シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
※2022年10月より運営事業者が「オンコ株式会社」さんへ変更されています。
庭に生える杉の木は、家の歴史を知っている。
本日のシェアハウス探検隊は「サボール 早稲田」。
物件名を耳にするだけで、誰しもすぐさま休憩したくなるハズ。
最寄りの駅は西早稲田。早稲田大学もほど近くですが、どうやら大学周辺の騒々しさは早稲田駅にお任せしている様子。周辺は割と落ち着きのある地域なので、学生街はちょっと・・という方でも大丈夫そうです。
少し歩けば古い住宅がちょこちょこ顔を覗かせたり、趣のある路地に出くわしたりと、散歩好きには歩き甲斐のある環境でもあります。
そんな小粋な街並みの、くねくねと曲がった路地の突き当たりが今回の訪問先。
まずは門を抜け、敷地内へ足を踏み入れてみます。
あ、ちなみに今回は女性専用ですので悪しからず。
リフォーム時に一度枝が落とされていますが、敷地内にそびえ立つ杉の木がシンボル。
実は今回の物件は、築52年の古い寮だった建物。
確かにどこか渋さ漂う佇まいながら、そのような御年には到底見えず。サッシやドアも含め、全て新調されているので、パッと見は新築と見間違うかもしれません。
少し寄ってみると、シェアハウスのサインを発見。
外壁は木目調のサイディングで、もちろんピカピカ。
正面玄関はこんな様子。
改修前の引き戸だった頃の名残か、玄関周りには大きな磨りガラスがはめ込まれています。内部の灯りや気配が伝わるのは、シェアハウスに暮らしたことのある方ならすぐにピンと来るであろう、楽しめそうな設計。
カラフルなポストは、部屋ごとに設置されています。
玄関ドアには複製困難がウリのシャーロック製のカードキーが取り付けられ、その脇にはカメラ付きのインターフォンと、セキュリティ面にも目配りのされた仕様です。
ちなみに、シャーロックの鍵は街の鍵屋さんで複製することができません。
複製はなかなか高価ですので、紛失にはくれぐれもご注意を。
それでは、鍵を開けて建物の中へ。
玄関を開けると目に飛び込んでくるのは、ピカピカの空間。
オープン直後のフローリングの艶はともかくとして、奥の方にチラリと見える空間は、期待値を上げるのに充分。
ちなみに靴箱は、部屋ごとに割り当てがきちんと決まっています。
靴箱ごしにのぞき込むと、奥のリビング・ダイニングがチラリ。
大きな半透明ガラスは、水回り設備へとつながる廊下とリビング・ダイニングを隔てています。少し細長いリビング・ダイニングですが、壁に抜けがあることで印象がずいぶん変わります。
また、手前のハイテーブルを用いた共用PCの置き方は、小さな事ですが新鮮に感じます。
納まりもリビングとの距離感もほど良く、なかなか良い感じでは。
奥へ進むと、窓際にはL字に置かれたフカフカのソファが。
隅に置いてあるTVは薄型で、DVDとブルーレイも見られます。
TVの横は、キッチンへと繋がっています。
ちなみに、壁の掃出し窓を開けると・・
足もとに立派な踏石が敷かれていました。
なんでもこの石、もともと敷地内の庭に転がっていたものを、ちょうど良い!という事で運んできて並べたのだそうな。この地に根付いたキャリアの違いか、内装とは全く異なる雰囲気ながらマッチしてしまう不思議。
ちなみに、ソファの後方はダイニング・ゾーンになっています。
食事は主にコチラでどうぞ。
決して広くはない空間ですが、欲しくなりそうな設備はギュッと揃えられています。でも、配置がよく考えられているので、おそらく不自由はないと思います。
続いてはキッチンを見てみます。
IHのコンロは3口、冷蔵庫は2台並んでいます。
冷蔵庫の対面には、スペースの割に充実したキッチン家電が所狭しと並びます。
そして、この棚の裏側、つまりリビング側が食器棚となっています。
普段づかいに必要な食器はたっぷり揃っています。
また、下の方の段には体脂肪計や布団乾燥機、アイロンなど、「あったら良いかも!」的なアイテムが色々と用意されています。
布団乾燥機、コレを使うととっても気持ちがいいのです。まさに、あったら良いもの。豪華な設備やスタイリッシュな内装といったベクトルとは一線を画す、細やかな心遣いが伝わってきます。
入居者の現実の日常生活を気遣うからこその感覚は、ともすると最近のシェアハウスでないがしろにされがちな部分かもしれないな・・なんて感じたり。設備そのものよりも、これらが置かれた想いをこそ大切に感じとりたいですね。
さて、洗濯機と乾燥機は、靴箱の裏手のスペースに設置されています。
乾燥機はコイン式にも見えますが、無料です。その代わり、時間は掛かる電気式。
半透明ガラスの反対側の廊下の突き当たりには、その他の水回り設備がギュッと。
トイレと浴室の位置関係が分かるよう、扉を全て開いた状態でどうぞ。
壁紙は、廊下と同じカラフルな花柄。洗面台は2つ。
もちろんトイレも花柄の壁紙。
アコーディオン・カーテンの奥の脱衣室も、もれなく花柄。
シャワールームは2Fにもう1室あるので、他の人が使っていたら2Fをどうぞ。
それでは、101号室から順番に専有部を見てみます。
基本的に備え付けられている家具は全室共通になっています。
フローリングに、ちょいと大き目のクローゼット。
クローゼットの中にはポールが2本渡してあるので、洋服の多い方でも心強いかと。
室内干し用のフックも天井から降りています。
引き戸になっているビッグ・サイズのドアは、実は特注だそうな。
制作コストも相当ながら、ここはデザイナーさんの譲れないポイントだったのだとか。
続いて102号室。
窓は北を向いていますが、それほど暗い印象はなし。
運営事業者さんによれば、窓先にたっぷりとスペースがある事と、窓の外の真っ白な建物が光を反射してくれるからだそうです。なるほど。
壁面には、ホテルのような洗濯物を干す為のロープも備え付けられています。
部屋の反対側の壁まで伸びます。伸びます。
お次は103号室。
どの部屋も似たつくりですが、壁の色が1面だけ異なっています。
この部屋は落ち着いた感じの赤ですね。
ちなみに結構コンパクトな部屋もあるので、各部屋の広さはしっかりとご確認の事。
続いて2Fへ。
階段も花柄でポップです。
明かり取りの窓を新設されたということもあり、日中は明るさもたっぷり。
こちらは2Fの廊下。
1Fと同じく、廊下の突き当りに洗面台、シャワールーム、トイレと水周りが集約されています。
見ての通り、設備も同じです。
こちらは、角部屋の201号室。
101号室と同じ間取りです。
202号室も、一見するとノーマル。
でも、実は天井が抜かれています。
冷暖房効率など細かな事はさて置いて、やはりこの開放感はたまりません。
専有部の広さはコンパクトですが、高さがあるとやはり違います。
最後に、物件の敷地内を少しチェックしてみます。
やはり、シンボルは建物に添うように育つ、この杉。
樹齢は不明なのだそうです。手入れには手がかかるそうですが、建物と一緒に年を重ねてきた大事な木だとか。
入居したら、落ち葉の季節には足元を掃く必要があるかも知れません。また、花粉の季節には多少は恨めしく思うかも知れません。でも、この家の守り神だと思って可愛がって頂ければと思います。
ちなみに、地面の多くはコンクリートで固められています。
塀際の白くセメントで固められているスペースが駐輪場で、その脇にはシェアハウスでは便利なダスト・ステーションが。
結構しっかりしたつくりで、扱いやすそうです。
さて、今回訪問した「サボール 早稲田」の最寄駅は東京メトロ副都心線の西早稲田駅。
駅前は池袋と新宿を結ぶ明治通りに面していて、交通量は多めです。
駅からシェアハウスまでの間にはコンビニや八百屋、ちょっとしたスーパーなどもあります。
電車に乗ると新宿三丁目まで5分、池袋まで5分、渋谷は12分。新宿三丁目では丸の内線や都営新宿線への乗り換えもできますので、とっても便利な場所かと。
ちなみに、ちょっと早い自転車があれば山手線の内側はどこでも数十分圏内でしょう。
運営するのは「株式会社アプレックス」さん。
渋谷で営業されている不動産会社さんだそうです。空き家になって朽ちていく古い寮に、シェアハウスという現代的な手法による再生を試みてみたかったのだとか。
自ら「大改造ビフォーアフター(ばり)」と語る改修前の写真を見せて頂くと、それはもう異次元空間。間取りなどはあまり変わっていないのですが、まさに「再生」と呼ぶに相応しい変貌を遂げています。
実は初めてのシェアハウス運営とは思えない細かなつくりこみにビックリしたのですが、聞けば事前にかなり入念な調査をされたのだそうです。やはり。
あたり前ですが、しっかりとした事前の準備や勉強がとにかく大事なのは、シェアハウスだって同じです。素敵な入居者さん達が生活するようになれば、ずっと空っぽだった家も喜ぶのではないでしょうか。
ということで、立地も良いですから気になった方は早めにお問合せをどうぞ。
なにせ好立地ということもあり、それなりに建物はコンパクトです。
家具の配置などは、かなりの熟慮をされた様子が垣間見えます。
(サトウ)
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