シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
緑を求めて、小田急線に乗り込んだ。
8月下旬。千年に一度ともいわれた酷暑の夏の日のこと。
アスファルトに照りつける強い日差し。暑さに弱い僕にとっては、とても苦手な環境です。この日も、拭っても拭っても汗は止まらず、足取りもヘロヘロ、となんとも情けない状態でした。
この日のお目当ては、「ソーシャルレジデンス 町田栗平」。木々に囲まれ、影に身を潜める秘密の要塞のようなその姿。全96部屋を有する建物をまるっと覆ってしまうほどの緑。だからこそ、大きく茂る木々の隙間に突如現れるどっしりとした佇まいは、なかなかの衝撃ものでした。
取材を続けるうちに、ふと思いました。日差しが強い日で良かったな、と。
敷地内に踏み入れると強い日差しは木漏れ日に変わり、サラサラと木の葉の擦れ合う音とともに涼しさを運んでくれます。
サンサンと日を浴びる木の葉を下から見上げれば、綺麗な青空と透けるグリーンのコントラスト。なんだか、夏の魅力をひとつ見つけた気がしました。
秘密の要塞の内部は、全体的に自由度の高いラフな雰囲気。廊下は左右に広がり、横長で空間には余裕があります。開放的なラウンジとワークスペースと、暮らしのアクセントにもなるシアタールーム。のんびりとした雰囲気漂う場所柄もあって、マイペースな時間を過ごせそうです。
建物内で随所に見られるラフめの生活感も、特徴のひとつ。なにかと個性的な部分もあるこの要塞、要点を中心に振り返ってみたいと思います。
シェアハウスの周辺は空が大きく開けています。駅をでると、荷を降ろして楽になったような気持ち。
駅からシェアハウスまでのなだらかな坂道は、自転車で下ると気持ち良さそう。
しゅーっと下った先の曲がり角を少し進めば、シェアハウスを覆い隠すモサモサと茂った緑が見えてきます。
建物は横長の面持ち。建物のちょうど真ん中当たり、茂った木の脇に入り口があります。
年季の入ったコンクリートのアーチをくぐると、タイル敷きのどっしりとしたエントランス。宅配ボックスも設置されています。
エントランスのドアはオートロック。解錠には秘密の数字4ケタが必要です。
ピピピッとロックを解除し、エントランスの内部へ。
L字型の玄関土間が特徴的。靴を履いたまま郵便受けをチェックすることができます。
入り口のすぐ脇には管理人室と下足室があります。
下足室は結構使い倒された雰囲気が漂います。1部屋でロッカー1つ、収納量はおおよそシューズ2足分といったところでしょうか。
日常的によく使う靴やサンダル以外は、自室で管理したほうが良いかと思います。
メインラウンジは、エントランスの正面の左右に伸びた廊下の先。
喫茶店のような雰囲気のある四角い取手を押せば、重たいドアがぎいっと開きます。
ラウンジは、廊下の無機質な印象から一転、ふわりと暖かさのある空間。
オレンジやピンクの照明、チェック柄のファブリックソファ、木製チェアに床の木目シートと柔らかいイメージのインテリアが並びます。壁には大きなアート。空間全体が暖色で包まれています。
窓に映る木々のシルエットも、アートみたい。
ラウンジのなかでも、青々とした緑に囲まれているような気分です。
TVの置かれたソファースペースは、よく人が集まる場所となりそう。
壁に張られた空の写真が良いですね。壁の圧迫感も薄らいで、気持ちも少し晴れやかにしてくれます。
ぽわん、としたランプシェードもいい感じ。
なぜかラウンジの一角にアイロン台が置かれているのが、このシェアハウスの性格の表れとも思えます。
TVを見ている隣でシャツにアイロンを掛けていても違和感のない、ラフな空気感。ドリップコーヒーを淹れているとなりでも、缶コーヒーを気にせず飲める気がします。マイペース。これがとても大切なキーワードかなと思います。
ラウンジの奥、カウンターテーブルを挟んで隣にキッチンがあります。
中央には、業務用の大型のシンクと作業台。壁添いに2口のIHコンロが4台設置されています。
通路も余裕たっぷり。4-5名であれば、同時に調理しても不便を感じることはなさそうです。
高機能なウォーターオーブンもあり。料理好きな方には見逃せないところかと。
ただし、1台のみの設置となるので、混み合う時間は避けて使ったほうが良さそうです。
キッチンとラウンジを仕切るカウンターテーブルは、実際のところテーブルとしてはあまり使わないかも知れません。
出来上がった料理を一時的に並べたり、調理中の作業台として使うことが多くなりそうかなと。
一度、廊下へ戻ります。
次に目指すのは、エントランスの正面にあるワークスペース。青いアクリル性の引き戸が目印です。
引き戸を開けると、一段下がったスペースにワークスペースが広がります。
ミーティングスペースとカフェスペース、シーンで使い分けることができます。
ミーティングスペースは名の通りミーティングに適していますが、ひとりでの作業でも使えます。
テーブルが大きいのでスペースを広く使いたい方は作業効率を高められるかと。
となりのカフェスペースでは、調べものをしたり、本を読んだりするときに重宝しそう。
テーブルの高さも低すぎず、PCで作業するときもストレスはあまり感じないかと思います。
床に設置されたコンセントが地味に嬉しいポイント。延長コードを持ち歩く必要はありません。
また、業務用のプリンタも設置されています。
資料の準備だけでなく、気になる記事のコピーや、地図のプリントアウトするときにも活躍しそうです。
窓際のデスクには共用のPCが設置されています。
ほかにもフリーで使えるデスクが2台。日当りのよい席なので、晴れた日には気持ちよく作業が進められそうです。
半地下スペースにはシアタールームがあります。
場所は、廊下の突き当たりにある階段を降りてすぐ。
シアタールームは2重の防音扉で、音が漏れないようになっています。
コンパクトながら雰囲気は十分。壁いっぱいの大きさのスクリーンが、映画館のようなムードを醸し出しているようです。
その広さから、サッカー観戦など大勢での鑑賞には向かないものの、日頃の「ちょっと映画でも見ようかな」というニーズは十分に応えているような気がします。
しっかりと防音対策がされているため、ギターや管楽器の練習もできそう。
ただ、ドラムなど床・壁に振動が伝わる楽器については事前に事業者さんに確認したほうがよさそうです。
シアタールームのとなりはランドリースペースです。
コイン式の洗濯機は計12台設置されています(男女兼用 6台、女性専用 6台)。
左手のドアの先は女性専用のスペース。
女性専用スペースの入り口にはナンバー錠が取り付けられています。
そのまま、半地下スペースに並んだ設備を見ていきます。
階段下のスペースにはソファが置かれているので、ちょっとしたリラックススペースとして使えそう。
奥にはシャワールーム、パウダールーム、喫煙ルームが並んでいます。
シャワールームは計6室。左側に女性専用が2室、右側に男女兼用が4室あります。
シャワールームの内部はシンプルなつくり。
それぞれ脱衣室には小さな棚が取り付けられているので、着替えを引っ掛けたり、バス用品を置いたり、勝手良く使えそう。
また、パウダールームは女性専用のスペースとのこと。ナンバー錠が取り付けられています。
喫煙ルームはとてもシンプル。空気清浄機と灰皿がひとつづつおかれたコンパクトなスペースとなります。
日常的に使う頻度の多くなる洗面台とトイレは、各フロアに設けられています。
洗面スペースの場所は、階段のとなり。
洗面台が3台ずつ、対面になって配置されています。
各フロアには、業務用の乾燥機が2台ずつ設置されています。急ぎの洗濯物があるときには、助けになるかも。
トイレは各フロアに女性専用が3室、男女兼用が3室ずつあります。
女性専用、男女兼用ともに、ウォシュレット機能・暖房便座付きです。
では、専有部を見ていきます。
こちらは247号室。建物のだいたい中央あたりに位置する部屋です。
日当りもよく、気持ちのいい空間。
家具はナチュラルなテイストで揃えられ、ふんわりとした雰囲気です。
この部屋の見どころは、窓。ワサワサと茂った緑が窓に映ります。
気分をリフレッシュしてくれそうですし、四季の移り変わりを知らせてくれそう。観賞植物をおかなくても、緑をいつも傍で感じることができそうです。
ちなみに、室内の電源はルームキーを差し込まないとONにならない設計。よくホテルで見かける仕様です。
エアコンや電気が付けっぱなしの生活とはオサラバとなりそうです。
つづいて、こちらは1Fの106号室。
247号室と間取りは同じです。
インテリアが茶系のモノから白系のモノへと変わっていますが、使い勝手にさほど違いはないかと思います。
クローゼットは上下に衣服が掛けられるので、収納力は高め。扉の間に姿見が付いているところもポイントかと。
こちらは110号室です。
247号室や106号室とはトーンがガラリと変わりますが、これらも全て備品なのだそう。
ほかにもテイストの違う部屋がいくつかあるそうです。内覧の時は、いくつかのパターンからお気に入りを見つけることなりそうです。
2Fの階段を上がれば、屋上に出られます。
どーんと広さのある屋上ですが、実際に使えるスペースは全体の3割ほど。
安全のため、フェンスが設置され仕切られています。
とても見晴らしがよく、風もよく通ります。洗濯物の乾きも早そうですし、朝方にヨガをしても気持ち良さそうです。
逆に日が沈むころの時間帯なら、ベンチに座ってのんびりしてみるのも。
屋上に設置された、この大きくて真っ白な看板は、GoogleMapの上空写真からも確認できるのだそうです。
いつの日か、上空にむけて大きなメッセージを発信する時がやってくるかも?
建物の裏は駐輪・駐車スペースになっています。
駐輪スペースは屋根付きなのが嬉しいところ。
原付サイズまで無料で駐輪することが出来ます(排気量51cc以上の二輪車は有料とのこと)。
駐車場は広く、20台を超える車両を駐車可能です。
緑のあふれる駅まわり。駅の敷地内、ホーム、線路脇の土手には芝生や木々が茂ります。じつは駅舎の屋根もグリーンにペイントされていたり。徹底ぶりに感心してしまいました。
周辺の環境はというと、駅をすぐ出た広場の近くにスーパー、飲食店、コンビニがあります。少し駅から離れると住宅街になるので、駅前の広場まわり、もしくは隣の新百合ケ丘駅で買い物をすることとなりそうです。
ちなみに、急行に乗れば新宿まで33分ほど。登戸まで9分、下北沢まで20分ほどとなります。
新宿界隈、もしくは小田急線沿いに勤めている方であれば、わりと便利に使えるかと思います。
運営・管理は「株式会社オークハウス」さんです。
大小問わず、数多くのシェアハウスの運営・管理を手がけるオークハウスさん。
長年の運営経験で培われてきたスタイルは、社交的かつおおらかと言えます。より人間味のある運営スタイルとも言えるかも。
実際にハウスマネージャーと呼ばれるスタッフさん(管理人)が、自らシェアハウスの住まいながら管理を行います。ただし、自分のことは自分で、が大原則。自由奔放な暮らし方が出来る分、身の回りのことは責任をもって管理出来る人が向いているかなと。その分、面白みのある暮らしも味わえるというものです。
反面、細かいルールなどは物件によって異なります。オークハウスさんの物件から引っ越した場合も、ハウスルールの確認はしっかりめに行った方が良さそうです。
どこか秘密基地のようだけれど、大きなスケール感を十分に満喫できる「ソーシャルレジデンス町田栗平」。都心に勤めながらも、街の喧騒からすこし離れたい方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
お問合せはコチラからどうぞ。
新宿から、およそ30分。
緑に囲まれながら、のんびりと暮らせる環境があります。
(イシクラ)
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