大きなテーブルをかこんで

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

辿り着いた先は、ちょっぴりログハウス風の家。


今回のシェアハウス探検隊は新築物件。2011年の春にオープンし、全10部屋がすぐ満室になった「Witt-style Natural」です。

建物はキッチンとダイニングが一続きになった1階と、廊下をぐるりと専有部で囲む2階から成る、なかなか大胆な空間構成。業務用の大きなキッチンや階段の手摺の無骨さなど、ほんのりメンズライクな仕様も感じさせますが今回は女性専用ということです。

内部の壁、天井はすべて木の仕上げ。あまり装飾のないサッパリとした空間ながら、どこか温かみがあるのは材の効果でしょうか。周辺も緑の多い地域ですし、木の香りを存分に吸い込みながら見て行きたいと思います。


小道の突き当りを右へ左へ、虫の声が響くほど静かな住宅街を進んでいくと、道沿いにシェアハウスの建物が現れます。

存在感のある茶色いルーバーは、実は共用のバルコニーの目隠し。緩やかな片下がりの屋根もあいまって、独特のバランスを形作っています。

玄関はこちら。先程のバルコニーが、ポーチ(ひさし)代わりになります。

一見ドアが並んでいるタウンハウスのようにも見えますが、奥の方はデッキとリビングを繋げる掃き出し窓になっています。ちなみに、現在は玄関ポーチとデッキの間に生えている植物がさらに育って、適度な目隠しになっています。

郵便ポストは、シェアハウス全体で大きなものが1つ。

ちょっとアメリカンな雰囲気も漂う、キャッチーなカラーリングです。なんだか瓶の牛乳とかが配達されそうなイメージ。

インターホンはカメラ付き。

あまり見ない形は、きっと新しい機種だからなんでしょう。

こんな所は新築らしさかもしれませんね。


玄関を開けると現れるのは、木製の靴箱。その奥には階段もチラリ。

割り当ては1人1扉。しかし扉をぱかっと開くのではなく、キャスターで引き出すタイプ。

そして、引き出すとこんな感じ。

ブーツを入れておける場所もあったりして、新築ならではといった感じのユニークな設備。ただ容量的に多くはないので、お部屋管理の靴も出てくると思います。

なお、写真ではちょっとわかりづらいですが、左の壁には姿見も設置されています。お出かけ前の最終チェックはこちらでどうぞ。


靴を脱いで家の中に上がると、そこはすぐキッチン&ダイニング。

木材の仕上げはほぼ「そのまま」のため、ちょっぴりログハウス風の雰囲気に。

赤い椅子が並んだダイニングテーブルも、実は作り付けになっています。

入居者10人が全員座れるように設計されているため、テーブルはなかなかの大きさ。TVを見ながら大きなテーブルで一緒にご飯、楽しそうです。

下がり壁のような形状の天井は、オーナーさんの意向だとか。

梁のようにも見える変わった仕上げですね。

さて、キッチン&ダイニングの片面は、実は全面バルコニーに面した掃き出し窓になっています。

晴れていれば、日中は照明なしでも十分生活できそうな採光の良さ。開放感もあり、なかなか気持ちの良い空間です。

脚立や掃除機、アイロン台などの共用備品はこちらが定位置の様子。

コミュニケーションボードも同じ一角に設置されています。

現在は管理人さんからのお知らせや、ちょっとした予定表などに活用しているそう。

壁に取り付けられたテレビの下にも細かな共用備品がセットされています。

赤いファイルボックスは、室内ポスト代わり。外のポストに入っていた郵便物を気付いた人がこちらに入れておき、各自自分宛のものを取っていく決まりになっているそう。

小さいほうの作り付けのデスクには共用PCも置かれています。

ちょっとレシピを調べたり、なんて時は便利かもしれません。


キッチン側から見るとこんな感じ。細長い形状の部屋です。

ダイニングとキッチンの間の壁には、家電や個々の食材を置いておくための棚が設けられています。

ストック用のボックスも10人分、ズラリ。上部は食器棚も兼ねています。

電子レンジを置けるほどなので、奥行きはなかなか。

頻繁に出し入れがあり煩雑になりやすいストッカーは下段、立ったままキッチンとの往復で使うレンジやオーブンは手元に近い中段、お皿のようにヒョイと取れるものは上段。よく考えられた配置だと思います。

キッチンは大胆なつくりのステンレストップ。聞けばオーナーさんこだわりの業務用だそう。台の高さも少し高めです。

カーブした蛇口はシンプルで綺麗な形状ですが、あまり勢い良く水を出すと跳ねるので要注意。

IHコンロは対面に3口ずつで、同時に料理をしていても困ることは少なそう。

・・と言うか、むしろかなり楽しそうです。

キッチンの共用備品はステンレストップの下に収納されています。

現在住んでいる入居者さんはやはり料理をする方も多く、キッチンもかなりの頻度で使われているそう。

備品も最初から用意されていたモノに加えて各自持ち寄ったりで、オープンした時よりもかなり増えている様子。


ダイニング&キッチンの掃き出し窓を開けると、玄関からもチラリと見えた、ウッドデッキの張られたテラスに出ることができます。

洗濯物を干すことも可能で、先ほども出てきた玄関脇の植物が目隠し代わりになってくれます。

ここに出ると、建物が密集している感じが伝わるかと。ただ、ゴミゴミした嫌な密集感ではないのです。


続いて、階段下に集まっている水まわり設備を見ていきます。

ランドリー、洗面台、脱衣スペースがぎゅっと集約されています。

洗面台はシンプルですがカクカクッとしたタイプ。

横にある大きな扉は電気系統の機械が入っているので、普段使いはなさそう。収納ではありませんので、あしからず。

バスルームはコンパクトですが窓付きです。

鏡の下に突き出した台は、スペースがあるので結構活躍してくれるかもしれません。

なお、水回りエリア全体のドアには鍵が付いていますが、ロックすると洗面台や洗濯機などが使えなくなってしまうため、脱衣スペースはランドリーの一角をカーテンで仕切って使用します。

女性専用ですが、このあたりの感じ方は個人差があるかと思うので現地でご確認を。

ウォシュレット付きトイレもきゅきゅっとコンパクト。

四面を囲まれているため、かなり木の雰囲気が強め。なかなかタイトな空間ではありますが、妙に落ち着けます。


では、階段を上って2階へ。

手すりはネットが張ってあって、なんだかボーイッシュな印象です。

階段の吹き抜けは優に7mはありそうな高さ。迫力があります。

ちなみにキッチン側には手すりがありませんので、落ちないようにご注意を。


さて、2階は手前が水まわり、奥が専有部というつくり。

階段のすぐ脇に設置された洗面台は、1階と同じタイプ。

収納は上部の棚と洗面台下の棚の両方が使用できるようになっています。

奥の方に目をやると、廊下のような形状の空間の突き当りに待ち構える洗濯機。

そして、手前の左側にはシャワールームが。

シャワールームには鍵がかかりますが、見ての通り、脱衣スペースはカーテンの仕切りです。

中はシンプルですが、足元がタイル張りなのが少しユニーク。

ちなみに洗面台の対面にはお手洗いもありますが、中は1階と全く同じつくりです。


そうそう。水まわり廊下のすぐ脇にはドアが付いていて、建物の正面に見えたバルコニーに出ることができます。

奥は回り込んでL字の形状。木製のルーバーで目隠しがされているので、洗濯物も気にせず干せるのが嬉しいところ。

ただ、春には奥に見える大きな木から虫が落ちてくるというハプニングがあったそう。なのでその時期には部屋干しがおすすめです。


それでは、専有部の様子を見ていきます。

1階の専有部はすべてダイニング&キッチンに面したドアから出入りするのですが、まずは階段に近い101号室。

窓は部屋幅と同じだけの幅があって、採光はなかなか。各部屋高さの違うロフトベッドが作り付けられているのがユニーク。

やはり作り付けられた吊り戸棚も、収納の少ない部屋にとって貴重なスペース。棚兼ハンガーポールで有効活用でできそうです。

珍しい高さで、ロフトに立っても目線の高さはあまり違和感がありません。


続いてお隣、102号室。ロフト上にすこし隣の壁が侵入してきている変わったつくりです。

ベッドとローテーブルの位置関係がやはり新鮮。腰高ほどのロフト下スペースを入居された方がどう使うのか、気になるところです。


こちらは206号室。窓の位置が変わるとお部屋の印象も変わります。

ベニヤ板のドアについているのは、さらりとした手触りのシンプルなドアノブ。

照明のスイッチカバーも同じような素材でできています。


最後に外部をもう一度ちらり。

玄関脇のベランダ下部の一角が駐輪スペースになっています。

1人1台置いてもなんとか収まりそうな余裕はあります。

シンプルな外観は、カラフルな自転車が映えそう。


最寄り駅は、京王井の頭線東松原駅です。

ラッシュ時以外はどこかのんびりとした雰囲気の漂う井の頭線。東松原駅も例外ではなさそうです。

最寄りの出口を出るとチェーン店がちらほらありますが、基本的に地元密着型の商店街。

商店街とは別にスーパーもあるので、生活はしやすそうな場所です。

隣駅である明大前は徒歩圏内、下北沢も自転車でも気軽に行ける距離で休日の外出も楽しめそうな一方、シェアハウスの周辺は「閑静な住宅街とはこのこと!」と言わんばかりのTHE・住宅街。

通りには戸建て住宅が多いのですが、今回のシェアハウスのように新築のスタイリッシュな家もあれば、昔ながらの平屋建てもあったりと、テイストもいろいろ。

ひつじ社のスタッフのように建物を見るのが好きな人にとっては、歩いているだけでも楽しめそうです。


さて、「Witt-style Natural」を運営されるのは「チューリップ不動産」さん。

女性が東京で安心して暮らせるよう、良い立地でリーズナブルに、設備はしっかり!をモットーに女性専用シェアハウスを多く運営されている事業者さんです。

スタッフの方も皆さん女性。月ごとの清掃や、季節や物件によっては植物の剪定もスタッフさん自身の手で行っているということで、生活の中で割とよく顔を合わせることになると思います。

担当さんは訪問時のちょっとした部屋の状態を見て、「あれ、何かあったのかな」などと、日々変わっていくシェアハウスの生活の機微を感じ取っているそう。多くのシェアハウスと多くの入居者さんに触れてきた蓄積による勘でしょうか。

ちなみに現在進行形でシェアハウスに住んでいるスタッフの方もいるそうですから、いろいろな相談に乗ってもらえるかもしれません。

現時点(2011年10月)では満室ということですが、空室が出た際にはこちらからお問合せをどうぞ。


女性10人。名前のとおり、ナチュラルな暮らしを楽しんで欲しいですね。

(テルヤ)

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