シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
※2023年2月より、運営事業者が「株式会社イエノルール」さんへと掲載変更されています。
自転車人なら、より一層楽しめる。
今回のシェアハウス探検隊は「ハートテラス 滝野川」。
サイクリストのためのシェアハウス、「ハートテラス 多摩川」の第2弾です。
基本的な設計のコンセプトは前回から引き継がれていますが、今回は様々な部分でよりサイクリスト色を強化。洗車用の水場が設置されているほか、愛車を整備するためのリビングとつながった土間空間もスケールアップして健在です。
前回は多摩川サイクリングロード近くと玄人好みの立地でしたが、今回は池袋まで1駅と、より汎用性の高い立地。
ハードコアな玄人サイクリストだけでなく、ちょいと通勤用途に、というシティ派も選択肢に入りそう。
それでは期待を胸に、さっそく内部へ。
場所は北区。JR埼京線の板橋駅から滝野川エリアへと歩みを進め、少し懐かしさも漂う住宅街を歩いてゆくと、お目当ての物件に到着。
グリーンの螺旋階段と玄関の自転車マークが目印です。
パッと見た感じでは、まるでサイクル・ショップのようでもあります。
ちなみに前回は新築でしたが、今回は元々が寮だった物件を全面改装したのだとか。建物がセットバック(路面側に敷地を残すこと)していて、玄関前のスペースが広いのも特徴。
洗い場もあって多用途に使えるだけでなく、実はオートバイも駐輪可能だったりします。ただし、自転車の場合は前回同様自室に持ち込む事ができますが、オートバイは階段下あたりに駐車でしょうね。ライダーな方々も使えるっちゃ使えます、程度で。
屋外ですし敷地内なので、気兼ねなくジャブジャブ洗えます。
で、洗ったら干しましょう。
ロードバイクはサイドスタンドが無い車種が多いそうで、一時的に置けるよう専用スタンドが用意されているワケです。玄人好みですね。
では、正面玄関の方へ。
自転車のサインが描かれた引き戸は、基本的に自転車用。人間だけの場合は左側の小さなドアから出入りします。心なしか自転車用の方が立派に見えますが、そこはサイクルシェア・ハウスということで。主役は自転車です。
さて、玄関ドアはオートロック式。
築浅のマンションなどでお馴染みの、インターホンは部屋毎に呼び出せるタイプ。
なんのかんので便利です、コレ。
それでは、いよいよ玄関のドアを開けて内部へ。
いきなり現れるのは、タイル張りの土間からリビングまでドカーンと抜けた空間。
愛車のメンテナンス用の土間空間であると同時に、だだっぴろい玄関でもあり、リビングでもあります。ちなみに最初から土間に置かれている自転車は共用のモノ。ビギナーの方も、「ちょっとそこまで」から都会のサイクル・ライフに入門可能です。
なお、前回同様この土間空間はメンテナンス・スペースを兼ねた駐輪スペースです。
立体的に駐輪しておけるスタンドもあり、スペースを効率よく活用できます。
土間の照明はスポットライトで、まるで洒落たサイクルショップの様な雰囲気。
隅の洗面台も、油で手が汚れてしまった時に重宝しそうです。
よく見れば、しっかりと空気入れも常備。
また、土間の反対側にも自転車用のペアスタンドが用意されています。
さらに壁のボードに近寄って見ると、工具等を掛けられるよう無数のフックが掛けてあります。
この辺は入居後、自由にカスタマイズして下さいませ。
玄人好みです。
さて、いつものように靴箱チェック。
2人で1箱、扉1枚分がひとり分のスペース。
結構たっぷりありますが、入りきらない靴は自室保管の方向でどうぞ。
では、そろそろ靴を脱いで上がってみます。
土間を上がるとすぐに、こんな感じのリビングルームになっています。
中心には、大きめのローテーブル。真っ赤なキッチンとクッションがポイントでしょうか。
反対側から見ると、また違った雰囲気。
暖房効率も考慮して、土間とリビングを仕切るようにガラスの引き戸が設置されています。よく考えられていますね。ただし、階段側の引き戸の隅の方は空いています(設計の都合だとか)。
さて、引き戸を開けてリビングの奥から土間の方を見ると、こんな感じ。
土間で自転車いじりをする人と、リビングにいる人との距離感が独特。こういう空間、きっとこれまでには無かったのではないでしょうか。
ちなみに、左手に見切れている青い空間の辺り水周り設備がまとまっています。
そして、リビングの奥には立派なメイン・キッチンが。
ピカピカのシステムキッチンで、コンロはIH式で3口です。
シンク下にはバイオの生ゴミ処理機が設置されています。
生ゴミをシンクの排水口に流すだけで、水と炭酸ガスに分解してくれるのだとか。
素晴らしきバイオの力。これは便利ですね。
前回の物件で採用したところ、生ゴミを捨てる必要が無いため入居者さんからの評判も良く、続投が決定したのだとか。
キッチンのシンク下にはパーティー用のホットプレートも用意されていました。
たまには、集まってサイクル談義でもいかがでしょうか。
なお、実は隅の方にキッチンがもうひとつ用意されています。
こちらは食器棚と同じくホワイトの色調。
皿やグラスなどの必要最低限の食器と調理機器は用意されています。
続いては、先ほどチラリと見えた水周り設備へ。
冷蔵庫の脇の引き戸を開けると、このようにギュッと水回り設備の凝縮された、やや欧米風なサニタリー・ルーム。
洗面台の右手がバスルームになっているので、この空間は脱衣室を兼ねています。
そして浴室は、しっかりとした浴槽付きです。
さて、シェアハウスでの生活経験がある方はお気付きかと思うのですが、このように洗面所が脱衣室を兼ねる場合、他の入居者の方の入浴中は一体化しているトイレも洗面台も使えません。
が、この物件の場合は2、3Fにも各水回り設備が用意されているので、さほど問題になることはないと思います。
さてさて、トコロ変わって、すこし土間の方へと戻ります。
靴箱の隣にあるドアの先は、ランドリーエリアです。
洗濯機は合計3台、乾燥機能付きが2台用意されています。
と、いうことでお次は2Fへ向かいます。
そうそう、自転車は自室に持ち込む事ができます。
階段の壁面も運ぶ際にぶつかっても耐えられるよう「OSB」仕上げなのだそうな。耐久性はガンガンぶつけてみないと分かりませんが、意匠的にも柔らかくて良いのではないでしょうか。
さて、2Fの廊下にも洗面台が設置されています。
しかも2台の洗面台にまたがる、大きな一枚ガラスのタイプです。
なお、洗面台の奥に見える白い扉はなんと205号室。専有部でございます。
で、洗面台の対面にはシャワールーム2室とトイレが並んでいます。
脱衣室にはちょっとした棚が付いています。イロイロと物が置けて便利そうであると同時に、2室あるので常時置いておく場合はどちらを選ぶべきか迷いそうでもあります。
トイレはウォシュレット式です。
基本的に内装は一新されているので、現在(2010.11.29)のところ設備はピカピカ。
それでは専有部を203号室から見てみます。
イメージしやすいように共用の自転車を運び込んでみましたが、自転車は付属しませんのであしからず。
愛車をながめてニヤニヤしつつ眠りに落ちるも良し、人知れず頬をすり寄せるも良し。
自室内に自転車を保管できるのですが、一部の部屋(壁がOSB素材ならOK)には、写真のように壁に自転車ホルダーを設置することもできます。
普段は見られない下からのアングルで、チャリの勇姿を楽しめます。
・・と考えると玄人好みですが、駐めていてもハンドルが邪魔にならず、普通に便利そうです。
なお、自転車ホルダーの設置は希望者のみ(無償)なので、不要な場合は取り付けなくてもOKです。
家具や収納類は見ての通りで、比較的プレーンな内容。基本的に、どの部屋も大きくは違いません。
ちなみにベランダも付いています。
小振りですが、物干しなどには普通に便利です。
コチラは204号室。
壁に自転車ホルダーの設置はできない代わりに、すこし可愛らしい壁紙です。
非自転車人もウェルカムということで、こんな部屋もあります。
さらに3Fへと向かいます。
実は、階段の上部の梁が円く削られています。
高い場所にありますが、ぶつけたら大変との配慮からだとか。
さて、2Fと3Fは同じ間取り。
でも、洗面台のデザインなど細かな点は異なります。
洗面台の上部には、照明を設置する予定だそうです。
専有部は基本的に2Fと同じつくりです。
こちらは日当たりの良い2面窓の301号室。
天井に取り付けられた収納棚の下には、ポールハンガーが設置されています。
201号室と異なる点は、ベランダからの景色。
なんと非常階段直結。屋上からの避難用かと。
いずれにしても階段に腰掛けて、春は目の前に咲く桜を見ながら過ごしたりもできそうです。
続いては304号室。
303号室の真上の部屋です。
OSB壁で、ここも自転車ホルダーを設置可能です。
続いては、さらに4Fを。
4Fには水回り設備は付いていないので、入居された方は、主に3Fの設備を使うことになりそうです。
ただし、1Fまで降りるのは大変ということで、廊下に冷蔵庫と電子レンジが用意されています。
突き当たりのドアからは、ルーフバルコニーに出られます。
総デッキ張りのルーフバルコニー。食材を運ぶのは少しホネですが、BBQなんかも出来そうです。もちろん、物干しも可能。
十分な広さがあるので、使い方もイロイロです。
さて、続いては401号室。
実はルーフバルコニーが目の前。
開放的な部屋ですが、ある意味開放的な性格の方にしか向かない部屋でもあります。その辺りも考慮の上、ご決断を。
最後に、角部屋で2面窓の403号室。
ベッドの上の斜めの天井には、秘かに星形の蛍光塗料が幾つも塗られています。どうやら、就寝時には星が光るようです。
で、どの部屋も専有部内でTVも見られます。TVを持ち込めば。
ただし、部屋でインターネットを使用する人は、それぞれ回線業者との契約が必要になります。
それでは、ここで建物の外へ。
シェアハウスの目の前から駅までの道のりは見事な桜並木。
以前、桜の季節に歩いたことがあるのですが、まるで桜のアーチをくぐっている感じになります。
駅の近くには商店街もあり、普段の買い物に困ることはあまり無さそうです。
総菜屋、ドラッグストア、美容院にスーパー、なんでもござれな駅前を持つ最寄り駅は、JR埼京線の板橋駅。
池袋からわずかに1駅、池袋と比べるのも何ですが、街は驚くほど静かです。
主要駅までの所要時間は、池袋4分、新宿10分、渋谷15分。
上の3つのターミナル駅まで出られれば、あとはどこへも自由に移動できるハズ。
ということで、「ハートテラス 滝野川」を運営するのは「株式会社ハートジョイント」さんです。
入居された後で不便がないかを調べるため、スタッフさん達は物件のオープン前に宿泊して状況を調べたそうです。
夜間の周辺環境や前面道路の交通量などは昼間には分かりませんから、内覧時に適切な説明を行うためにも大事なコトだと思います。実は有名な不動産コンサルティング会社さんのグループだったりもするのですが、この辺りはさすがの抜かりなさですね。
今回もまた「自転車と住むシェアハウス」という提案ですが、2物件目という事もあり、細かい部分も成熟してきているような気がします。
車道を疾走するサイクリストの姿も日常の風景になってきた昨今ですが、実際のところ普通の賃貸物件では屋内の保管スペースが無かったり、スペースがあっても部屋まで運ぶ導線が確保されていないケースがほとんど。かくして、高価なロードバイクがバンバン盗難に遭うという悲しい事態にもなるわけです。
専用のガレージを別で借りるほどでもないけど、やっぱり素敵な自転車に乗りたい・・なんて方には検討してみる価値のある物件かもしれません。もちろん、ハードコアな自転車人も入居していただければ、より楽しくなるハズ。
という事で、サイクリストの皆様も、少し興味がある程度の方も、別にそうでない方も(多分OKだと思います)、お問合せはコチラからどうぞ。
サイクリストが集まったら、入居者さんの話を聞きに行きたいですね。
(サトウ)
シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?