シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
シェアハウス建築史の夜明け・・?
いやはや、歴史的です。そして、ずーっと待っていました。
今回のシェアハウス探検隊は、新築の「コリーヌ 久が原」。
オープンは2003年、何と7年前まで遡ります。今でこそ新築のシェアハウス物件もチラホラ登場してきているものの、当時は前代未聞だった事でしょう。おまけにその野心的な設計は、昨今のあらゆるシェアハウスと比較しても一切遜色がないほど、実にユニーク。
当然ひつじ不動産でも昔から気になっていたのですが、なにせ部屋があまり空かないこともあり、なかなかご紹介できずにいたのでした。それが今回、縁あってようやくご紹介できる事に。
思えば今だからこそ、この物件のユニークさ、野心の大きさをフラットに評価できる時なのかもしれません。
そう、全てはタイミング。
嬉しさに高鳴る鼓動を押さえつつ、いよいよ歴史的なシェアハウス建築へと足を踏み入れてみたいと思います。
さて、まずはこれが、度肝を抜かれるシェアハウスの外観。
まるで船です。なんとも大胆。
大まかな構造としては、まず1Fの船首に当たる部分は可愛い犬がいるペットショップになっていて、ボディ部分にはシェアハウスの各専有部の扉が横に並んでいます。2F部分はシェアハウスの核となるリビングなどがあります。
そして、別玄関から出入りする3Fにはオーナーさんが暮らしています。
ちなみに看板が見切れていますが、建物の左手にはファミリーマートがあるので何かと便利そうです。
という事で、まずは外階段から2Fへ上がり、正面玄関へと向かいます。
先程の外観写真の角度から見てちょうど建物の裏側に当たる所に、こんな階段があります。
階段を上がると、目の前に各部屋のポストが並び、右手には玄関のドアが。玄関の隣に少しだけ見えている階段は、オーナーさんのご自宅の入口です。
なお、1Fの専有部は道路沿いの専用玄関から直接アクセスしますので、ココは基本的に2Fの専有部へお住いの方が使う事になります。これもまた、今回の物件の非常にユニークなところ。
呼び鈴も2Fの部屋の分だけ設置されています。
さて、そっとガラス扉の玄関を開けてみると・・・
コンクリート・ブロックの壁にブルーの床のコントラストが大胆な、シェアハウスのエントランス。左手の壁沿いにシューズ・ラックが置かれ、右手にはPCスペース、突き当たりには本棚があり、そこからさらに左側がリビング空間です。
シューズラックは簡易的なものが置かれてはいるものの、基本的には廊下の幅を活かして床に直置きするラフなスタイルです。この辺りは、建築当初からインターナショナルなテナントを想定していたであろう物件らしい仕様。
廊下の掲示板には連絡事項だけなく、オーナーさんが展示会などから持ってきたパンフレットが並んでいます。
どうやら頻繁に更新されている様子。
PCスペースの共用PCは、プリンターも設置されています。
OSはWindowsXPです。
シューズ・ラックの傍らには、愛嬌のある靴べらも。
よく見ると足の向きが逆のような、そうでもないような・・・。内股?
さて、玄関の突き当たりには、こんな具合で本棚が。
ま、あまり本は入っておりません。実用的なアレコレですね。
そして、なぜかこんな所に体重計もあります。
で、ここで反対側に目を向けると・・
はい。開放感抜群の縦長リビングです。
ズラリと並ぶスポットライトも、なかなかのインパクト。
よく見ると窓にはブラインドも設置されていて、日射しが強すぎる場合や夜間には目隠しも可能。
あまりにも開放的な空間は気になる人は気になるかもしれませんが、2階という事もあり、個人的には気持ちの良さが勝る感じ。たいていの方は、おそらく結構イケるかと。
なお、窓に向かって置かれたカウンター・テーブルは、向かい合わせに配置するとパーティー用の食卓に変身します。ふとテーブルの上を見ると、ちょうどお土産が書き置きと共に置かれていました。
書き置きには「お世話になりました」の文字。退去にしてはライトな置き土産なので、物件に遊びに来た入居者さんのお友達が置いていかれたのでしょうか。うなぎパイ、ひとつだけですし。
さて、リビングの奥はキッチンになっています。
床と同じ、ブルーの立派なシステム・キッチン。
奥には共用の冷蔵庫が2台並びます。
IHのコンロは2台並び、大きめのシンクには蛇口が1つ。
スペースやスペック的には複数名の同時調理が可能ですが、調理導線上、使いこなしには少々工夫がいりそう。既存の入居者さん達がコツを知っていると思いますので、同時利用になった時は教わってみて下さいませ。
システム・キッチンの対面には、食器棚が備え付けられています。
棚の下2段は共用ですが、上段には部屋番号が貼ってあり、各部屋別に割り当てられたストッカーとして使用されています。キッチン周りのちょっとしたモノはこちらにどうぞ。
さて、続いてはランドリールームへ。
リビングの脇に、1階へとつながる階段があります。
階段を下って左手がランドリールーム、右手が101号室です。
ちなみに1階の他の専有部は、もう1つ別の階段でリビングと繋がっています。
で、ランドリールームはこんな感じ。
この辺は実用的に、という感じで。
洗濯機と乾燥機はそれぞれ1台ずつで、トイレや浴室、洗面台といった設備は、今回は全て専有専有部内に独立した設備が備えられています。
それでは、続いて専有部をチェックしてみます。
部屋ごとにテーマカラーが決まっている、これまた最近のシェアハウス事情を先取りしたような仕様で、201号室はブルーとなります。
ベッド・ゾーンを隔てるようにカーテンを引くことができるようになっています。
コンクリート・ブロックのラフな質感がカッコ良し。
照明はスポットライトという事で、夜になると、もう少し雰囲気が出そうです。
ベッドの脇にはこんな収納用スペースも。
「らしい」感じのハンガーも数本備え付け。
水周りは一般的な3点ユニットで、トイレ・洗面台・バスルームとなります。
専有の浴室・トイレは譲れない!という向きには嬉しいのではないでしょうか。
ちなみに、ベッドの脇にある掃出し窓からは、ちょっと広めのベランダへ出られます。
部屋ごとの仕切りは特になく、玄関のポストの裏側からひと繋がりになっています。
お次は102号室を見てみます。
1Fの専有部には、それぞれ通りに面した専用の玄関があります。
ポストも個別に設置されています。シェアハウスとしては何ともユニークです。
そして、ドアを開けると・・・
テーマカラーがパープルのワンルーム・タイプの専有部が現れます。
もちろん、玄関で靴を脱いで内部へ。
奥に見える造作のベッドが何やらすごい事になっているので、ちょっと寄ってみます。
ベッド下が収納になっているロフトタイプのベッド。
ベッドへ上がるハシゴは無いのですが・・・
引き出し収納をステップとして使用します。
奥に見えるスポットライトの下にはドアがあり、2Fに向かう階段へと繋がっています。
で、突き当りには専有の水周り設備が。
洗面台を挟んで、トイレとタイル張りのシャワールームがあります。
浴槽はありませんが、広々として気持ちの良さそうなシャワールームです。
続いて103号室を見てみます。
こちらも同じく、道路から直接アクセスできる部屋。
専有部の形状は基本的には102号室の反転タイプで、テーマカラーはレッド。
こんな風に、空間をカーテンで仕切ることも。
で、こちらがベッド。
レッドは何やら、独特なムードが漂います。
トイレの床も室内と同じ。
シャワールームは同じですね。
こちらは自転車置き場です。
階段は非常時の避難用との事。
電車に乗ればターミナル駅の五反田までは16分、蒲田までは8分。
五反田で乗換えれば渋谷までは28分、蒲田から京浜東北線への乗り換えも可能です。
なんとも素朴な佇まいの久が原駅前からは、商店街を抜けるように歩きます。
駅からは徒歩6分、シェアハウスまでは見事に一本道です。
今回探検した「コリーヌ 久が原」を運営するのは「株式会社イチイコーポレーション」さん。
長らくインターナショナルな入居者を受け入れてきた物件という事で、担当者さんは学生時代はカナダのバンクーバーへ留学されていたとの事。英語対応ももちろんOKです。
ただし、基本的に内覧のご案内や契約を行うのみで、日常的な物件の運営管理は3Fに住むオーナーさんが行っているそうです。
ちなみにオーナーさんは海外旅行がお好きだそうで、ベルリンの壁崩壊直後に訪れたドイツのお話なども聞かせて頂きました。お土産屋で「ベルリンの壁の欠片」を売っていたのだそうな・・
運営事業者さんのカラーで入居される方も変わってくるものですが、実際、海外からの入居者さんも多いそうです。インターナショナルな環境に興味のある方には、面白い環境になるかも知れません。
また、シェアハウスを検討しているものの、シャワー・トイレは専用で使いたいという方もきっといるハズ。
空室はあまり出ないかもしれませんが、空いていたらコチラからお問合せをどうぞ。
部屋の電気スイッチは船っぽいパーツ。オトコゴコロに刺さります。
(サトウ)
シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?