シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
※2020年6月より物件名が「シェアリザイド 船橋」へ、運営事業者が「ワイム総合企画株式会社」さんへ変更されています。
悠々たる生活。
「休みが欲しい!」
休息は人間の本能的な欲求であり、必要不可欠なこと。「ゆったり」や「まったり」というキーワードがやたらと目につくのは、世間的に使用頻度が高くなったのか、はたまた自分が疲れているからかは定かではありませんが、働き過ぎと言われる現代人は、常に“癒し”のようなものを心のどこかで求めているのかもしれません。
例えば温泉地への旅行が以前よりぐっと魅力的に感じられるのも、そんな“癒し”的なものを求める気持ちの表れだと思うのです。
ゆっくりしたい、温泉に浸かってリフレッシュしたい。派手にパーッと遊ぶのもストレス解消になりますが、年を重ねるごとに段々温泉地の方へ魅力を感じるようになってきた気がします。
今回ご紹介する「コレクティブレジデンス 船橋」が、温泉こそないものの、温泉地でゆっくり過ごす疑似体験をダイレクトに体現しているように感じるのは、うーん、なんだか疲れすぎなのでしょうか。
広々とした空間にゆとりをもって配置された家具。落ち着いたカラーリングでまとめられたインテリアや、ガラス越しに見える緑。
そう、それはあたかも、すこしモダンな温泉旅館のよう。
時間の流れが心なしかゆっくり感じ、ほどよい骨休みになりそうな空間が広がっています。
駅前の賑やかさから抜け出して、のんびりした空気が漂う住宅街の一画に表れる白い建物がシェアハウス。
建物部分から突き出るように下がった、大きな庇が目を引きます。道路に面した石積みのエクステリアも、情緒たっぷりの風情。
正面には、車1台程度は余裕で駐車出来そうな、ゆとりのあるアプローチ。
初めは門を開けるのすら少しためらってしまいそうですが、思い切ってガラリとスライドさせます。
奥へ進むと、先ほどの門と比べれば控えめなガラスドアの玄関が顔を覗かせます。
ガラス扉の中央部に設置された鍵は非接触式のもの。
早速ピピッとカードをかざして、お邪魔します。
重みのあるドアを開いた先は、大きな土間のある、ゆったりとした玄関ロビー。
斜めにさがった天井が、どことなく“家っぽさ”を感じさせます。大きな庇だと思っていたものはエントランス部分の屋根でもあったというわけで、なんともニクい設計です。
そして、昼間なら照明無しでも十分な光が採れるのは、やはりこの全面ガラスのおかげ。
道路から少しセットバックして建物が建っていることもあり、開放感は抜群。
意外と人通りは多いのですが、あまり気にならないのは比較的滞在時間の短い玄関だからでしょうか。
または道路との間に植えられた植物がささやかな目隠し代わりになってくれているのかもしれません。
帰ってきた人を迎えてくれるのは、緩やかな曲線を描く家具たち。
中央で空間を規定するのは、イサム・ノグチのテーブルの存在感。
適度な和の按配が、しっくりと馴染みます。
4メートルもの高さがある少し奥の吹き抜けには、やはり独特の按配のシャンデリアがぶら下がります。
夜になれば、ほの暗い雰囲気の良い空間を作ってくれそうです。
玄関ホールの裏手には、靴箱用のスペースが取られています。
全45部屋ということで、靴箱だけでもちょっとしたボリューム感。
部屋ごとに収納場所が決められ、収まらなかった分は自室での管理となります。
背の高いブーツなどは難しいですが、戦力の高い靴を3足ほど選んで収納しておくことになるかと。
それでは靴箱スペースよりほんの少し先まで廊下を進み、ガラスドアを開けてリビングへ。
ドアを開けると、細長い空間の奥から光が差し込み、ほどよく開放的なリビング。
なにせ空間が広いので、よほどのことがなければ窮屈に感じることはなさそうです。
聞けばTVを見たり、食事をしたりの他にも、ノートパソコンでちょっとした仕事を片付けるのにもよく使われているとか。確かにこの環境、仕事もなかなか捗りそうです。
遠目には一見プレーンにも見える家具類は、よく見ればひとつひとつ吟味されたセレクト。トーンもタイプも、まるで「ゆっくり過ごしてください」と言わんばかりです。
壁沿いに配置されたソファの対面に並ぶのは、柳宗理のバタフライ・スツール。
ロビーにあったイサム・ノグチのテーブルも同じですが、このちょっぴりな和の按配が無理がなくてほど良いバランス。
掃き出し窓から外に出ると、ウッドデッキのテラスがあります。
少し高く設置された木の塀は思いのほか圧迫感もなく、ほっこりとしたプライベート感を生み出します。
実はエントランスからもつながっているこのスペース。
帰ってきたらテラスに直行することも可能です。
ゆっくり起きた休日は、ココでブランチを取ったりするのも良い気分転換になりそう。
リビングへ戻りソファの間を抜けて、奥にあるキッチンへ向かいます。
雰囲気はガラリと変わり、真っ白なスペース。
大きなアイランド型のキッチンが、真ん中に堂々と構えています。
アイランドの一画は、そのままダイニングテーブルとしても使用できるようになっています。
普段の食事はリビング側で取るのが気持ち良いと思いますが、複数人でキッチンを使用する場合は大きな作業台として活躍しそう。
シンクとガスコンロは、計3セット。
ガスコンロはそれぞれ3口のタイプということで、最大9つの鍋まで同時使用が可能。入居者数から言えば、フル稼働も時にはあるはず。背中側のカウンターテーブルまで活用して、かなり楽しい調理風景が生まれそう。
キッチン家電は窓側のカウンターテーブルに並んでいます。
電子レンジ、トースター、炊飯器など基本的なものが揃っています。レアなところだとエスプレッソマシンなんかも。そういえば、このシェアハウスはマグカップに入ったコーヒーが似合う気がします。
アイランドキッチンを挟んで対面には、食器棚と各部屋ごとに分けられた収納が。
部屋数が多い分、積み上がる食器の高さも結構な迫力です。
建物は、長方形のフロアの中央部に水まわりと階段、その周りをぐるりと専有部が囲む、回遊性のある構成。
リビングを出て、次は中央部にある水まわりへ。水まわりは男女兼用のものと女性用が分かれています。
まずは兼用の方を見て行きます。
白をベースに、あっさりとした飾り気のない空間です。
トイレはウォシュレット付きのスタンダードなタイプ。
ラウンジに一番近いため、利用頻度は高くなりそうです。
ランドリーの脇にあるカーテンの奥がバスルームになっています。
浴槽付きのバスルームとシャワールームが1室ずつ。
脱衣室が兼用になっています。実質女性の利用は難しいと思いますが、男性も気になる方は現地で確認を。
広くはありませんが、使い勝手の良さそうなバスルーム。
浴槽付きのバスルームが幾つかあると、バスタイムの選択肢が柔軟になるのは嬉しいところ。
そして、大きな鏡の付いたシャワールーム。
シャワールームにしては珍しく、座っても使用できるよう椅子が用意されています。
そして、ボディ・シャワー付き!
実はまだ一度も体験したことがないのですが、是非一度浴びてみたいものです。
続いて女性専用の水まわり設備のある、ビューティールームへ。
こちらは男子禁制、女子の園。男性陣は間違えて入らないようご注意を。
重みのあるドアをゆっくりと開けると、なにかの控え室のようなカウンターと洗面台が並びます。
もちろん、自分の部屋で周りを気にせずメイクもいいですが、こういう場所があるとちょっと気合いが入りそう。
朝はもちろん、夜のスキンケアもじっくりと。女性たるもの、美にはお金と時間を惜しんではなりません。と、誰かが言っていた気がします。
美の追究をサポートしてくれるビューティーグッズも勢揃い。
ヘアアレンジグッズの他に、バスルームで使用できる脂肪燃焼マシンも導入。バスタイムで痩せるなんて、女子の大好物ではないでしょうか。
さらに、マッサージチェアもスタンバイ。
お風呂上がりのリラックスタイム。これぞ、女子の特権です。
マッサージチェアの隣にあるドアの先は、女性専用水まわり。
広めに取られたスペースに並んだ洗濯機も、女性用だからかほんのりピンク色です。
洗濯機の向かいに並んでいるのがバスルーム。
脱衣スペースは、カーテンで仕切って使用します。
浴槽付きのバスルームは脚を伸ばせる広々タイプ。
丸みを帯びた珍しい形で、横幅もなかなかのゆとり。
シャワールームはシンプルなタイプです。
今日はササッとすませたい、という時はコチラへどうぞ。
トイレは男性用のものと同じ型。
1階の女性専用トイレは1台なので、ここだけは、すこし混み合うことがあるかもしれません。
それでは階段を上って2階へ向かいます。
2階は女性専用フロア。
水まわりと専有部というシンプルな配置になっています。
水まわりは1階の男性用のものとほぼ同じ間取り。
トイレ、洗面、ランドリー、シャワールームが集約されています。
そっと体重計が置いてある、そのさり気なさにドキリとしてしまいます。他の人がいないときにこっそり、こっそり。
男性も女性も入居OKな3階も、2階と同じ構成。
この長い廊下の右側に専有部、左に水まわりと階段があります。
実は同じような階段が2カ所あり、端の部屋からの導線が遠くならないような設計になっています。
それでは、気になる専有部を1階から順番に見て行きます。
まずは109号室。
靴箱と同じフォントで印字されたドアを押し開けます。
一瞬「ん?ガレージ?」と思ってしまう、ちょっと不思議な空間が目に飛び込みます。
ここはガレージのようにも使用できるプライベート部分。このように自転車やサーフボードを置いておくこともできます。
使い方は工夫が必要そうですが、個人的にはカッコいい雰囲気が似合うと思います。植木を持ち込むのはアリかも。このあたりは事業者さんに相談が必要かもしれません。
二間続きのようになっている奥の部屋は、フローリングで使いやすそうな間取り。
掃き出し窓からの採光も良く、気持ちの良い朝が迎えられそうです。
続いて2階の201号室。
角部屋で二面窓。内の1つは出窓になっています。
収納は大きめの“見せる収納”タイプ。
クローゼットに見えますが、ハンガーポールはありません。別の収納家具と組み合わせて使用することになるかと。
モデルルームの206号室。
あっさりめの爽やかなテイストにするのなら、こんな感じのイメージでしょうか。
なんでも、一番最初にその部屋に入居した人は、好きな家具を選ぶことができるという太っ腹なオープニング・キャンペーンを開催中とか(2012年5月現在)。色々な可能性を感じさせる面白い取り組みですが、期間限定ではありますので、希望の方はお早めに、とのこと。
収納はシェルフ系の家具を組み合わせて、こんな感じで使うと良いようです。
組み合わせて使うタイプのラックは汎用性が高く、色々と探してみるとより使いやすくなりそうです。
301号室の床はカーペット敷き。
素材と色が変わると雰囲気もガラリと変わり、空間がキュッと引き締まります。
この部屋は右側の白い壁がアレンジのポイントかも。背の高い家具を置くことも出来て、選択肢は広がりそう。
続いて、こちらもモデルルームの306号室。
家具が入ると部屋のスケール感がリアルに伝わってきます。
照明はシーリングのみの設置。
好きなシェードを見つけてきて取り付けるスタイルです。きっと、悩みます。
307号室は、ちょっと大人な感じのモデルルームに。
収納スペースにあえてテーブルなどを置き、収納として使わないという技もあります。
囲われた空間が好きな人にはおすすめかもしれません。
英字の広告がキマります。
専有部の最後は318号室。
壁は木のパネルになっています。モカカラーの床との組み合わせが新鮮。
場所によって床の種類は色々。場所や窓向きだけでなく、自分の好みの部屋を選ぶ楽しみが1つ増えたようです。
最後に、階段を上って屋上へ向かいます。
大きなスペースが確保された屋上では、青空の下で物干が出来るようになっています。
シェアハウスで大変に思うのは、布団干し。ベランダが無い部屋に住んでいると、なかなか布団を干すのは難しいものです。
これくらい広々と場所が取ってあれば、天気の良い日に思いきり布団が干せます。階段の上り下りはご愛嬌、ということで。
最寄り駅は各線・船橋駅。
中央・総武線、東武野田線などが乗り入れ、東京駅までは25分、成田空港までは直結です。
周辺にはデパートなどの大型店舗が多く、平日の日中からなかなかの賑わい。
シェアハウスの近くは住宅街。買い物は駅周りで済ませることになりそうです。
運営は「株式会社アスラボ」さん。
今回は旅館をイメージしてデザインをしていったとのこと。キーワードは「ほっこり」と「リラックス」。落ち着いたカラーリングと、少し重心の低いインテリアで、緩やかな時間の流れを演出しています。
比較的入居人数の多い物件をいくつも運営されていますが、シェアハウスは基本、規模が大きいほど管理も大変(これホント)。それを次々こなせるのは、現場を飛び回る若い社長さんの「人と人とのつながり」に対する思いの強さゆえではないかと思います。
入居者同士の関係を発展させるべく様々なイベントも企画し、交流の活性化を図っているそう。大きなラウンジがしっかりと使われているのは、そういった配慮の賜物なのかもしれません。
自分の空間も共用部もしっかり楽しみたい方、ゆったりとした生活が魅力的に見え始めた方、お問い合わせはコチラからです。
“relax”の語源は元通りに(re)緩める(lax)なんだとか。
行き過ぎたものを、元に戻すだけ。自分の生活を思わず考え直してしまいます。
(テルヤ)
シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?