シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
レトロも、モダンも、クラシックも全部好き。
今回のシェアハウス探検隊は「屋根とあかり」。
経堂駅から小道を歩いて5分ほど、駅近とは思えない閑静な住宅街にある本物件。探検時には、ご近所にある教会からミサが聞こえてきて、ゆっくりと時間が流れていました。
レトロな照明、パントンチェア、特注ステンレスのコーヒーテーブルといった多種多様なテイストの織り重なる空間は、○○風と一言では括れない、不思議に落ち着いた佇まい。随所にみられるオーナーさんの手作りインテリアも見所のひとつ。
そんな物件に、住人さんの個性も重なっていくんだな、と想像すると、これからの成長がとても楽しみなのです。
水色のスクリーンが印象的な建物が、今回探検するシェアハウスです。
こちらがシェアハウスの正面。
1階と2階、それぞれに玄関があります。1階はちょっとしたキッチンスペースと専有部フロア。2階に共用スペースとなっています。暮らし方にどう影響するのかわかりませんが、1階から2階へのアクセスは外階段のみというユニークな構造です。
あ、最上階にちらりと見えるのはサンルーム。
大きなスクリーンはシェアハウスのサイン。おしゃれで大きくて目立ちます。
階段のステップは、木目調でリゾートな雰囲気。
トントントンっとステップを上って、まずはこちらが2階の玄関です。
それでは、そーっとドアを開けて内部へ。
いきなり目に飛び込んでくるのは、ビビッドなピンク。
そして、鹿の頭骨のオブジェ。
壁の色もオブジェもインパクトの強いもの同士なのに、不思議とマッチ。現代アートの美術館のようです。
縦に長い、大きな鏡の裏側は、
かなり大容量の靴箱。
1階にも靴箱がありますが、住人7人分と考えても十分な収納力。
玄関の照明は、巨匠ヴァーナー・パントンのシェルランプのよう。・・ですが、なんとオーナーさんのハンドメイドなのだそう!丸く切った紙で出来ているというからオドロキです。
ぜひ真似してみたいアイデア。
玄関正面の扉を引くと、快適なリビング・ダイニングが見えてきます。
ほら、素敵。
アンティークだけどモダンな家具達はそれぞれに存在感がありますが、どれも愛着が持てそうな、そんな顔揃えです。
大きめのダイニングテーブルには、6脚それぞれ違うテイストの椅子が。ぜひ「私のお気に入り」を見つけていただきたいです。
奥のくつろぎスペースには、ずでんと大きな革張りのソファ。そして、足もとには毛皮の絨毯。
頭上には、変わった形の照明がゆらゆら。
”明るくなりすぎないように”とセレクトされた照明は、夜になると良い雰囲気を演出してくれるのだそう。
大きめのサイズで、ダイニングテーブルやキッチンからも楽しめるテレビ。
テレビの脇にある棚は、洋古書でアレンジ。手仕上げで塗り上げられた壁もラフな表情で、時間と共に味わい深くなりそう。
こちらは、リビングからキッチンを眺めた様子。窓は南向きで、天気の良い日はとっても日当たりがいいのだそう。
ソファの周りには、いろいろな模様・形のクッションたち。
”メタリックかぼちゃ”のようなクッションは、ちょっと固めの仕上がり。スツールとしても使える?
出窓も丁寧なタイル仕上げ。さりげなく緑を添えて。
では、キッチンを見ていきます。
リビングとカウンター越しに一体となった空間は、開放的で使いやすそうです。
シンクの脇の黒板スペースに描かれた「Roof and Light(屋根とあかり)」の文字は、「i」がキャンドルになってたり、「h」が椅子になってたりと芸が細かい。
大きめのシンクの奥には、ステンレス製の水切り棚が設置されています。
きちんとシンクに水が流れるようになっているあたりも憎い。
ガスコンロは3口。
そして、目を引くのはこのカラフルな戸棚。
取手が付いている所はすべて収納。調理器具が増えてしまっても安心です。
冷蔵庫には角・牙グループの面々が勢揃いして、凛々しい顔つき。
冷蔵庫脇の壁は一面、黒板塗装仕上げ。メッセージボード代わりにも使えそうです。
さて、ぐるりと見渡して。
水回り設備を見に行きたいと思います。
上の写真の奥の方、階段の裏に洗面所があります。
小部屋に並ぶ、洗面台と洗濯機。奥の扉は脱衣室、バスルームへと続きます。
ここで、鏡に映る独特な壁紙に目を奪われた方は、お目が高い。
実はこれ、なんとオーナーさんのハンドメイド。ステンシルを使って仕上げたオリジナルの模様なのだそう。
このクオリティの高さ、お見それいたしました。
バスルームは十分な大きさ。ワインレッド色の浴槽というのも、アダルトチックで良い感じ。
トイレはウォシュレット付きです。
先ほどの洗面スペースの手前に儲けられた収納ゾーンは、掃除道具やアイロン台といった細々とした生活用品を置いておくのに便利そうです。
すこし覗いてみると、あれ・・・火鉢。
何に使っていたんでしょうか。
では、2階フロアの専有部を見せていただきましょう。
こちらは201号室です。
すっきりとしたフローリングの室内は、スタンダードでシンプル。
収納はありませんが、なにかと使えるワイヤーラック(大)が便利そうです。
窓には障子が張られています。
ベランダはこんな感じ。
さて、3階の専有部フロアへ。
階段のゴージャスな飾り布は、「ぴったり収まるかなと思って」と、またもオーナーさんの手によるもの。教えてもらわないと、とても手作りとは思えないレベルのクオリティ。
はい、コチラは303号室です。
先ほどと違って、こちらはカーペット敷き。
もともと収納だったところを打ち抜いたら現れたという、斜めの壁が特徴的。
あ、こちらもワイヤーラックは備品として付いてきますが、ベッドは付いてこないのであしからず。
反対側から見るとこんな感じ。出窓なのも嬉しい仕様です。
ベランダもあります。
実は3階にはサンルーム付きの301号室もあるのですが、入居中につき今回は見られず。こちらを見て、想像を膨らませましょう。
それでは、1階の専有部フロアを探検していきます。
一度外に出て、建物の正面右側のこちらが玄関。
では、またまた扉を開けてみましょう。
扉を開くと、すぐさま沢山のポスターがお出迎え。
靴の収納は、2階の靴箱に比べると少なめです。あまり使わない靴は自分の部屋に片付けたり、2階の靴箱を利用するようにしましょう。
一歩奥へ進むと、立派なシステムキッチンのあるスペース。
小腹が空いたら、パスタ、煮物、焼き魚と、なんでもつくれます。
突き当たりの扉の向こうは脱衣室になっています。
洗濯機も設置されています。お風呂に入る時は、ちゃんと鍵を閉めましょう。
洗濯機の対面は、洗面台になっています。
バスルームは、しっかり浴槽に浸れる大きなサイズ。
トイレはウォシュレット付きですが、トイレのドアがかなり細身。
お相撲さんは通れないサイズ。とりあえず、ご注意。
さて、1階の専有部をチェックしていきます。
こちらは101号室。
どーんと広がる大きな専有部。
もともと1階は道場として使用されていたそう。どこか、その雰囲気も感じなくはない(気がしなくもない)です。
天井まで続く大きな窓がとても印象的。
作り付けの棚も、本棚としてつかったり観葉植物を置いたりするのにはピッタリ。住み手次第で化けそうな予感がします。
続いて、こちらは102号室。
101と同じく大きな窓が印象的です。こちらは、作りつけの棚はありません。
今はまだ、がらんどうの空間。自分色に染め上げるのはこれから。
最後に、喫煙スペースは1階玄関の脇。煙草は外で吸って下さいませ。
変わった形の椅子と、吸殻入れ。
自転車もこちらにどうぞ。
さて、今回探検した「屋根とあかり」の最寄駅は、小田急線の経堂駅です。
新宿まで15分と良好な都心へのアクセスに加えて、下北沢や三軒茶屋も自転車圏内という嬉しい立地。駅周辺には自転車屋さんも多く、一台あるととても便利です。
秋になると東京農業大学の収穫祭で盛り上がる経堂。大学生も多く活気がある街ですが、一歩住宅街へ足を踏み入れると、のんびりとした空気が漂っています。
今回の物件は、おじい様のご実家をシェアハウスに改装されたのだそう。
ネーミングにもある「屋根」と「あかり」は、どちらも人の生活には欠かせないモノ。その基本となる最小限の部分は共有しよう、というコンセプトなのだそう。管理・ルールを厳しくするのでなく、あとは互いに話しあって暮らしをより良いものにしてほしいとのこと。
「新しい提案があると、とても嬉しい」と話すNorAさん自身、たびたびご紹介した通りクオリティの高いハンドメイドの達人ということもあり、住まいを積極的にどんどん自分の手で作りあげていきたい方にはビビビっと感じるものがあるようです。
そんな「屋根とあかり」ですが、初回の募集では瞬く間に満室(2011.6.20.現在)になってしまったよう。
ガラスのケーキスタンドの隣に、ミニタジン鍋。
不思議な組み合わせなのに、様になってしまいます。
これから、より一層いろんなテイストが織り重なっていくのが楽しみです。
(イシクラ)
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