シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
赤羽の大空に舞う。
世界的に有名なバレエの名作のひとつ「白鳥の湖」。昨年(2011年)はこの作品を題材にした映画も公開され、ドラマチックで切ないあの旋律を耳にする機会は、なにかと多かったのではないでしょうか。
作品の中では白鳥と黒鳥が登場し、その表と裏の二面性が見所。今回ご紹介する「swan あかばね」は女性らしい優雅さと、ちょっとメンズライクな格好良さの二面性を持った女性専用物件です。名前の由来にもなったswanソファは、白でも黒でもなく、鮮やかな赤。空間にパッと紅を落とします。
でも、バレエや映画はハラハラドキドキの展開かもしれませんが、ここでは羽を伸ばせそう。帰ってきたら、湖でゆっくりお休みくださいませ。
さて、駅を出て緩い傾斜の付いた並木道をくぐり、角地にそびえる白い建物がシェアハウス。
天気が良ければ、白い外壁が光を反射してまぶしいほど。
玄関は真ん中の、すこし奥まったところにあります。
両側の扉がフェイクのようで、隠れ家感が増しています。それだけでワクワク。真ん中以外の扉の奥がどうなっているのかは秘密とのことなので、気になる方は内覧時にでも聞いてみて下さい(変なものではありません)。
ドアの右手にはカメラ付きインターホンとシェアハウスのサインが。
実は「あかばね」の文字の隣にある小さなマークがポイント。後ほど全貌が明らかになります。
それでは玄関を手前に引いて、おじゃましまーす。
目の前に現れたのは、まず階段。
シェアハウスは2階からだそう。ということで、土足のまま階段を上ります。
階段の踊り場にはリートフェルトの名作、zig-zagが置かれています。
最初は怖いですが、いざ座ってみると強度があるこの椅子。とは言え座り心地は決して良くないので、このように飾り棚のように使うのが正解のようです。
2階には、靴箱が待ち構えています。
3階の入居者さんも、こちらで靴を脱ぎます。靴箱の背はなかなか高め。使用頻度の高い靴は手の届きやすいところに待機させておくのがよさそうです。
さて、スリッパに履き替えたら、そのまま3階のリビングへ。
階段を上りきったところに立てられた、オレンジ色に塗られた壁。階段からの視線を遮るワンクッションの役割を担います。
そして、壁の裏に広がっているのは、ダイニング・キッチン・リビングがひと繋がりで配置された大きな空間。
こうやって見ると結構な奥行き感。壁は少し温かみを感じる、柔らかい白で塗られています。…おや、一番奥にある赤い椅子はもしや。
近づいて見てみると、やはり。
サインにもなっていたswanソファです。
美しいカーブが特徴的なアルネ・ヤコブセンの作品として有名ですが、真っ赤なカラーリングと形状が相まって、座るとちょっと優雅な気持ちになってしまったりして。
仕事を終えて帰宅した女性の入居者さんがswanソファにもたれかかっている姿、目に浮かびます。
振り返ると、キッチンの手前にストック用の棚が設置されています。
これ、実は床から配線がされていて、棚の側面にあるコンセントから電気が取れるようになっています。
家電もぴったり収まって、美しく見せる収納技、お見事。
飾り棚としても、美しくカッコ良くキープできたら素敵です。
キッチン周辺は、先ほどの曲線が特徴的なソファまわりとは打って変わって、かなりハードな雰囲気。
IHコンロとシンクは対面で2つずつあり、同時に2人料理が可能です。
IHにしては珍しく、回転式のつまみで火力調節が出来ます。
個人的にはガスコンロに慣れていて、ボタン式よりも回転式の方が感覚としてわかりやすいので、勝手ながら好印象。鍋や食器などは作業台の下に収納されています。
足元のラインライトを付けると、また雰囲気が変わりそう。夜からのパーティーの時なんて、演出に一役買ってくれそうです。
冷蔵庫は大型のものが2台。
キッチンからはほんの少しだけ離れますが、大人数での準備では、ダイニングテーブルを作業台にしたりして役立ちそうです。
それでは2階に降りて、水まわりを見ていきます。
2階は大きな空間に一回り小さな箱が入っている、独特な入れ子式の間取り。
靴箱の裏側、つまり入れ子の内側の箱にバスルームが収まっていて、周りをぐるりと専有部がとり囲む面白い作りです。
ゆえに全体像がつかみにくいのですが、靴箱の右手は洗面スペース。
こんな愉快な仲間もいます。
少しもったいない気もしますが、綺麗を保つためにはいっぱい使いましょう。
洗面台の隣はランドリースペース。
3台設置されていて、入居人数を考えても利用の不便はあまり無さそう。
洗濯機の向かいには、お手洗いが並びます。
ドアも内開きで、出るときに洗濯を回している他の入居者さんの背中に突撃!なんて危険もなし。
続いてお手洗いを出て、回遊性のある廊下に沿って裏側に回ります。3階にも使われている、ハードな雰囲気のこの壁。
OSBと呼ばれる材で、普段は構造用として壁の内側に使われています。木材チップの模様が特徴的で、インパクト抜群。
白いドアを開けると、脱衣室があります。
シャワールームが両側についていますが、脱衣室は兼用とのこと。
たった2室でピタリと同じ時間になる事も少ないでしょうし、割と平気な人も多いのかもしれません。女性専用ですしね。このあたりは現地で確認してみてください。
シンプルなタイプのシャワールーム。
向かいに同じタイプのがもう1つある、シンメトリーな配置です。
そして、隣にはほんのり桜色のバスルーム。
ゆったりと湯船に浸かりたいときにはこちらへ。
ここだけは寒い時期には順番待ちになってしまうかもしれませんが、それはそれで楽しそうな気もします。
それでは、先程の水回りゾーンをぐるりと囲んだ専有部を順番に見ていきます。
まずは201号室。変形のお部屋です。
台形のような形がなかなか挑戦的な間取りではありますが、うまく家具を配置すればカッコ良く快適に暮らせそう。
駆体そのままの天井と裸電球のそっけなさが良い感じです。
テーブルにもなる収納棚も、壁と同じOSBで出来ています。
天井からは、天井と雰囲気のあったハンガーポールが吊られています。
使い方次第では、お店のようにもなりそうです。このポールに、いかに綺麗に洋服を掛けられるかが「見せる収納」の醍醐味ではないでしょうか。
大きな窓が気持ち良いのは203号室。
この採光があれば、朝は難なく起きられそうな気がします。
部屋ごとに違う椅子が、雰囲気をだいぶ左右しますね。
203号室は、透け感と曲線が大人な雰囲気のワイヤーチェア。好きな椅子を選んでみる楽しみもあります。
続いて206号室。部屋番号はフランス語で書かれています。
でも、6はフランス語でもsixだそうです。ちなみに、調べてみたら0もzeroなんだとか。勉強になりました。
落ち着いた色の椅子は、色んなテイストのインテリアにマッチしそう。
それでは階段を上り、3階へ戻ります。
ガラスブロックから入る光が拡散して、階段は明るい空間に。
302号室はオレンジの椅子がキャッチー。
壁のほとんどが窓になっているので、昼間は照明いらずです。
ドアを開けるとこんな感じ。
3階は、全ての部屋がリビングに接しています。音の感じ方には個人差があるので、現地で確かめるのがおすすめ。
「だんだん」柱と大きさ違いの窓が面白いのは306号室です。
台形の部屋に引き続き、チャレンジが必要そうな間取り。この小さな収納のように、うまくサイズが合うものが見つかると、この柱も見方になってくれそうです。化ける余地は割とありそう。
それでは最後に屋上へ上ります。
広々とした屋上からは、赤羽の景色が一望出来て、開放感抜群。
ああ、本物の白鳥だったら、このまま大空へ羽ばたいてしまいそう…なんて遠い目で妄想をしていたら、現実的なものが目の前に。
はい、物干しも出来ます。今は妄想より洗濯が大事でした。
天気がよければ、冬でもあっという間に乾いてしまいそう。くれぐれも取り込み忘れにはご注意を。
京浜東北線や湘南新宿ラインなど5線が乗り入れ、渋谷・新宿・池袋までは全て乗り換えなしでアクセス出来ます。駅の右手には大きな商店街があり、ちょっと映画の三丁目の夕日的な雰囲気が楽しめるゾーンも。
シェアハウスから駅までは徒歩15分ほどですが、最寄のバス停までは徒歩3分。
バスに乗ってしまえば8分で駅に到着です。時刻表は要チェックかと。
運営は「株式会社Rバンク」さんです。
女性専用物件を数多く運営し、その数はもうすぐ20件に達する、経験豊富な事業者さんです。赤羽では4件目ということで、周辺事情にも詳しい担当さん。おすすめのお店も教えてもらえるかもしれません。
今回のポイントは「外と内の気配」。周辺には並木道が多く、特に柿の木は昔から特徴的なんだそう。赤羽という地名も、赤土が多い土壌というのが由来だとか。
そんな背景もあり、歴史と自然を建物の内部でも感じられるようにしたい、と考えたそうです。3階の壁を一部柿の色にしたり、床を無垢材にしたり。至る所で使われていたOSBも、土や葉っぱのイメージを表現するために採用したとのお話。
そう聞いて改めて部屋の中を見ると、感慨深いものがあります。
swanソファにやさしく包まれたい方、クールなキッチンにずきゅんと来てしまった方、お問合せはこちらからどうぞ。
この曲線とカラーリング、やっぱりニクいです。
(テルヤ)
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