シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
お部屋探しは、直感重視で。
「考えるな、感じるんだ」
映画「燃えよドラゴン」で、頭で考えて蹴りを出そうとする少年にブルース・リーが言い放った言葉です。
ごちゃごちゃ理屈で考えるより、感覚で理解した方が腑に落ちることって結構あるものです。
例えばひとつの空間に共存する、洋風のペンダントライトと和風の電がさ。
ひとつの空間に、ことなるトーンのふたつのアイテムが存在するちぐはぐさ。
しかし僕としては、そのちぐはぐさに、どこか愛らしさを覚えずにはいられないのです。
この家に帰ったら、考えるのは止めにしましょう。
なにも考えず大きな湯船にどっぷりと浸かり、過ぎゆく時間にぼんやりと身を委ねる。
より生産的な暮らしとは?なんて、人生の意味とは?なんて、およしなさいよ。
ちゃぷん、ちゃぷんと揺れるお湯、ガラガラと音をたてるガラスの戸、「おや、早いね」とはじまる会話。
これこそが、それはもう。
FEEL!
駅からシェアハウスまでは、ほぼ一直線の道のり。
道中、寄り道したくなる花屋さんや飲食店を横目に、歩くこと7分ほど。
印象的なウッドフェンスの奥に、こ奇麗ではあるものの、とり立てて派手ということもない、街に埋もれるように佇む白い建物が見えてきます。
全19室のシェアハウスが、SHIFT 調布。ちなみに最寄り駅は、京王線のつつじヶ丘です。
ウッドフェンスを玄関側から見ると、郵便受けが設置されています。
帰宅時に、ウッドフェンスを抜けたらくるりと回って確認を。
大切なのは郵便物を溜めすぎないこと。重要な書類が来ることもありますし。
玄関の鍵は、ナンバー式のオートロック。
と言ってもピカピカのではなく、味のある年代物といった趣です。
番号を忘れないために、スマホでメモが良さそうです。
玄関ドアを開くと広がるのは、真っ赤なカーペットが奥へと伸びる、印象的な廊下。
古い純喫茶へ行くと、この手のカーペットを目にすることがあります。
壁もテーブルもボロがきているのに、カーペットだけやけに立派な店にはグッと来るんですよね。
靴箱は1部屋2足ほどの収納。
普段履きを1足、スリッパを1足。入りきらない靴は専有部で保管が良さそうです。
靴箱の対面には小ぶりなベンチ。
紐を毎度ほどかないといけない靴を、立ったまま脱ぐのはしんどいものです。
腰を落ち着けることができるのは、助かります。
奥に見える、縦に長い廊下のドアの先がリビングです。
ドアを開けると広がる気持ちの良いリビング・ダイニングは、とてもモダンな空間です。
窓からの日差しが心地よいダイニング・テーブルに、キッチン越しに据えられたカウンターテーブルと、将棋でも指せそうな、向い合わせのソファ。
洋風な空間です。
反対側から見ると、ソファの奥にもスペースが。
近づくと小上がりスペースのようです。ひとつの空間に和風と洋風が共存するリビング。
蕎麦屋や古い焼き肉屋で割と見かけますが、小上がりは落ち着くんですよね。
そういう訳で、まずは小上がりへ。
予想通りの、良い気分。
1段高い場所にある特別感と、広くもなく狭くもない絶妙な広さ。
襖(ふすま)のような仕切りが無く、リビング・ダイニングを見渡す開放的な眺めも嬉しい点です。
そして、小上がりを彩るアイテムたちがまた、なかなかです。
古い旅館や民宿の部屋で見かけることの多い和紙の張られた照明器具は、部屋をふんわりと明るくする、雰囲気づくりの名人だと思います。
年代などはわかりませんが、長く使用されてきたはずの食器棚。
なんだか、和風の空間が引き締まって見えます。
食器棚のなかを覗くと、渋い、しかし派手な柄のコーヒーカップ。
柄の無い濃紺と真紅の座布団は、良い具合のアクセント。
ときには、贅沢に丸めた座布団を枕がわりに、ゴロ寝を決め込んでみるのも。
実は、テーブルには…
「こたつユニット」が付いています。
冬場に、ここを離れることができるのでしょうか。
小上がりの前に置かれたソファは、年代を感じさせます。
実際に腰掛けてみると、座面は柔らかく、背もたれはすこし固め。
天井を見上げると、可愛らしいフォルムのペンダントライト。
和洋の照明器具が近い場所に取り付けられていますが、不思議と喧嘩しないものですね。
6人がけの大きなテーブルは、空間に合わせて職人さんにオーダーした特注品とか。
風合いのある天板と、やや無骨な照明の組み合わせは、ぐっと今っぽい。
奥に見えるキッチン空間とのあいだに、大きく開いた口が印象的です。
さらに、奥に見えるキッチン空間のドアからテラスへ出ることができます。
気分転換にもってこいの、ウッドデッキテラス。
天気の良い日は、外で食事をとれば良い気分転換になりそうです。
ご近所迷惑にはよく注意しつつ、時にはビールを持ち出して夕べの涼しい時間を楽しんでみるのも。
さて、いったんキッチンへと戻ります。
テラスとキッチンの、この距離感が実に良いと思います。
ダイニング側は、洗い場になっていました。
運営事業者さんは、もともと調理師/バーテンダーだったとか。
コンロは、火力が業務用並みのものを選んだそうです。
パラパラのチャーハンを、家庭で再現できるのかもしれません。
出入り口のそばに、大きな食器棚が設置されています。
そして、このチョイス。
運営事業者さんが昔、引き出物で頂いたものだそう。
敢えて、というわけでもなくの存在感が、良い味出しています。
お腹が満足したら、いよいよ大浴場へ。
入浴時間は男女入替制。
時間帯は16〜24時、24〜2時、2〜9時の、3段階に分かれています。
夕方〜朝までの入浴時間で、帰りの遅い日も銭湯気分を楽しむことができます。
脱衣室には、鍵付きのロッカーが設置されています。
腕に鍵を引っ掛けて入浴するなんて、ますます銭湯のようです。
それにしても、大浴場を訪れた瞬間の、気持ちの高ぶり。
まるで、銭湯や温泉のような広い空間でくつろぐことができるのは、贅沢のひとこと。
洗い場は3箇所。
椅子と桶の素材はヒノキです。
香りや手触りも、プラスチックには無い良さがあります。
身体をよく洗ったら浴槽へ。
のぼせない程度に、極楽の時間を。
こんなシールが目印になっているのが、ランドリースペース。
乾燥機はコイン式です。
使用時は、硬貨をお忘れなく。
奥のドアから、そのまま庭へ出ることができます。
物干し用の小さな庭かと思っていたら、この通り。
ドアの向こうに広がっていたのは、人工芝の敷かれた、空き地のような広い土地です。
小さな公園ほどのスペースで、走り回ることもできます。
物干しだけに使うには、ちょいともったいないぐらいです。
排水部分に敷き詰められた石は、下水が跳ねないための工夫と同時に、虫が出ないようにするためでもあるそうです。
さて、建物のなかには女性専用エリアがあります。
扉を開くと、ちょっとしたお茶の間のような空間。
リビングほどの広さは無いものの、のんびり過ごすには充分。
ここはやはり、TVを観ながらの女子トークでしょうか。
まるで子どもの頃のお泊まり会のように、きゃっきゃと過ごすのも楽しそうです。
なんでしたら、ちょっとしたキッチンも付いていますし。
賑やかなリビングを尻目に、今日は静かに手早く調理して明日に備えたい、なんて日にも良いのかもしれません。
1Fには女性専用、2Fには男女共用のトイレがあります。
面白いことに、洗面台はトイレの両脇に。
横長の鏡も設置されています。
トイレは3室。
天井部分が開いているタイプで、ウォシュレットと暖房便座付きです。
壁には、迷路のような水道管が。
無骨な見た目に、個人的にはグッときます。
それでは、専有部を見ていきましょう。
各部屋、シェアハウスの名前入りのレザーのキーホルダーが可愛らしいです。
まずは、7.5畳ほどと広めの104号室。
カーテンのみ用意された、プレーンな空間です。
窓の外には、物干し竿を取付可能。
収納スペースは大きめです。
室内灯は、便利なリモコン式。
横になったら、寝床からそのままスイッチオフ。
続いて、2Fへ。
階段にも、廊下と同じカーペットが敷かれています。
足音が静かになるのが、嬉しいところ。
廊下に見えるのれんの先は、男女共用のトイレです。
内部は1Fと同じつくりになっています。
201号室のは、白いカーテン。
部屋のつくりはほぼ同じですが、窓が2面設置されているのは角部屋の特権。
すこし明るいのは、嬉しいですね。
建物の隣は、駐車場です。
有料ですが、自家用車を持っている人には便利ですね。
奥の方には、屋根のある駐輪場も。
都内の移動は自転車があると何かと便利ですが、さし当たっては駅との往復が一番の用途でしょうか。
新宿までは19分、明大前までは11分。さらに、明大前から京王井の頭線に乗り換えれば、渋谷まで7分。
調布というと都心まですこし距離のあるイメージを持たれてしまうかもしれませんが、渋谷・新宿への利便性は充分ではないでしょうか。
さらに、つつじヶ丘から京王バスに乗れば、「あの」深大寺まで18分で直行可能。休日に深大寺そばを食べにいくのも良さそうです。
駅前には、チェーン店から小さな商店まで、様々なお店が軒を連ねています。
駅からシェアハウスへの道中、気になるお店もありました。
古いビルの1Fに陣取る、独特のアーチが印象的なイタリア料理屋さん。
次につつじヶ丘を訪れたら、立ち寄ってみようと思います。
シェアハウスの運営管理は、有限会社サンクチュアリさん。
2007年から、都内を中心にシェアハウスを運営してきた運営事業者さんです。
10年以上の経験を通じ、20〜30代はもちろんシニア世代にもシェアハウスで暮らす楽しさを伝えていきたいと考えていると言います。極端な話、自分が死ぬときに住んでいたい場所を目指して運営事業をしているのですって。
不思議な身体感覚を感じさせる住まいづくりのバランスは、もしかすると自分自身がターゲットだからなのかもしれません。
いわゆる兄貴肌を感じさせる運営事業者さん。
バーテンダーの経験があることも手伝い、コミュニケーション面で相談に乗ってもらうこともできそうです。
また、家具のセットアップサポートをしているとのことで、荷物が多い入居者さんには嬉しいサービスになりそうです。
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本能で選ぶ部屋探し。
付き合いはじめてから、より魅力が出てきたら最高だと思います。
(イイヅカ)
シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?