シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
※2020年10月より物件名が「アミンズ 聖蹟桜ヶ丘」へ、運営事業者が「アムス・エステート株式会社」さんへ変更されています。
あわてることはない。時間をかけてしっかり磨こう。
今住んでいるシェアハウスに引越して半年ほど経ったころ、数人で深夜から朝にかけて、よくドライブに出かけていました。
日によって行き先は様々。海辺の埠頭や噂の巨大ジャンクションまで足を伸ばしたり、少し遠くへ出かけてごはんを食べたり。学生時代のような感覚が妙に楽しくて、良い気分転換ではありました。
夜明けも近い時間に出発した、とある日のテーマは「耳をすませば」。
聖蹟桜ヶ丘駅前から山の方へ続く道を走りぬけ、ヘアピンカーブの続く道路を登り切る頃には、作品の舞台となった高台の景色が開けています。
中学生の雫が通う図書館の道、地球屋のあるロータリー、告白の舞台となる小さな神社、映画のラストを飾る秘密の場所と、今でも胸をときめかせる物語の舞台が、そこかしこに現れるのです。
朝靄のなかで高台のベンチに腰かけて想いを馳せると、いつの間にか年齢だけ大人になってしまった自分に気付いて、ちょっとセンチメンタルな気持ちになったりして。
そう言えば、中学生の頃が何でも一番ひたむきに頑張っていたかな…なんて。
この春、そんなセンチメンタルな気分を呼び覚ます街に生まれた「COURI023 聖蹟桜ヶ丘」は、全24室のシェアハウス。聖蹟桜ヶ丘によく似合う、どこかお伽話のようなインテリアが印象的です。
事業者さんとしては、「休日は、家でゆっくり好きなことをして過ごして欲しい」という想いを込めたそう。自分の好きなことを活かしたり、何か好きなことに出会ったりできるように、様々なワークショップも開催する予定だとか。
好きなことを始めるのに、遅すぎることはありません。久しぶりに打ち込めるものを見つけるための新天地探しも、悪くないような気がします。
駅を出て歩くこと4分。体感では、もう少しだけ近いような気もします。
駅前から続く大通りからマンション1棟分だけ入った場所に建つ、落ち着いた色合いの建物が「COURI023 聖蹟桜ヶ丘」です。
大通りに抜ける道だからか、幅の狭い小道にしては人通りは多め。駅からはずっと明るい道ですし、女性には特に安心かもしれません。
通りに面しているのは、ふたつ並んだ観音開きのガラスドア。
では取っ手を引いて早速中へ・・・
と行きたいところですが、実はひと回り小さなコチラが本物の玄関。
先ほどの観音開きのドア、開閉は可能ですが内側から鍵が掛けられていて、普段使いはしないとのこと。初めて来た方や郵便屋さんが間違えてノックされる、なんてことはあるかもしれませんね。
本物の玄関を開けると、奥へと向かう通路が続いています。
先ほどの玄関の外にあった集合ポストにフロア別に届いた郵便物は、ここで部屋別にウォールポケットに振り分けられます。
リビングの入り口は玄関の脇。
重みのある黒いドアを、ぐぐっと手前に引きます。
ドアの先には、さらに廊下が続いていました。
右側が外から見えた観音開きのガラスドア、左側がラウンジ。外廊下のようでもあり、室内の雰囲気もあり、ちょっと不思議な感覚です。
大きなガラスの引き戸を開けて、ラウンジへと進みます。
ふんわりとしたカーテンは、外からの視線を気にせず暮らせるように取り付けられたそう。目の前は人通りが多い道ですし、きっと閉めて過ごす時間が多くなるような気がします。
ここで靴を脱いで、先へと進みます。
無垢材の木枠が手に馴染む引き戸をガラガラとスライドさせると現れる、リビング・ダイニング・キッチンの空間。
木の無垢材とアイアンを多用する素材選び、濃いめのブラウンを軸とした色づかい、ほんのりカントリー調でありながらお伽話のようなニュアンスを醸し出す、各所に散りばめられた小物たち。
キッチンは、まるで古い映画に出てくるアメリカの田舎に建つ小さな家のよう。美味しい香りが漂ってきそうです。
天井から吊り下げられたフックには、小さなシャベルとドライフラワーが。
ドライフラワーを作るときは、こんな風に乾燥させるために吊り下げるそう。
奥の方のくぼんだ場所は、のんびり過ごせるソファスペースです。
ガラスの開口部が多い空間のなかで、ある意味で貴重な壁に囲まれた場所。
ゆったり座れる、3シーターの革張りのソファがここの主役です。
季節がら、しばらくお預けですが、寒い時期は大判のブランケットと温めたミルクがお供になりそう。お休み日の昼下がりに、ソファにもたれて映画をじっくりと楽しむなんて贅沢ではないでしょうか。
気付いたら、ウトウトしてしまいそうですが。
ソファスペースの反対側はダイニングスペース。
コンパクトにまとめられた一角。少人数でお茶をしながら話をするのにピッタリのサイズ感です。
余白を残してディスプレイされた棚や、長めに吊り下げられたペンダントライトが、可愛らしいカフェや雑貨屋さんに似た雰囲気を演出します。
いつもの女子トークも、お気に入りのカフェに来た気分でつい弾んでしまいそう。
映画のように、恋愛のこと、将来のこと、今の自分のこと…大人になっても尽きない悩みを相談するシーンなんて、よく似合うのではないでしょうか。
キッチンに目を向けると、20cm近い厚みのある、巨大な無垢材の天板でできたカウンターが存在感たっぷり。
このカウンターを囲むようにキッチンが配置され、作業台としてもダイニングテーブルとしても使えます。
特徴的な意匠の中央の柱は、シンボリックな存在感を放っています。
横に渡された木の先に吊り下げられたランプも、コードが目立たないよう綺麗に配線されています。正面から見ると、まるで大きな船のようにも見えますね。
シンクとIHは2セットずつ並んでいます。
カウンターの下には各部屋ごとの調味料ボックスがずらり。キッチン側だけでなく、カウンター側を向いて作業することも多くなりそうです。
通路はあまり広くありませんが、人数を考えれば問題ない程度かと。
シンプルなデザインのシンクは広め。
日常使いはもちろん、大人数のパーティーなどの片付けもスムーズに進みそうです。
しっかりとした容量の収納スペース。
キチンとルールを守れば、私物のキッチングッズなどを置くこともできそうな収納力。共用の鍋類はキッチン上部の棚にも収納できますし、入居者さんが自由に使えるスペースもなかなか多そうです。
端の方の棚には、家電や共用の食器類が置かれています。
シルバーの大ぶりのものが冷蔵庫、手前の白いふたつの箱は冷凍庫。
全体の人数を考えると、収納量はちょっぴりタイトになるかもしれません。自分で冷蔵庫を持っている人は、自室に食材や飲み物をある程度置いておけると便利そうですね。
では、1階の水まわりを見ていきます。
水まわりはラウンジとは少し離れた、専有部のあるゾーンに集約されています。
帰ってきてすぐ手が洗えるよう、まずは洗面台がお出迎え。
スイス国旗のようなデザインの洗面グッズがとてもキュートです。
こういう細かいところにキュンときてしまったり、するんですよね。
トイレは男性用と女性用がそれぞれ分かれています。
こちらは女性用トイレのサイン。男性用は青いタイルが目印です。
ちなみに他のフロアの男女兼用シャワールームのサインは、こんな感じ。
非常にわかりやすいです。
本題のトイレは、ごくごくシンプルなデザイン。
ウォシュレットはしっかり付いています。
トイレの奥がランドリースペース。
洗濯機と乾燥機が分かれているのが嬉しいところです。洗濯と乾燥が一体になっているものは便利ですが、時間のかかる乾燥中に洗濯機が回せず、設置数がタイトな場合は順番待ちになりがち(体験談)。特にあまり大きくないシェアハウスの場合、セパレートタイプの方が回転効率は良いような気もします。
専有部の並ぶ廊下の突きあたりに、バスルームがあります。
トイレ同様、男性用が奥、女性用が手前と分かれています。
バスタブ付きのバスルームは1階と3階の女性専用ユニットに設置されています。
男性用・女性用どちらも仕様は同じ。脱衣室に鏡があるのは嬉しいですね。
バスグッズは各部屋から、入浴時に持ってくるスタイル。小さなカゴに入れてまとめておくと便利です。
ゆったりと足を伸ばせるバスタブ付き。
ササッと済ませたいときはシャワーでも十分ですが、たまにはじっくり疲れを取りたいものです。
まずは101号室。
すこしホテルライクなルームサインが格好良いです。
専有部はシンプルであまりクセのない、使いやすい間取り。
手持ちの家具も配置しやすいのではないでしょうか。
入り口の脇には作り付けの収納スペースもあります。
天井が高く、上部の棚が2段構成になっているのがポイント。季節用品や使用頻度の低いものは上の方へ収納できます。
カーペット敷きの床は、ある程度は足音も吸収してくれそう。
基本的にシンプルな間取りですが、101号室にはちょっと不思議な入り口があります。
ぽっかり開けられたスペースの先を見てみると…
なにもありません(!)。
担当さんも「何に使えますかね・・・」と首をかしげる不思議なスペース。家具を置ける奥行きはないですし、うーん。なんとなく物置のようになってしまいそうですが、素敵なアイデアがあれば是非教えて頂きたいところです。
2階の廊下は窓が多く、昼間なら照明なしでも十分なほど明るい空間。
廊下の一角には、水まわりがコンパクトにまとまっています。
各フロアの洗面スペースに設置された引き出しは、入居者さんが洗面グッズを入れておいてOKだそう。
歯ブラシセットと洗顔グッズ、スペースに余裕があればフェイスタオルのストックなどを入れておくと便利かもしれません。このあたりは他の入居者さんとの兼ね合いもありますし、お互い気持よく使いたいですね。
洗面スペースの奥はシャワールーム。
こちらは男女兼用です。
トイレと洗濯機・乾燥機も1階と同じ数が設けられています。
2階廊下の奥には、ちょっとしたミニキッチンがあります。
元・社員寮らしい設備ですが、今回キッチンは新品を導入しなおしています。
小さなシンクと、IHヒーターが1口。
コップを洗いたいだけ、お湯を沸かしたいだけといった場合など、ちょっとしたタイミングで重宝しそうです。
203号室は全24室のなかでも一番広い部屋。
やや変形の部屋ですが、2面採光で日当たりは良好。ベランダもあります。
以前は和室だったのか、2階の部屋の収納は主に押入れタイプ。
上段にはポールハンガーがあり服が掛けられますが、このあたりは好みがありそうですし、現地で確認を。
階段を使って3階へ。
他のフロアとは異なり、3階は外廊下。
301号室に加え、ふたつのユニット内に水まわりと専有部が入っている構成です。
廊下の突きあたりには、まずまずのサイズのルーフバルコニーが。
洗濯物や布団を干すのにはちょうど良さそうです。周りに高い建物がなく、日当たりも抜群。洗濯物は、きっとすぐ乾いてしまうはず。
ふたつのユニットのうち、ひとつは女性専用。もうふたつは男女兼用です。
こちらは302号室から305号室の男女兼用ユニット。ユニット内にシャワールーム、トイレ、洗面台、洗濯機・乾燥機がすべて揃っているため、他のフロアよりも小さい物件に住んでいる感覚に近いかもしれません。
玄関には靴箱が備わっています。
あまり容量はないため、使用頻度の高い1、2足だけを置いておく形になりそう。その他の靴は自室内で保管します。
水まわり設備は他のフロアと同じもの。ササッと見ていきます。
基本的に、ユニット内の設備はユニット内の入居者さんしか使いません。洗濯機の隣の収納棚に洗剤やバスグッズを入れておくこともできて、使うときに持っていくスタイルに慣れない方は便利かと。
ユニット内の部屋はスタンダードな間取り。
ベランダが付いていて、洗濯物を干すには便利です。日当たりも良し。
収納は1階と同じオープンタイプです。
オープンな収納に抵抗がある方は、突っ張り棒を買ってきて簡易カーテンを取り付けてしまうのもひとつの手。好きな柄の布にすると空間のアクセントにもなるはず。ちなみに、梅雨や夏でも湿気を気にしなくて良い点は、オープンタイプのメリットと言えそう。
最後に、さらに階段を上って屋上へ出てみます。
その開放感に思わず両手を広げたくなるほどの広さと、景色。
3階のルーフバルコニーより見晴らしが良く、青空をひとり占めしている気分です。
なぜか一角にだけウッドデッキが敷かれていますが、これはご愛嬌。
もしかしたら、今後はデッキチェアを出したりして、さらに快適に過ごせるように手が加えられていくかも、とのことです。
住宅街から突き出た煙突は銭湯のもの。
広いお風呂でのんびりしたいときは、足を伸ばしてみても良さそうですね。
ちなみに、この方向は運が良ければ富士山も見えるのだとか!見えただけで毎回ラッキーな気持ちになれる富士山。個人的には、割と嬉しい点だったりします。
駐輪スペースは建物の裏側に。
今のところ台数制限は特にないそう。自転車は月額1000円、バイクは月額2000円で停められます。駅近ですし、自転車がなくても十分生活はできそうですが、ちょっと足を伸ばしたいなら便利かも。
新宿までは30分、調布までは10分、立川までは20分と、特急を使うと便利。さらに特急が10分に1本の頻度で通っていて、うまく時間を合わせれば通勤時間をより短縮できそうです。
駅前は大きな複合ビルが多く、日常の買い物で困ることはないかと。
スーパー、100円ショップ、ドラッグストアはもちろんのこと、飲食店もたくさんあって迷ってしまうほど。会社帰りにご飯を食べてくるのにも良い立地だと思います。
そうそう、ニトリも徒歩圏内。引っ越したばかりの時期は、なにかとお世話になる人も多いかもしれませんね。
そして、やはりと言うか駅前には「地球屋」のモニュメントが飾られ、舞台となった場所をシーンごとに紹介するマップが立っています。
「耳すまマップ」なるものを配布しているお店も、あるとかないとか。
映画の舞台となったエリアは、シェアハウスとは駅を挟んで反対側の高台の方。歩けば多少時間は掛かると思いますが、ぜひ天気の良い日に足を伸ばしてみてください。
「COURI023 聖蹟桜ヶ丘」を運営するのは株式会社シェアカンパニーさんです。
都内を中心に20件以上運営している事業者さん。企画から運営管理までを一貫して行います。今回のようにやわらかいインテリアだけでなく、学芸大学や池袋のようにキリッとしたクールなテイストも手がけています。
内覧や管理を主に担当する女性のスタッフさんは美人でかわいらしい方。やわらかい雰囲気も今回のテイストと良く似合っています。
今回新たな取り組みとして、近隣のカフェやショップなどと提携し、ワークショップの開催を予定しています。好きなことを見つけるキッカケづくりや、興味のあることを深く知っていくために生まれたアイデアだそうです。
コーヒーワークショップを始め、レザークラフトやコラージュアート、カメラ教室など、様々なジャンルで開催していくとのこと。ワークショップの内容を習得するだけでなく、他の入居者さんと共通の趣味を見つけるのにも良い機会になりそうですね。
好きなことを見つけたい方、ゆっくり趣味の時間を作りたい方、映画のファンの方。お問い合わせはコチラからどうぞ。
出会ったのは、図書カードという些細なキッカケ。
物語のはじまりは、きっと暮らしのなかにたくさん転がっているはず。
(テルヤ)
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