シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
計算し尽くされた家。
そう言えば、いま暮らしている家も、その前の家も、そもそも実家も、すべて駅から徒歩10分以上の立地でした。
どこも静かで環境にはとても満足していますが、駅近の便利さはやっぱり魅力。
朝慌てている日、クタクタに疲れて帰ってきた日、荷物の重い日…。「もっと家が近かったら」と何度思ったことやら。
「イーサハウス 都立大」は、東横線・都立大学駅から徒歩1分のシェアハウス。
建物の屋上から、駅のホームに立つ人の顔が見える距離です。
ここまで駅が近いと、かえって治安や騒音を心配する方もいるかもしれません。
駅名にある都立大学は既に移転してしまい、現時点(2017年)で近くに大学はありません。
オフィスビルも少なく、夜中に騒がしい酔っ払いが現れることは、ほとんど無いはず。
さらに、車や電車には高性能な遮音壁や3重の防音窓など、対策が念入り。感じ方に個人差はあれど、かなり軽減されていると思います。
ラウンジのテーマは「ブックカフェ」。
雑誌マニアの運営事業者さんが、自分の所有する大量の雑誌を、なんとか捨てずに活用できないかと考え、生まれたアイデアです。
雑誌だけでなく、本や漫画も設置されるそう。もちろん入居者さんの持っている本も設置OKです。
将来的には入居者さんも書き込みのできる「Wishリスト」を作ったり、蔵書管理のサポーターを入居者さんから募ったりして運用していく予定だそう。
立地条件、共用設備、専有部と要素は盛りだくさん。じっくり見ていきたいと思います。
目黒通り沿いの白い建物。
窓の多さからオフィスビルと勘違いしそうな、スタイリッシュな外観。
建物自体は2013年に建て替わりましたが、1階に入るテナントは以前から変わらずメガネ屋さんです。
エントランスは、目黒通りから一本入った道路に面しています。
1階はテナントと自転車置き場のみ。
エレベーターで上階へアクセスできます。
自転車置き場には、共用の自転車が4台用意されています。
歩くと10分ほどかかるイオンスタイルやオオゼキへの買い物、自由が丘方面を散策するのにも便利そう。
エレベーターの横には、集合ポストと宅配ボックスのスペースが。
半屋内ですから、郵便物が濡れる心配がありません。道路側からポストが見えづらいのも、セキュリティ的には好印象。
インターホンは各部屋へ直通。
2階の専有部はSOHOもOKとのことで、お客さんを呼ぶ機会もあると思います。
部屋で直接対応できれば、案内もスムーズ。
では、エレベーターに乗り、ラウンジのある7階へ上がってみます。
7階でエレベーターを降りると、外廊下に面したガラス窓が現れます。
空間を引き締める、黒い窓枠。4枚並んだ窓の右端から、出入りすることができます。
入居者さんのみに渡されるカードキーをかざし、なかへ。
窓に囲まれ、明るく開放的なラウンジ。
食事をとるダイニングとして、ゆっくりくつろぐリビングとしてだけでなく、SOHO利用の方のワークスペースとしても使われるとか。
ちなみに、ラウンジは土足NG。入口で靴を脱いで使います。
ラウンジのテーマは「ブックカフェ」。
窓際に設けられた大きな大きな本棚には、これからたくさんの本を並べる予定だそうです。
入居者さんの持っている本を並べるのも、大歓迎とのこと。
本を通じて他の入居者さんと話すキッカケが生まれるだけでなく、専有部の荷物を減らして広く使える、物理的な利点もあります。
コンビニと同じくらいの大きさのマガジンラックには、雑誌がたくさん。
これらの雑誌はまだほんの一部で、これから続々と運び込まれる予定。
「ブックカフェ」のテーマを思いついたのも、運営事業者さんが相当な雑誌マニアだから、だそうです。
山積みの雑誌をなんとかしたい、できるだけ捨てずに、手元に置いておきたい。
共用のアイテムにすることで場所に余裕が生まれて、また新しい雑誌を買える…。さすが、発想が雑誌マニアならでは。
ソファの設けられたダイニングスペース。
主に食事をしたり本を読んだりするのは、ここになりそうです。
白いタイルのさわやかなカウンター席も。
カウンターテーブルの裏手はキッチンです。そちらは後ほどゆっくりと。
ラウンジでの時間を快適に過ごせるよう、Bluetoothスピーカーも用意されています。
元々は、定番のBOSE社のスピーカーを購入する予定だったそう。しかし、試聴したところHarman International社の方が気に入ってしまったとか。
SOHO利用の方には、平日の日中、オフィスチェアの並んだワークデスクが優先的に割り当てられます。
長時間部屋で作業をしていると、煮詰まってくる日もあるはず。
広いデスクで快適に仕事をしたり、他のSOHO利用の方と話したりすると、程よい気分転換にもなります。
イベントの際には、100インチのプロジェクターで映像を流すこともできるそう。もしかしたらプレゼンの練習にも使えるかも。
ちなみに、夜はちょっとシックな雰囲気に。
時間をかけて作る料理と、お気に入りのお酒。夜は一層、おいしい時間を過ごしたくなります。
よく見ると、カウンター席の天井がすこし下がっているのに気付きます。
横にはハシゴ。さっそく上ってみます。
大きなTVの設けられたロフトスペース。
なんと、ホームシアターの設備が整っています。インターネット動画サービスも視聴可能で、休みの日は1日中こもっていられそう。
天井の低さと色合いが、隠れ家のようで安心できます。
女性がギリギリ立て膝の姿勢を取れるくらいの高さ。移動は四つん這いが多くなりそうです。
ロフトにも本棚が設置されていて、DVDや漫画、文庫本をたっぷり置いておけます。
好きな方にとっては、夢のような趣味部屋になるかも。
やわらかい手触りのラグが敷かれ、それだけでまったりとした気分に。
座椅子タイプのソファに寝転んで過ごす、贅沢な時間。ついウトウト昼寝が始まってしまいそうな気がします。
ちょうどロフトの下にあたるキッチン。
コンロのないタイプで、キッチントップには作業スペースとシンクのみ。
ふたりでも同時に洗い物ができるように、蛇口がふたつ備わったシンク。
シンクをふたつ用意しなくても、ひとり分の食器をそれぞれ洗うだけなら充分です。なかなか実用的。
ふたつの蛇口はセンサー付きで、手をかざすと水を出したり止めたりすることができます。
蛇口の先を伸ばせば、シャワー水栓に。
ふたつの蛇口の隣には、浄水器もあります。
洗い物は普通の蛇口、料理に使う水は浄水器と使い分けることができます。ペットボトルの水を買う必要がなくなるかも。
家庭用にしては、かなり大きなサイズの食器乾燥機も備え付け。
食事の時間帯に何人かで集まったら、一気にまとめて食器を洗ってしまうこともできそう。ホームパーティーをしても、片付けがスムーズに進むはずです。
ちなみに、食器洗浄機はドイツ製。
スタイリッシュなデザインで人気の、高級家電メーカー「Miele」のものです。毎日使えるなんて、うらやましい…。
食器洗浄機の反対側に、製氷機が備わっています。
人数が多いと、家庭用の冷蔵庫の自動製氷では足りないのが現実。専用の製氷機があれば、夏場や人の多く集まる機会でも安心です。
さらに奥にもキッチンスペースが続きます。
ステンレスのシステムキッチンには、ガスコンロも2セット備わっています。
3口のガスコンロに加え、グリルもふたつ。
さらにはビルトインのオーブンまで。
パンやケーキも作ることができて、料理の幅も広がりそう。オーブンでの調理中にそっと中をのぞく瞬間、好きなんですよね。
キッチンツールは、壁に掛けて収納されています。
手を洗って拭いて引き出しを開けて…なんて動作をしなくても、使いたいタイミングでパッと手に取れるのが便利。
キッチンに立つと、東横線の線路を見渡すことができます。
キッチンからの景色としては、とても新鮮。鉄道好きでなくても、通る電車を、つい目で追ってしまいます。
夜は夜で、またいい感じ。
大容量の業務用冷蔵庫は、ひとりずつ使える場所が決まっています。
業務用冷蔵庫なら、段の高さにも余裕があります。作り置きもたくさんしておけそう。
もちろん、調味料など常温保存の食材を置いておける収納スペースも用意されています。
引き出しを抜くことができますから、作業台までこのまま持っていってしまうのも便利かも。
窓際はキッチン家電のスペース。
白と黒が交互に並んだ炊飯器、気になります。
トイレはリビングに面しています。
ストリングカーテンの先に、洗面台と、男女に分かれたトイレが。
女性用のトイレは個室にも大きな鏡が備わっていて、広く感じます。
個室内でも手を洗えて、外の洗面台を使わなくても大丈夫。
男性用のトイレには、立ち式タイプも併設。
シンプルな形状の立ち式タイプは、今後入れ替えの予定だそうです。
ラウンジからは、ベランダに出ることができます。
しっかりとした奥行きで、4人掛けのテーブルセットを置いても余裕があります。
大きめの通りに面していますから、音は多少気になる方もいるかも知れません。
その代わりに、隣には高い建物もなく日当たりは抜群。ちょうどよい日なたぼっこができそうです。
ところで、ベランダからラウンジへ入るには、ナンバーキーの入力が必要です
なぜベランダに…?と疑問が浮かびますが、理由はベランダから屋上まで、らせん階段でつながっているから。
エレベーターに乗れば、1階から直接屋上まで上がることができます。
鍵を持っていない人でも屋上からベランダにアクセスできる可能性があるため、念には念を入れて設置したそう。この気のつかい方、セキュリティ面ではかなり安心感があります。
せっかくですから、らせん階段で屋上まで上ってみます。
屋上は、自転車置場を兼ねています。
エレベーターに自転車を乗せて、そのまま屋上へ直行。
上段は月額600円、下段は1000円で使用可能。
屋上のほか、各フロアの外廊下にも2台ずつ駐輪スペースが設けられています。
もちろん、屋上ですから雨に濡れる可能性はあります。そのあたりは事前に確認を。
屋上から、都立大学駅のホームが見えます。
ふと見下ろしたら、ホームに他の入居者さんが…なんてシーンもありそうです。
では、ラウンジを出て水まわり設備を見ていきます。
廊下の奥には、白いドアが。
そっと開けてみると、階段と、さらに白いドアがもう1枚現れます。
このドアの先が、ランドリースペース。
ドラム式洗濯機は乾燥機能付き。梅雨時や気温の低い季節にも活躍しそうです。
2階から6階が専有部のフロア。
各フロアの外廊下には、2台限定のサイクルスタンドが設置されています。
こちらは上段が月額1500円、下段が月額3000円。屋外ではあるものの、屋根付きで、台風でもない限りは濡れる心配はほとんど無さそうです。
室内の廊下はカーペット敷き。
水まわり設備はフロアごとに設けられていて、各フロアともおおよそ同じ間取りです。
シャワールームは各フロア2室ずつ。
ドアにはAとBのサインが記されています。分かりやすい。
奥行きのあるシャワールームは、タイル貼り。
シャワールームには珍しく、全身鏡も設置されています。
シャワールームの利用はカードキーで管理されています。カードキーにはポイントがチャージされていて、1日1回分は無料。1日2回以上入浴したり、友人が泊まりに来てシャワールームを使ったりすると、ポイントの購入が必要になるシステムです。
ちょっと複雑に感じるかもしれませんが、1日1回使うだけなら特に気にしなくてOK。今後、運営に協力することでポイントを貯めるシステムなども考えているそうです。
脱衣室のドアを閉じると、小さな棚を組み立てることもできます。
メガネやアクセサリーなど、細かいものを置いておくのにも便利そう。
シャワールームの隣はトイレです。
7階のトイレとは、すこしタイプが異なります。ウォシュレットなどは使えますから、ご安心を。
では、専有部を順番に見てみます。
まずは601号室。
ドアは、ラウンジと共通のカードキーで開閉できるオートロックキーです。
デスクと本棚は作り付け。
上部はロフトになっていて、基本的にはベッドとして使います。天井高が約3メートルもあるため、ロフトでも窮屈な感じはあまりありません。
服の収納場所だけ確保すれば、追加で家具を買う必要も無さそう。
すこし天井の低いロフトの下に立つと、隠れ家的な雰囲気も。読書や仕事にも集中できそうです。
モニターを設置しても、充分余裕のある大きさが嬉しいデスク。
デスクや棚は高さを自由に変えることができます。手持ちの椅子に合わせることもできて便利。
雑誌好きの運営事業者さんらしく、専有部にしてはなかなかの容量の本棚。
デスクと同じく高さを変えることができます。雑誌や技術本、写真集など、背の高い書籍でも収納可能。
窓際には突っ張り棒が用意されていて、洗濯物を干すことができます。
日当たりは良好。晴れた日なら室内でもすぐに乾いてしまいそう。
ロフトの広さは、セミダブルベッドとほぼ同じ。
ロフトなら、大きな布団を敷いても部屋が狭くなる心配もありません。毎晩のちょっとした贅沢。
さらに、すべての専有部に洗面台が備わっています。
出かける前の忙しい時間帯でも、専有部内でマイペースに準備ができます。特に朝は、洗面台を使う機会はなにかと多いですから、部屋を出なくても水を使える環境はやはり便利。
続いて603号室。
601〜605号室はおおよそ同じ間取り。奥行きのあるタイプと横幅のあるタイプに分かれていて、体感もすこし異なります。
室内からは分かりませんが、専有部と専有部のあいだの壁は通常の壁に比べてかなり厚め。聞けば、電話の話し声や音楽が聞こえないよう、高性能な遮音壁なのだそう。
生活音は気をつけていても防ぎきれないもの。設備でカバーしてもらえれば、お互い快適に暮らせます。
建物自体が四角ではなく、ベランダの形状は部屋によってまちまち。
腰高なら、洗濯物を干しても外から見えません。植物を育てたり、屋外用のチェアを置いても良さそう。
ちなみに、窓も2重ならぬ3重の防音サッシを使っています。音には万全。
606号室は、他の部屋とは異なる作りです。
突き当たりに白いドアが設けられています。現在は開かないようになっていますが、元々は隣の専有部とつなげて使うこともできるようにしていたとか。
奥行きのあるタイプの間取りで、デスク&本棚ゾーンと窓際で空間が分かれています。
目黒通りに面したベランダは、日当たり抜群。
ラウンジから出ることのできるベランダの、ちょうど真下にあたります。夏は暑いくらいかも。
窓のブラインドは備え付け。
時間帯に合わせてうまく調整すると、朝もスッキリ起きることができそうです。
隣の自由が丘駅までは電車で2分。中目黒まで6分、渋谷まで10分、新宿三丁目まで17分、横浜まで22分と、すべて直通でアクセスできます。
都立大学は各駅停車しか停まりませんが、副都心線直通の池袋までなら特急に乗り換えなくても、さほど所要時間は変わりません。
駅までは徒歩1分の近さ。
駅の改札を出ると、目の前には東急ストアの入口があります。買い物をしながら東急ストアを抜ければ、シェアハウスまではわずか20秒ほど。
「スーパーが自宅の冷蔵庫代わり」とは、まさにこの環境のことかもしれません。
シェアハウスの運営管理は、有限会社ルミナスさん。
元々はCGを用いた映像制作を手がけていた会社。2013年から不動産の企画開発事業をスタートしました。
実は、初めてお会いしたのは、2010年のこと。
当時から、すでにこの場所にシェアハウスをオープンする構想を持っていたそうですから驚きです。
自身も数件のシェアハウスで暮らした経験を持つ運営事業者さん。ひとりの入居者として、メリットとデメリットを実感したといいます。
「イーサハウス 都立大」では、メリットをより多く享受できてデメリットを極力少なくできるよう、考えに考えたそう。
セキュリティの考え方や、カードキーを使った設備利用の方法は、運営事業者さんの繊細な性格を表している気がします。
当面は自身のオフィスとしても使うそうですから、なにか運営のアイデアなどがあれば話してみるのも良いかも。
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同じ場所で長く生活するには、快適な住環境の他にも「飽きない」ことがなかなか大事。
常に変化のある環境。そんな言葉、この家には良く似合う気がします。
(テルヤ)
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