シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

都会暮らしでも手に入る、抜群の開放感と住みやすさ。


最近はシェアハウスの話題となると、きまって入居者さん同士の活発な交流や、特殊なコンセプトに注目が集まります。

イベントはどんなものをやっているのか、どんなコンセプトを持っているのか、どんな雰囲気なのか。もちろん大事な要素でもあると思いますが、大切なことはそれだけではありません。

いえ、むしろ、もっと大切なことがちゃんとあります。

「シェアハウスって、なんだかんだ言って家なんですよね」と話してくれたのは、2015年9月にスタートした「クランテラス 品川」の担当さん。その言葉に、大きく何度もうなずいてしまいました。

新築でシェアハウスの計画を立てる上で設定されたテーマは、珍しいコンセプトでも、特殊なキーワードでもなく、とてもシンプルに「居心地のよい空間とはなにか?」というものだったそう。

実際に完成した建物のどこを見ても、そのテーマと真摯に向き合ったことが伝わってくる、とても気持ちの良い空間です。

4.65mの天井高を誇るリビング。

リビングの大きな窓からは、たくさんの光が入ります。その開放感と明るさは、なんだか外で過ごしているのに似た感覚。身体をすっぽり包んでくれるほどの大きな家具が並んでも、ゆったりと見えるスケールです。

最上階には、“自宅でも集中して仕事や勉強に取り組めるように”と用意されたワークスペースには、世界中のプロフェッショナルの良き友、アーロンチェアがいくつも並びます。

窓の外に広がる屋上テラス、ゴロゴロできる小上がり、隠されたビリヤード台と、遊び心も忘れません。気分転換には、もってこいですね。

各部屋の天井も、3mと抜群に開放的。

部屋に入った瞬間の開放感が強調されるようにと、廊下はすこし暗めの照明計画にしてあるそう。や、芸が細かい…。壁やドアに防音性能の高い素材を用いたということで、夜はゆっくり眠れそうです。

暮らしやすさに真面目に向き合っている事業者さんの話は、マスメディアの喜ぶ特別なコンセプトを掲げることもなく、得てしてすこし地味に聞こえるもの。

でも、丁寧にきちんと考えられた家は、やっぱり暮らしやすいのです。まず、住まいとしてきちんと快適に過ごせる環境であること。長く暮らすには、とても大事なことだと思います。


最寄り駅の大井町駅からは線路沿いを道なりに進んでいきます。

車が1台ようやく通れるような小道を抜け、ふと視界が開けたところに現れるのが「クランテラス 品川」。

一軒家と小さなアパートが目につくエリアにあって、大きな白い建物はずいぶんと目を引きます。

建物のちょうど中央あたりに、エントランスが。

真っ白な外壁と常緑の植え込み、シンプルなサインの組み合わせは、避暑地のホテルのよう。

エントランスの隣にある駐車スペースの用途は、一時利用のみとのこと。主に、ゲストの方が使うことになりそうです。

部屋ごとに別れた集合ポストの他、宅配ボックスも設置されています。

外出中や受け取りに出られないときなど、重宝することも多いはず。入居人数を考えても数は充分だと思いますが、取り忘れがないようにご注意を。


では、さっそく建物のなかへ。

ドアを開けて室内に入っても、まだ屋外にいるような感覚のつづく玄関。

そんな感覚を抱くのは、目の前に広がる空間のボリュームだけでなく、はるか高くへ突き上げる頭上の吹き抜けのせいかもしれません。

3階まで達する吹き抜けは、なかなかのスケール。

天井近くの窓から光が落ちて、玄関はドラマチックな表情を見せます。

そうそう、外に面したガラス戸には、鍵がかかっていません。2枚目のドアを開けるとき、専用のカードキーをピッとかざしてセキュリティを解除します。

なお、玄関にインターホンはありません。ゲストを呼ぶときには、到着したら電話をしてもらえるように伝えておくとスマートかも。


エントランスを抜けると、長い廊下が続いていました。

先に触れたとおり、廊下はすこし照明を落とし、あえて暗めの設定にしているそうです。

玄関前のカウンターのような場所では、ゲストの訪問記録やお風呂の順番表などが管理される予定とのこと。

おそらく、ゲストの方が来たら名前を書いてもらうような感じになると思います。細かなルールについては、入居時に事業者さんによく確認を。

玄関の隣は靴箱のスペース。

ずらりと並んだ扉には部屋番号が書いてあり、ひとり扉1枚分使えます。

棚板の高さはある程度変更できるようになっていて、ショートブーツくらいなら収納可能。通勤用2足とプライベート用1足など、使用頻度の高いものを3足入れておくことになりそうです。

スリッパ専用の靴箱がキチンと用意されていて、素敵です。

この人数ですから、玄関前にみんなのスリッパを並べるわけにはいかないですしね。


リビングは2階にあります。

専有部の並ぶメインの廊下から1本入った先がリビングという、すこし珍しいつくりです。

リビングへと続く廊下の手前には、小さな階段が。

なんだか、ステージに上がっていくような高揚感があります。

ドキドキしながら、ガラスのドアを開けます。


ドアの先に広がっていたのは、事前に抱いていた想像を超えた空間。

立ち止まって天井を見上げてしまうスケール感は、つい、驚きの声を上げてしまったほど。

床面積は33畳と充分ですが、飛び抜けて広いわけではありません。

でも、この天井の高さが、面積の何倍もの開放感を生み出します。

高さを聞けば、なんと4.65m!

実は、この天井の高さを確保するために、リビングを2階に作ったそう。通常、入居人数の多い中型や大型のシェアハウスのリビングは、1階にあることが多いのです。

80インチの特大テレビでさえ、普通の大きさに見えてしまいます。

近くで見るとなかなかの迫力。初めてお邪魔したときは、スポーツの中継が放送されていました。国際試合の観戦など、大人数でも楽しめそうです。

天井や窓から入ってくる自然光で、昼間なら照明を点けなくても充分過ごせるほどの明るさ。

このリビングで過ごすのは、特に午前中が気持ち良いと思います。

早朝、まだ誰もいないリビングでコーヒーを淹れて、トーストを焼いて、フルーツをカット。

簡単な朝食も、グッと美味しく感じられるかも。

リビングと緩やかにつながる、ダイニングエリア。

リビングのソファ、ダイニングテーブル、キッチンと、ひと繋がりの空間は、家具によってその役割を変えていきます。

一見、テーブルに見えるこちら。

実は、オリジナルデザインのキッチン。

家具のように感じられることを意識したということで、机のような引き出しが付いているのがキュート。キッチンとしても、ダイニングテーブルとしても使えます。

シンクとIHヒーターは、テーブルの上に乗っているようなデザイン。

木の天板ですが、耐水性の強い加工がされているそう。多少の水気なら、都度ふき取れば大丈夫。


キッチン&ダイニングテーブルの隣に、白い引き戸があります。

ドアの先は専用のキッチンスペース。

リビングからは区切られたスペースで、炒めものや食器を洗うときの音や、匂いも気にせずに調理できるのが嬉しいですね。気の利いた間取りだと思います。

ステンレスのコンパクトなキッチンが、3台集まっています。

こちらはガスコンロが設置されています。コンロ派の方はこちらでどうぞ。

シンクは若干小さめですが、ひとり分の食器を洗うには問題ないサイズかと思います。広いシンクを使いたい場合は、リビング側へ。

窓からさり気なく緑が見えて、長時間キッチンで作業していても心地よく過ごせそう。

オープンタイプの棚に、食器が並びます。

見える収納だからこそ、キレイに整理整頓した状態を保っておきたいところです。

調味料などを入れておける収納ボックスは、各部屋で1箱ずつ使用できます。

ちなみに、共用冷蔵庫は小型のものがひとつだけ。パーティーの準備など、共用の食材を入れておくためのものです。個人の食材は、各部屋に設置されている冷蔵庫で管理します。


続いて、水まわり設備を見ていきます。

まずは、1階にある男性用のシャワールームから。

落ち着いた色合いでまとめられ、シックな雰囲気。

シンプルですが、質の良さが伝わってくる空間です。しっかりリラックスできそう。

シャワールームは、3室並んでいます。

脱衣スペースにラックがあるのは便利。パッと服を置いておけますし、お風呂あがりに必要なものって案外、色々とあるんですよね。


こちらは女性用のパウダールーム。雰囲気は男性用と同じです。

横幅のある鏡で、何人か並んでも使えます。忙しい朝の時間帯にも安心。

男性用と同じシャワールームが3室ある他に、広々としたバスルームも。

しかも、TV付きです。贅沢。

いつもなら「つい長風呂にならないように…」なんてお伝えするところですが、TVを見るなら、ゆっくりとバスタイムを楽しみたいもの。

これは、時間が多少長くなってもやむを得ないと思います。時間帯には配慮するなど、お互いに気持ちよく使えると良いですね。


バスタブは女性用だけか…と思った男性の皆さん、ご安心を。

男性用のバスルームは2階にあります。珍しい黒のバスタブで、スタイリッシュ。

残念ながらTVは女性だけの特権ということですが、バスルームとシャワールームを選べるのは良いですね。


トイレも、男性用と女性用に分かれています。

男性用は、洋式のほかに立ち式のものも設置。

センサー付きで、流し忘れがないのが安心です。ハンドドライヤーでサッと手を乾かせるのも便利。

洋式トイレは、シンプルなウォシュレット付きのもの。

女性用も同じタイプのものが、1階と2階にそれぞれ設置されています。


2階にはランドリールームがあります。

洗濯機は1回200円、乾燥機は40分で100円のコイン式。洗濯用の100円玉を貯めておくと良さそうです。

廊下の一角に、すこし余裕のあるスペースが。

掃除機やアイロンなど、貸し出し可能な備品が収納されています。いつもは使わないけれど、あったら便利なものが見つかるかも。


最上階である3階には、入居者さんが自由に使えるワークスペースがあります。

仕事を持ち帰ったは良いものの、自分の部屋での作業は何だか煮詰まってしまうし、と言ってリビングに持ち出せば、今度はついつい喋ってしまう。わざわざカフェに行くのも…。

そんな時、3Fのワークスペースならグッと集中して取り組めそうです。もちろん、誰でもいつでも使えるのが嬉しいですね。

入居者さんが同伴している場合に限り、外部の方との簡単な打ち合わせにも利用OKとのことです。フリーランスの方がホームオフィスとして使うにも便利かもしれません。

自宅での作業でも、メリハリのある生活が送れそうです。

メリハリといえば、仕事には気分転換も必要。

すこし身体を動かしたいときには、テーブルがなんとビリヤード台に変身!

実はこれ、ビリヤード台に合わせた専用のカバーを作り、デスクとしても使えるようにしたものだとか。どうも分厚い天板だと思っていたら、そういうことだったんですね。

「ここまで集中したら息抜き」なんて、仕事を頑張る良い理由になってくれる…かもしれません。

オフィスとしての設備もしっかりしています。

椅子はオフィスチェアの最高峰と言っても過言ではないほど、世界中で愛されているアーロンチェア。

人間工学に基づいて設計され、長時間座っても疲れません。もしかしたら、勤務先の会社よりも良い環境かも…?

プロジェクタでは、ガラス越しに天気予報やニュースが投影されていました。

映像が流れていても気にならない程度が、ちょうど良いのかも。

映し出している壁を覗き込んでみると、下は玄関。

なるほど、こうなっているんですね。3階から見ても、なかなかのスケール。

吹き抜けの隣は小上がりになっています。

仕事に疲れたときに足を投げ出して座ってみたり、資料をのんびり眺めたりするのにちょうどよい場所。

足元もカーペットで、やわらかくて優しい感触。つい眠ってしまわないようにご注意を。

奥のガラス扉からは、屋上テラスに出られます。

煮詰まってしまった時は、思い切り深呼吸をして少し歩きまわってみると、なにかが解けたように作業がスムーズに進むことがあります。

まわりは住宅街でとても静かですし、心を落ち着けたりリフレッシュするのにはピッタリ。朝6時から夜9時まで利用可能です。リビングではなくワークスペースからテラスに出られる設計とは、事業者さん、分かってます。


では、お待ちかねの各部屋を見ていきます。

白をベースにしたシンプルな作りの101号室。

家具のないタイプの部屋で、ひとり暮らしからの引っ越しなど、既に家具を持っている方向けでしょうか。

一部の部屋を除いたほとんどの部屋が、5.6畳の広さです。

天井の高さは、全部屋3m。リビングと同じく、広さ以上の開放感があります。

高さがある分、吊り棚の収納スペースも頼もしい容量。スーツケースやダンボールなど、大きめのものも置けそうです。


続いて117号室。

部屋のほとんどのスペースが、床から60cmほどの小上がりのようになっている不思議な間取り。1階にはこのタイプの間取りがいくつかありますが、高さはそれぞれの部屋で異なります。

小上がりの下は、全部収納スペース。見た目のユニークさだけでなく、実用性もしっかりと兼ね備えています。

ただ、風は通りませんから、収納するものはよく選別を。やむを得ない場合は、こまめに換気をしておくのが良さそうです

階段を上がると、大きな掃き出し窓が。

1階の西側の部屋からは、庭に出られるようになっています。芝はまだ成長中ですが、来年にはきっとキレイに生え揃っているはず。

もちろん外にも出られますし、鉢植えなどを育ててもOK。

実は敷地が緩やかな坂になっていて、その傾斜に合わせて小上がりを作ったそうです。それで、高さも部屋ごとに違うんですね。

置いてある家具も、部屋によって違いがあります。

こちらは棚付きの収納ラック。洋服もかけられます。

人によっては、ちょっとコンパクトなサイズの可能性も。収納方法を考えるのも必要ですが、引っ越しを機に荷物を減らしてみるというのも、ひとつの方法です。


125号室は、ちょっと変わった台形の部屋。

かたち以外はスタンダードに見えるこの部屋ですが、引き戸の先に秘密が(!)。

小さな地下室のようになっていて、2人ほど寝られるスペースが確保されています。

高さはなく、膝立ちでも頭がぶつかるくらいです。

素直に考えれば荷物置き場になりますが、なんだかもったいない気も…。

たとえば、クッションをたくさん敷き詰めてシアタールームにしてみるとか、結構良いかもしれません。


建物の目の前には、駐輪スペースが設けられています。

利用には事前の申請と、年間6000円が必要です。駅前に駐輪場もありますし、自転車があると日常生活はとても便利だと思います。

バイクも利用可能で、こちらは年間12000円とのことです。


最寄り駅は各線・大井町駅

京浜東北線・大井町線・りんかい線が乗り入れます。

3路線ならまずまず、くらいに思いがちですが、実はアクセスの良さは都内でも屈指と言えるほど。品川までは3分、渋谷まで10分、東京まで15分、新宿まで16分。さらに恵比寿、自由が丘、二子玉川、池袋にもすべて直通と、乗り換え知らず。

さらに、もうひとつの最寄り駅である立会川駅からは、羽田空港にも直通。新幹線や飛行機など、長距離出張や旅行の多い方にも、とても便利な立地です。

駅前には阪急大井町ガーデンやイトーヨーカドーなど、大きなショッピングビルが並びます。飲食店もスーパーもカフェもありますし、日常生活には困らないはず。

一方、建物の周辺は、小さな路地の多い住宅街。長くこの土地に住んでいる人の多い、のんびりとしたエリアです。


クランテラス 品川」を運営・管理しているのは、「東京ディフェンス株式会社」さん。

東京の西側エリアを中心に、デザイン性と居住性の高いシェアハウスを運営しています。

今回は、3棟目で初めての新築。担当さんは「集大成」と語るほど、本当に気合いが入っていたそうです。

新築だからこそ、とにかくこだわったのは「住環境性能の高さ」。

高い天井を確保して居心地の良い空間をつくるため、リビングは2階へ。明るい空間にするため、全方位の窓に加えて天窓も。

今まで培ってきた経験から、シェアハウスの欠点になりそうな部分をつぶしていけた、と言います。

ひとつひとつに配慮が行き届いていて、丁寧に作られたことが伝わってくる空間。よく考えられた設計と管理経験が、相乗効果を生んでいると思います。

入居者さんから「またいるの?(笑)」と声を掛けられてしまうほどの、まめな管理に取り組んでいるからこそ生まれた「集大成」なのかもしれません。

居心地の良い空間に暮らしたい方、在宅で仕事をしている方、都心にお勤めの方や、出張の多い方、お問合せはコチラからどうぞ。


きっと、いつまでもここにいたい、と思える家です。

(テルヤ)

東京ディフェンスが企画運営するシェアハウス第3弾。品川区に2015年9月にオープンしました!入居者様にとっての暮らしやすさ、居心地の良さとは何か、を追求しクランテラス品川を設計いたしました。お部屋の天井高は3mを確保し、どのお部屋も明るく新生活をス...

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