2012年にオープンし、徐々に表情を変えながら進化してきた「シェアデザイナーズカレッジ たまプラーザ」。全室DIY可能という条件は、共用部にも少しずつ影響を与え、他には類を見ない自由な空間が広がっています。オープン時にはなかった設備も増え、振り切った仕上がりの部屋を見る機会も増えてきました。いつか壊されてしまうかもしれない、期間限定の学校。リアルな「今」をお伝えします。

せっかくやるなら、思いきり。やれること、やろう。

天井、床、壁、すべてを自分で

自分の部屋をDIYできる機会は、人生のうちそう多くはないもの。せっかくのチャンス、思い切り振り切ってしまうことをオススメします。天井、床、壁、全てが自由な住めるキャンバス。自分を思い切り表現してみてください。

変化し続ける部屋

自分でなんでもできるから、飽きたら塗り替えれば良い。一度つくって完成、ではなく、ずっと変化させていくこともできます。この部屋も以前の入居者さんが数ヶ月かけ、少しずつペイントした賜物。途中で気分が変わったら、変えてしまえばいいのです。

和風なDIYモデルルーム

全室がDIY可能ですが、いくつかの指定の部屋では改装費を補助するキャンペーンも実施中。DIYが初めての方も、是非色々と相談して下さい。塗装や素材を工夫すれば、こんな高クオリティの部屋も作れてしまいます!

「欲しい」と思ったら作る。それが実現できる空間。

自分たちで作ったデッキテラス

なにもなかった中庭に、入居者さんたちがデッキテラスを作ってしまいました!夏にはここでBBQをしたり、近所の子どもたちを招いてワークショップをしたり。建物の外壁に色付きの水風船を投げつけて描いた模様は、いま見ても迫力があります。

味が加わっていく家具

オープン当初から、リビングで使っている家具は全て販売しているものとして使っています。日常的に使っているからこそ、いい雰囲気のエイジングに。いつか入れ替わってしまう可能性もありますが、だからこその愛着も湧いてきたり。

部屋をつなげてつくったアトリエ

入居者さんが自由に表現できる場所として、多目的アトリエを作りました。個展をしたり、ワークショップなどのイベントを開催したり、いろんな使い方を相談して下さい。

音楽をやらない人でも気軽に使えるスタジオ

いつでも自由に使える音楽スタジオがあります。奥には防音ルームもあり、ドラムの練習や録音などにも使われています。ミュージシャンの入居者さんが多く、その場でセッションがはじまることもしばしば。ゆったりとしたソファで女子会が開かれている夜もあります。

靴箱もオリジナル

無地だった靴箱も、自分で塗装すればグッと表情が出てきます。気が向いたら塗りなおして、どんどん変化させて行くのもOK。隣の人と相談して、なにか共作しても楽しいかもしれませんね。

建物の全部がキャンパス

廊下、階段、窓際、ドア…建物すべてがキャンパス。自分の部屋だけでなく、共用部も手を加えて暮らしていける家は、なかなかありません。日常的に廊下を歩いているだけで「あれ、また増えてる」と、いろんな発見が。暮らしていくとだんだんと表情が変わっていくのも楽しいもの。自分たちで手を加えた家は、愛着もひとしおです。

運営担当者が語る『シェアデザイナーズカレッジ たまプラーザ』のツボ

2014年の冬で丸2年を迎えた「シェアデザイナーズカレッジ たまプラーザ」。オープンから時間がたっても、現在進行形で着々と変化していっています。オープン当初から、近所との交流も積極的に行っています。音楽をやっている人が多いことを活かし、たまプラーザ駅前で行われるフェスティバルにバンドを組んで参加したり、近所の子どもたちを招いて楽器をつくるワークショップをしたり。ハロウィンには子どもたちがお菓子をもらいにやってきて、仮装した入居者さんたちと楽しそうに遊んでいました。
自分がやりたいことを思い切りやる。そんな想いを持った人達が集まっています。ここでしか出来ない経験を、たくさん積み重ねて下さい。

東急田園都市線たまプラーザの高級住宅地の真ん中に、20年以上外国人のゲストハウスとして経営されていたアンティークモダンな建物がありました。しかし、3.11震災後、外国人が一斉に帰国したため、建物だけが残されました。そこで今回、私達はこのアートの発信...
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