シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
女の子なら、きっと。
今回のシェアハウス探検隊は 「casa bianca 中野坂上」。
新宿駅から電車で6分という都会的な立地に誕生した、女性専用の新築シェアハウスです。イタリア語で「白い建物」という意味を持つ “casa bianca” の名の通り、白を基調とした空間に女性の憧れがそこかしこに散りばめられています。
シンデレラやメルヘン童話に焦がれて大人の階段をのぼった女性なら、きっと一度は魅了されたはずの世界観。それは、どこかで見慣れたテイストのようでいて、なかなか住まいというフィールドでは展開されてこなかったような気がするのです。
何せ新宿もそう遠くはなく、賑わう中野坂上の駅前から歩くこと約6分、街道沿いから足を踏み入れた住宅街に、シェアハウスの真っ白な外観が見えてきます。
1階が駐車場になっているため、フワリと宙に浮かんでいるような、華奢なようで、でもしっかりした佇まいの不思議な建物。
これ、実は駐車場上部の空中空間の有効活用を提案する、PhilParkのシリーズになっているのですね。駐車場の上空に空中店舗などを出現した話題の手法で、ついにシェアハウスまで。すごいことです。
違う角度から見るとこんな感じ。
階段の下には、部屋ごとに分かれた集合ポストと宅配ボックスが設置。どちらもミニマルなデザイン。
そして、なにせ宙に浮かぶシェアハウスということで、正面玄関は階段を上って2階にあります。
女性専用ですし、1階が無いのはかえって安心感があるような気もします。
正面玄関も、もちろん白。様々なパーツも全てミニマルでスッキリ。
ただし、玄関の鍵は複製困難が特徴のシャーロック製のカードキー。持ち歩くカードもカワイイ素敵なタイプですが、これ、複製困難だけあって紛失するとお高いのでご注意を。
さて、玄関を解錠してドアを引くと、目の前にはフワッと白くてキラキラした光景が拡がります。
フラフラとリビングの方へ向かいそうになる足をグッとこらえ、まずは玄関回りを見渡してみます。
玄関のスペースは土間的な部分に気持ちレベル差が付けられてはいるものの、実に控えめ。内部でも期待を裏切らずにミニマルが継続してゆく気配。
靴箱は1人1段ずつ使えるように配分されています。ブーツなど背の高い靴はここに置いておくのは厳しいですが、ヒールやフラットシューズなら4足くらいは収納できそう。
それでは玄関で靴を脱ぎ、いざ、キラキラな世界へ!
リビングの中央に近付くに連れ、やはり真っ先に目を惹くのは、白い壁面に反射するクリスタルカラーの大振りなペンダント・ライトの輝き。
なお、右手の廊下突き当たりには水回り設備があります。
輝くランプシェードやダイニングテーブルを囲む椅子たちは、イタリアのkartellのもの。白い空間に映える透明のコントラストは、今回の物件を代表する質感。
キャンドルスタンドだって、キラリ。
ちなみに全16室ということで、リビングも約19畳と広々。
kartellのキラキラした透明感が空間に魔法をかけます。
玄関のすぐ脇には、本物件の押しどころでもあるらせん階段が、3階までスラリと伸びていきます。「らせん階段 = 憧れ」という方程式は、きっと潜在意識に刻み込まれたおとぎ話のシーンの数々がなせる企み。
特にこうして広い空間に配置すると、優雅さが際立ちます。
階段の脇に置かれた赤いソファは、少しだけ女性らしいスパイスに。
腰を掛けると、ちょうど目線の高さに液晶テレビが置かれています。
空間のボリューム感も、なんとなく伝わるでしょうか?
では、続けてテレビの先に見えるキッチンへ。
オールステンレスの使いやすそうな設計で、キッチン家電もひと通り揃います。
シンクの下には食器も収納。オーナーさんのコレクションから放出されたという逸品たちが、遠慮なく使えます。
ちなみに、リビングに置かれたガラスのショーケースに飾られているのも、わざわざ軽井沢より送られてきたというオーナーさんのコレクション。
ドキドキしますが、使って良いのだそうです。
昨日はミントン、今日はウェッジウッド、明日はどのカップにしようかな。そんな贅沢な乙女の悩みも、一生に一度ぐらいは・・
続いては、水周りの設備へ。
2つ並んだ洗面台の先に、洗濯機が設置。右手にはバスルームとシャワールームがあります。
洗濯機は3台ありますので、この数ならバッティングの可能性も低そう。
洗面台は2つ。加えて、3階の廊下にも小さめのものが1つ設置されています。
そのまま洗面台の向かいにあるバスルームへ。
手前の2つがシャワールーム、奥はバスタブ付きのバスルーム。脱衣室はどこかな?と思ったら、なんと共用ということ。
この設計、個人的には女性同士とはいえ正直ちょっと恥ずかしいのですが、考えてみれば銭湯感覚で気にならない方もいるのかと。この辺りは個人差ということで、是非現地でご確認下さい。
バスタブはもちろん、お湯はりもok。
シャワールームには小さな腰掛けが設置されているので、のんびり楽ちん。
バスルームの出入り口には部屋ごとに分けられたストッカーもきちんと用意。最近ではこれ、すっかり標準になってきました。
お隣りに見える扉の奥はお手洗いです。
ウォシュレット付きのトイレは、一般家庭ではまだまだ見ることの少ない、蓋がセンサーで開閉するタイプ。
お手洗いは2階と3階にそれぞれ1室ずつ設置されています。
ではそろそろ2階の専有部へ。まずは201号室から。
専有部も引き続き白を基調にしたさわやかな空間に、ビビッドな色彩のチェアがポイント。床のクッションフロアはリビング同様革貼風で、大人っぽい仕上がりになっています。
スチールのハンガーパイプは、どこか繊細な細さが今回の物件らしいミニマルさ。
ペンダントライトのシェードも、程よい存在感。
ホテルのような室内干しワイヤーになんかも付いています。
このタイプ、白い部屋だと使用しないときに目立たなくて良いですね。
202号室はペールカラーの差し色で、よりさわやかに。
全ての部屋には、ベッド下の収納と小さなコーヒーテーブル、椅子が用意されています。
はい。実はリビングに面してドアが付いている部屋です。
人の話し声などに敏感な方にはあまりオススメしませんが、その分を考慮してかお家賃は少し控えめに設定されている様子。へっちゃら!という方はゼヒ。
こちらは、部屋のカタチがおもしろい204号室。
差し色は赤です。
ではちょっと、シンデレラ気分でらせん階段を上って3階へ。
3階まで上りきると、そこにも玄関らしき出入り口が
こちらは避難用とのことで、荷物の運搬などには利用できますが、通常は閉鎖してあります。
そして階段を上ってすぐ正面には、小さな洗面台が設置されています。
左手の引き戸の奥はトイレ、そして右手に見えるのが専有部です。
では引き続き、301号室から専有部をチェック。
3階の椅子たちは【Vegetal(ベジタル)】と名付けられた、フランスのデザイナーのもの。植物の葉がモチーフの独特な存在感で、座り心地もまずまず。
303号室のベジタルは、キャベツのようなグリーン。
より葉っぱらしいです。
307号室は白で統一。
ベジタルではないですが、これはこれで。
そして、310号室。
部屋自体はとてもシンプルな造りですが、このように家具の配置や色のバランスなどで、個性が出ますね。
さて、今回のシェアハウスの最寄駅は、各線・中野坂上駅。
駅前はいきなり大きな2つの街道の交わる交差点で、やはり大きなオフィスビルがニョキニョキと伸びる、新宿の延長のようなムード。でも街道から一歩入るや、あっという間に「いかにも杉並」然と拡がる住宅街。
この新宿区と杉並区のアンバランスな配合、乱暴なアンサンブルが、良くも悪くも中野坂上という街のキャラクターではないかと思います。
そんな捉えづらい不思議な場所ですが、裏を返せば杉並の庶民的な暮らしやすさと、新宿への快適なアクセスを併せ持つ利便性の高いエリアとも言えます。もし駅前の印象だけで敬遠している方がいるようなら、一度内覧に行って周辺を歩き回ってみるのも良いのではないかと思います。
新宿駅までは直通で6分、六本木駅まで16分、霞ヶ関駅(東京)まで20分。東京メトロ丸ノ内線と都営地下鉄大江戸線の2線が通っているので、都内であれば比較的どの方面にもアクセスしやすく、通勤通学にも便利な立地です。
ちなみに新宿までは歩いても30分くらい、自転車があれば10分足らずで行ける距離。シェアハウスには自転車置き場も用意されているので、自転車通勤も充分に現実的かと。
「casa bianca 中野坂上」を運営するのは「株式会社Rバンク」さん。
常に女性の目線で新しい試みを続けている事業者さんですが、その都度新しいテーマを持ち、空間を作り出してゆくスタイルで最近は特にオリジナリティの高い物件が目立ちます。
今回は新築ということもあり、無駄をそぎ落としたミニマルなスタイルでありつつも、らせん階段や床材、壁の質感などには女性らしさが醸し出されているようにも感じました。
また、家具や食器などの丹念なセレクトは、暮らす女性へのメッセージとも受け取れるような気も。仕事もライフスタイルもキラキラと、シンデレラのように純真で、凛とした女性にこそ、と感じさせる物件です。
宙に浮かぶキラキラと輝く純白の城、お問合せはコチラからどうぞ。
誰でも一度は、焦がれる世界があるものです。
(ホン)
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