シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

ガヤッと、ワサッと。


このシェアハウス探検隊、ときどき「何を基準に物件を選ぶの?」と聞かれることがあります。

登山家のように「そこに山があるからさ」と格好よく言えるとよいのですが、でも実際は絶対的な判断基準はないし、依頼されて書くわけでも、闇雲にダーツの矢を放ってるわけでもなく。

ただ、“ときめき”というポイントは信じるようにしています。

足を踏み入れたとき、グッと来るか。入居者の気持ちになってみて、ときめくか。曖昧なようですが、最近では断捨離に対抗した“ときめき整理収納法”なんてのもあるくらいですし、そんな直感を優先するのもよいかと思うのです。

さて、今回のシェアハウス探検隊は 「nikoハウス ニ子」。

最初にお断りしておくと、新築ピカピカではないし、とりわけ目を惹くコンセプトのようなものなさそう(おそらく)。でも、長く入居されている方も多く、シェアハウスの中には活力が漂います。中に入った瞬間感じる居心地の良さは、奇をてらわず、みんな楽しんで暮らしているんだろうなぁ・・という気配が伝わるもの。

そのおおらかな気配は、きっと入居者さんと事業者さんの素敵な関係と住まいへの愛着から成り立つもので、その感覚は、私たちが伝えたい、得がたい“ときめき”のひとつ。

ピカピカ、お洒落なスタイルを期待する向きには、あまりの「日常」が逆に眼をチカチカさせてしまうかもしれません。でも、こんなのも原点であり、そして、こんなにも素敵なのです。


再開発著しい二子玉川とは、立地もありようも対岸。

通好みな二子新地の駅から徒歩5分ほど、迷いながらも物件へ到着。

こちらがシェアハウスの外観。建物の脇の路地に沿って、玄関があります。

いわゆる典型的な戸建住宅の装いに、鍵もオーソドックスなシリンダー。

玄関を開けると、左右には入居者さんの靴がこれでもかと。

左手には大きな姿見、正面の扉の先にはリビングがあります。

靴箱にはすでにかなりの量の靴が収納されていますが、レンガの上に板を乗せてあるだけのシンプルな造りなので、段の増設も楽々。

靴箱の上に設置された淡いグリーンのレターボックスは、各段部屋ごとに区分されています。

内部から見た玄関の様子。左手の大きな扉の奥は収納、右手のすりガラスは101号室の扉になっています。「ドアがすりガラス?」という方、今回はそういう感覚、まずは脇に置いていきましょう。


では、靴を脱いで廊下へ上がり、そのままリビングへ。

おおよそ15畳の広々した空間は、ブラウンの色調をベースに広がる気張らない空間。

反対側から見るとこんな感じ。古き良き90's男子お洒落を思い起こさせる、CDコンポずらりの画がもはや新鮮。

天井を見上げれば、くるくると回る(はずの)シーリングファン。

サーキュレーターとしても機能しますから、省エネ的にもタイムリーな代物かもしれません。でも、実はチェック漏れで実際に動くかは不明。気になる方はぜひ現地でご確認を。

リビングの一角には、こんな力の抜けた空間も。ソファに漫画にDVDと、何でもございで過ごし方も自由自在。

テレビの横に積まれたコミック(なぜか天地逆さに収納されていたAKIRAも)や、その上には入居者さんたちの写真があったり、ほんわかムード。

ナショナルの振り子時計も、力の抜けた絶妙な存在感。

共用PCはマックブック。多分、ほぼジュークボックスと化しています。

キッチン側から見たリビングの様子。空間の中央にダイニングテーブルが配置されています。

テーブルを囲む不揃いな椅子たちが、これまたほんわか。

別にお洒落とは言いません。でも、そこがいいと思います。


家庭用のキッチンは、5人で利用する分には十分な広さ。

右手の白い袖壁の隣りには、キッチン家電が設置されています。

使い込まれながらも、きちんと清掃されたシンクとガスコンロ。

置き台になっているシェルフには、トースターが収納されていたりします。

が、メインは多分こちら。

先程の袖壁を挟んでお隣に、電子レンジやトースターがちょこんと。

炊飯器や冷蔵庫などのキッチン家電もひと通り、きちんと揃っています。

雑多ながら清掃されている様子や置かれた器具の様子から察するに、料理上手な台所の気配がします。

だってほら、棚の上には不思議なビールと、ゲコゲコ鳴らせるカエルが並んでいたりもしますしね。

炊飯器に張られているのも、BEAT CRUSADERSのステッカーですし…

炊飯器とBEAT CRUSADERS。アウトサイダーなんでしょうか、家庭派なのでしょうか。


続いてはリビングに併設されている水回り設備へ。

正面の引き戸の奥にはバスルームと洗濯機、左隣の茶色いドアの奥には洗面台とトイレがあります。

まずは引き戸を開けて、バスルームへ。

ふと覗いてみると、思わず「渋っ!」と小声が漏れてしまう、ノスタルジックな浴室。

居心地良さそうですが、うっかり長湯し過ぎないよう、気をつけて。

広々とした脱衣室には、洗剤や洗面道具などを置けるストッカー、その隣りには洗濯機が設置されています。

入浴中に洗濯機が使用できない構造ではありますが、5室だけですし、たまに不便な事もあるかな、というくらいのはず。あまりネガティブに捉える必要はないかと。

そのまま、今度はお隣の扉へ。

このリングがドアノブ代わりになっていて、引いて扉を開きます。

すると、正面には洗面台、左手にはお手洗いの扉がちらり。

洗面台は家全体でココだけ。でも、お手洗いは2階にも1室あります。

お手洗いの扉を開くと、ドアの内側にトイレットロールが(!)。


それでは、階段を上がって2階へ。

上りきると、廊下の突き当たりにお手洗いがもう1つあります。

足元に揃えられたスリッパが懐かしい。

ちなみに1,2階共にウォシュレットは付きませんが、暖房便座付き。


さて、廊下の窓の前に佇む豚が、つぶらな瞳で見つめるのはガーゴイル。

ガーゴイルが、気だるい目で見つめるのは203号室の専有部の扉。

では、その扉の先へ。


こちらが203号室の専有部。

見てのとおり入居中の状態ですが、実際の備品はエアコンのみ。

でも、むしろ生活のイメージが持ちやすくて良かったかも。部屋も家も、住んで本当の価値がわかるもの。住まいと人が、よく馴染んで暮らされているのが伝わります。ちなみに、左手の板の引き戸の奥は収納です。

続いて、窓を開けたところ。

きちんと物干し竿も設置されています。

周辺は、こんなムードの住宅街です。


さて、今回の物件の最寄駅は各線・二子新地駅

数年前にリニューアル工事を終え、駅は広く明るく、綺麗になりました。

駅のすぐ近くには多摩川のBBQ可能区域があるので、BBQのお好きな方にはピンと来る場所かもしれません。対岸の世田谷区よりも河川敷の管理がおおらかなせいか、夏場に大盛り上がりするのは、実はコチラ側です。

で、そんなお隣りの二子玉川駅までは電車でわずか1分、歩いても15分くらいと運動にも程よい距離感。また、東急田園都市線渋谷まで直通16分、三軒茶屋まで11分と、自然の近くにありながら都心にもアクセスしやすい立地です。

シェアハウスには自転車置き場もあるので、晴れた日には川沿いをサイクリングしてみたりもOK。

最近注目のリバーサイド・ライフ、たっぷりと堪能できます。

お買い物は駅前のスーパーも良いですが、週末に溝の口の方までパパッと自転車で出掛けていくのがオススメです。

はい、駅前はこんな具合。色々とまとまっていて、これはこれで便利です。


nikoハウス ニ子」を運営するのは、「nikoハウス」さんです。

今回のシェアハウスはもともと事業者さんの持ち家だったこともあり、建物への愛情も深く、周辺事情も十分把握しているそう。穴場スポットなどもいろいろ教えてもらえそうです。

nikoハウスさんの運営されているシェアハウスには、これまでにスタイリスト、翻訳家、デザイナー、イギリスからの留学生、商社マンから看護婦さんまで、多種多様な方々が入居されていたそう。

事業者さんも「週末にはリビングでパーティーをしたり、夏には川でBBQをしたりしていますし、退去してからも家族ぐるみで付き合えたらと…」と話すとおり、特に生活感を隠すでもないので割とワサッとしていますが、それが不快でなく愛嬌になるのは、誰もがこの家を大切に思っているからではないかと思います。

ともすれば難しい状態にも陥りやすい緩めの管理が、オープンからある程度の時間が経っても持続できているのは、なかなかに貴重。和気藹々としながらも地に足が着いたバランスが、ほどよく居心地の良い空間を生み出しているんですね、きっと。

そんな大人のほのぼの生活が気になった方、お問合せはコチラから。


部屋の窓もレトロ。

トイレのペーパーホルダーもまた、負けず劣らず。

お風呂の富士山?は紫。

全体的に、渋好みです。

(ホン)

二子玉川近く、ほのぼのハウスで初期費用なし!!一度入居すると、皆さん長く住み着いてしまうというのも頷ける、愛すべき建物です。このホッとする感じ。これがレトロな建物の良さですかね。週末になると、15畳の共有リビングで、食事会やパーテイーをよくしていま...

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