シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
すこし先を見つめる暮らし方。
2015年春、文京区・小石川にオープンした「小石川share:(コロン)」。
元々は印刷会社の工場を兼ねた事務所ビルが、まるまる一棟コンバージョン(用途変更)。女性専用のシェアハウス、共同住宅、保育所の入る複合施設に生まれ変わりました。
建物がシェアハウスへリノベーションされること自体は、最近では、あまり珍しいことではありません。
でも、今回面白いのは、建物全体が複合施設として考えられていること。
建物の2〜3階は保育所で、5〜6階は普通のマンション。夫婦+子ども2人くらいの家族が暮らせる、ファミリータイプの間取りです。
例えば、4階のシェアハウスに暮らしていた女性が将来パートナーを持ったとき、上階の共同住宅へと住み変える。
子どもが生まれたら、下階の保育所に通わせる。大きくなったら、隣の小学校へ…なんて。いや、もちろんトントン拍子には行かないかもしれません。タイミングや仕事の状況、パートナーの考えなども関係してきます。
それでも、すこし長いスパンで暮らし方を考えることができる環境ではないかと感じるのです。
地下鉄の後楽園駅から地上に上がり、4車線の大通りを白山方面へ進みます。
春日駅から向かう場合も、向かい方はほとんど同じです。
道なりに7分ほど歩いて行くと見えてくる、真っ白なビル。女性専用ということで残念ながら写真はありませんが、白の外壁に黒の窓枠がシャープな、6階建ての建物です。
シェアハウスのある4階へは、エレベーターを使って上がります。
このエレベーターは5〜6階の共同住宅の入居者さんや保育園の利用者さんも使うということで、乗り合わせたときには、挨拶ができるといいですね。
真っ青な扉のエレベーターを降りると、目の前がシェアハウスの玄関ドア。
1階のインターホンとは別に、玄関の手前にもカメラ付きのインターホンがあります。
女性専用なら、訪問者をカメラで確認できた方が安心。一般に治安の良いエリアとは言われますが、セキュリティがしっかりしているのに越したことはありません。
玄関ドアの先には、フローリングの廊下がまっすぐに続いています。
玄関前には大きな靴箱が。
ひとり2段使えます。パンプスやスニーカーなら、8足ほどは余裕を持って収納できそう。棚の高さが変えられて、ブーツも置いておけます。
廊下の突き当たりのドアを開けると、キッチンを中心にラウンジが広がっています。
建物の端から端までを使った、幅広の空間。両側の窓から光が入り、明るさはしっかり。空間の天井の真ん中に構えた大きな梁が、なかなかの迫力。
3mを超える天井高も、広い空間をより大きく見せてくれます。
どのアイテムよりも先に、まずパッと目に入るのは、鮮やかなソファ。
タンジェリン・タンゴという色が近いでしょうか。オレンジに近い赤色は、はつらつとした女性をイメージさせます。カラフルなボタンがキュート。
真っ白な壁との相性もピッタリです。
大きな窓から光が差し込み、窓際は一層明るいスペース。
明るい色のフローリングは、鮮やかな色合いの家具にも落ち着いたトーンの家具にも馴染みます。
このチェアに座ると、ちょうど壁に掛けられたテレビが見られます。
ちなみに、ソファに座るとテレビは見えません。一度リモコンを手にすると、ついダラダラと見続けてしまいますし、ダイニングチェアで見るくらいがちょうどいいのかも。
インテリアに強い思い入れのある事業者さんによって、リビングには厳選されたアイテムが並びます。
影の曲線も美しいスタンドランプに、
深澤直人のチェア「hiroshima」、
エスニックな木製チェア。
輸入家具やオーダメイドのものを中心に揃えたそうです。
各部屋にもまた違った家具が並んでいて、お気に入りを見つけるのも楽しそうです。
スマートフォンにつなげることのできる、スピーカーもあります。
休日の朝は優雅にクラシックなんて、爽やかな一日がスタートできそう。他の入居者さんとも声を掛け合いながら、使っていけるといいですね。
続いて、リビングの真ん中に設けられたキッチンスペースを見てみます。
動線がしっかりと確保され、ゆったりと配置されたアイランドキッチン。オリジナルのデザインです。
シンプルな佇まいは、まるで家具のよう。
どうしても生活感の出てしまいがちなキッチンですが、これならキレイに使おうと意識できそう。このスタイリッシュさを維持していきたいものです。
天板の下は、すべて収納スペース。
共用の鍋やフライパンなどのキッチングッズが収納されています。
カトラリーや細かいキッチンアイテムは、引き出しの中。
引き出しも広々としていて、ガバッと引き出せます。使い勝手はとても良さそう。
個人の食材や調味料は、壁際の収納スペースに保管できます。
布製のバスケットには取っ手がついていて、持ち運ぶのにも便利。ひとり2つ使えますから、容量は十分だと思います。
収納棚では、ムーミンたちがお昼寝中。
では、一度廊下に戻り水まわり設備を見ていきます。
廊下側には専有部がないため、水まわり設備はすこし離れた場所に位置しています。これなら、生活スタイルが多少違っても洗濯機やシャワーの音などを気にせずに過ごせるはず。毎日のことですから、なかなか大事な点です。
洗濯機と洗面台が並び、対面は収納ラックが設置されています。
収納には、シャンプーなどのバスグッズや洗濯用洗剤などの、水まわりで使うグッズを置いておくと便利。
ころんとしたフォルムがかわいらしい洗面台。
ふたつ並んでいると、なんだかキャラクターのように見えてしまいます。
洗面のボウル自体は丸いですが、歯ブラシやメガネなどを仮置きする時は天板部分が使えます。
窓際にもムーミンが。今度は散歩中?
実はL字型の空間になっていて、収納ラックの隣に廊下が続きます。
突き当たりにはバスルーム。
内側に段差がない、スクエア型のバスタブ。これからの季節、しっかり身体を暖めたいですよね。
サッと済ませたいときには、シャワールームへ。
バスルームは誰かが使っているけど、今日は一刻もはやく寝たい!なんてときにも活躍します。
トイレはふたつ並んでいます。
すべての水まわり設備が1箇所に集約されているのは、なかなか珍しい間取りです。
実は、廊下にはこんな秘密が。
引き戸をスライドさせると現れる、押入れのような横幅のある収納。
入居者さんが荷物を置いて良いそうで、スーツケースや季節ものの家電など、かさばるものを置いておくのに、ちょうど良さそうです。部屋ごとに区分されていますから、大きな荷物のない方は、ちょうど良いサイズの収納棚を設置しても良いかもしれません。
これは便利そうですね。
では、リビングをぐるりと囲むように配置された専有部を見ていきます。
まずは、リビングの端からアクセスできる401号室。
角部屋のため、東向きの掃き出し窓に加えて、北向きの小窓が付いています。
細長い間取りで、ドアを開けたときの奥行きはなかなかのもの。
代わりに横幅はあまりないですから、持ち込みの家具の配置は、サイズによっては難しいかもしれません。
洋服の収納はハンガーパイプに。
最近は、クリーニング店で長期間衣服の預かりをしてくれるところもあるそうです。荷物の多い方は、こうした一般のサービスをうまく使うと、より快適に暮らせるかも。
各部屋の家具は、すべて異なるものが設置されています。
401号室の家具は、良い感じに使い込まれた小さな引き出し。ベルトや時計などのファッション小物や化粧品類を収納したり、サイドテーブルとしても使えそうです。使い道は、かなり広いかと。
全部屋にバルコニーが付いています。
女性だと外に洗濯物を干さない方もいると思いますが、乾燥にかかる時間が短縮されたり、仕上がりが全然違ったりと、やっぱり便利。向かい側が小学校で、週末には視線がないのも嬉しいところです。
続いて403号室。
401号室に比べ、若干ですが空間の横幅があります。ですから、ベッドをドア側に寄せると、窓側に少しゆとりのあるスペースを作ることも可能。
気に入ったラグを敷いたりすると、雰囲気がまた変わりそう。
天井高はリビングと同じで、3m超え。どうりで広く感じるわけです。
ベッドの下には引き出し収納が。
スペースにはもう少し余裕があります。荷物の量によっては、引き出しを買い足しても良いかも。
クラシカルな雰囲気を持つのは405号室。
東側と南側に大きな窓が1箇所ずつあり、明るい空間です。内覧に来た方にも人気があった部屋だそう。
南側の窓は腰高ですが、床までガラスがはめ込んであります。外からの視線が気になるときには、ブラインドを下げられるためご安心を。
各部屋は、横に長いバルコニーを区切って使いますが、405号室だけは、ほぼ専用。
他の部屋よりも少し奥行きもあります。使い方は広がるかも。
最後は406号室。
全8室の中でも、一番日当たりの良い部屋です。
昼間なら、天井照明を使わずに十分生活できます。こちらの部屋も、もちろんブラインド付き。
各部屋の椅子は、オーダーメイドでつくったものも。
オーダーメイドと聞くと、なんだか愛着が湧いてくるような気がします。入居者さんのなかには、家具で部屋を決めた方も多いんですって。
ビルの1階、エントランスを入ったところに、宅配ボックスが設置されています。
こちらもシェアハウス専用ではなく、マンションの入居者さんと共同で使います。荷物の取り忘れにはご注意を。
最寄り駅は、各線・春日駅。
駅の出入り口は、各線・後楽園駅もほとんど変わらない距離にあります。
春日なら東西線と三田線、後楽園なら南北線と丸ノ内線が乗り入れ、2駅4路線が利用可能。
2つの駅をうまく使い分ければ、大手町までは6分、東京駅まで9分、新宿西口まで12分。勤務先によっては、家を出てから会社到着まで20分、なんてこともありそう。
周辺はビジネス街ですが、ビルやマンションの合間に小さな商店が建っているのが印象的。
駅からシェアハウスへ向かう途中には商店街もあり、飲食店や書店などは古くから営業しているお店も多い様子。スーパーとドラッグストアが徒歩1分圏内と、生活には困らなさそう。
後楽園といえば、遊園地とショッピングモールのあるLaQuaが有名です。
観光スポットでもありますから、遠くから知人が遊びにきたときにも便利そうです。ショッピングモールには多くの店舗が入り、買い物もできてしまいます。
LaQuaの隣は、言わずと知れた東京ドーム。
野球の試合やコンサート後の大混雑の中、すし詰め状態の電車に乗らずに帰れるのは、入居者さんの特権かもしれません。
「小石川share:(コロン)」の運営・管理を行うのは「株式会社Rバンク」さん。
数多く手掛けてこられた女性専用シェアハウスの他、最近は男性も女性も暮らせる「R-mix」というラインの運営管理も増えてきました。
今回は、また新しいスタイルにチャレンジ。単身の女性、DINKS(子供を持たない共働きの夫婦)、子どもを持つファミリーを視野に入れ、建物全体で人の関わりを持つことができるようにと構想されたそうです。
小石川という立地も、「ここなら都心でも安心して暮らしていけそう」と思えて良いのかもしれません。シェアハウスの内覧時、将来の住まい候補としてマンションの部屋を一緒に見ていった方もいるとか。
ひつじ不動産で紹介しているファミリー向けのシェアハウスとは、また違う暮らし方ですが、ワンフロアに留まらない、とても興味深いプロジェクト。暮らし方の可能性が、またひとつ広がりそうです。
2015年10月現在は満室とのことですが、空室を見つけたらコチラからお問合せをどうぞ。
少し変わった、「小石川share:(コロン)」という物件名。
ここでの:(コロン)は、説明や意義という意味。
「小石川share:」の先は自分で埋めてね、ということだそうです。
(テルヤ)
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