シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
ただいま。おかえり。
何気ない挨拶のできる、関係性。
挨拶をすることで、距離がすっと縮まることがあります。
今日のできごとを聞いてもらえる、間柄。
話を聞くときは、母親が子どもの話に耳を傾けるように丹念に。
決してせかさず、相手のペースで話してもらうこと。
相手の話を遮(さえぎ)らずに聞くことは、案外難しいものです。
そう言えば、ミヒャエル・エンデの「モモ」の主人公、モモの特技が話を聞くことでした。
参照元:Amazon.co.jp モモ ― 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 モモは人の話を聞くとき、じっと「待つ」のが印象的です。
応答をせかさず、答えを決めつけず、自分の時間を差し出して、じっと待つ。話を丹念に聞くことで、次第に人々は考えをまとめ、感情が熟し、気持ちを切替えてしまいます。
忙しいなかでも、自分の時間を、きちんと相手のために使いたいものです。
今回のシェアハウスは、まるで実家で過ごすような暮らしの場。
身近な人に、すこしだけ優しくなれるような気がします。
駅から徒歩5分ほどの、閑静な住宅街。
茶色と白の建物がMomoハウスです。
愛読書はミヒャエル・エンデの「モモ」。初めて飼った犬の名前も「モモ」。運営事業者さんの高校時代のあだ名も「モモ」。
「モモ」という名前に何かと縁があったことが、シェアハウスの名前の由来だそうです。
家の前に何気なく設置された自動販売機を、横から見ると…
側面に、シェアハウスのサイン。
シルエットの2匹は、Momoハウスの同居人です。どこかで、ひょっこり会えるでしょうか。
さて、アプローチから見ていきましょう。
郵便物は、部屋ごとに投函されます。
日常のやりとりはメールやLINEで済ませてしまうことが多いですが、手紙で相手の返事を気長に待ってみるのも、この家でなら悪くないような気もします。
玄関ポーチは屋根付き。
この日はあいにくの雨でしたが、ポーチの屋根が広めに設けられているため、ワンちゃんの置物も濡れずに済むようです。
玄関ドアの鍵はディンプルキー。
ピッキングに強く、複製されにくいと言われるタイプです。
玄関ドアを開けると、左手に靴箱が設置されています。
使用できるのは部屋ごとに1列分。
入り切らない靴は、専有部で保管が良さそうです。
室内はスリッパで移動。
よく見ると、シェアハウスの名前が印刷されています。
全5室と運営事業者さんで利用する、20畳ほどの広々とした空間。
ダウンライトの優しい灯りを補うのは、ソファを囲むように配置された窓からの日差し。
どこか、のんびりとした時間が流れます。
革張りのソファに深く腰を下ろして、ひと休み。
ソファスペースの足元には、民族工芸品のラグが敷かれています。
色合いのせいでしょうか。
重厚な革のソファと手織りのラグのやや大胆な組み合わせが、意外にもよく似合っていました。
ラグに居心地の良さを求めるのは、動物も同じ。
トライカラーのコーギー、吉之助君もラグの上がお気に入り。
普段は運営事業者さんの部屋でくつろいでいますが、リビングへ気まぐれで遊びに来ては、場を和ませてくれます。
ときには、得意技も披露してくれます。
リビングに顔を出してくれたら、チャンス。
鼻の上のペットフードを上手に食べる見事な仕草を、とくとご覧あれ。
ちなみに、もう1匹の入居者さんは、猫の茶々君。日中は近所をパトロールしていることが多いそうです。残念。
L字型に設計されたLDK。奥はダイニングです。
最大で6名まで腰掛けることができる、ダイニングテーブル。
普段の食事はもちろんのこと、運営事業者さんのお母さんが、気まぐれに自慢のおでんを用意しておいてくれることもあるそうです。
味が染み渡っている大根が好きとか、子どもの頃から、ちくわぶと卵しか受け付けないとか。
同じ鍋をつついて話をする時間は、隣人を理解する絶好の機会になるはず。
ところで、ダイニングテーブルの足元には本棚があるんです。
少年漫画、青年漫画に混じって置かれた、サザエさん。
運営事業者さんのセンスが垣間見えて、なんだか嬉しい気持ちになります。
ダイニングの奥は、マルチスタジオです。
一般開放して近隣住民とのイベントを開催するなど、地域コミュニケーションの拠点を目指しているのだそう。
玄関を通らず、地域の方が直接マルチスタジオへ入るための動線も、この通り。
スタジオ内2箇所の掃出し窓から、出入り可能です。
もちろん入居者さんも、日常的に利用可能です。
8.5畳ほどの空間で身体を動かしたり、演奏を楽しんだり。
例えば、自宅にいながらボルダリングで良い汗を。
身体全体を使って、心身共にクタクタになれば気分もすっかり変わるはず。
そして、何もバスケ部でなくとも、ゴールがあればシュートを打ちたくなるもの。
「3回連続でシュートが決まれば夕飯は豪華に」なんて自分ルール、どうでしょうか。
マルチスタジオを使った活動は、いわば部活のようなもの。
自分の好きなことを、めいっぱい遊ぶ空間。
鍵盤を弾くのに覚えがあれば演奏を楽しみ、
本を読むのが好きなら読書を楽しみ、
思いもかけず、好きでやっていることの発表の場があるかもしれません。
シェアハウスのすぐ近くにある幼稚園の園児たちを招待して、読み聞かせやお遊戯会なんてことも楽しそうです。
さて、続いて料理の好きな方はお待ちかねの、キッチンへ。
と、その前にキッチンの周囲を彩るアイテムたちの紹介を。
まずは、運営事業者さんのお父さんが仕事先のロシアで購入してきたマトリョーシカ人形。
キッチンの上から下がる、可愛らしいフォルムのペンダントライト。
機能的な空間に加わえられた遊び心が、嬉しい気持ちにさせてくれます。
さて、キッチンはフロアごとに用意されていて、1Fのキッチンは運営事業者さんも一緒に利用します。
ご覧の通り、使いやすそうな立派なキッチン。
シンクの1番下の収納は、運営事業者さんの私物入れ。
シンクの1番上の収納には、掃除用品やザルが綺麗に整頓されています。
上手に区分けして、散らからないように収納していきたいものです。
3口のガスコンロはグリル付き。
グリルがあると、スーパーで鮮魚コーナーへ足が向くのです。
旬の魚で季節の移り変わりを知る。なんか良いじゃないですか。
コンロの下は、やはり区分けされた鍋やフライパン。
使い込まれ方の綺麗さに、運営事業者さんのマメさが垣間見えます。
キッチンの対面には収納棚。
毎日の料理に必要なキッチン家電が、ひととおり揃えられています。
キッチンの脇は、水回り設備です。
ランドリーは機能が色々。
洗面台は、横幅113センチほどのワイドサイズ。
ワイドな洗面台は2人で並んで使えるため、シェアハウスでは便利で楽しいのが大きな利点。
でも個人的には、1人の時にのびのびと利用できるのが嬉しいところです。堂々と無駄に利用してこそ、のびのびとした気持ちになれるというものです。
洗面台の下の引き出しを開けると、部屋ごとに分かれた収納スペースが用意されています。
化粧水や歯磨き粉など収納しておくと、使い勝手が良さそうです。
バスルームの脱衣室も余裕を持ったつくり。
1坪タイプのバスルームは、足を伸ばしてくつろぐのにも充分なサイズです。
なお、2Fにも水まわり設備が一式用意されています。
トイレは階段の脇。
ウォシュレット付きです。
飾り棚の犬の置物は、もちろん吉之助君。
紙粘土の置物は運営事業者さんの手作り。奥の絵は、運営事業者さんのお母さんが描いたものだそう。
親子2代で愛される吉之助君。なかなか幸せ者です。
続いて2Fへ。
2Fだけでも生活可能なほど、水回り設備はしっかり用意されています。
小ぶりですが、キッチンも。
とは言え、料理も可能なサイズです。足元にはパネルヒーター。
空気を直接暖める暖房器具で、冬でもぽかぽかとした暖かさに。
2Fの洗濯機は、ドラム式のタイプ。
電源を入れると、天板の液晶部分にスイッチが表示されます。
洗濯機の脇にはホワイトボードが貼られています。
他の人が使用中の場合に、予約をするためのものだそう。
洗濯機の脇には洗面台。
朝の忙しい時間帯は、フロアを移動せずに済むのがありがたいはず。
シャワールームは、腰を下ろして使用できます。
室内の腰掛けでは背中を預けられるため、ゆっくり過ごすこともできそうです。
踊り場の一角に、トイレも。
ウォシュレット付きです。
2Fの共用部、最後はベランダの物干しスペース。
屋根付きのため、横殴りの雨でも降らなければ洗濯物が濡れてしまうこともなさそうです。
一方、晴れていても油断大敵なのは洗濯物を飛ばしてしまう風。
洗濯ネットの中に、洗濯バサミが用意されています。
洗濯物を固定しておけば、飛ばされる心配もありません。
そうそう、ベランダの窓はロールカーテンで遮光できます。
夜間など、防犯のため下ろしておいても良いかもしれませんね。
掃除機は、さっと使いたいときに便利なコードレスタイプ。
長いコードが散らかり不格好にならないように、充電中はくるくると巻いておくと良いと思います。
専有部は全5室。
各部屋は部屋番号とは別に、それぞれ名前が付いています。
まず201号室。
黄緑のアクセントカラーが印象的な部屋は、希望が満ちるように、ということで「Wish」。
部屋の広さは5.8畳ほどと、家具を配置しても窮屈(きゅうくつ)に感じることはなさそう。
収納も、天井まで届く大きなサイズです。
なかには、ポールハンガーも渡されています。
そうそう。ドアの上の方だけを…
換気のために開くことが出来ます。
外出時など、上だけ開けておくと良いかもしれません。
机の上に目をやると、刺繍入りタオルセットのプレゼントが置かれています。
部屋の名前が刺繍されたタオルは厚みもあって、入浴後に最適。
続いて202号室。
薄い桃色を基調にした、笑顔になれる部屋「Smile」。
部屋の広さは201号室と同じ、5.8畳ほど。
床にラグを敷き、寝転がってのんびり過ごすことも出来そうです。
TV端子は、全ての部屋に設置されています。
部屋の広さに余裕があるため、40インチのTVを置いても、きちんと離れて視聴できます。
203号室は薄い青色の、夢が叶う部屋で「Dream」。
窓の1部には、カーテンの代わりにロールカーテンが取り付けられています。
ロールカーテンの先は、ベランダの物干しスペース。
人が出入りする場所のため、気になったらロールカーテンで目隠しを。
窓からは、桜の木がよく見えます。
部屋のなかから桜を眺めながら、のんびり過ごす。そんな花見もまた、楽しそうです。
窓には網戸が付いています。
夏の夜などに、良いですよね。
204号室は7畳ほどの和室です。
オレンジを基調にした、喜びあふれる部屋「Joy」。
畳の上だと、つい寝転んで過ごしてしまうこと、結構多いです。
漫画や小説を読んだり、スマホをいじったり。のんびり過ごすのに最適な環境。
シャキッとしたいと思ったら、ローテーブルへ。
ゴロゴロしたり、机に向かってみたり。椅子のない生活、いかがでしょうか。
最後の205号室は、緑を基調にした、優しくなれる部屋「Kind」。
特徴は、天井の高さ。
天井を見上げるだけでも、ちょっとした気分転換になってしまいそうです。
もうひとつの特徴は、室内用の物干し器具が設置されていること(205号室のみ)。
エアコンの位置の関係で他の部屋には取り付けられなかったとか。
マメに洗濯をしたい方には、便利なはず。
京浜東北線でさいたま新都心まで2分、大宮まで5分、浦和まで5分と、ターミナル駅まではすぐ近く。
東京方面へは、京浜東北線で赤羽まで20分、上野まで31分と時間はかかりますが、直通で移動できますから、まずまずの便利さ。
与野の周辺は、住宅地が中心の落ち着いたエリア。
シェアハウスから5分圏内にスーパーやホームセンターがあり、生活用品の購入で困ることはなさそうです。
シェアハウスの運営管理は、Little Raconter合同会社さん。
両親と3人で、シェアハウスの運営事業のために立ち上げた会社だそう。
初めてだからこそやってみたかった、様々な理想と想いをスタート地点に、現実的な住みやすい家にしようと老舗の施工会社さんと2人3脚で形にしていったそうです。
約1年がかりで作り上げた、理想のシェアハウス。
多世代、異文化、地域とのコミュニケーションをコンセプトに、間取りやインテリアを煮詰めていったということです。
聞けば、シェアハウスを運営したいと思ったきっかけは、学生時代ワーキングホリデービザで滞在したニュージーランドのホームステイやルームシェアでの体験だそう。
頭でっかちにならず、ほどよい生活感の漂う空間を上手につくることができたのは、そのためかもしれません。
シェアハウスは基本的そうですが、特にこういったタイプでは、相性が全て。
暮らしの肌感覚に、ピンと来た人はコチラからどうぞ。
生活に追われず、ゆとりを持った日々を過ごす。
忙しいと感じるときほど、他人のために時間を使うことで心にゆとりが生まれる…のかもしれません。
(イイヅカ)
シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?