シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

※2021年3月より運営事業者が「株式会社Josephine」さんへ変更されています。

鎌倉で満喫する、フランス風味の田舎暮らし。


とある日曜の朝。

旅モノのTV番組で、ヨーロッパの田舎に住む家族の様子が流されていました。

おばあちゃんと子どもが一緒になってチョコチップ入りのクッキーをオーブンで焼いたり、オレンジのピューレや砂糖を煮詰めてジャムにしたり。休日の日課は、近くの海辺を歩くことだったり。

なんだか、日々のちいさな幸せを感じられる暮らし方を垣間見たような気がしました。リゾート的なリッチさはなくても、それはそれで憧れる方も多いのでは(僕を含め)。

もちろん、私たちにとっては非日常に見える毎日も、カメラの向こう側の人たちにとっては日常そのもの。きっとその逆もまた然り、ではあるのでしょうけどね。

さて、高台に佇む「ペンション・ルイ 鎌倉」は、そんな我々にとっての非日常的な日常の暮らしを、鎌倉駅から徒歩10分未満という立地で体現してしまったシェアハウス。

とはいえ、イミテーションではありません。なにせ、オーナーご夫婦の奥さまはフランスの方。彼女がセレクトしたインテリアの数々は、遠く鎌倉に本場のフレンチ・カントリーの息吹を運んでくれるはず。

もともと相性が良いのか、あるいはその手腕によるのか、フレンチのカンパーニュ(田舎)・スタイルは古都・鎌倉の町並みにも、とてもよく馴染むようです。

歴史ある町にとけこむ、異国情緒ただよう住まい。

きっと、素敵な日々を満喫できると思うのです。


鎌倉。趣きのある歴史の遺産と豊富な自然にも恵まれた風土は、独自の景観計画にも守られて、わりと長く昔と変わらない町並みが保たれています。

駅周辺は多くの観光客で賑わい、人力車から放たれる威勢の良い掛け声には日本語以外の言葉もちらほら。

しかし10分足らずの距離を歩くうち、そんな賑わいは一転。取り巻く景色は、立派な戸建住宅がたくさん並ぶのどかな街並みへと変貌します。

やがて辿り着く、すっきりとした青空にひときわ映える白い建物。

ここが、今回ご紹介するシェアハウスです。木造2F建ての建物は、1Fがオーナーさんの住まい、2Fがシェアハウスとなっています。

素朴さのある建物は、クラシックにも見えますが実は新築。

フランス出身の奥様が、母国の情景を思い浮かべながらデザインしたそうです。

特にこだわったのはフレンチ・カントリーを彷彿とさせるインテリアだそうですが、それは後ほど、ゆっくりと。

正面玄関はアンティークのドアがお出迎え。

玄関前には、2本の柱に支えられた大ぶりの庇も設置されています。

ドアの脇にはアイアンのポストが。

無骨なつくりですが、どこかかわいらしい雰囲気も漂っています。

見上げれば、クラシックな玄関灯。

オレンジ色の灯りは、帰宅時の疲れた気持ちもぽっと温めてくれそうです。

玄関ドアは、取っ手が中央に位置する日本では珍しいデザイン。

聞けば、フランスから輸入したのだそう。ドアの前に立った瞬間から、異国情緒に胸が弾みます。

では早速鍵を開けて、ぐっと取っ手を引いてみます。


外観と同じく、内部にも白の空間が続いています。

正面のドアはオーナーさん用で、普段は閉め切りとか。シェアハウスは左手の階段を上がった先です。ちなみに、ドアの鍵はオートロック。

階段は少し角度が急ですが、味わいある踏み板の感触を確かめながら上がっていくのは、ナカナカ楽しく思える部分もあるんじゃないかと。

一段ずつ、上がっていきます。

ドアの両脇に設けられた靴箱は、たっぷりめのボリューム。

専有部ごとに、扉が開いている分のスペースを使用できます。

収納量もさることながら、段の高さが異なり、背の高いブーツもしっかりと保管できるつくりが嬉しいポイント。

リビングドアは正面玄関と同じタイプ。

よって、こちらのドアもオートロック。鍵の持ち忘れにご注意を。


ドアを開けると、無垢材とホワイトをベースにしたフレンチ・カントリーのスタイル。

2トーンのシンプルな色合いですが、ナチュラルな甘さがあります。まるで映画の主人公にでもなったような気分、といったところでしょうか。

無垢の木と漆喰に囲まれた空間に、アイアンのインテリアが効いています。

使い込まれた風合いのシェルフに置かれているのは、共用のTV。

カウンターまわりは明るい日差しが差し込み、これまた良い雰囲気。

大きく窓を開け放てば、鎌倉の柔らかい潮風が流れ込みます。

天井は吹き抜けになっていて、鋭角に広がる縦方向の抜けが開放的。

左手の折戸は、共用の収納。

取っ手を見れば外側の輪を持ち上げて、引くタイプです。

収納とは言ったものの、なかには洗濯機が設置されています。

どうしても生活感がにじむ大型家電は、こうやって隠して設置するのも空間をよく魅せるポイントかもしれません。音も抑えられますしね。

カフェテーブルは、個性的な意匠。

鉄のワイヤーが纏め上げられた細かな仕事が光るインテリアは、見かけによらず、ズシリと重みがあります。

ゆったりくつろぐなら、手触りの良い大ぶりの布に覆われたソファがオススメ。

ゆっくりとエッセイや小説を読むも良し、編み物をするも良し。いつの間にか、わりと長い時間が過ぎているなんてこともありそうですね。

ソファを照らすランプは、ガラス製のシェード。ちょこんとした感じがキュートです。

奥に見えるのがキッチンです。

テーブル脇には、やはり鉄製のポールハンガーも用意されています。ちょっとした外出時に羽織れるジャケットや、よく使うコートなどを掛けておけます。

照明のスイッチパネルは空間の雰囲気に合った、レトロなタイプ。

「神は細部に宿る」という言葉がありますが、パッと見て「格好良いな」「可愛いな」「素敵だな」と思えるデザインも、実は細かい部分の丁寧なディテールの積み上げで生み出されるもの。

でも、そんな小さな部分にかける時間は、もしかしたら作り手にとって一番楽しい時間なのではないかと思います。そうして作り手が楽しんだ様子がそこかしこに感じ取れるのも、この家のなかを歩いていて嬉しくなるところです。

リビングの奥には、専有部が並びます。

空間に馴染む漆喰の白の柔和なおもむきと比べ、ビビッドなホワイトカラーのスツールはアクセントカラーとして効いています。

床材は、無垢は無垢でも明る過ぎない、ラフな色合い。

暮らしを重ねていくほどに、住まい手たちの表情に馴染んでいく。どこか折り目正しさ感じさせる板の表情には、まだまだそんな余白が残されている感じです。

ちなみに正面玄関と専有部の鍵がこちら。フレンチ・カントリーの家に似合う鍵と言えば、やっぱりこのカタチ。

レトロなテイストが好きなら、グッと心惹かれる方もいるのでは。

カードキーや指紋認証ももちろん便利ですが、鍵はその住まいの住人である証しでもあります。ずしりとした鍵の質感は、その幸福をいつでも思いださせてくれる、まさにキーアイテ・・・あ、ダジャレが過ぎるのでこの辺で。


キッチンは、幅広のカウンターを兼ね備えたコの字型。

壁の2面が窓になっていて、明るく爽やかな空間。ビター・スイートなテイストが女性的にも思えます。

インテリアのデザインはフランス人の奥様が、家電のセレクトは日本人のご主人が行ったそう。和洋折衷のイイトコどり、といったところでしょうか。

すっきり見えるのは、必要な数を必要なだけ分だけ揃えているから。「Less is More(少ないことは豊かなこと)」という言葉がピッタリです。

シンクの水栓はアーチを描いたつくり。

ちょっと視線を上げると、緑に囲まれた住宅地の景色が広がります。

洗い物の時間もまた、貴重なリラックスタイムになりそうです。

ガスコンロは3口あります。

シンクとコンロの間のコーナーには、キッチン家電が置かれています。

作業台として使える大きなカウンターもあることですし、専有部の数から考えてみても十分な設備かと思います。

シンクの下は収納です。

吊り戸棚のスペースも考えると収納量は豊富。よく料理を作る方は、こだわりの食器や調理器具を持ち込む余地も割とありそうです。

キッチンから見たリビングはこんな感じ。

カウンターには、フランスパンなどの堅いパンを切る器具も。

食べる分だけザクっとスライスして、付け合せに手づくりのジャムとコーヒー。朝食は、じっくりと時間を掛けてみるのも楽しいかもしれません。

お茶を飲んで誰かと一緒にひと息ついたり、料理しながらおしゃべりしたり。キッチンが大切なコミュニケーションスペースになることは間違いないと思うのです。


キッチンの隣は、バスルーム。

脱衣室には洗面台と、専有部ごとに分けられた収納が設けられています。

バスルームは白のタイルに、ほんのりピンク色の木板を合わせたフェミニンな佇まい。

浴槽もゆったりサイズで、グーッと足を伸ばせそうです。

シャワー水栓はクラシックなテレフォン型。

日本ではナカナカ見ないアイテムです。

よく見ると、窓には花柄の模様が浮かんでいます。

他にシャワールームもあることですし、事前に他の入居者に伝えておけば多少の長湯もアリではないかと。


廊下は、こんな様子になっています。

突き当りのドアはバルコニーにつながっています。右手のドアはトイレとシャワールーム。

ウォシュレット付きのトイレには、手洗い場も設けられています。

窓からの採光も良く、スペース以上に圧迫感がありません。

ペーパーホルダーも、個性的。


シャワールームはタイル張りの空間。

モジュール化されたものではなく、一から作り込んで仕上げています。

だからこそ、リビングから続くひとつなぎになった空間づくりができているんでしょうね。

シャワーのハンドルさえ、その一旦を担っている気がします。


バルコニーは、ウッドデッキになっています。

正面の柵の前に立って見下ろすと、1Fの庭が一望できます。

なんだか素敵なことが起こりそうな予感が漂っています。

まだ製作の途中ですが、ブルーシート脇の四角い物体は井戸。完成すれば、新鮮な水を汲み上げられるようになるとのこと。

建物は高台に位置していて、見晴らしの良い景色が広がっています。


続いて、専有部を見ていきます。

まずは201号室。ルームはアルファベッド一文字で「L」。

専有部ごとにアルファベッドが当てられていますが、それを5室続けて読むと「LOUIS」となります。これはオーナーさんご夫婦の息子さんの名前から取ったそうです。

では、丸みを帯びた取っ手をガチャリと回して、ドアを開けてみます。

内部はリビングと同じく、白を基調とした素朴な空間。

使い勝手の良さそうな正方形の間取りです。

さらに、201号室にはロフトスペースが設けられています。

なお、実は玄関前の靴箱には201号室分のスペースがありません。その代わり、部屋にしっかりとした靴箱が設けられています。

専有部はリビングの入り口のすぐ隣ですし、そこまで大きな負担はないかと。むしろ専有部に靴箱があるメリットは、ファッションのトータルチェックが気軽にできる点では良いような気もします。

ロフトは、ベッドスペースになっています。

小ぶりのテーブルとランプは、ベッド脇に配置。

梁が露出しているからか、ロフトと言うより屋根裏部屋に近い感じです。

取り付けられた小窓からは、こっそりとリビングが見降ろせます。

秘密の隠れ家、といった雰囲気です。


202号室は、201号室とほぼ同じ間取りです。

違いは、ロフトに上がる梯子の位置が反対側ということぐらいでしょうか。

専有部から見た廊下はこんな感じ。突き当りは先程のバルコニーです。

部屋の窓とバルコニーのドアを開けば風の通り道が作れるので、しっかりと換気もできそうです。空気の入れ替えは気持ちのリフレッシュだけでなく、運気も上げてくれるなんて言いますし。

コンセントのパネルには、ビックリ顔がふたつ。

ロフトを見上げた様子。

立派な柵もついています。


こちらは204号室。専有部のテイストは基本的にどの部屋も、おおよそ同じ。

備え付けのスタンドライトを灯せば、一転してとてもシックな雰囲気に様変わりします。

窓の外は森です。

カットされた木材が並んでいます。

何ができるかは、これからのお楽しみとのこと。


最後は、205号室。

ホワイトカラーで統一されたインテリアが、窓から入る光を反射していっそう室内を明るく照らします。メインでもありながら、アクセントにもなっている白の色使いがとてもオシャレ。

収納は特にありませんが、その分部屋は広く、お気に入りのシェルフやラックをコーディネートしやすそうです。

シンプルに過ごすも良し、ガーリーに飾るも良し、ブロカントな遊び心を加えても良し。すくなくともインテリアに関するかぎり、多くの女子の夢を叶えるには打ってつけの素材だと思います。


最寄り駅は、言わずと知れた各線・鎌倉駅

渋谷駅新宿駅まで直通で1時間足らず。都心で働きながら、休日ぐらいは自然豊かな場所でゆっくり過ごしたいという方には、とても素敵な場所だと思います。

都心から鎌倉を訪れるたびに感じるのは、自分の歩くスピードがゆるやかになってしまうこと。たぶんそれは、鎌倉の持つ時間の流れなんでしょうね。

ペンション・ルイ鎌倉の建物が違和感なく景色に溶け込んでいたのは、そんな鎌倉の波長とピタリと合っていたからではないかと思います。

もちろん、多くの人びとの憧れの地ということで、街の住み心地も申し分なし。

小ぶりでオシャレなスペインバル、カリカリのベーコンと卵かけご飯が美味しい朝食専門店、新鮮な鎌倉野菜の即売所などなど。日々の暮らしや買い物が楽しくなる、魅力的なお店がゴロゴロしています。

おまけに、すこし歩けばそこはもう、湘南の海ですし。


運営は「株式会社イメージプレゼンテーション」さんです。

これまでにも鎌倉を中心とした湘南エリアで、いくつかのシェアハウスを手がけています。

ご自身も3棟もの自邸を鎌倉に建築した経験があるとのことで、ゆくゆくは永住を目論んでいるとのこと。鎌倉ならではの暮らし方や楽しみ方は熟知しているはずです。もちろん、とても親しみやすいので気軽に色々なお話しも伺えそうです。

建物のデザインやコンセプトを作ったのは1Fに住むオーナーご夫婦ですが、そのお2人のこだわりや想いをぜひ楽しんでいただきたいとのことです。

鎌倉の自然に溶け込んだカンパーニュの暮らし方。

ピンと来た方は、まずコチラから問合せを。


日中は多くの人で賑わいますが、日暮れとともにパタリと静かになるのも、鎌倉の特徴。

身近な自然とともに、ゆっくり暮らす感覚。

ずいぶん新鮮に思えてしまうのは、僕だけでしょうか?

(ソン)

駅から徒歩10分、一戸建ての2階の5部屋、女性限定のこじんまりとしたシェアハウスです。建物の外観やインテリアはフランス人女性が手掛け、建材等は全て無垢の自然素材、断熱材も羊毛100%で建物全体をすっぽり包んでいます。夏は涼しく冬もポカポカです。共用...

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