シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
快適さって、なんだろう。
今回のシェアハウス探検隊は「サギノミヤハウス」。オーナーさんが生まれ育った土地で、自ら設計を手がけ家族が生活してきた家。子育ても終わり夫婦2人が生活するにはすこしばかり大きくなった家は、改装してシェアハウスに生まれ変わりました。
長年暮らしを積み重ねてきた家には、不思議と安心感が宿るもの。落ち着いた雰囲気が漂い、時代に左右されない上品な空間が気分を一層高めてくれます。
ピカピカでスタイリッシュな空間や、敢えて古さを楽しむ古民家風の空間も良いですが、丁寧に暮らしを重ねてきたからこそ生まれる空間に寄り添った暮らしもまた、魅力的だと思います。
では、さっそくシェアハウスを拝見します。
西武新宿線・鷺ノ宮駅を降りて、川沿いの散歩道を南下すること7分ほど。閑静な住宅街の一角にシェアハウスが見えてきます。
タイル貼りでモノトーン調の建物。シャープなシルエットが際立ちます。
有料ですが、玄関前のスペースには2台まで自動車も置くことが出来るのだそう(自転車は無料です)。
道路側には、ひょこんと立つ赤いポストと自転車のオブジェが。
郵便物をチェックするときも、絵になる1コマになりそう。
シェアハウスのサインはポップな書体。ワクワクしてきます。
さ、それでは玄関を開けて、建物の中へ足を踏み入れてみます。
玄関を開けると、しっかり力強い広々とした空間が広がります。
正面には101号室、左手にはトイレ、右手に102号室があります。
玄関は家の顔。建物の印象を決める大事な場所ということで、オーナーさんは玄関のつくりにはこだわったのだそう。赤いベンチが収納になっていたり、靴脱ぎ場が広めにとられていたり、すっきりと使いやすい玄関です。
靴箱は奥行きがあり、前後に2足を収納することができます。コンパクトなスペースを上手く活用した良いお手本。
玄関脇には、傾斜がとても緩やかな階段。今回は、自宅として想い入れを込めて作られたからこその「快適に暮らすための小さな工夫」が、様々なところに転がっています。
では、リビングを見ていきましょう。共用リビングは階段を上って2階にあります。
リビングの中に入ってまず感じるのは、手が行き届いた上品な空気感。基調となっているブラウンも、味わいのある深い色合いです。
アンティーク調のダイニングテーブルや窓の格子などは、いわゆるトレンドではないけれど、安心感のある気張らない佇まいがあります。時折ちょっとしたイベントなども開催しているそうで、広々とした空間も上手に活用されているよう。少々の人数であれば余裕をもって食事会もできそうです。
一部、屋根の形に抜かれた天井もいいアクセントですね。ちらりと見えるリビングの奥の部屋は203号室です。
共用TVはオーナーさんいわく「住人同士の会話を大切にしてほしい」とのことで、現時点では設置していないそう。せっかくですから、ぜひ、ティータイムのおしゃべりに花を咲かせてみては。
年季の入ったラジオも、味のある雰囲気を醸し出しています。
ちなみに、共用の電話とFAX機も置かれています。使い方次第ですが、「○○ちゃん電話よー」なんて電話を取り付いだりと、今となっては新鮮な体験もできるかも。楽しそうです。
リビングからは建物をぐるりと囲むベランダに出ることも出来ます。屋根も付いているので、天気の悪い日にも物干しが出来て重宝しそう。
つづいて、キッチンを見ていきます。
リビングとの間に壁はあるものの、料理しながらでもコミュニケーションがとれるよう、大きな窓を開けた設計のキッチン。ロールカーテンを下ろせば料理に集中することも出来ます。
キッチンまわりの収納も豊富で、調理器具の収納にも困ることはなさそうです。
ガスコンロは3口。シンクは横長で広々としています。
キッチン脇には、やはり、ぴったりとスペースに収まった食器棚。
さらに、入居人数比では割と大型の冷蔵庫もあります。
収納力たっぷり。冷蔵庫脇に見える奥の部屋は、各種水まわり設備になっています。
ここで、冷蔵庫となりの食器棚に注目。
随分と奥行きがあるのです(大型の冷蔵庫と変わらない奥行き)。なんでも、この食器棚を設置する際に奥行きをわざわざ足して作ってもらったのだそうな。食器類はすべて共用として使用しても良いとのことで、この料理にはどのお皿にしようか、なんて贅沢な悩みが増えそうです。
では、キッチン奥にある水まわり設備を見ていきます。
洗面台は2台。部屋数も5室なので、朝の利用もそれほど煩雑にはならないはず。窓を開けると外の風が入る設計も、ちょっと面白いところ。
洗面台の対面には洗濯機、左奥には脱衣室とバスルームがあります。
バスルームは普段はシャワーだけを使用し、バスタブの使用は入居者同士協議の上で使用してくださいとのこと。
ゆったりできる大きさのバスタブなので、入居者同士よく話し合っていただき、快適なバスタイムを過ごしていただきたいものです。
トイレはウォシュレット付き。リモコン操作できます。
さて、3階に上ります。
階段脇には、発色のよいグリーンの籐の椅子。
使い込まれた感じが、ちょっといい雰囲気です。
3階には「共用アトリエ」と名付けられた、めずらしいスペースがあります。屋根裏部屋のような雰囲気が新鮮です。
とは言え、天窓が付いているので明るさは充分。持ち寄った本を並べて読書室のように使うなど、リビングよりもラフに利用できそうです。
壁には懐かしのトレインスポッティングのポスターが貼られていたりして、意外な一面もチラリ。小窓からは富士山が見えたりと、どこか少年ゴコロをくすぐられる空間なのです。
それでは、個性豊かで楽しい部屋が勢揃いの専有部内を見ていきます。
こちらは、202号室。カントリー調のインテリアが特徴的なお部屋です。
天井近くの壁面には、文庫本やちょっとしたディプレイにぴったりの棚が作り付けられています。奥の小さな出窓も可愛い小物を飾ったり出来そう。
クローゼットはツマミの色がとってもチャーミング。気取らない自然体のおしゃれな雰囲気が漂います。個人的にこれ、かなり好きです。
掃き出し窓からは、リビングとも繋がる大きなベランダに出られます。
さて、一転して和テイストのこちらは203号室。
つくりは和室なのですが、どこかポップさを感じるのは、正方形の琉球畳のせいでしょうか。はたまた、収納扉の鮮やかな朱色のせいかもしれません。
ぐるりと2面採光の窓も付いていて、床面積のわりに閉塞感はありません。
実は、真ん中の畳を上げると掘りごたつに変身!なんて粋な演出もできてしまう、なかなかヤリ手のお部屋なのです。
こちらは、玄関正面にある101号室です。
もともとピアノが置いてあった部屋なのだそうで、少々の音を出しても良いように防音仕様になっているのだとか。オーナーさん一家にはカラオケマシンでフィーバーしたなんて思い出もあるそうです。(とは言うものの、夜間の音出しは気をつけていただければ)
窓に合わせて作り付けられたデスクのある一角は、コーヒーがよく似合いそう。ノートPCをポンと置いて作業するだけで、気分は推理小説家になったようです。
デスクの対面には、専用のミニキッチンも隠されています。流し台は洗面台としても使うことを考えると、結構便利なのでは。
防音効果があるのかは不明ですが、でこぼこしたウッド調の壁も年月を重ねて馴染んだ深い色合いに。
掃き出し窓からは庭に出られます。プランターも利用できるので、ちょっとした菜園などやってみるのも良いかもしれませんね。
こちらの立派なお庭は玄関からぐるっと回り込めます。独り占めするのはもったいないな、と言うことであれば入居者のみなさんと共用しても良いかも。
さて、今回探検した「サギノミヤハウス」の最寄駅は、西武新宿線・鷺ノ宮駅。
鷺ノ宮駅周辺に拡がるのは、きっと昔から変わらないんだろうな、と思わせる閑静な住宅街。マンションやアパートと言うよりは、マイホームを建ててどしっと土地に根を生やしている、そんな人々の暮らしの気配が漂う街です。
駅前に、いきなり川が流れているのがユニーク。郵便局やスーパーなどもまずまず充実していて、便利そうです。
急行の停車駅ということもあり、山手線・高田馬場駅まで9分、池袋まで15分、新宿まで15分、渋谷まで25分と、都心にアクセスしやすい立地。
また、自転車であれば阿佐ヶ谷方面にも行動圏内です。
駅を降りるとすぐに、川沿いを走るちょっと素敵な散歩道に合流することができます(写真では分かりづらいですが、車道脇のあたり)。駅からシェアハウスまではこの散歩道をてくてく歩くことになるのですが、虫の声や水の流れる音などが耳に心地良く、都会では忘れがちな季節の変化を感じるにはピッタリのコースになりそうです。
運営するのは、ずばり「サギノミヤハウス」さんです。
冒頭でも少し紹介しましたが、サギノミヤハウスはかつて、管理されるご夫妻自身が暮らしていたマイホームだったのだそう。ひと昔前までは家族で賑やかに暮らしていたマイホームですが、子育てが終わり一段落すると、大きな家には空室がちらほら。
それならば、若い世代の人たちに楽しく活用して頂きたいとのことでシェアハウス・サギノミヤハウスが生まれたのだそうです。
シェアハウスの運営は初めてで運営面では手探りの部分もあるとのことですが、細部に詰まった心遣いを見れば、きっととても親身な対応をして頂けるのではと感じさせられてしまいます。
肌に馴染む素敵な家で暮らしたいけど、デザイナーズもナチュラルも、ちょっと違うんだよなぁ・・なんて思っている方、ぜひコチラからお問合せを。
屋根にはソーラーパネルが付いていて、日々の発電量を確認することができます。
節電も大事ですが、それ以上に人柄が伝わる感じが良いですね。
(イシクラ)
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