理想の自分のはじめ方

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

あれもしたい。これもしたい。


欲張りなキモチは際限が無いですよね。

かくいう自分も、とある新しい趣味を始めたいなと思いつつも、でも実際にやってますかと聞かれるとゴニョゴニョと濁して過ごす今日この頃…。

容赦なく追い立てる仕事の山に、ありがたくも差し込まれる友人たちからの急な飲みの誘い、はたまた、スキルアップのためには勉強だってしなくちゃね…と、新しいことに挑戦する時間が取れない理由はいくらでも浮かびます。

でも、多分それは理由ではなくて、「言い訳」なんでしょうね。

料理、フラワーアレンジメント、語学。確かに何を為すにしても「継続」というのは、理想のワタシを作る上で大切なポイント。

けれどももちろん、それは実に骨が折れるし、あわただしい日々のなかで続けていく自信を早々に打ち砕かれることも少なくないはず。

今回ご紹介する「東京シェア+」は、下町ののどかな風景に溶け込んだ女性専用シェアハウス。

新しいことに出会うことや、始めること、そして、それを少しずつでも続けていくこととの距離が、とても近い環境になりそうです。きっかけだけちょっと頑張って、あとはゆるりと続けていく。ちょっとずつでも良いから、自分のペースでとりあえず続けていく。

それが少しずつ自分を新しくしていくことへのベストなアプローチだったりする方も、いるのでは?

ゆるりとした暮らしの中で、やりたいことをやってみる。ありのままで、新しい自分を見つけていくことができそうな空間が、ここにあるような気がします。


ところどころに小さな町工場のような建物が点在し、高くても3Fほどの背丈しかない建物が密集したどこか懐かしい街並み。

その一角に佇む白い建物が、今回お邪魔するシェアハウスです。

女性専用物件ということもあり外観の写真はありませんが、建物自体は周囲の雰囲気とよく馴染んだシンプルな装い。

正面玄関はガラス張りのドア。

ラウンジも少し見えるので、帰宅時には、家に入る前から暖かな人の気配を感じることができそうです。

集合ポストは各専有部ごとに設置。

その隣には中型サイズの宅配ボックスも併設されています。

ドア脇に飾られたシェアハウスのサインはアルミ製。

仰々しくないさりげない存在感が、個人的には好印象です。

では早速、ハンドルをカチャリと回して、中を覗いてみます。


建物の中に入るとすぐに、独特なラウンジの空間が広がっています。

なお、正面の右手奥のドアはサロンスペース。イベントやスタジオの代わりとして使うことができます。

靴箱は各専有部、棚ごとに置けます。

靴箱といえど、ひとつのインテリア。素材感と高低のアクセントに遊び心が漂います。単に靴を置くだけではなく、セレクトショップのような魅せる収納として、ディスプレイを意識してみるのも面白いかも。

そうそう。靴箱の上にもうひとつ、小さなリビングの世界があります。

なんでも、人々の多様性を表現しているそうな。

それにしても、細かなところまで凝った作品です。


さて、振り返った先にあるラウンジは、オフホワイトにペイントされた配管剥き出しの天井部とヘリンボーンパターンのフローリングが独特のコントラストを生み出す、シンプルながらインパクトのある空間。

先ほどの小さなラウンジと同じく、多様なチェアとテーブルのセットが組まれています。

色があふれているようで過剰になりすぎないのは、同じトーンのカラーと、あえての柄モノで統一してあるからかも。自室コーディネートにも参考になりそうです。

左手に並ぶ木製のハイチェアの向かいには、アイランドキッチンがあります。

天井から吊り下がるのは、きらきらと輝くペンダントライト。

ゆったりとしたフォルムは、空間に女性的な可愛らしさと品のある優雅さを加えるアクセントに。

天井まで届く大きな窓からは、たっぷりと陽射しも注がれます。

その窓の外は、ちょっとしたテラス。折戸を解放すると、ラウンジと高さの差がないフラットな屋外空間が姿を現します。

日だまりの中で楽しむティーパーティーや読書など、何かと活用できるシーンがありそうですね。

なお、右手にチラリと見えるドアの先は脱衣室とバスルームです。


アイランド型のキッチンはカウンター付き。

2口のIHコンロとシンクのセットが3組、片側にズラリと並びます。

40名強の専有部がある上ではやや心許ないボリュームにも感じますが、実は3Fにも共用のキッチンがあり、キッチン付きの専有部も数室あったりします。

シンクはやや小振りながら、シンプルな設計に動きやすそうな動線、都度のお手入れも手軽そうですし、お互いにある程度配慮しあえば楽しく使えるのではないでしょうか。

こちらはキッチンから眺めたラウンジの景色。

改めて見ても、複雑に絡み合った配管の存在感は大きいものがあります。女性向けとしてはややハードなテイストでもありますが、いわゆるガーリーな空間よりも、このぐらいで丁度良い、という方も少なくないのではないでしょうか。

シンク下の収納スペースは、調理道具や食器類を置く場所となっています。

風変わりなレトログラスなんかもあります。

パイゲンC」ってなんだろうと思い、気になって調べたところ、昭和40年代に発売されていた今で言うヤクルトやビックルみたいなものと判明。

余談ですが、当時はこの商品で「生きた南米産オウムが300羽当たる!」なる壮大(?)なプレゼントキャンペーンをやっていたそう…。昭和の底力、侮れません。

冷蔵庫はキッチンの脇に2台。

各部屋にも冷蔵庫は備わっているので、基本、パーティーなどの際に使う食材を保管する形になりそうですね。

キッチン家電は、壁際に据えられたシェルフに置かれています。

特注なのか、それぞれの収まり具合がとても良し。左手にあるドアの先がストックルームです。

キッチン家電に混ざって、プロジェクターも置かれています(2019年7月追記 現在はプロジェクターは設置されていません)。

PCをつなげれば、クッキングスクールのようにみんなでレシピを確認しながら料理を楽しむこともできそうです。

ストックルームは部屋ごとに使用できるエリアがあらかじめ決められています。

とは言えスペースは広く、十分な容量が確保できそうです。


さて、東京シェア+の、リビングの他に用意されたもう1つの主役は、サロンスペース。

外部の方によるセミナーやワークショップも予定するというサロンスペースは、入居者さんが利用する時には料金も掛かりません。

しんと静まった静かな空間には装飾も少なく、クセの無い万能なスタイル。

スタッキングチェアも用意され、ちょっとした入居者同士のミーティングでも使えそうですね。

鉄で織り込まれたドレス用のトルソー。

実際にも使えそうですが、基本的には荒めに仕上げられた壁面と相性ピッタリのオブジェです。


では続いて、水まわりを見ていきます。

脱衣室はゆったりとした広い空間。

そうです。今回は大胆にも仕切りはナシ。幅広の鏡とカウンターが取り付けられていて、パウダールームのような設計になっています。

お風呂あがりの肌は、水分が奪われてとても乾燥しやすい状態。すぐに潤いを与えるために、体の水を拭き取とる前にオイルをじっくり肌になじませたりと何かと大変。でも、そういったケアは、とてもしやすい空間ではないかと思います。

「美」も日々の継続が大切ということなんでしょう。

正面がバスルーム。右手のドアがラウンジからの出入口ですが、今後はラウンジ側から中が見えないよう目隠しのカーテンを設置予定とか。

半透明の引き戸を開けてバスルームを覗くと、内部はシャワーが5つ並ぶ広々とした空間。

ここでもやはり、仕切りはナシ。好みは分かれそうですが、広々とした空間は開放感もあり、入浴中のおしゃべりなど、サロン、ワークスペースとはまた異なる楽しみ方を享受できる部分もありそうです。

ちなみに2-4Fに個室のシャワールームもあるので、お好みで使い分けもできます。

浴槽もかなりの大きさ。

ちなみに自動炊きではなく、赤色と青色のハンドルで湯加減を調節。レトロというか、懐かしい趣きもそれはそれで楽しいものです。

でもきっと、楽しいお風呂になると思います。


白タイルに囲まれた清潔感ある1Fのトイレは、一応男女共用。

“一応”というのは、時々ラウンジを男性も参加できるイベントスペースとして使うことがあり、その際の措置という形です。


続く2Fは、このドアの先にある階段からあがることができます。

なお、ここからは入居者のみが立ち入りできる区画。複製のできない専用のカードキーで開錠します。

ドアを開けると足下の素材感が変わり、ふわっとしたカーペットフロアが続きます。その先に階段が見えます。

階段の壁には、数字の代わりにフロアを象徴する一文字がサインとして掲げられています。

1Fはご覧の通り、「集(ji)」。


階段を上がった2F入り口脇の壁には、このフロアを表す「園(yuan)」の文字。

その意味は後ほど明かされます。

2Fの廊下はカーペット敷きで、夜分に気になる足音もしっかり吸収してくれます。

さて、サロンから一転、2Fに設けられた共用のワークスペースは、ちょっとお洒落な自習室といったところ。

一人で黙々と集中するも良し、他の人に何かを教えてもらたったり、教えあったりと、会話をしながら学ぶにもちょうど良さそうな気がします。

たぶん、木のぬくもりを感じる暖かな雰囲気が、人との接点を持ちたくなる気持ちにさせるのかも。


廊下の突き当たりのドアからは、ルーフバルコニーに出ることができます。

ここでは物干しだけでなく、奥の方ではちょっとした菜園も楽しむことができます。

この畑は、自由に使っていいのだそう。

先ほどの「園」の一文字はここを表わしていて、まさに2Fのシンボリックスペースといったところ。料理好きな方はハーブや野菜を、それ以外にも種や苗木から育てたいという、ボタニカルなライフスタイルを望んでいる方にもハマりそうです。

今植えられているのは、ブロッコリー。

収穫時期は10月下旬~2月ごろまで。冬のあったかいクリームシチューにぜひ添えたいですね。

バルコニーにはセンサー付きのライトが設置されています。

誰かが通ればパッと光るもので、防犯効果も期待できそう。


数に多少の違いはあれど、それぞれのフロアには水まわりの設備があります。

木製のシェルフには、各専有部ごとに洗面道具などを置いておくことができます。そして洗濯機の隣がトイレ。その対面に洗面台があります。

シャワールームは各フロア2室ずつ。

シャワールームの手前はコンパクトな脱衣室です。

洗面台は4つ並んでいます。

キッチンや洗面台付きの専有部がいくつかあるので、もしかすると部屋数に比べてここを使う人は意外と少ないかも。朝の時間帯も、あまり混み合わずに済みそうです。

トイレは2Fに4台、3-4Fには3台あります。

普遍的な、至ってスタンダードなタイプ。


それでは廊下に戻り、専有部を見ていきます。

専有部のドアは防音に向け、密閉性の高いものを取り付けています。

閉めるときは、ハンドルをグッと持ち上げます。よくカラオケとかで見かけるあのタイプ。

201号室を覗いてみると、シンプルなレイアウトと高い天井からか、数字で見るスペース以上の開放感を感じます。

専有部にはミニサイズの冷蔵庫と、ハンガーや洋服を掛けることができるポールが設置されています。

ベッド下は収納です。

用意されているテーブルは、独特なデザイン。

一見、派手な印象ではありますが、荒めに仕上げられた空間との相性はピッタリ。

天井は抜かれて建物の素材感が露わになっています。

シンプルな空間ですが、この天井の存在感で、グッとスタイリッシュになります。


203号室は、キッチン付きの専有部。

ミニサイズのキッチンで慣れや工夫は必要かもしれませんが、それなりの料理を調理する分には問題ないかと。

火力は後片付けが簡単なIHコンロ。火口は一口。

あくまでもオプションですし、本格的な料理であればラウンジのキッチンスペースを使う形がいいでしょう。シーンに合わせた二刀使いが出来るのもこの部屋の強み。


続いて、204号室。

こちらの専有部は洗面台付き。

と言っても野暮ったいものではなく、お洒落なスケルトンテイスト。

見た目も良く、インテリアとしても申し分ない役割も果たしています。

こちらは窓の外の様子。

なお、外への出入りは禁止となっています。


210号室は洗面台と収納付き。

ハンガーポールが渡された2段の押入れがあります。

奥行きは深く、収納力もナカナカ。


畑があるルーフバルコニー沿いの211号室。

窓から、大切に育てたいマイプラントの日々の成長をここから見守ることができます。

逆に言えば畑作業の方が目の前まで来るので、その点、気になる方はご注意を。

フローリングはくすんだモスグリーンのタイル張り。

なお、チェアなどのインテリアも、部屋によってそれぞれ微妙に異なる仕様です。


階段の途中、踊り場にチラチラと光る小さな箱。

LEDの照明でやんわりと足元を照らしくれます。

そして、3Fは「陽(yang)」のフロア。

漢字の上に記載されているのは、中国語読みをアルファベットで表記したもの。

3Fには、約10畳ほどあるキッチン(・ダイニング?)のスペースがあります。

シンプルですが機能的。サクッと済ませたい時は、調理の度に毎回1Fに降りなくても大丈夫です。

置かれているスツールは、微笑みの国・タイの職人さんによるもの。

シンクは2台。IHコンロも2口あります。

1Fと同じく、こちらのシンク下にも食器や調理道具が置かれています。

高速製氷ができるマシンも。

どれくらい高速かというと、なんと10分強で氷が出来上がってしまうのだとか。パーティーなんかでかなり活躍しちゃいそうなスグレモノのようです。

リビング脇に隣接するのは、見晴らしの良いテラス。

リビングのすぐ隣なので気軽に立ち入ることができ、食パンとコーヒーの簡単な朝食でも、ここで食べてしまえば朝から優雅な気分を味わえられるのではなかろうかと。


水まわりは、2Fとほぼ同様。

トイレと洗濯機は3つずつあります。シャワールームは2室。


さて、専有部を見て回るとして、まずは311号室。

なめし皮のような艶のあるフローリングで、これまでと印象がガラリと変わっています。

腰ほどの背丈のチェストはヴィンテージ風。

白熱球の暖色系の照明は、床の色合いと相まってより落ち着く空間を演出。

プラスで間接照明がいくつかあれば、部屋の光量としてはちょうど良くなると思います。


そして、最上階の4F。

最上階ということで、「空(kong)」をシンボルサインとして使っています。


水まわり設備も各フロアとほぼ同様の設計。

それぞれのフロアにしっかりとトイレやシャワールームがあるのは、やはり便利なもの。


こちらの409号室含め、この階の専有部はややダークカラー寄りのフローリングが持ち味。

シックでオトナな雰囲気を好む方に、ピタリと合いそうな空間です。

アームソファの座面は、馬に乗る貴公子。

なんだか立派な身なりに一瞬、ここに腰を下ろすのをためらってしまいそう。


412号室は専有部の中で、一番広い10畳のスペース。

奥行きがあり、縦に広がる空間です。壁一面が斜めになっています。


建物の外側にあるゴミ箱の様子。

聞けば共用部にはゴミ箱がなく、各自で処理する形になるのだそうです。

それはそれで思い切った割り切りとも思いますが、共用部のゴミの処理は確かに運営上の頭の痛いテーマのひとつですから、不衛生にしておくよりは、ということかもしれません。

さて、ゴミ箱脇の奥まったところが、駐輪場のスペース。

自転車を駐めるのは無料ですが、バイクの場合は¥500/月が必要です。


シェアハウスの最寄駅は、各線・西日暮里駅

20分で新宿駅、13分で東京駅にダイレクトにアクセスできます。一回乗り換えれば、羽田空港成田空港へ約45分で行くことも可能。

JR山手線京浜東北線東京メトロ千代田線日暮里・舎人ライナーと、意外と利用できる路線が多い駅でもあります。

駅前には緑豊かな西日暮里公園があり、いくつかの神社に囲まれたその公園は、高台にあることも手伝って駅前とは思えないほど心静かな時間を過ごせます。

駅の西口に見えるのは、活気ある「谷中銀座商店街」の姿。夕暮れ時には多くの買い物客で賑わうそうで、寅さんやこち亀の両津がいそうな下町独特の“らしさ”があります。

商店街の奥の路地には「夕やけだんだん」と呼ばれる夕焼けの絶景スポットも。

周辺は飼い・野良問わず多くの猫が集まる一角でもあり、会社帰りの買い物がてら、商店街で買った「谷中メンチ」をほおばりながら、猫と戯れ、綺麗な下町の夕焼けを眺めることは、ある意味とても贅沢なことかもしれません。


運営・管理をされるのは、「株式会社Rバンク」さんです。

女性専用のシェアハウスを多く手がけていますが、いつの間にか、その数は20件を超えています。

最近では暮らしをデザインするというコンセプトのもと、男女共用のシェアハウスを運営する「R-mix」を立ち上げ、また、今回の「東京シェア+」はこちらの会社では初の試みとなる40室以上の大型物件であり、意欲的にシェアハウスに取り組んでいます。

今回は単に「大きい」ということだけでなく、そのサイズ感を活かしたコンテンツがしっかりと盛り込まれています。

特に、外部イベントも開催するというサロンスペースを備えたことが大きな特徴。企画を担当された女性スタッフさんの話では、暮らしの中で外部のワークショップなどに気軽に参加するのも良いし、自分で取り組んでいることにサロンスペースを活用して貰うのも嬉しい、とのこと。

新しいことにチャレンジしていくのは大変ですが、こんな環境なら「頑張らなくちゃ!」とガチガチに気負うばかりでもなく、緩やかに、ある程度マイペースでやりたいことに取り組んでいけるのかもしれません。

その案配は、これまで多数の女性専用のシェアハウスと向かい合ってきた会社ならではの視点でもあるような気もします。

何となくやりたいことがある、自分磨きをしたい、とにかく色んなことを味わってみたい、という方はコチラからお問い合わせを。


「好きこそものの上手なれ」

何かをしっかり頑張ろうとする時、まず大切なのは“楽しい”と感じる気持ち。

まず楽しいから、好きになる。

どうせなら、ひとりではなく何人かでその楽しさを共有できたほうが、いつまでも心の奥に残っていくものなのかなと思います。

(ソン)

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