シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
※こちらの物件は2017年5月より、運営事業者が「株式会社リビングギャラリー錦糸町店」さんへと掲載変更されています。
大きなキッチンと、大きなテーブル。どちらも大活躍。
ひつじ不動産では、シェアハウスを舞台とする企画のコーディネートをさせて頂くことがあります。
特に印象的だったケースでは、劇場公開前の映画の試写会を開催した「House Cinema」や、
海外から来日した料理人やアーティストの手掛ける食とアートの参加型インスタレーション「OPENharvest」などでしょうか。
さて、さかのぼること少々。
2015年の9月には、Webマガジン「発酵美食」さんの企画をコーディネートさせて頂いたのでした。
味噌ブランドとして知られるマルコメ株式会社の手掛ける自社メディア「発酵美食」は、日本の伝統的な発酵食から食の知恵や文化を見つめることがコンセプト。
今回の企画は、味噌汁パーティーをシェアハウスの大きなキッチン・ダイニングで開催するというもの。
企画側の意図や条件に、その時々の住まいの状況や入居者さんのパーソナリティなども考慮して、最適な場所や条件、段取りを調整するのは、ひそかに腕の鳴るプロセスであったりするのです。
さて、今回は、いったいどんな展開となったのでしょうか?
舞台は2015年4月にオープンした「PLENDY-SHARE 薬園台」。
「キッチンを楽しむ」ライフスタイルを中心に据えた設計が特徴です。
横に長く伸びるラウンジを串刺しにするように大胆に配置されるのは、フル・オーダーメイドであつらえられた特大スケールのダイニングテーブル。
全長およそ10メートルのテーブルトップが存在感を放ちます。
食に関する設備も充実。Vitamixのフードプロセッサーやフィリップスのノンフライヤー、ホームベーカリーなど、プロの料理人もうらやむバラエティ豊かなアイテムが揃います。
テラスの菜園スペースでは、夕食のレシピにさっと盛り込むことのできる、様々なハーブや野菜も育てられています。
詳しくは、過去のレビューもどうぞ。
[House-Review]
さて、企画当日。
発酵美食のスタッフ陣が到着し、運営事業者さんの案内でさっそくキッチンへ。
スタンバイしていた入居者さんと挨拶を交わしたあとは、企画の流れと料理で使用するマルコメ製品の説明を実施。
編集部から味噌以外の具材も持ち込まれましたが、なんと入居者さんのなかには自前で食材を用意してくれた方も。やはりと言うか、入居者さんたちの食に対する意識も高めといったところでしょうか。
料理が開始されると、入居者さん達は慣れた手つきで準備に着手。
まるでキッチンスタジオのような空間で次々と取り出される高級なアイテムの数々に、編集部のスタッフさんたちも取材そっちのけで興味津々。
気ままに料理を楽しむ入居者さんたちを眺めて、「俺もあと30歳若ければ入居したかった…」とうらやむ声も。いやいや、今からだっていいと思いますよ。
関西と関東で異なるネギの用いかたなど新たな発見もしつつ、終始和やかなムードのまま調理は進みます。
スペースに余裕のある大きなキッチントップは、やっぱり作業がしやすそうです。
具材を適当なサイズにカットし、
お湯の煮える鍋に投入。
最後に、だし入りのお味噌を入れて溶かします。
味噌汁のほっとさせる匂いに釣られて、帰宅した入居者さん達も徐々に合流。
余った食材でつくった豚汁も加わり、汁物2品のユニークな献立になりました。
ほどなくして、メインのお味噌汁も完成。
実食前には、カメラマンさんができあがった2品をしっかり撮影。
入居者さん達は、その間にも使い終わった道具を慣れた様子でテキパキと片付けていきます。キッチンがとても清潔に保たれていたのは、こうした片付けの習慣がよく根付いていたからかもしれません。
ふと見ると、大きなチョークボードにおもむろに何かを描きはじめる人が(入居者さんです)。
実際のイベントなどのときも、こんな感じで告知するそう。
味噌汁のイラストも、なかなか美味しそうです。
最後に、ダイニングテーブルでの食事風景を撮影。
つくり置きしていたお惣菜やサラダ、お味噌汁に欠かせないご飯などが持ち寄られ、食卓が華やかに彩られます。
美味しそうにお味噌汁をすする姿を写真に収めたカメラマンさんの、満足気な「OK」の声が印象的でした。
「みそ汁パーティー」の様子は、下記にて公開中です。
ぜひぜひ、ご一読を。
ありがたいことに、昨今は様々なメディア等で「シェアハウスであれこれしたい」という企画が割と持ち上がるようです。
でも、シェアハウス取材特有の色々なことにきちんと注意しておかないと、実は入居者さんの生活に迷惑を掛けてしまったり、関係者を傷つける結果となってしまいやすい側面もあります。
コーディネートをお引き受けするときは、メディアさん、事業者さん、そして何より入居者さんと、関係する誰もが喜べる企画が実現できれば冥利に尽きるというもの。今回は入居者さんからも「貴重な体験ができて楽しかった」とうれしいひと言も聞けて、素敵なひと時となりました。
(ソン)
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