シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
東京都心の勤務でも、一考の価値あり?
メリケン波止場から大さん橋に名を変えた国際客船ターミナルのデッキで海岸線を眺め、赤レンガ倉庫でショッピング。
多くの人が横浜と聞いてイメージするのは、そんな港町の姿ではないでしょうか。
華やかなみなとみらい一帯から続くその湾岸ゾーンを山下公園や横浜中華街のある山下町経由で抜けると、元町や山手と呼ばれる、少し小高いエリアにたどり着きます。
FineMaison 横浜は、そんな小高い土地に2018年後半に誕生しました。
なんだか今(2019.1)、とてもシンボリックな存在感を持ったシェアハウスなんです。
3棟で構成される大型の建物のなかに、全94室の専有部に加え、11室もの共用部を備えます。
100畳以上ある大型ラウンジを筆頭に、ビューティールームにカラオケルーム、フィットネスルーム…
もはや、避暑地の大型リゾートホテルがまるまる自分の家になるようなイメージでしょうか。
最初にお断りしておくと、まずまず駅から歩くのは紛れもない事実です。
同時に、いまや港町・横浜を代表する一帯へぶらりと足をのばせる好立地もまた、事実。
多くの人で賑わう山下公園に中華街、馬車道、横浜スタジアム、そしてみなとみらい。風情と利便性を兼ね備えた横浜エリアの魅力を日常的に楽しむには、かえってほどよい距離かもしれません。
石川町駅や元町・中華街駅まで自転車を飛ばし、東京都心へ通勤する方も多くなるはず。
そんな独特の立地もシェアハウスの豊富な共用部も全部をひっくるめて、なんだか、これからの暮らし方の変化と、未来を垣間みる浪漫のようなものを感じさせる住まいなんです。
あまりに広いため、めずらしく2回続けて記事を書くことになりました。
各記事で、それぞれ物件を挟むように立地する山手駅、石川町駅からのアクセスを見ていきたいと思います。
山手駅からシェアハウスまでは最短距離で徒歩10分ほど。
山手周辺には多いのですが、横浜らしい、わりと勾配のきつい坂道を上るルートです。
改札を出て昭和の時代から続いていそうな商店街を3分ほど進み、商店が見えなくなったころ、通りの脇に自動車1台分ほどの幅の坂道が姿を現します。
そこから7分ほど登って高台にたどり着くとすぐ、Fine Maison 横浜が姿を現します。
建物は、もとは大手保険会社の寮だったそう。
全3棟、94室の大型シェアハウスのエントランスは、堂々としていて、どこか上品さも感じさせます。
エントランス上部の庇(ひさし)のように突き出した部分に掲示されたサインは、夕方になると3つのスポットライトに照らされます。
正面玄関のドアは、プレーンなタイプ。
ドアハンドルを引いて、いざ中へ。
ドアの向こうに広がっているのは…
まるでホテルのロビーのようなエントランスホール。広い!
昼夜を問わず、ダウンライトが土間全体を包み込むように照らします。
土間の脇にある白いドアを開くと、集合ポスト。
各部屋ごとに別れていて、それぞれA4サイズほどの郵便物なら投函可能です。
集合ポストの隣の奥まったところは…
靴箱のスペース。
部屋ごとに、2段ずつ棚を使用することができます。
収納できるのは4足ほどでしょうか。入り切らない分は、専有部で保管を。
エントランスホールの中央には、2人掛けのソファが置かれています。
腰をおろすとガラス越しに外の景色を一望できて、なんだか優雅な気持ちに。
シェアハウス全体のメインとなるラウンジは、エントランスホール脇を抜けた突きあたり。
玄関からの距離が近いため、帰宅後に直行してひと息つくにはピッタリです。
期待とともにドアを開くと、およそ100畳という広大なラウンジが眼前に。
小さな戸建住宅なら、2-3戸は納まってしまいそうな圧倒的な空間ボリューム。
ヘリンボーン柄のクッションフロアが印象的ですが、たっぷり高い位置に設置されたダウンライトの柔らかさのおかげか、上品なトーンに感じます。
広々とした空間は、周囲に余裕を残しつつ4つのゾーンに分かれています。
中央は、ダイニングスペース。
長くのびるダイニングテーブルを、白と黒の椅子が交互にかこみます。
TVは天井からの吊り下げ式。
ちょうど、椅子に腰掛けて首の角度をすこし上に向けるくらいの高さです。
長時間でなければ、あまり首が疲れることもなさそうな塩梅。
TVの背面に見えるガラスの先には、建物中央のパティオが見えます。
この日は、あいにくの雨。天気の良い日なら、たっぷり日差しが差し込みそうです。
もうひとつのダイニングテーブルは、緩やかな曲線を描く独特なスタイル。
やっぱり、リゾート地のカフェのような気分になります。
天井からは、ペンダントライトが。
料理が、より美味しく見えそうです。
白いダイニングテーブルを回り込んでいくと…
窓際のゾーンへ。
長い長いソファベンチの向こうに広がる窓の外は、広々としたテラスです。
奥まった位置には、壁に沿ったL字型の大きなソファのある一角も。
ソファに座るのは、まったりと過ごしたいとき。
布製のシェードでほどよく灯りが分散し、自然とくつろいだ気持ちに。
ソファの対面の壁には、TVが掛けられています。
ふとソファベンチの方向に視線を向けると、天井から釣られた2つのハンモックが目に飛び込んできます。
エアコンの風でわずかに揺れるハンモックを眺めているだけで、なんだかスローな気持ちに。
最初は体重の預け方が難しいものの、慣れてしまえば楽しいものです。
それでは、ガラス窓の端にあるドア状の部分から、いざ広々としたテラスへ。
よく見ると、テラスも足元のタイルの色でリビングとダイニング(?)のゾーンが分けられています。
こぶりなローテーブルを囲むように配置された大きなソファ。
テーブルは、ティーポットやコーヒーを置いておくのにちょうど良さそうです。
ダイニング側のテーブルセットは、こんな具合。
やはりリゾート地で過ごすように、余計なことは考えずくつろぐのがオススメです。
夜な夜な語り明かしたくもなる環境ですが、そこは歴史ある閑静な住宅地に周囲を囲まれた土地。日が落ちてからは、くれぐれもご近所の方に配慮をどうぞ。
ラウンジには素敵なバーカウンターも。
裏側には、ちょっとした流しも設けられています。
夜な夜な、しっとり語り明かしたい人たちの特等席でしょうか。
きっと吊戸棚には、あれやこれやの折に調達され、飲み切ることのなかった酒瓶達が少しずつ並んでいくのでしょう。
さりげなく用意されたオーブントースターは、敢えてのブルーノ。
どう見ても予算の大きな物件だからこそ、このゆるいセレクトが何だか絶妙な塩梅に思えてしまいます。
ビール片手にホットドッグやピザトーストの流れで、案外活躍するのかもしれません。
同じくブルーノ社のホットプレートも用意されています。
かわいい見た目ですが、ここはどんどん粉ものを焼いていきたいところです。
バーカウンターの内側からラウンジを見渡すと、ちょうど正面にキッチンが見えます。
近づいてみると、こちらはシックな雰囲気に仕上げられていました。
男性的な色合いのアイランドキッチン。
2台のシステムキッチンが向かい合わせに設置され、周囲のスペースにも余裕があります。
シンクとIHヒーターは、それぞれ合計4台です。
キッチンの背面は、壁一面が収納棚になっています。
基本的なキッチン家電が用意されています。
冷蔵庫は合計で2台。
94室と考えると心もとないため、自炊派はスペースに余裕のある専有部に個人の冷蔵庫を用意するのが良いと思います。
調理家電の目玉は、パナソニックのロティサリーグリル&スモーク。
巷のレビューを覗いてみると、ベーコンを燻製器したり、大きな肉の塊をゆっくりと回転させながら炙ったりと、なんだかプロさながらの調理が楽しめそうではありませんか。
決して安くはない本体価格、それなりの場所をとるサイズ感、さらに使う機会を選ぶと三拍子揃えば、日本の賃貸マンション住まいの単身者でこれを購入する方はそうはいないはず。
食材の管理は、キッチン脇の…
パントリーで。
部屋ごとに食材を収納することができるよう、棚を設置予定とのことです。
あれだけ広大なラウンジを経ても、共用部の紹介がこれっぽっちも終わらないのがFineMaison 横浜。
ラウンジから、廊下を挟んですぐのドアの奥はスタディルーム。
仕事を持ち帰って、自宅の近所でもうひと頑張り。
良し悪しはさておき、カフェ仕事はもはや現代のあたり前の光景になりました。
でも、遅い時間にはお店が閉まってしまったり、WiFiや電源に不便があったり、隣の席のおしゃべりが大音量であったりと、何かとトラブルに見舞われやすいのもまた、カフェ仕事の宿命です。
仕事のためのちょっとした部屋が自宅にあれば、何かと便利なのは間違いないでしょう。
家の中での仕事は、メリハリを付けるのがポイント。
装飾が最低限に抑えられているのも、気が散らなくてかえって良いのかもしれません。
後ほどフィットネスルームも出てきますから、ときおり身体を動かして気分転換、なんて働き方も可能です。
ここで、ラウンジの脇にある女性専用トイレも見ておきます。
写真的には室内の床に敷かれたブロックチェックに目が行きがちですが、ここは綺麗めに整えられたシンク回りをチェックしておいて頂きたいところ。
女性専用のシェアハウスを多く手がけている運営事業者さんということで、このあたりは心得たものでしょうか。
洋式トイレが、全4室。
ウォシュレット暖房便座付きです。
一方、男性専用側は少々アッサリとした印象です。
立ち式トイレと洋式トイレが2箇所ずつ設置されています。
男性としてはすこし寂しい気持ちにはなりますが、致命的に不便な点も見あたらないかと思います。
地下も、共用部になっています。
階段を降りるとすぐに、フィットネスルームとカラオケルームが。
まずは、フィットネスルームから。
動き回ることを考えた、多少余裕を持たせた空間です。
エアロバイクにルームランナーと、基本的なマシンが用意されています。
ときには、ストレス解消にパンチングボールに思いの丈をぶつけたくなる日だってあるかもしれません。
早朝や深夜に使いやすい特徴は、ヨギな人々には特に嬉しいかもしれません。
初めてでも気楽に手を出しやすいよう、ヨガマットだって用意されています。
こちらは早朝は用が無いかもしれませんが、やはり気分転換に最適なカラオケルームへ。
一般的なカラオケボックスより、ソファひとつ分大きな空間。
カラオケが大好きな僕には、待ってましたの専用ルームです。
普通、自宅で大声で歌える場所は浴室くらいのもの。
カラオケルームがあるなら、毎日入り浸ってしまいそうです。
スッキリしたところで、バスルームへ。
バスルーム内は、男性用と女性用の部屋に分かれています。
まずは手前の男性専用バスルームへ。
脱衣室はこんな感じ。両手を広げても、壁に手がぶつからないほどの広さ。
いわゆる1坪タイプのバスルーム。
洗い場が広めにとられ、縮こまらずに身体を洗うことができます。
女性専用バスルームも同じサイズ。
鏡が取り付けられていて、洗顔がしやすそうです。
シャワールームも用意されています。
シャワールームは左手から、2室が男性専用、1室が男女共用、2質が女性専用です。
ちらりと見えるように、浴室内にミラーが付いているのが高得点ではないかと。
地下フロアの最後は、ランドリールーム。
ずらりと8セットが並ぶ洗濯機と乾燥機が、何だか壮観です。
どちらもパナソニック製というのも、珍しいところ。
さてさて、使用感はどうなのでしょうか。
入居された方、お会いする機会があればぜひ教えてください。
続いて2Fへ。
ドアを開けると廊下まで漏れ出すようなピンク色の部屋は…
やはりパナソニックのビューティー家電が多数用意された、女性専用のエステルーム。
3種のアクセントクロスが使用されていますが、部屋に入ってしまえば上品に感じます。
丸いフォルムが可愛らしい洗面台。
鏡の前に腰かけたまま、すこし手を伸ばせば水場にとどく位置です。
一見奇抜な配置ですが、うまい配置です。
水跳ねには注意が必要ですが、帰宅後すぐの化粧落としにも便利そう。
洗面台の隅には、美顔器も。
スチームを顔に吹き付けて、肌に潤いを与える美容家電です。量販店で見かけて気になっていたけど、なかなか買えないという方、多いのでは。
さらに疲れた目をスチームとマッサージでほぐす、目もとエステ。
ふくらはぎを揉みほぐす、フットマッサージャー。
他にも、ところ狭しと用意された気になる美容家電の数々。ひと通り試すだけでも、しばらくかかりそうです。
リラックス専用の部屋があることで「自分は今特別な時間を過ごしているんだ」と感じやすい点も大事なのではと思います。
さて、女性専用ルームはもう1室。
ピンクのバランスボールやヨガマットが印象的な、女性専用フィットネスルーム。
男女共用のフィットネスルームに比べるとスッキリとしていますが、アクロバティックなあんな姿勢やこんな姿勢も、ここなら思う存分試せそう。
2F・3Fの廊下には、ミニキッチンが用意されています。
ミニキッチンと言っても、サイズは一般的なキッチンと同じ…いえ、むしろ広いぐらい。
IHヒーターの設置予定は無いそうですが、電子レンジや電気ポットは設置予定だそう。
ちょっと小腹が空いた場合、フロア移動せずにお腹を満たすのに嬉しい存在です。
実はシェアハウスの設計において、こうしたミニキッチンの設置は何かと善し悪しの議論もある部分。とは言え、今回ほど大きな物件では、自室の位置次第で生活動線の長さがかさみやすいはず。おおむね、素直にプラスと捉えて良いのではないでしょうか。
もちろん「今夜はササッと食べて早く寝よう」とか「朝食は部屋で急いで」なんて都合にも対応しやすいのも、かなり多様な人々が集まる環境では何かとプラスに作用しそうな気もします。
2Fのトイレは女性専用、3Fのトイレは男性専用です。
水栓付きの洗面台まわりは、こぎれいな仕上げ。
タオルは用意されていないため、ハンカチを持ち歩く習慣が必要です。
多彩な共用部での時間を楽しんだら、専有部でゆっくりした時間を。
A-205号室を見てみます。
部屋の広さは、C棟を除き全て8.3畳ほど。
ベッドや机を置いても、スペースに余裕があります。
机と椅子はプレーンなタイプが備え付けです。
机の広さは、12インチのノートパソコンが無理なく使用できるくらい。
天板の隅にデスクライトやパソコンののコードを通して使用するための穴が開けられているのが、地味に便利そうです。
専有部の目玉は、やはり洗面台でしょう。
全ての部屋に設置されていて、これは嬉しい人が多いのでは。
クローゼットと冷蔵庫は、こんな感じ。
家具や家電も白で統一され、アクセントクロスが際立ちます。
部屋ごとに色が異なり、好みの色を探すのが楽しそう。
なんといっても、94室もありますから。
A棟最後は、大型の駐輪場。
自転車は無料で50台まで、スクーターやバイクは有料で10台まで駐輪可能とのこと。
駅との往復には、ぜひ自転車の力を借りたいところ。駅チカの駐輪場の空きをチェックするのを忘れずに。
さて、設備面では大変充実している今回のシェアハウス(まだ、後編の記事もあるんです!)。
アクセスの評価がポイントになりそうなので、3つの最寄り駅を普段より念入りにチェックしてみます。
徒歩距離が一番近いのは、JR根岸線/JR横浜線の山手駅。続いて、同じく石川町駅。
この2駅は同一路線のとなりあった駅で、横浜や東京に近いのは石川町です。
石川町から横浜間は、各駅停車で7分ほど。根岸線は横浜でJR京浜東北線に連絡しており、石川町から品川間は直通34分(横浜で京急本線の快特に乗り換え、さらに短縮可能な場合も)ほどになります。
さらに、湘南新宿ラインの本数の少なさに注意が必要ですが、横浜駅でJR湘南新宿ラインに乗り換えれば、石川町から新宿間が40分を切るケースも。
歩くには遠めですが、自転車が使えるならみなとみらい線の元町・中華街駅も視野に入れたいところ。
元町・中華街から渋谷間はFライナー特急で直通36分、急行なら40分です。
駅にさえ着いてしまえば、東京都心への通勤も割と現実的ではないかと思います。
さて、シェアハウスの運営管理は株式会社ファインセレクトさん。
女性専用のシェアハウスを中心に、気が付けば現在(2018.02)90棟800室以上ものシェアハウスを運営しています。
Fine Maison 横浜は三鷹台、武蔵新城に続き3棟目の、男女共用の大型シェアハウス。
スタッフさんの国籍は、日本・中国・韓国を中心に様々です。
社長さんを先頭に、どの方とお会いしても共通して感じるのは「一生懸命さ」。しっかりした挨拶から始まり、内覧時も設備のひとつひとつを丁寧に説明してくれます。
いちど運営事業者さんの新人研修を拝見したことがあるのですが、わからないことはわからないとハッキリ言える新人さんの姿に企業文化を感じたのを覚えています。
そう。はじめてのことは、どうして良いかわからないものです。
どう過ごせば良いのか想像が追いつかないほど、ここは大きな大きなシェアハウス。
そんなときは、素直にスタッフさんに過ごし方の工夫を聞いてみるのも良いと思います。「私はこの場所がお気にいりで…」と、具体的なアドバイスをもらえるかもしれません。
ところで、駅までは少々遠いのですが、石川町駅や元町・中華街駅を使うなら、横浜中華街で日常的に美味しい中華を楽しめる魅力的なおまけが付いてくることをお忘れなく。
山手も散歩するには楽しい街ですし、山下公園・馬車道・横浜スタジアム・みなとみらい・さらに野毛まで足を伸ばせば、いくらでも楽しめるエリアだと思います。
今年は年号も変わることですし、新しい時代に、色々な意味で新しい暮らしに飛び込んでみたい方は、ぜひコチラからお問合せをどうぞ。
広くて、魅力的な設備の多い住まい。
ショッピングモールで買い物を楽しむように、気分に合わせて部屋を行き来することになりそうです。
次回はB棟を見ていきますので、乞うご期待!
(イイヅカ)
シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?