければ。
代官山の駅から歩いて、2分。最短距離でたどり着くと「え、もう…?」と思うほど、あっというまに白い建物の前に辿りつきます。
駅からつづくなだらかな坂が、上品でほどよい具合です。
門扉の脇にはプラントが飾られ、爽やかな印象。
門扉の施錠を解除して奥へ進むと、宅配ボックスの置かれた正面玄関へ。
スタイリオウィズ 代官山の大きな特徴は、子育てをサポートする環境づくりに注力していること。
東急セキュリティの「キッズセキュリティシステム」が導入され、帰ってきた子どもがICカードをかざすと、親のメールアドレスに帰宅のお知らせメールが届きます。玄関には、防犯カメラも設置されています。
外出するときも、玄関脇にある赤いマークにカードをかざして玄関の扉を開きます。
すると今度は「子どもが外に出かけた」という案内が即座にメールで届きます。
段差の小さい玄関は、清潔感のある広々とした空間。
玄関脇には、しっかり設けられたシューズルーム。
一角には、ベビーカーを置くためのスペースも。
カラフルなフックは、子ども専用です。
サッカーボールや縄跳び、グローブなどの遊び道具の収納をイメージしているとのこと。子ども同士で遊び道具を仲良く使えるのは、ファミリー向けシェアハウスの良いところ。
靴を脱いで室内にあがると、明るい廊下が奥へと長く伸びています。
なかほどまで進むと、左手にラウンジの入口となるガラスドアが。
さっそくドアを押して、室内をのぞいてみます。
すぐに目のまえに広がるのは、日当たりがよく、広々としたラウンジ空間。
子どもたちが過ごしやすいよう、床に直に座る造り。お菓子みたいなまんまるのクッションや、廊下側に開けられた丸い窓がキュートです。奥に見えるキッチンとは、開放可能なガラスの引き戸でつながっています。
抜群の立地にも関わらず、日当たりが良いのも嬉しいところ。
部屋の奥は、壁一面がホワイトボードに!
端の方には、身長が測れる楽しい目盛りつきです。
柱に傷をつけなくても、いつでも背比べができます。
大きめのテレビに加えて…
シェルフには、持ち寄られた絵本がたっぷり。
最近またお伺いする機会があったのですが、子どものいるシェアハウスは、とにかく楽しそうなムードが漂っています。
さて、反対側はキッチン・ダイニングのゾーン。
大きくて、日当たりも良いキッチン・ダイニング。
冷蔵庫は大型の業務用タイプが2台用意されていますが、最近、追加の購入を検討しているとのこと。ゴールデンタイムには、単身者オンリーのシェアハウス以上にフル活用されているようです。
冷蔵庫の反対側には、入居者それぞれが調味料などを収納しておけるスペースも。
作業台にもなりそうな中央のダイニングテーブルは、子どもがお手伝いするスペースとしてもちょうど良さそうです。
シングルペアレントに関して言えば、時間帯が重なりやすく賑やかな夕食が多いのではないかと思います。反面、一般的な単身者の多くが帰宅する時刻には、比較的静かな状態になっているのではないでしょうか。
キッチンは「H」型の動線。 中央に配置されたテーブルは便利なのはもちろん、楽しい場面をたくさん生み出してくれそうです。
とにかく、日当たりが良くて気持ち良いのが特徴。
調理器具や食器も、色々と用意されています。
IHタイプのコンロと大きめのシンクは、使い勝手も良さそう。
キッチンの楽しさはシェアハウスの大きな特徴のひとつ。でも、ひょっとするとファミリー向けは、もっと楽しいのかも。
一方で設備の使いかたなど、今後ファミリーの利用を前提に調整が必要となる部分も、きっと出てくるのではないかと思います。先進的な住まいでは、多少の試行錯誤はつきもの。おたがいに、おおらかな姿勢をもつことが大事になりそうです。
でも、都心でこんなに素敵なキッチンが使える環境は、とにかく貴重です。
さて、各階にはそれぞれ水回りの設備が用意されています。1〜2Fはファミリー向け、3〜4Fは単身者向けということで、仕様がすこし異なります。
こちらは1Fということで、ファミリー仕様。
廊下に面して配置された洗面台と、その対面に配置された2室のトイレ。
こまかな配慮が使いやすそうです。
トイレは、どのフロアもおおよそ同じ。快適そうです。
こちらはバスルーム。廊下沿いですが、トイレとはまた別の配置です。
建物内のあちこちに、かわいらしいサインが描かれています。未就学児でもわかりやすく、一目瞭然。みんながルールを守って使うための、スマートなアイディアですね。
浴室内はバスタブ、洗い場ともに親子で入ってもじゅうぶんな広さ。
予約表に記入して使用するルールとのことです。ファミリーの場合、入浴の時間帯もちかくなりやすいはずなので、1番大きな1Fの浴室は、きっと人気になりそう。
子ども同士が仲良くなったら、きょうだいのように一緒にお風呂に入る、なんてことも起こるはず。
専有部を見る前に、まずは2階へと進んでみます。
各階の廊下の入口には、こんなサインがあしらわれています。
やはり、わかりやすいですね。廊下は白を基調にした、清潔感のある空間です。
こちらは2階の洗面台。
他の子どもと並んで歯を磨く、寮生活みたいな暮らし。実はこんな毎日は、ひとりっ子にとっては憧れだったりするもので。
すこし離れてランドリー&トイレと…
1Fよりすこし小振りな、浴室。
そうそう、各階にはミニキッチンもあります。
単身者フロアの4Fは、もう少しフロアのキッチンが大きなタイプになっています。実際の暮らしを見越した、こまかな配慮ですね。
ついでと言ってはなんですが、4Fには女性専用の浴室も用意されています。
ラウンジは時間によっては賑やかだと思いますが、上層階は距離もあり、落ち着いた雰囲気。単身者の暮らしの快適性も、割としっかりフォローされています。
急いでいるときは、シャワールームを使用することもできます。
脱衣室には鏡が取り付けられています。
さて、それでは専有部内を見ていきたいと思います。
概ねどこも同じですが、まずはファミリー向けのフロアから。
こちらは2階のモデルルーム。引き出し式の収納ベッドを使えば、親子で入居してもお部屋を広々と使えます。
こんな具合に、寝るときは子ども用ベッドがゴロゴロと出てきます。
何も置かない状態の部屋のイメージとして、205号室のドアを開けてみます。
どの部屋も、とにかく日当たりは抜群です。
部屋ごとにすこしずつ違いますが、収納はこんなふうに、オープンなポールと棚板が付いています。収納量、かなりあります。
窓を開ければ、バルコニーも。
実は、東横線の線路沿いに建てられているこの建物。高台のため線路までは距離がありますが、きっちりサッシは二重になっています。騒音などが気になる方は、念のため現地で窓を閉めた状態で音の聞こえ方をじっくり確認してみるのがオススメです。
参考までに、単身者向けの3Fに設けられたモデルルームの様子も。
室内の空間は、基本的に同じ。もちろんバルコニーもあります。
家具類は、単身者の入居をイメージしてコーディネイトされています。
スタイリオ ウィズ 代官山では、全21室のうち半分に単身者が入居する予定になっています。職住近接という意味ではこれ以上ない抜群の立地、そして環境に、設備面でもよく配慮されたまずまずの充実ぶり。単身者向けのシェアハウスとして素直に捉えても、なかなか魅力のある内容だと思えます。
あとは子どもたちのいる住まいの環境をどう捉えるかですが、子どもが嫌いでなければ、これはこれでかなり楽しい毎日になるのでは。3-4Fは単身者向けフロアになっていますし、4Fのキッチンは調理にも充分なサイズ。子どもたちの夜は早いため、平日の夜は1Fのラウンジも静かそう。
自分なりに賑やかな時間と静かな時間のバランスを取りながら過ごせば、通常のシェアハウスでも得られないような、とても思い出深い日々になってしまうのではないかと思います。
そうそう、3Fには、こんな物干しスペースもあります。
子どもたちにとっては、どうでしょうか?
さまざまな年齢、職業のおとなの姿を見たり、接したりすることで、多様な生き方を知り、自分の生き方のイメージも広げることができるのかもしれません。
昔は三世代で同居する家族も多く、祖父母やおじ、おば、といった存在がごく身近にいました。 しかし核家族が進んだ現在では、ほとんどの家庭の子どもは自分の親の姿だけを見て育ちます。 他のシングルペアレント家庭や、さまざまな年齢の単身者もともに暮らすシェアハウスなら、子どもたちは、
「うちのママ(パパ)はこうだけど、○○ちゃんちでは違うんだ」
「こんな仕事をしている人がいるんだ」
といった気づきを得られるのでは、なんてことが企画時には議論されたそうです。
なるほど、さまざまな人と身近に接する経験は、子どもたちの可能性や人間性を大きく広げてくれるはず。でもきっと、子どもだけでなく、おとなもたくさんの刺激を受けられるに違いありません。
さて、そのまま屋上(5F)まで出てみましょう。
階段を登って行くと…
「SKY GARDEN」のサインが付いた、ガラスのドア。
力を込めてドアを開けると、スッキリと視界の抜けた屋上に出ます。
屋上の一部には、ウッドデッキパネルが敷かれています。晴れた休日にはランチを持って、ピクニックごっこをしたくなりますね。ちかく、ベンチとビニールプール(!)も購入予定と小耳にはさみました。
屋上の一角には、こんな菜園コーナーが設けられています。
家庭菜園を楽しむことができます。早くもいちごの花が咲いていました。たくさんなってくれるといいですね。
夏頃には、じゃがいもの収穫が予定されているそう。
運営は、株式会社コプラス(東急代官山チーム)さん。ファミリー向けのシェアハウスづくりで経験を蓄積するコプラスさんと、思い切ってシングルペアレント+単身者という先進的なコンセプトへのチャレンジを推進した東急グループの面々が集まる混合チームです。
下記は、自身も子育て中のコプラスの責任者さんのお話し。
「私自身、2歳の子どもの子育て真っ最中。胸を張って“子育てしている”と言えるほどかかわってはいませんが、 実体験から“子育てを親がひとりでかかえるのはムリだ”と実感しました。そこで考えたコンセプトが『子どものために、自分のために、そしてみんなのために』というものです。
疲れていたりすると、子どもに対してついイライラしてしまうこともあります。そんなとき、誰かにちょっと子どもを見ていてもらって仕事や家事を片付け、ゆとりを持って子どもに接することができる。親にゆとりができれば、子どももすごくうれしいはず。 代官山は遊びも仕事も刺激を感じられる場所ですし、子育てをしながら友だちとの時間や街を楽しむこともできます。」
考えてみれば、むかしは子どもたちは年齢に関係なく空き地で一緒に遊んでいたし、地域のおとなは近所の子どもをよく叱ってくれました。そんなあたたかい関係を、ふたたび生み出してくれる場所になると素敵ですね。
この家の、いちばん素敵な場所がココではないかと思います。
大きな窓が設けられ、開放感のあるキッチンの一角。誰もが忙しい日々をすこし忘れて、ゆっくり時間が流れる感覚を楽しめそう。
屋上やバルコニーの気持ちよさも、捨てがたいところではありますが。
(takako/kitagawa)
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