
シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
※2019年12月より運営事業者が「株式会社ハウスクル」さんへ変更されています。
浜じゃなくて、濱。
横浜といえば、港町、赤レンガ倉庫、中華街、元町、海岸通り、洋館散歩、外国人墓地、みなとみらい、ランドマークタワーなどなど、挙げればキリのないくらい、歴史と未来が溶けあう見どころの多いエリア。
今回ご紹介する女性専用のシェアハウス「横濱シェア」は、そんな横浜という都市のテイストを意識的に汲み取る意欲を感じさせます。
よく見れば横浜でもヨコハマでもなく“横濱”と旧漢字で名付けたのも、古き良き歴史ある土地を表現したかったからとのこと。玄関のアプローチからリビングまで、延々と石畳を連想させる玉砂利の洗い出しが贅沢に広がっていたり、どこか懐かしいムードの漂う優しい表情の家具を置いてみたり。
随所にちりばめられた“横濱”という街の歴史とニュアンスを慕う心は、実は作り手が一番届けたかったものなのだろうな、と思うのです。
駅から歩くこと4分ほど。場所柄か、やや混みいった住宅街の中に、ひときわサッパリとした外観が目にとまります。そこがシェアハウスの入り口。
アプローチの手前にニョキッと立つインターホンはカメラ付きのタイプ。
4つだけのポストの振り分けについては、現地でご確認をどうぞ。
玄関のアプローチは、横浜の街(以下、地名は横浜と表記)を連想させる石畳風の仕上げ。
玄関からアプローチを振り返ると、こんな感じ。粋ですねぇ。
そして玄関の階段下を覗くと、なんと宅配ボックスが!
独特の位置関係は郵便屋さんに伝わるのか一抹の不安は残るものの、よく考えられたデッドスペースの活用法かもしれません(郵便屋さんの認知も、時間が解決してくれるはずではあります)。
シャーロック製の玄関のロックは、カードキーで開錠するタイプ。
入居時に渡されるキーは財布にも入るような小さく可愛らしい見た目とは裏腹に、複製困難を売りにしたハイテク錠だったりします。
では、さっそく玄関の扉を開けて、建物の内部へ。
扉を開けてまず驚くのは、アプローチから引き続き、リビングまで石畳風の洗い出しが続いていること。うっかり靴のまま中に入ってしまいそうですが、ちゃんとここで靴の脱ぎ履きを。
小耳に挟んだ話では、日本人は靴を脱いだ先の空間を「ウチ」、靴を履いて過ごす空間を「ソト」と認識するのだそうな。
左手の靴箱には部屋ごとに番号がふられています。ひとり当たり1列、3段ほどを使える予定ですが、せっかくのよく造り込まれた空間、清潔感を保つためにも、履かない靴は自室で管理するのを個人的にはオススメしたいところです。
ふと左手を見れば、シェアハウスのサイン。
明治〜昭和を感じさせる、ノスタルジックな書体がステキ。
そのまま中へ進んで、リビングへ。
奥には白を基調にした空間が広がっています。木の家具や革張りのソファ、玉砂利で仕上げられた床の素材感などがやさしく、なつかしいアクセントになり、シンプルすぎない造りに。なんとなく赤レンガ倉庫や山手の洋館を思わせるテイスト。
設計としては、階段を通じて建物に設けられた採光用の窓(トップライト)からの光が注ぎ込み、空間を明るく照らしてくれるあたりが大きな見どころでしょうか。
ダイニングテーブルは、4人掛け。
とは言え、ちょっと狭いかもと思ったらソファのスペースも使えます。
事業者さんいわく「どうしてもこの場所に大きな革張りのソファを置きたかった」という念願の一品は、座り心地も上々。
玄関からも見えた、艶やかさが大人っぽい、1人がけの椅子は渋いアンティーク。
出がけに靴を履くときや、ちょっとした手荷物置き専用・・となる可能性が大ですが、実は腰をかけると、ちょうど真正面にはテレビが。
あまり近いと目にも負担ですし、意外とあちらの椅子、こんな用途で使う機会もあるかもしれません。
では続いて、リビング脇にあるキッチンへ。
こちらがキッチンの様子。奥に階段が見えますが、設計上柵などがないので、足元にはご注意を。その代わり、開放的で気持ちの良い空間です。
シンクはキリリと、蛇口は2つ。
IHコンロはシンクの両脇に一台ずつ設置されています。
調理器具の一部は、こんな風にぶら下げて収納。無駄をそぎ落としていく方向のキッチントップの様子はなかなかスタイリッシュで、この場に立っているだけでどこか自分まで少し洗練された気分に。
収納はすべてキッチンの下へ。IHコンロの下の扉を開けると、部屋ごとに分けられた食材などを置くスペースがあります。
シンクの下には調理器具、他のスペースにはカトラリーや食器も収納されています。
キッチンの脇の棚には食器も収納されていますが、どちらかと言えば飾り棚といった様子。
中には、港町を描いた“The 横濱 !” なカップも。
さて、冷蔵庫はリビングの中心に背中合わせで設置されています。
人数を考慮しても、収納としては割と余裕がありそうです。
冷蔵庫を軸にグルッと回転すると、こんな感じ。
一巡して、ソファの方に戻ってきました。
テレビの右手脇の扉が101号室、左手脇の扉は水回り設備になっています。
では、そのままテレビの左手脇のドアを開け、水回り設備へ。
扉を開けると、洗濯機(写真左)、洗面台(写真左奥)、バスルーム(カーテンの先)、トイレ(写真右)の順にぐるりと並びます。
脱衣室はカーテンで仕切るタイプ。きちんと天井から床までをしっかり覆いますし、女性専用であることも踏まえれば大きな不便はなさそうですが、スペースとしてはなかなかタイトではあります。
脱衣室に設置された棚は部屋ごと振り分けられ、洗面具などを置くことができます。最近は増えてきたこの設備、シェアハウスでは大変便利です。
シンプルな浴室は、もちろんお湯張りもOK。2階には、他にシャワールームもあります。
真っ白な空間に鎮座するトイレは、ウォシュレット付きのタイプ。
洗濯機と洗面台は2台ずつ。入居者数に対しても十分機能しそうです。
くり抜かれたような2つの丸いボウルが並ぶ、独特の洗面台。間に置かれた時計は、“横濱”カップと同じ作家さんのものだそう。
それでは、ここで階段を上がって2階の水回り設備もチェックしてみます。
明るい階段を上がった先には、こんな感じの踊り場が。
天井から降り注ぐ日差しが白い壁に反射し、無垢材の床がよく映えます。
廊下の突き当たりにトイレ、右手にシャワールーム。
トイレは1階と同様のスタイル、右にちらりと見えるのがシャワールームです。
そして、こちらもシャワールームと脱衣室は共に、やや小振り。
急いでいるときにサクサクッと利用する感じでしょうか。
では、そのまま2階にある専有部を見ていきます。まずは201号室から。
こちらも白をメインにした空間に、床は無垢材を使用。2面窓なので採光性も高く、室内は明るめ。
横から見ると、なんともスッキリとした部屋ですね。
こちらは、隣の202号室。
構造に大きな違いはありませんが、各部屋にはそれぞれ異なるテーブルと椅子が設置されています。
古く良いモノの味わいに触れてほしいということで、一点一点じっくりと選考されたとか。
同じ構造でも、置かれる家具によって部屋の彩りも変わるもの。特にシンプルな空間であるほど、インテリアも存在感を主張します。
こんなところにお花が咲いていたりと凝った手仕事が光る椅子は、色鮮やかなテキスタイルもステキ。
203号室には、少し大きめの2面窓が。
気持ち斜めになった天井が、淡泊になりがちな白い空間にアクセントを与えます。
開放的ですね。
204号室は、白と黒のコントラストでバリッと大人っぽく。
こちらも、天井は気持ち斜めです。
続けて1階へ。
実は各専有部にはそれぞれ横濱にちなんだ名前が付いているのですが、ズバリ“石畳”と名付けられているのは、101号室。
ちなみにこのドアノブ、握ると独特の重みが伝わるのですが、伺えば真鍮製だとか。なるほど。
むむ、確かに石畳。
リビングからつながる床の質感が、2階の部屋とはまた異なる雰囲気を生みます。
収納はベッド下のスペースとハンガーラックを利用。今回、どの部屋もやや収納力が限定的になりそうな点は、予め押さえておかれた方が良いかもしれません。
そして、意外にもスッキリ馴染むイームズのシェルチェア。
ブリリアントな緑が、床の玉砂利とも好相性。さすがの懐の深さ。
家具と床に存在感はありますが、室内はシンプルそのもの。古き良きモノが融合した空間は、和洋を問わないのかもしれません。
わずか4分ほどの駅から電車に乗れば、各線横浜駅まで1駅。
そこから品川駅までは直通で16分、東京駅は24分、新宿駅は34分。なお、横浜駅まで歩いても約11分と徒歩圏内なので、行く場所次第で最寄り駅を使い分けるのもよし。自転車があれば山手の洋館群や元町・中華街あたりも散策できる、遠すぎず近すぎずの距離感。
運動不足解消にも、ちょうどいいサイクリングコースかもしれません。
家の近くには、こんな緑の濃い緑道もあります。
「横濱シェア」を運営するのは、「株式会社Rバンク」さんです。
今までにも「用賀プロヴァンス」や「ツインバタフライ赤羽」など、多くの女性専用物件を運営してこられましたが、現在も着々とその実績を伸ばされています。
直接運営に携わる担当者さんも女性ということで、常に動線が女性目線というのもおもしろいところ。シェアハウスとしては女性専用でなければ難しい設計も大胆に取り入れられるあたりは、割り切りの生む強みと言えるのではないでしょうか。
毎回物件ごとにインテリアのテーマがあり、そこに沿って具体的に設備を整えていくそうで、今回も床や家具の選び方など、なるほどなぁと感じるアイデアがふんだんに盛り込まれています。週末に横浜周辺の散策を楽しみたい方や、横浜方面にお勤めの方にはもちろんのこと、女性の遊び心をおさえた内装も魅力的。
じんわりと来そうな素敵な横濱生活をスタートさせたい方、お問合せはコチラからどうぞ。
リビングに飾られていたカラフルなオブジェは、いわゆる「ガリレオ温度計」。
温度計の祖先なのだそうです。今があるのは、歴史のおかげ。
(ホン)

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