シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
どこか懐かしくもあるリッチ感が、チャームポイント。
2009年から運営している「N’s Court 139 Lego」を見ていると、シェアハウスの本質的な面白さとはなんぞやと、いまいちど議論をしたくなります。
「ホテルのようなマンション」。これがN’s Court 139 Legoが掲げるキャッチフレーズ。
もともとワンルームマンションとして建築された建物には、どうやら最初から各所に豊かな共用部が設計されていたようです。
住むだけの暮らしから、シーンが生まれる暮らしへ。現在はコミュニティスペースやカフェラウンジも備えますが、自然な人の流れや滞留を生みだす空間は、シェアハウスの特徴そのものといえます。
とは言え、設計のベースはあくまでワンルーム・マンション。専有部のテーマは「くつろぎ」ということで、広さにもゆとりがあります。
各部屋にはダイニング、キッチン、バス・トイレ付き。いわゆる日常生活に必要なものは、専有部にすべて揃っています。
たまに見え隠れする妙なリッチ感がチャームポイント。最近のシェアハウスとはどこか毛色の違う個性的な住空間には、ある種「これはこれで、ありかも」的な発見が色々とあるような気がします。
低層の住宅が建ちならぶシェアハウスまでの道のりは、少々曲がり角が多め。時折見える神社境内の緑を眺めながら、住宅街をくねくねと進みます。
目の前に表れるのは開けた駐車スペースと曲線のファサード。ここが今回の舞台です。
「N’s Court 139 Lego」は、実はお隣のマンション「N’s Court 139」とワンセット。
ちなみにLegoとは、ラグジュアリー(L)、エコ(E)、グローバル(G)、オリジナル(O)の頭文字からとった造語なのだそうです。
メインエントランスは、日中は常時開放されているそう。
内部には、(なんと)売店があります。
週刊誌やアイスクリームなどのほか、髭剃りクリームも自宅でそのまま購入可能。うーん、新感覚。
体調が優れないときや、家から一歩も出たくない!なんて気分のときにも重宝しそう。日中はフロントにスタッフさんも待機しているようで、クリーニングの集荷や宅配便の受付などのサービスを受けられるとのこと。
種明かしをすれば、この建物、実は現役のマンスリーマンションとしても運営されているのです。短期の入居者向けに充実しているサービスの恩恵を、シェアハウスの入居者も受けられるという仕組み。
住環境としてはやや好みが分かれるところかもしれませんが、これはこれで便利なことは間違いないはず。
入居者さん専用の居住スペースはオートロックの扉の先。
キーをかざせば、自動ドアが開きます。
ウィーンと開いたドアの先には数段のステップ。
その先に見えるのがシアターラウンジです。
ゆっくりと進むと、サンルームのように陽光がサンサンと注ぐ、明るく開放的な空間へ。
ちょっとしたカフェ気分。テーブル席とカウンター席、視線の高さの違いが気分転換になりそうです。
ラウンジの奥には、大型のディスプレイ(テレビ)が設置されています。
これが、シアターラウンジたる所以。明るく気持ちのいい空間を活かす意味で、スクリーンではないのは正解かも、という気もします。
シアターラウンジは、有料ですが貸し切ることも可能だとか。
スリリングなホラー映画などを鑑賞するときなどは、レンタルした方が心置きなく楽しめるかもしれません。
シアターラウンジの脇の廊下を進むと、カフェラウンジが見えてきます。
吹き抜けになっていて、ふっと空間が縦に広がります。
一面の大きな窓は2Fまで続きます。
お茶をゆっくり楽しむ…というより、ランチを囲むシーンのほうが似合いそう。また、気分転換にふらっと立ち寄るのもいいかもしれません。
コンクリートむき出しの壁には様々なテイストの美術品が飾られています。
油彩、水彩、写真、彫刻品と多彩なラインナップ。一見したところ、空間の中にランダムに配置されているので少し不思議な感覚になります。
なかには、著名な作品もあるのかも。
カフェラウンジの階段を上った先は、フィットネススペースです。
ちょうどカフェラウンジの上に位置するフィットネススペースは、吹き抜けで空間が繋がっています。
定番のランニングマシンのほか、サイクリングマシン、ステップマシンが並びます。
トレーニングの最中は、吹き抜け越しにカフェラウンジを見下ろすことになります。
これがなかなかの気持ちよさ。従来のフィットネススペースでは、なかなか味わうことのできない体験かと。
回廊のような建物内。廊下を進んだ一角には各種設備コーナーがあります。
自動販売機、宅配ボックス。これらは売店やフロントのサービス時間外の利用がメインになりそう。
専有部にも洗濯機が設置されているので、コインランドリーは急いで洗濯物を乾かしたい時くらいしか使うことはないかも。
変わり種としては、サウナルームがあります。有料ですが、ニーズはありそう。曜日によって女性用と男性用に分けて運営しているとのこと。
汗をかいたあとはシャワーでさっぱりしてくださいませ。
ほかにも、建物内をグルグルとしていると…
大きなルーフバルコニーがあったり、
パティオがあったり。
そして、もっと大きなパティオがあったり。
個人的に一番のお気に入りはこの独特の風景。
スクエアな窓がこれでもかと並ぶどこかモダンな様相には、どこかキュビスム的な香りも漂っています。
それでは、専有部の中を見てみます。
こちらは、305号室。約19平米の広さを持つワンルームです。
濃いブラウンのフローリングを基調にした、モノクロ調のスタイリング。
壁や天井はコンクリートの躯体で、むき出しの配管がアクセントになっています。
2口のガスコンロのキッチンと冷蔵庫・電子レンジ・ポットといった家電は自炊派もストレスフリーに使えそう。
ドラム式の洗濯機が置かれているのも、好印象です。
食器もひと通り揃っています。
ダイニングと寝室の空間を分けたい人は、コンクリ壁に収納された引き戸を引き出すことで仕切ることもできます。
水まわり設備はこんな感じ。脱衣室には洗面台。ドライヤーは備品です。
バスルームはスタンダードなユニットバス。閉塞感はありません。
トイレはウォシュレット&暖房便座付きです。
つづいて、お隣の304号室。
基本的な間取りは同じですが、水まわりが部屋の奥に配置されています。
305号室よりも広めの脱衣スペース。
大きな鏡はスタイルチェックもできそう。
窓付きのバスルームには、日中は陽光が差し込みます。
ベッドまわりはこんな感じ。
サイドテーブルやソファ、PCデスク、ディスプレイ等々、すべて揃っているのが嬉しいところ。
室内のインテリアの統一感はばっちり。
たしかに、ホテルライクという言葉が似合います。
窓からベランダに出ることもできます。
眺めはこんな感じ。
のどかな風景とスタイリッシュな室内とのギャップも、これまた一興。
遠方から友人・知人を招いたときには、有料のゲストルームが便利に使えるかもしれません。
ミニキッチンや冷蔵庫、バスルーム、トイレなど、ひと通りの生活設備が整っています。
遠方からはるばるやってきた友人の疲れを癒すには十分。カフェラウンジやシアターラウンジで一緒に食卓をかこんで積もる話に花咲かせれば、旅先で疲れたカラダも少しはほぐれるのではないかなと。
ただ、利用時は事前に事業者さんへの連絡が必須です。
当日、あわてて予約しようとしても使えない可能性がありますので、ご注意を。
敷地内には、たくさんの植栽が並びます。
エントランスまわりにはじまり、駐輪場、駐車場へつながる外通路は緑でいっぱい。気持ちいいです。
駐輪場・バイク置き場には雨よけが設置されています。
駐車場は建物の裏口に設けられています。バイクと乗用車の駐車は有料です。
最寄り駅は各線・分倍河原駅です。
南武線・西府駅も利用できますが、都心へのアクセスを考えると、京王線を利用できる分倍河原駅がメインとなりそう。
新宿まで23分、渋谷まで23分(明大前で井の頭公園に乗り換え)。割と乗り換えの手間もなく、都心へアクセスできます。
休日なら、下北沢(33分)や吉祥寺(36分)へ遊びに出ても良さそうです。
駅周辺には飲食店や生活品店が並びますが、少し離れるとのどかな風景が続きます。
食材は駅周りで調達して、小物は建物内の売店で揃える。そんなシーンが日常的になりそうです。
運営・管理は株式会社東都さんです。
シェアハウスのほか、マンスリーマンションなどでも多くの運営管理の実績とバックグラウンドのある不動産会社さんです。
はじめてシェアハウスへの取り組みを始めたのは、まだ外人ハウスが主流だったころだと言います。現在では、小規模の物件から数十名の中〜大規模物件までさまざまなシェアハウスを数多く運営され、些細なトラブルの対応は手慣れたもののよう。
N’s Court 139 Legoの場合、管理面でいちばんお世話になるのはフロントに立つ管理人さんということになりそうです。
残念ながら実際にお会いしたことはないのですが、聞けば、随分と親身になって暮らしのメンテナンスをしてくれるのだとか。顔を会わせる機会も多くなるので、距離感もグッと近づきそうです。
ひとり暮らしを悠々自適に暮らしたい。そんな思いで住まいをお探しの方はコチラからお問合わせをどうぞ。
暮らし心地の良さを追求すると、大切なことは幾つも出てきます。
例えば、外との関わりや距離感の保ち方もそう。
日常にちょっとしたスパイスをくれる仕掛けがあるのは、良いですよね。
(イシクラ)
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