シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
見た目以上の暮らし。
2017年末、「シェアプレイス 明大前」 のイメージパースを初めて見た瞬間の感想は、「なんだこれは!」でした。
仕事柄、ユニークな設備やインパクトのある空間に出会う機会は多いもの。
それでも、大胆なアーチのならぶこの空間には驚きました。
これが丸ノ内エリアの商業施設の完成イメージ図なら、さほど驚かなかったかもしれません。商業施設やオフィスではなく、住宅で、いったいこのアーチがどのように使われるのか興味が湧いたのです。
パースの段階では、ギリシャ神殿を彷彿とさせる荘厳な雰囲気をイメージしていました。
そして、正直なところ「暮らしやすいのかな…?」という心配もすこし。
でも、どうやら杞憂だったようです。
実際に訪れてみると、妙な緊張感もなく、見た目以上に落ち着くことのできる空間。
アーチと柱によって空間の役割がゆるやかに分けられ、インテリアのトーンにもそれぞれ変化が付けられています。
そして、そうした異なる空間を一望できる面白さは、壁で仕切られていないからこそ。
全体を見渡すことのできる大きなラウンジも素敵ですが、場所によって見え隠れする不思議な空間。私は好きです。
閑静な住宅街の角地に建つ「シェアプレイス 明大前」。
周辺は低層のアパートや戸建住宅の多いエリア。マンション風の外観は、周囲の街並みにもよく馴染んでいます。
踏面に奥行きのある階段は、ゆったりとした雰囲気。
奥まったガラス戸が、高級感を醸し出します。
建物の雰囲気に合わせ、サインもシックな雰囲気に。
ガラス戸を開けると、まず現れるのは風除室(ふうじょしつ)。
部屋ごとの郵便受けが設置されていて、郵便屋さんや宅配業者さんはここまで入ってきます。
空間の隅にさり気なく置かれているのは、ゴミ箱。
不要なチラシは、その場でこちらへ。小さなことですが、毎日と考えるとなかなか便利なもの。
郵便受けの向かいは宅配ボックス。
小さめのサイズと中くらいのサイズが、全部で8箇所使えます。いっぱいになる機会はほとんどないとは思いますが、不在票はこまめにチェックを。
鍵は、機械にかざすカード式。
青い光が近未来的。ピッとかざして先へと進みます。
目の前に飛び込んでくるインパクト抜群な鳥の絵は、画家・田中健太郎氏による作品。
人生の一時期をこの家で過ごし、そして羽ばたいていけるようにとの思いから、「止まり木」をテーマに描かれています。プリントではなく壁に直接絵の具で描かれているぶん、より味わいがあります。
鳥の絵の、向かって左手がラウンジ。
基本的に、自分の部屋以外は下足(靴を履いて)で移動可能。玄関から直接、靴のままラウンジに入ることができます。移動用に、サンダルやルームシューズを用意しておくと便利かもしれません。
では、早速ラウンジへ。
ラウンジのサインは、男性と女性が交互に立っているマーク。三角と丸だけで構成されていて、何か別の模様のようにも見えます。
ドアの先は、ギリシャあたりの神殿を思わせるインパクト抜群の空間。
どこか、異世界の雰囲気さえ漂います。
奥へ向かって足を進めると、ほどよい開放感の保たれた、想像以上に居心地のいい空間が広がります。
壁ではなく、カーテンでもなく、柱で空間が区切られているのが新鮮。
柱というよりも、白い森の中にいる感覚です。
窓際は丸テーブルやソファの置かれた、リラックスするための空間。
ゆったりと食後の時間を過ごしたり、休日の昼下がりを一杯の紅茶と共に楽しむことができそうです。
壁の一部には、アーチ型を活かしたシェアマップ。
同じ運営事業者さんの管理するシェアハウスでは、定番の設備。
ホワイトボードならぬブラックボードに、周辺の地図が描かれています。
お気に入りのスポットや気になる場所にショップカードを貼ったり、直接ペンで書き込みをしたりと、いろんな使い方ができます。
「このあいだ、おすすめのパン屋さんに行ったよ」
「あのお店に、食べたいって言っていた新作のアイス売ってたよ」
なんて、ちょっとした会話のキッカケが詰まった場所になりそう。
掃き出し窓の外は、コンパクトなテラス。
周囲は住宅街ですから、屋外での喫煙や賑やかな会話はNG。夏の夜、ひとりで気分転換に外の空気を吸いに出るには、ちょうどよいかもしれません。
テレビは天井の近くに。
高い位置に設置されたテレビだと、映画やバラエティ番組よりも、なぜかスポーツ観戦に向いている気がします。
向かい合ったソファは、落ち着いた革の風合いが、いい感じ。
家具のセレクトは、インテリアショップ「KEYUCA」の運営会社さんによるものだそう。木の風合いを生かした家具が、白い柱によく映えます。
薄いグレーに塗られた壁際には、作り付けのベンチ。
普通のベンチとしてだけでなく、靴を脱いで横向きに座りこんでしまうのも良いかもしれません。
ベンチの背もたれと座面には、サイザルという、麻に似た風合いの素材が使われています。夏でもさらりとした感触で、気持ちよく過ごせそうです。
10 脚の椅子がぐるりと囲む、大きなダイニングテーブル。
椅子の種類が異なるアンバランスさが、ほどよく気兼ねのない空気を生み出しています。
場所によって、大きく見え方の変わるラウンジ。
柱を使い、共用部でもひとりの時間を過ごせる場所を作ることができないか試みたそうです。
たしかに、柱に隠れて見えないテーブルがあったりと不思議な感覚。子どもだったら、かくれんぼを存分に楽しめそうです。
ラウンジは3つのスペースに分かれていて、床材がそれぞれ異なります。
窓際はヘリンボーンのフローリング。中心部はタイル。キッチン側はゴムチップという弾力のある素材を使っています。床材を変えることで、柱によるゾーニングがより明確に。
実は柱のスパンも場所によって異なり、空間の大きさが調整されています。
例えば中央ゾーンの壁側は、すこしコンパクトな空間。
壁がなくても、ひとつの空間として切り離されている気分になるのが不思議です。
アーチ型を使ったカウンターテーブル。
裏側はキッチンになっていて、バーカウンターのように使うことができます。
さらに、カウンターの上部からはスクリーンを下ろすことも可能。
あっという間にミニシアターの出来上がり。
テレビだけでは物足りない場合は、プロジェクターを使って大画面で映画やスポーツ観戦を楽しめます。入居者さん同士のイベントの最中に、映像を流しておくのも良さそう。
壁際には、仕事や勉強に取り組むことのできそうなテーブルが。
共用のiMacも設置されていて、ちょっとした調べものも、すぐに見ることができます。
続いて、ラウンジに併設されたキッチンスペースを見ていきましょう。
まるで廊下のような奥行き。広々としたスペースが確保されています。
システムキッチンは全部で3台。
IHヒーターや電子レンジなど基本的な設備に加え、ビルトインオーブン、高機能スチームオーブン、コーヒーメーカーなど、日常の食生活をすこしランクアップさせる設備が揃っています。
この広さですから、とにかく収納がたっぷり。
大きなパスタ鍋、タジン鍋、ル・クルーゼなど、ひとり暮らしでは手を出しづらいアイテムも、たくさん収納されています。
料理好きの方には嬉しいラインナップではないでしょうか。
キッチンの奥側には、専有部ごとに使用できる食材用の収納ボックスが設置されています。
プラスチック製ですから、内部で調味料がこぼれてしまってもサッと水洗いができてメンテナンスも楽。
キッチンの横には、広めのトイレも。
洗面台には高さのある鏡も付いていて、ホテルのようです。
キッチンの隅にあるこの扉は、直接ガレージに出るためのもの。
日常的に玄関代わりにするのではなく、ゴミ出しで一時的に出入りをする勝手口のイメージ。
エントランスと同じカードキーで開閉ができます。カードキーは常に持ち歩いておくのが便利そうですね。
続いて生活スペースを見ていきます。
玄関を挟んでラウンジの反対側に、専有部と水まわり設備が並びます。
廊下はあえて照明の明るさを落とし、ホテルのようなシックな雰囲気に。
床はカーペットで、足音を吸収してくれるのも嬉しいところ。
水まわり設備は、各フロアに設置されています。
白をベースに統一された、清潔感のあるデザインです。
いつでも快適に使えるように、洗面スペースではハンドペーパーを採用。
使ったらそのまま捨てることができて、衛生的です。
洗面台の向かいがシャワールーム。
ダークブラウンのアクセントパネルが、空間をきゅっと引き締めます。大きめの鏡が何かと便利そう。
シャワールーム内にはタオル掛けも設置。
バスタオルではなく、体を洗うボディタオルを一時的にかけておくスペースになりそうです。
シャワールームに加え、バスタブ付きのバスルームも。
バスルームは有料。15分100円で利用できます。
コインを入れると照明が点き、15分間は水が出る仕組み。
15分後には照明が消え、水が出なくなってしまうそう。すこし長めにバスタイムを楽しみたい場合は、100円玉を多めに持っていくと良いでしょう。
有料スペースだけあってバスタブは広め。のびのびとバスタイムを過ごせそうです。
隣はランドリールーム。
洗濯機と乾燥機は5台ずつ。どちらも有料で、洗濯機は1回100円、乾燥機は1時間200円で利用可能です。
誰かの洗濯物が洗濯機に残っていて使えない…。
そういった場合は、一時的に洗濯物を取り出せるようにバスケットが用意されています。
もちろん、洗濯が終わったら早めに取り出すのが基本的なマナー。気をつけたいところです。
続いて階段を上って2階へ。
2階はT字型の廊下で、213号室から218号室が女性専用エリア。
水まわり設備も女性専用です。
1階の水まわり設備から、バスルームを除いた間取り。
続いて3階。男女兼用の水まわり設備は2階とまったく同じです。
3階には喫煙ルームがあります。
建物周辺での喫煙は厳禁。代わりに、気温や天候にも左右されない室内の喫煙ルームを作ったそうです。
1畳ほどのコンパクトサイズ。
同時に使えるのは、ひとりからふたりといったところでしょうか。3人目以降はドアの外で順番待ちということで。
では、お待ちかねの部屋を見ていきます。
まずは107号室。
南向きの部屋は日当たり抜群で。昼間は照明を点けずに過ごせるほどです。
ベッド、デスク、椅子が備え付け。机は、折りたたんでしまっておくことも可能です。
室内に靴箱も備え付けられています。なんと11足も置くことのできる頼もしい容量。
靴好きの女性には嬉しい靴箱です。
クローゼットには奥行きがあり、しっかりめの容量。
ハンガーは2列掛けることができます。収納家具やラックと組み合わせて使ってもいいかもしれません。
全室にベランダもついています。
洗濯物は、物干しスタンドなら使用OK。
布団を縁にかけて干すのは控えて欲しい、とのことです。
ベランダの外側は土。
春になったら植栽する予定とのこと。また眺めが変わって楽しめそうです。
203号室はモデルルーム。
小物が入ると、より雰囲気のイメージがつきやすいでしょうか。
実は、フロアごとに天井の色が異なります。
1階は地面に近い土をイメージした黄色、2階は海をイメージした深めの青、3階は空をイメージした明るい水色。
一般的に、アクセントクロスは壁に使われるのが主流。壁ですから、部屋の雰囲気にも大きな影響を与えます。
壁ではなく天井なら、比較的どんなインテリアにも合いそうです。
天井の照明はレール式で、レールに設置できるランプなら好きなものを取り付けることができます。
フックを取り付ければ、天井からグリーンを吊るしたりモビールを飾ったりすることもできます。
これだけ日当たりがいいと、休日の朝も爽やかに目覚めることができそうです。
最後は305号室。
ひとり暮らしで家具を持っている方や、自分の好みの家具を置きたい方向けの、家具なしの部屋。
家具付きの部屋からの家具撤去は原則対応できないそうです。
家具なしの部屋も、冷蔵庫だけは設置された状態だそう。
壁際のコンセントは、3箇所+冷蔵庫用1箇所。
ランプや家電を配置しやすいようになっています。
窓際のコンセントは3口と多め。なぜかテレビ端子も3口タイプです。
室内でも洗濯物を干せるよう、物干し用の金具が取り付けられています。
梅雨や花粉の季節など、外に洗濯物を干したくない時期にはとても重宝しそう。濡れたタオルを干しておけば、乾燥対策にも多少効果があるかもしれません。
窓際には、高さを変えることができるタイプの棚が設置されています。
本を置いたり、ドレッサー代わりにコスメ道具をしまっておいたり、植物を飾ったりと色々に使えそう。実は一番個性が出る場所なのかもしれません。
建物の横には、たっぷりと自転車置き場が。
簡易屋根がついていて、多少の雨からは自転車を守ってくれます。
東松原方面には大きめの公園もありますし、休日に自転車でぐるぐると散策をしてみても楽しいかも。
建物の道路側には、24時間ゴミ出し可能なゴミステーションが設置されています。
部屋着でゴミを捨てに行けるのは、忙しい社会人にはとても助かります。
最寄り駅は、各線・明大前駅。
京王井の頭線で渋谷駅には7分、下北沢まで2分、吉祥寺まで10分。京王線なら新宿まで5分でアクセス可能と、どこへ行くのにも非常に便利な立地です。
2018年2月時点での入居者さんは、渋谷勤務の方が比較的多いそう。渋谷方面へ向かう朝の通勤ラッシュはなかなかですから、可能な方は自転車通勤を検討するのはアリかもしれません。
周辺は戸建ての多い住宅街。
近くには学校もあり、お母さんと小さな子どもがのんびり散歩をしている、穏やかなエリアです。
歩いて5分ほどの場所にはスーパーが。
食材のみの取り扱いではありますが、お世話になる機会は多いと思います。
駅前からは商店街が続いていて、ドラッグストアやコンビニが点在しています。
明大前駅前にはチェーン系の飲食店が並び、夜遅くまで営業しているお店も。
駅前だけでなく、駅構内にも飲食店やテイクアウト可能なお店が入っています。
シェアハウスの運営管理は、株式会社リビタさん。
東京都内を中心に、比較的大規模なシェアハウスを手がけるリノベーション会社さんです。
2017年には「シェアプレイス 調布多摩川」「BEAKER 日本橋人形町」、2018年には19棟目の「シェアプレイス 明大前」と、テイストの異なるシェアハウスを続けてオープンさせています。
今回は、リノベーション会社の運営事業者さんにとって、初めての新築プロジェクト。
新築でしかできない、柱を使った空間づくりにもチャレンジしています。
管理には定評のある運営事業者さん。
当たり前すぎて気付かないほど、先回りで配慮されているせいか、最近は入居者さんからの要望もあまり出ないそう。実はすごいことです。
アーチの並ぶ空間で過ごしてみたい方、アクセス抜群の立地に住みたい方。お問合せはコチラからどうぞ。
秘密にしたくなる場所って、ありますよね。
自分のなかに、大事に取っておきたい。
「シェアプレイス 明大前」は、そんな空間になるかもしれません。
(テルヤ)
シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?