シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
人形町に暮らす。
わたしの場合、家探しをするときに最初に決める条件は、立地です。
通勤しやすい沿線上で、できれば会社まで乗り換えなしがいい。
でも、そもそも電車に乗る必要はあるのでしょうか?
歩いて通勤できるなら、朝の満員ラッシュとも無縁。
仕事が忙しかった日や飲み会で遅くなってしまった日も、ためらわずにタクシーに乗れる距離。
オンもオフも活発に楽しみたいなら、都心で暮らすことを考えてみる価値があると思います。
「BEAKER 日本橋人形町」が建っているのは、日本橋人形町。
人形町駅から徒步1分の立地は、大手町エリアまで歩くことも可能です。
電車に乗っていると、ついスマートフォンを見てしまい、ネットサーフィンがはかどります。気付いたら最寄り駅、なんて日も多いもの。一方、歩いていると考えごとがはかどります。仕事のアイデア、休日にやりたいこと、引っかかっていたモヤモヤした気持ち。
歩きながら考えていると、ずっと悩んでいたことを一瞬で解決する答えが見つかったりして。
古い街並みの残る人形町なら、歩いているからこその思わぬ発見もありそうです。
あえて、住まいにオフィスエリアを選ぶ。あえて、徒步による通勤を選ぶ。
人形町に暮らすという選択には、どこか「粋」な心意気も感じさせられるわけです。
さて、人形町駅から、わずか徒歩1分。
外壁に緑と黄色のラインの入った建物が「BEAKER 日本橋人形町」です。緑は調和を、黄色はひらめきを表しているそう。
ふたつのテーマカラーは、建物の随所に使われています。
エントランスは、1階に入っているイタリアンレストランの脇にあります。
ドアは、すこし奥まった位置に。雨の日に鍵を取り出すのに手間取っても、濡れずに済みそうです。
手前には、郵便受けと宅配ボックスが設置されています。
郵便受けは、シェアハウスの入居者さんとオフィスの入居者さんに、それぞれ用意されています。6つある宅配ボックスは、シェアハウスの入居者さん専用。12人に対して6つですから、いっぱいになってしまうことはまずなさそう。
エントランスの鍵はカード式。
機械にかざして開錠すると、躍動感のある廊下が広がります。
廊下の壁は、タイル、木、塗装と3種類の仕上げを用いた、ダイナミックなデザイン。
「化学反応」がコンセプトとのことで、この模様もどこか通じるものがある気がしてきます。
廊下の突き当たりに階段があります。
エレベーターも用意されていますが、2階へのアクセスは階段のみ。
2階の廊下も、「化学反応」をイメージ。濃淡の違う2色の茶色に黄色と緑を組み合わせた、寄木細工のような床面の模様が印象的。
さっそくガラスの扉を開けて、ラウンジを見てみます。
テーブルを挟んで座るふたりの描かれた、ラウンジのサイン。
緑(調和)と黄色(ひらめき)の意味を考えると、このふたりはバランスの取れたパートナー同士に見えてきます。
ヘリンボーン調のフローリングが特徴的なラウンジ。
長テーブルはシェアハウスの入居者さん専用、壁際のテーブルはオフィスの入居者さんも使うことができます。
長テーブルは8人が同時に座れる大きめのサイズ。食事はもちろん、ちょっとした仕事をこなすにもちょうど良さそう。
造作された棚には、ぴったりの大きさのテレビが。
棚には、日本橋のフリーペーパー「GREATER 日本橋」が飾られています。
シェアハウスの建つ人形町を含む日本橋エリアを、日本語と英語で紹介。お店選びの参考にもなりそうです。今後、シェアハウス内だけでなく日本橋エリアにも範囲を広げて、イベントを開催していく予定だそう。
実はこのラウンジ、同じ建物内に併設されるスモールオフィスの入居者さんも利用可能とのこと。スモールオフィス側も、あえてこの建物を選ぶ入居者さんですから、過ごしかたのフィーリングに相通じるものが期待できるかもしれません。
顔を合わせる機会が増えれば、いろいろ話してみたり食事に出かけたりと、シェアハウスの入居者さんと同じような付き合いが生まれるのかもしれません。
反面、お互いに配慮の必要な部分も出てきそうです。新しい挑戦の様々な側面を、興味を持って楽しめる人に向いている場だと思います。
きっと、それも「化学反応」のひとつでしょう。
よく見ると、天井から吊り下げられたランプも緑とゴールド。
長いカウンターテーブルには、アクリルのハイチェアが並びます。
裏手のキッチンで調理中の人と話しながら、仕事をしたりお酒を飲んだり。
ちょっとした調べものなら、共用のiMacも使えます。
その場にいる人たちの同意があれば、ちょっとしたBGMを流しておくのにも便利です。
カウンターの裏手に位置するキッチン。
カウンター側にシンク、壁側にIHヒーターと用途が分かれています。
ふたつあるシンクのうち、向かって右側はオフィスの入居者さんも利用OKだそう。
それ以外はシェアハウスの入居者さん専用です。
シンクは、2人分の食器ならまとめて洗えるゆったりサイズ。
シャワー水栓への切り替えもできます。
グリル付きのIHヒーターも2台。
使った後にフキンでひと拭きするだけ。毎日の掃除がとても楽です。
共用の食器や調理器具は、引き出しに収納されています。
普段使いのできるコップやお皿もひと通り揃っていて、自分で用意しなければいけないものは、ほぼありません。
運営事業者さん曰く、キッチンアイテムにはこだわりがあるそう。
日本橋エリアに縁のあるものを、という思いから、日本橋に拠点を置くHARIO社に統一。
ドリップケトル、コーヒーミル、IH用土鍋と、デザイン性の高い製品が並びます。
さらに、タッチパネル式のコーヒーメーカーも。
限りなくハンドドリップに近いコーヒーを楽しめるそう。なお、コーヒーメーカーはオフィスの入居者さんも使用するとのこと。
キッチンの脇には、パントリーがあります。
スタンダードな電子レンジや炊飯器に加え、スチームオーブンやバルミューダ社のトースターなど高級家電も。
お皿を運ぶときに便利なトレイも、地味ですが嬉しいものです。
常温で保管できる食材や自分で使う食器は、引き出しの中に収納できます。
フキンは共用の引き出しから新しいものを出して使い、終わったら使用済みのボックスに入れておけば自分での洗濯は不要。
常に新しいフキンを使えるのは、清潔で気持ちが良いです。
ラウンジを出てすぐの右手に、壁一面の大きなシェアマップが描かれています。
この運営事業者さんの手がけるシェアハウスでは、定番のシェアマップ。
地図が描かれているのはホワイトボード。お気に入りのお店やおすすめのスポットを、マップに直接書き込むことができます。
ショップカードを貼り付けておいても良さそうです。
「このお店、気になってた」なんて一言から、一緒にご飯を食べに行く機会も生まれるかもしれません。
すぐ近くに、入居者さんたちの名前や会社名を記入できる表札代わりのホワイトボードも用意されています。
コミュニケーション用にも使えて、オフィス入居者さんとのさりげない接点になってくれそう。
シェアマップの向かいには、水まわり設備があります。
緑のタイルが特徴的な洗面台。
さり気なくて気付かないかもしれませんが、丸い洗面台のあいだの四角い部分は、ゴミ箱のフタです。使ったペーパータオルをその場で捨てることができます。
洗面台の奥はトイレ。
各フロアにも、それぞれトイレが設置されています。
さて、ここからはシェアハウスの入居者さんだけが使える住居エリア。
オフィスの入居者さんと同じエントランスのカードキーではなく、シェアハウスの入居者さんのみに渡されるカードキーで開錠できます。
青いライトの機械にカードキーをかざして、ドアの先へと進みます。
ドアの先は広めの廊下と階段。
奥のドアの先に、さらに廊下が続いています。
左手に専有部の並ぶ、通称「アパートメント」のスペース。ここならオフィスの入居者さんに会うことはないですから、パジャマで歩いても大丈夫です。
突き当たり右手にはランドリームルーム。
洗濯機、乾燥機はそれぞれコイン式。洗濯機は1工程100円、乾燥機は1回60分100円で利用できます。
100円玉貯金をしておくと、突然洗濯が必要になったときも安心です。
2階の入居者さん専用エリアのトイレは、男性用と女性用に分かれています。
女性のマークは、頭が調和、身体はひらめき。男性は逆です。
トイレにも洗面台が設置されています。
もちろんウォシュレット付き。
隣に位置する男性用トイレも、左右対称で同じ作りです。
専有部を見ていく前に、階段を上ってみましょう。
階段の踏み板も、寄木細工風の床のように、濃淡の違う2色の茶色が交互に並べられています。
ふと上を見上げると、連なった輪がふわりと浮かんだデザインの照明。
粗めの仕上げの空間によく似合っています。
専有部の並ぶ廊下は、2階とおおよそ同じ作り。
シャワールームは3階のみで、廊下の突き当たりに位置しています。
バスタブ付きのバスルームはなく、シャワールームのみ。
3室とも男女兼用です。
シャワールームはシンプルなタイプ。
シャンプーやタオルなど、バスグッズ一式を持ち運びできる防水のカゴがあると便利そうです。
どうしても湯船に浸かりたくなった日は、徒歩4分ほどの場所にある、番台つきの粋な銭湯へどうぞ。
さらに階段を上って4階へ。
4階には、なんとシアタールームがあります。
シアタールームの利用は、基本的に事前申告制。
何時から何時まで使います、と他の入居者さんに知らせる運用方法です。
シアタールームのドアを開けると、ユニークな階段状。
人数が集まっても全員が映像を見やすいように、階段式の椅子を選んだそう。
何人かで映画鑑賞を楽しむもよし、ひとりでゴロゴロしながら楽しむもよし。
時計も窓もないため、映画に没頭して時間を忘れてしまいそうです。
心地いいからと言って、寝込んでしまわないようご注意を。
3階と4階には、住居エリアの廊下と並行にオフィスエリアの廊下が並んでいます。
住居エリアにつながるドアは鍵付き。
パジャマで歩いていても、オフィスの入居者さんや、そのゲストと出会ってしまうことはありません。
逆に、ビジネスのオンタイムにラウンジで過ごす場合は、すこしはオフィスのTPOを意識した格好をしておきたいところ。
それでは、お待ちかねの専有部を見ていきます。
まずは201号室。
共用部のある2階は他のフロアよりも奥行きがあるせいか、かなり広く感じます。
ベッド、机、椅子、冷蔵庫が備え付け。本棚や収納ラックなら、追加で置いても狭く見えないはず。
クローゼットも、たっぷりめの容量です。
天井が高く、棚板の上の空間にも余裕があります。ダンボールも棚の上にラクラク置いておけそう。
配管を見せた天井に合わせ、スイッチも工業的なデザイン。
204号室はちょっと変わった間取り。
ドアの目の前は大きな収納になっていて、扉を開けると本棚やベンチ式の引き出し収納が現れます。
ダンススタジオを思わせる、スッキリとした大きな部屋。
家具なしのタイプで、家具にこだわりのある方や、元々家具を持っている方には嬉しい仕様。
おそらく、キングサイズのベッドを置いても十分なゆとりがあると思います。
これだけ広さがあれば、専有部のなかでリビングスペース、寝室スペースと空間を区切っても、ゆったり使えそう。
先ほどの収納スペースの裏手も、さらに収納になっています。
ハンガーをかけることのできるクローゼットタイプと、すこし幅の大きい収納棚。荷物の多い方でも安心。
301号室は、洋服の多い方やスーツケースなど大きめの荷物がある方に、いいかもしれません。
ウォークインクローゼットが付いています。
2階に比べると、奥行きがなくなった代わりに横幅のある、ゆったりした空間です。
3階、4階は全室ベランダ付き。
基本的には避難用ですが、スタンド式など、低い物干し器具なら使用可能。
落下の危険性があるため、手すりに布団や洗濯物を干すのは避けてほしいとのことです。向かいに見えるのは高級料亭ということで、景観に対する配慮も含まれていそうです。粋ですね。
代わりに、全室に物干し用のワイヤーが設置されています。
時間帯や天気を気にする必要がなく、むしろ便利な気も。
モデルルームを見ると、より生活のイメージがしやすいでしょうか。
向かいの建物は2階建てで、3階から上は窓の外に建物がありません。開放感を活かした、天井近くまで届く南向きの窓が特徴的。
晴れた日はとても明るく、日中は照明をつけなくても過ごせるほどです。
標準的な広さの空間でも、緩やかに空間を仕切る背の低い家具を入れると、生活にメリハリもつけられそう。
空間に緑があると、爽やかな雰囲気にもなります。
エレベーターに乗って、最上階の5階へ。
エレベーターに乗っていてもフロア構成が分かるように、フロアごとのインフォメーションボードが設置されています。
5階は専有部はなく、オフィスとオフィスの入居者さん専用のミーティングルームがあります。
住居だけでなくスモールオフィスを探している方は、相談してみても良いかも。
オフィスも借りた場合、自分の部屋からオフィスまで徒步30秒。ますます、通勤不要なライフスタイルへ。
ミーティングルームは、オフィスの入居者さん専用。
やわらかい雰囲気の仕上がりです。
廊下の突き当たりのドアを開けると、その先は喫煙スペース。
あまりに風景に馴染んでいて気付かないほどですが、よく見ると吸殻入れが。
穴に吸い殻を入れると下に落ちていく、ユニークな形状です。
喫煙スペースは24時間利用できますが、周辺に配慮して、奥の屋上スペースは夜間使用NGとのこと。
オフィスビルに囲まれた都会的な雰囲気の屋上。
ちょっとした気分転換には充分そうです。
1階のレストランの裏手に、ガレージが設けられています。
愛車を濡れずに保管できて、なにより防犯面も安心。
「シェアサイクル」と呼ばれる、入居者さんが自由に使える自転車も2台備わっています。
周辺は平坦なエリアですから、自転車で散策するのにはちょうどよさそう。ちょっとした買い物にも便利です。
建物の1階には、イタリアンレストラン「MERCATO MERCATO!!」が入っています。
「BEAKER 日本橋人形町」の入居開始に合わせ、2017年12月7日にオープン。
平日なら24時まで営業(ラストオーダーは22時半)。夜ごはんにお世話になることもありそうです。
最寄り駅は、各線・人形町駅。
周辺は、言わずと知れたオフィスエリア。
平日のお昼時になれば、ランチのお店を探すサラリーマンやOLでにぎわいます。
飲食店は割と充実していますし、意外とリーズナブルなお店も多め。
フラリと立ち寄ることのできるカフェから老舗の料亭など、バリエーションが豊かなのも嬉しいです。
駅まで徒歩1分の立地も、やはり便利。
休日に散歩してみると、思わぬ穴場のお店も見つかりそう。
シェアハウスの運営管理は、株式会社リビタさん。
シェアハウスの運営をはじめたのは2007年頃。既に10年が経過し、運営管理するシェアハウスは20棟まで増えました。
入居者さんからは、「内覧のときの運営事業者さんの対応の良さが入居の決め手」と声が上がるほど、管理面に安心感のある事業者さんです。
2017年秋にオープンした「シェアプレイス 調布多摩川」、2018年2月にオープン予定の「シェアプレイス 明大前」と、同時期に進んでいた他のプロジェクトと比較して、「BEAKER 日本橋人形町」はやや毛色の異なるソリッドな雰囲気。
実は、このプロジェクトは5年間の期間限定(2017年11月時点)で、2022年にクローズ予定とのことです。すこし残念な気もしますが、あらかじめ決められた時間の短さが、逆に濃密な時間を生み出すのかもしれません。
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いわゆる「住みたい街」ランキングの常連エリアにはない、渋い魅力。
オフィスエリアならではの新しいライフスタイルに出会うことが、何かのきっかけになるかもしれません。
(テルヤ)
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