シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
都心から離れ、手に入れる風景。
毎日たくさんの家を見ていますが、やっぱり家選びってとても大変。
立地、家賃、広さ、デザイン…。自分の理想の家を見つけるのは至難の技。そもそもそんな家あるのかしら?なんて、途中で心が折れたりもします。
なにかひとつでも、譲れる条件があったらいいのに。
たくさんの条件のなかでも、譲ることによる効果が高いのはおそらく「立地」。場所にとらわれなければ、住まいの選択肢はグンと広がります。
そう思わせたのは、2017年春に完成した「LYKKE 小平」です。
ゆったりした広さの共用部と専有部、ワークスペースに充実の設備。
そして、この奥行きのあるテラスが何よりの魅力。
晴れた日のテラスでは、都内とは思えないゆったりとした時間が流れます。
家に帰ってからの時間や休日は、のんびりと過ごしたい。そんな当たり前の欲求を、しっかりと満たしてくれる環境です。
たしかに、職住近接とはいきません。
でも、だからこそ手に入る風景は、やっぱりあるのです。生活コストだって都心より抑えることができるはず。そうして生まれた余裕で、趣味に没頭してみたり、新しい何かをはじめてみたりすれば、暮らしの質だって高まるかもしれません。
そうは言っても、小平駅から西武新宿駅は直通で最短26分ほど。本格的に身構えるほどではないとは思います。
引っ越す前には多少遠いと思っていた距離も、いざ住みはじめると慣れると言いますしね。
アーチ型の装飾がかわいらしいマンションが「LYKKE 小平」。
隣地は現在(2017年4月時点)更地。広い敷地にポンと建っているため、遠くから見ても目立ちます。
玄関かと思いきや、こちらにあるのは集合ポストと宅配ボックスのみ。
2階と3階の入居者さんのポストも、一緒に設置されています。
玄関は、駐輪や駐車のできる、建物の脇にあります。
ウッドデッキ風の小上がりの先に玄関ドア。コンクリートの階段を3段上ります。おそらく、思い切って飛び乗るにはすこし高すぎると思います。
近未来的なデザインのインターホンはカメラ付き。
入居者さんはナンバー式の電子錠で開閉できます。
えんじ色の壁がインパクトのある玄関。
土間は広めで、自転車を持ち込めるほどの奥行きです(自転車は屋外の駐輪場に停めましょう)。
ひとり扉1枚分使える靴箱は、パンプスやスニーカーなら6足ほど収納できる容量。
棚板の高さを変えることができて、ブーツなどの背の高い靴もしまっておけます。
それでは、早速ドアを開けてリビングを見ていきます。
「リビングルーム」というより、廊下の延長のようにオープンなリビング。
大きな掃き出し窓と、配管も露出した高い天井がとても開放的。
どことなく倉庫に似た雰囲気だなと思っていたら、以前は駐車スペースだったそうです。
今回の改装にあたり、住居用途に変更したとか。
奥はキッチン、中央はダイニング、手前はソファと、ゆるやかにゾーニングされています。
カラフルでポップなデザインのソファも、広い空間では自然に馴染んでしまうから不思議。
ソファの目の前にはテレビが。
食後はソファでのんびりしながらドラマでも。
テレビはすこし高めの位置に設置されていて、ダイニングテーブルからも見えるようになっています。
テレビを見ながら食事ができるのは、なにかと便利だと思います。
なんだかスピーカーを連想させる照明もユニーク。
日中はとても明るく、照明がいらないほどの日当たりですから、この照明が活躍するのはきっと夜。いいムードを演出してくれると思います。
シンクとIHヒーターのセットが向かい合った、アイランド式のキッチン。
ステンレス製のスタイリッシュなデザインで、調理中の姿も絵になりそうです。
まわりをぐるりと囲めるため、何人かで同時に使うこともできます。
キッチンの対面には冷蔵庫やキッチン家電がずらりと並んでいて、調理中の移動も少なく済みます。
シンプルなスクエア型で、角ばったシンク。
ひとり分の食器はもちろん、ボウルなどの調理器具をたくさん使ったときでも、シンクの中に置ける大きさです。
基本的な食器や鍋類は共用の棚や引き出しに収納されています。
はじめてのひとり暮らしで、調理器具はなにも持っていないという方でも、入居した日から自炊ができます。
生活に慣れてきて自分用の食器や調理器具を買ったら、専有部ごとの棚に収納。
常温保管の食材や調味料も、棚の中にしまっておけます。
続いて、掃き出し窓からテラスに出てみます。
建物に沿ってつくられた、ウッドデッキのテラス。
とても広々としていて、面積で考えると街中の小さな公園くらいはありそうです。
屋外用のテーブルや椅子、ハンモックも置かれていて、屋外で過ごす時間が増えるかも。
休日にパンとコーヒーでブランチにしたり、デッキチェアで読書をしたり。暖かい時期は活躍するシーンも多いはず。
ちなみに、2階から上のフロアに住んでいる賃貸の入居者さんもテラスを使えるとか。
賃貸の入居者さんとも雑談のできる間柄になっておくと、もっと家に愛着を持てそうです。
もしかしたら、マンション全体でのイベントも開催されるかもしれませんね。
テラスに面しているのは、リビングの掃き出し窓だけではありません。
テラスから直接出入りのできるガラスドア。
ドアにはナンバー式のオートロックが取り付けられています。
聞けば、ドアの内側はテラスと同じく賃貸の入居者さんも使えるスペースだそう。早速ドアを開けて先へ進んでみます。
Y字型の不思議なテーブルに、オフィスチェア。
ワークルームと呼ばれている部屋で、建物全体の入居者さんが自由に使えます。予約や事前連絡も不要で、気軽にフラリと立ち寄れるのはいいですね。
持ち帰った仕事や資格の勉強、趣味のPC作業など、使えるシーンはたくさんありそう。
自分の部屋はどうしても誘惑が多くて、やらなければいけないことに手がつかないものです。ワークルームならキチンと気持ちを切り替えることができそう。短時間で集中してやるべきことを終えれば、時間の有効活用にもなります。
なんと、入居者さん以外のゲストを呼んで、打ち合わせをするのもOKだそうです。
自宅で仕事をするフリーランスの方など、かなり重宝するのでは。
足元を見ると、話のネタになりそうなテーブルの脚。
テーブルだけでなく、ワークルームや建物自体をゲストの方が面白いと思ってくれれば、なんだか打ち合わせもスムーズに進みそうな気がします。
ワークルームには、その他にも自動販売機や、
ウォシュレット付きのトイレも。
わざわざワークルームを出たり入ったりしなくてすみます。便利。
そうそう、セキュリティ面もしっかり配慮されています。
ワークルームからシェアハウス部分に入るには、ナンバーキーの解錠が必要。
もちろん、シェアハウスの入居者さんのみナンバーを教えてもらえます。
シェアハウスの廊下からワークルームのドアを見ると、こんな感じ。
簡単に入れるように、こちら側からはボタンひとつで解錠できる仕組みです。
ワークルームの奥へ進んでみると、もうひとつ部屋が。
ソファとデスクが置かれた空間は、ゲストルーム。
事前に連絡すれば、入居者さんのゲストが宿泊できます。ソファの背もたれと肘掛けを倒すと、ベッドに早変わり。
シェアハウスの生活スペースとは分けられていて、お互いにセキュリティ面での心配もありません。
ゲストのいない日は(基本的にはいない日が多いと思います)、ワークルームの延長として自由に使えるとのこと。
たまにはワークスペースではなく、ゲストルームのデスクで集中するのもいいかもしれません。
続いて、水まわり設備を見ていきます。
水まわり設備は大きく分けて2箇所。
ひとつはキッチンの隣に位置しています。
正面にバスルーム、左手にシャワールームとトイレ、右手に洗面台の並ぶ構成。
脱衣室は窓がついていて、とても明るい空間です。
ブラインドを閉められますし、窓自体もくもりガラスですからご安心を。
足を伸ばせるほど広々したサイズではないものの、ゆっくりバスタイムを過ごせるバスルーム。
1階のバスルームやシャワールームは、すべて男女兼用とのこと。
ちなみに、2階や3階には、4人でひとつの共用部をつかうユニットタイプの部屋もあります。ユニットタイプの部屋は男性専用または女性専用。男女兼用の水まわり設備が気になる方は、2階や3階を検討してみてもよさそうです。
隣のシャワールームはシンプルなつくり。
男性はシャワー派の方も多いようですから、サッと浴びたいときにはこちらへどうぞ。
1階には、トイレが4箇所設置されています。
廊下の長い間取りですから、すべての部屋から遠くならないように考えられているとか。
さらに廊下を進むと、突き当たりはランドリースペースです。
洗濯機は乾燥機と分かれているタイプ。乾燥待ちで洗濯ができない…ということもありません。
洗濯機の対面に設置された収納棚に、自分のランドリーグッズを置けるようになっています。
間違えて使ったり使われてしまったりしないように、自分のボトルには名前を書いておきましょう。
洗濯機の横のクローゼットには、入居者さんが自由に使える掃除機やアイロンなどがしまわれています。
特に週末は掃除をする入居者さんが多いもの。使い終わったら、すぐ元の場所に戻すのは鉄則です。
では、お待ちかねの専有部を見ていきます。
まずは101号室。
サインは筆記体のアルファベットで表記されています。
広さは7.7畳とゆったりめ。
東向きの101〜108号室は、おおよそ同じ間取りと面積ですから、スタンダードなタイプの部屋です。
備え付け家具に加え、さらに自分で持っている家具も置けるゆとりがあります。
自宅ではゆったり過ごしたい方や、自分の時間を重視したい方にも良さそう。
クローゼットは若干コンパクトサイズ。でも、きちんとハンガーも掛けられます。
大きめのハンガーラックを置くスペースは充分ありますから、洋服をたくさん持っている方もご安心を。
南向きの110号室は、大きな掃き出し窓が付いています。
昼間なら、天井照明が点いていなくても、気付かないほどの明るさ。
朝が苦手な私でも、これならスッキリと起きられそうです。
109〜111号室からは、共用で使うベランダに出られます。
それぞれの部屋の前には物干し金具も設置されていて、外に洗濯物を干せるようになっています。
目の前は比較的交通量の多い通りですが、外からは物干し竿の見えない高さですから、あまり心配しなくても良さそうです。
111号室には、不思議な丸い窓が。
南向きの部屋は元々駐車場だったリビングとは異なり、居住用のスペースとして作られていたそうです。丸い窓はその頃の名残だとか。
丸く切り取るだけで、途端に景色がドラマチックに。
普段ならここで終わり。でも、この建物にはまだ続きがあります。
テラスを抜けて建物の裏手に出ると、上階へ続く外階段が。
2階と3階は大部分が賃貸で、3室だけユニットタイプの部屋があるとか。
さっそくドアを開けて、なかへ進んでみます。
玄関を開けると、奥へと廊下の続くファミリータイプの間取り。
実は、元々ふたつだった部屋をつなげて、ひとつの大きなユニットへと改装したそうです。
靴箱は全体を4人で使います。
ですから、置ける靴は1階よりもすこし少なくなりそう。入り切らない靴は専有部での保管となります。
リビングはコンパクト…と言っても、4人で過ごすなら充分な広さのスペースです。
ユニットタイプの3室は、どこも3人でひとつの共用部を使います。それぞれのユニットは男性専用・女性専用に分かれていて、最初に入居が決まった方の性別に合わせて、他の部屋を募集するシステムだそう。
ユニットタイプの入居者さんも1階のリビングを使えるそうですから、少人数と大人数、それぞれの良さを味わえます。
ソファスペースとダイニングスペースは、きちんと分かれています。
これだけで、すこし生活にメリハリが付けられそう。ひとりだと、ついソファでゴロゴロしてしまいますし。
派手さはないものの、スタンダードで使いやすいシステムキッチン。
4人なら収納スペースもしっかり確保できそうですし、作業スペースも広めです。
IHは2口。
使い終わったら、フキンでサッとひと拭きするだけ。日々の掃除はとてもラクです。
家電や食器類、調理器具は1階と同じ備品が揃っていて、不便はなさそう。
カントリー風の収納棚がキュートです。
ユニットタイプの部屋は、3人でひとつの水まわり設備を使える点がメリットと感じる方も多いかも。
バスルーム、トイレ、ランドリー、洗面台。すべて1階と同じ設備を使えます。
奥行きのある1階の部屋に比べて、ユニットタイプの専有部は横幅があるイメージでしょうか。
落ち着いた色合いの203号室は、7.4畳。部屋の中央にスペースがあるせいか、より広く感じます。
屋根のあるベランダ付き。
敷布団も掛け布団もまとめて干せる広さです。周りに高い建物がないのも良いですね。
最後に、間取りの異なるユニットをサッと覗いてみます。
3階にはふたつのユニットがあり、ひとつは2階のユニットとまったく同じ間取り。
もうひとつのユニットは、窓があるせいかすこし開放的で広く見えます。
ユニットタイプが好きな方と、大きな共用部が好きな方は分かれそうな予感。自分に合った部屋をじっくり選んでください。
建物の脇が、自転車を停められる駐輪スペース。
バイクは賃貸部分の入居者さんのものだそう。シェアハウスの入居者さんは一応自転車のみOKとのこと。
敷地内にはたくさん駐車スペースがあります。
駐車スペースを管理しているのはシェアハウスの運営事業者さんではないそうで、別途管理会社さんと契約が必要とのこと。希望の方は、管理会社さんの連絡先を聞いてみてください。
最寄り駅は、各線・小平駅。
西武新宿線と西武拝島線が通っています。急行に乗れば、高田馬場まで22分、西武新宿までは25分とどちらも直通。国分寺も乗り換え込みで15分と、ターミナル駅へのアクセスはまずまずです。
駅の反対側には、25時まで営業しているスーパー・西友があります。シェアハウス周辺はあまりお店が無いエリアですから、日常の買い物は帰り道に西友で済ませておくのが良さそう。
駅の目の前は郵便局。
道行く人もどことなくのんびりしている、穏やかな雰囲気の街。駅を出た瞬間が、気持ちがオンからオフに切り替わるタイミングになりそうです。
シェアハウスの向かいには、小さな神社もあります。
緑に囲まれていて良い雰囲気。つい立ち寄ってしまいました。きっと、夏にはもっと緑が濃くなっているでしょう。
運営管理を行うのは、株式会社イエノルールさん。
2017年4月現在、都内を中心に17棟を運営。17棟は規模も入居条件もタイプも様々で、そういった面でも経験豊富な運営事業者さんです。
いつもスーツ姿で現れるふたりの担当者さん。ふたりとも穏やかで物腰のやわらかい方です。男性はもちろん、女性でも安心して相談できると思います。
「LYKKE 小平」のオーナーさんは、改装前からルームシェアを受け入れたり、マンション共用のテラスを作ったりとユニークな取り組みをしてきた方だそう。
2階と3階の賃貸の部屋も、退去のタイミングでユニットタイプに改装していく可能性もあるとか。これからの進化も楽しみなところです。
テラスでハンモックに揺られたい方、在宅で仕事をしている方、「小平、いいかも」と思った方。お問い合わせはコチラからどうぞ。
ほっこりする風景をたくさん見つけられる小平。
なんだか魅力的な街に思えてきませんか。
(テルヤ)
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