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2018年2月9日追記、オーナー様の都合により応接室はしばらく使えません。どうぞご了承下さい。
おじいちゃんちの温かさ。
あっという間に過ぎてしまう毎日のなかで、時々、時間のゆっくり流れている場所を見つけることがあります。
公園のベンチだったり、川沿いの遊歩道だったり、親戚の家のリビングだったりと、場所も状況も様々。いまだにうまく言語化できません。
でも、その場所にいると心がスッと穏やかになって、気が付けば仕事の慌ただしさも、嫌なことも忘れてしまうのです。
実は「niwaki 三鷹台」も、そんな場所のひとつ。
庭に面した応接室の窓際はとても日当たりが良く、綺麗な緑の見える特等席。
風に揺られる木の葉を見ていると、よく耳にする「都会の喧騒を離れて」なんてフレーズも案外説得力をもって聞こえてきそう。
室内の家具や装飾もひとつひとつが大事に選ばれ、使われてきたことがよくわかります。その染み付いた愛着が、こんなに穏やかな気持ちにさせてくれるのかもしれません。
居心地の良い応接室は、実は1階に同居するオーナーさんの居住スペースでもあります。
2世帯住宅のように1階と2階にそれぞれ水まわり設備を備え、1階は主にオーナーさん、2階はシェアハウスの入居者さんが使うことになります。
オーナーさんの居住スペースだと思うと遠慮してしまう、なんて思う方もいるかもしれません。
でも、ご安心を。
窓際でオーナーさんと一緒にコーヒーを飲めば、あっという間に虜になるはずです。
三鷹台駅の駅前から続く商店街を抜けて、閑静な住宅街に建つ白い建物が「niwaki 三鷹台」です。
三角屋根の一戸建てが並ぶ町並みのなかで、目を引く四角い外観。派手なデザインではありませんが、凛とした雰囲気を漂わせています。
建物は、オーナーさん家族のために、建築家である義理のお父さんが設計してくれたものだそう。当時も随分モダンだっただろうと容易に想像できる意匠は、築40年以上を経て味わいを増し、しっかり魅力的です。
建物の横に続く通路の手前に、門扉があります。
自転車は門扉の内側に停めることができて、セキュリティ面も安心です。
ポストは部屋ごとに設置されています。
ダイヤルロック付きで、他の人に見られないのも安心。
門扉の先へ進んでみると、落ち着いた雰囲気ながらも存在感のある玄関が現れます。
高級な中華料理店のエントランスのイメージでしょうか。いや、「高級」という表現もどこか野暮な気がします。
塗装のあせてきている木のドア、ドアを囲むガラス、不思議な並びの石畳、真っ直ぐ伸びる竹。どれがなくなってもバランスが崩れてしまいそうな、ほどよい具合。
すっかり見かけることのなくなった、ライオンのドアノッカーだって素敵です。
実用性を考えると、インターホンが便利かもしれません。でも、いざドアの目の前に立つと、普段使うことのないドアノッカーに手が伸びてしまいます。
それでは、ドアを開けて内部へと進んでみましょう。
外からつづく、おなじ石張りの土間。正面には、やはりドアとおなじテイストの靴箱が、壁付けで設置されています。
振り返ってみると、この開放感。
素敵な玄関に出会うと、いかに住宅の玄関がないがしろにされているかに気付かされます。ほとんどの場合、それは家のなかで一番陽の当たらない、暗い場所。おまけに、狭い。
家の第一印象を左右する場所ですし、本来はもっと空間を楽しむべきなのかもしれません。
オーナーさんを含めて5人ですから、靴箱は部屋ごとに1段分は使えます。
すこし背の高い靴は、入居者さん同士で相談しながら収納すると良さそう。
ふと目にとまる、うずくまる人。
聞けば、オーナーさんの奥さんが彫刻や絵画が好きだったそう。この彫刻も、長いあいだうずくまっているようです。
見上げれば、メタリックな照明がふたつ吊り下がっています。
天井は無垢の板張り。粋です。
玄関のすぐ隣のドアが、応接室の入り口。
「ん?応接室?」と、あまり聞き慣れない言葉に疑問を持ちつつも、なんだか暖かそうな雰囲気に、つい吸い込まれてしまいます。
一歩足を踏み入れると、そこはやはり「リビング」ではなく「応接室」でした。
本来は101号室に暮らすオーナーさんの居住スペースですが、お客さんが来ていなければ自由に使えます。
やわらかいカーペットに、ゆったり腰掛けることのできるひとり掛けの革ソファ。
3人掛けの大きなソファも良いですが、ひとり掛けが4つ並ぶのもまた贅沢です。
どっしりとした壺に屏風、大きな油絵など、奥さんのコレクションは応接室にも。
特に油絵は、絵の具の凹凸がハッキリと分かる迫力ある作品。暖色の仕上がりが、応接室によく似合っています。
そうそう、コレクションといえば、気になるのは奥に置かれたピアノ。
ピアノカバーも、デニム生地の手づくりです。
入居者さんは自由にピアノを弾いて良いとか。時々気分転換に弾きたい、なんて方にはピッタリかもしれません。
フタを開けてみると、なかなか使い込まれた跡が。
鍵盤は象牙だそう。今では作ることのできない希少品です。
「newstein」の表記を頼りに調べてみましたが、やはり既に製造されていないブランドのよう。
レースのカーテンを閉めていても、充分に明るい窓際。
お邪魔したのは3月初旬。まだコートの手放せない時期でしたが、窓際はとても暖かくて暖房を使う必要はありませんでした。
つい長居してしまうのは、暖かさのせいもあるかも。
大きな窓の外には、シェアハウス名の由来にもなった庭が広がります。
定期的に庭師さんがやってきて、植物の手入れをしてくれるそう。
ポカポカの窓際で庭を眺めていると、自然と穏やかな気持ちになります。
なんだか、おじいちゃん・おばあちゃんの家みたいな居心地に、ついウトウト。
では、室内へ戻って2階へ上ります。
ちなみに、階段もやわらかいカーペット敷き。
夜遅く帰ってきた日でも、昇り降りする足音を和らげてくれます。
階段を降りきると現れる、玄関の吹き抜け。
窓から見える緑、落ち着いた木の手すり、美しいシルバーの手摺子。
個人的に、この建物の一番のお気に入りはここかもしれません。
上からだと、玄関ドアが浮いているようにも見えます。
ときには宅急便を受け取るオーナーさんの姿に、ほっこりしたりして。
なお、吹き抜けにはロールスクリーンを下ろすこともできます。
昔、お隣さんへの配慮から目隠しのために付けたのだそう。2017年3月時点では隣は空き地ですから、あまり登場する機会はないかもしれません。
廊下の先には、もうひとつの共用部があります。
2階は基本的にシェアハウス用のスペース。水まわり設備も、オーナーさん用のスペースからは独立して作られています。
キッチンを併設した、日当たりの良いダイニング。
こじんまりとした大きさがちょうどいい空間。
木目調のキッチンと色を合わせたテーブルが、ナチュラルで温かい雰囲気。
1階の応接室とはまったくテイストが違い、なんだか得した気分です。
コンパクトですが使いやすそうなキッチン。
シンクも若干コンパクトサイズ。でも、ひとり分の食器を洗うには充分な大きさです。
ガスコンロは3口。
同時にいくつかのメニューを作ることもできます。なんとなく、料理上手な方が集まりそうな気も。
すぐ手に取りたいキッチンツールは、フックに掛けて収納。
掛ける収納は、なんだかかわいくて好きです。大きさも形もバラバラなのが、いいんです。
食器や鍋類は、キッチンの引き出しに収納されています。
意外と容量たっぷり。背の高いブレンダーまで、そのまま収納できてしまいます。
毎朝のスムージーやヨーグルトドリンクもお手軽に。ひとり分にちょうどよい量が作れます。
キッチン家電は別の棚に設置されています。
インテリアのテイストに合わせて、白い家電に統一。ちなみに、こだわりは革製の取っ手が特徴のamadanaのオーブンレンジだそう。
部屋ごとに収納ケースを使えます。
常温保存の食材や調味料もこちらへ。万が一ケースの中でこぼれてしまっても、片付けがラクで便利。
ダイニングの窓からは、ベランダに出られます。
ベランダに設置されているのは洗濯機。
使わないときには雨よけのカバーが掛けられていて、汚れにくい配慮がされています。
基本的には脱水まで。
急いでいれば、簡易乾燥も可能です。
使い終わったら、カバーを閉めるのを忘れないようにご注意ください。
洗濯機の反対側をみると、なんと階段が。
せっかくですし、上がってみましょう。
足元の見える外階段ですから、高所恐怖症の方は気をつけたほうが良いかもしれません。
階段の先は、空の広い屋上。
快晴の日には冬でもコートがいらないくらいの温かさ。陽射しを遮るものがありません。
洗濯物も、あっという間に乾きそう。ふとんを干したらフカフカになりそうです。
周辺は低層の住宅街で、見晴らしも良好。
写真では分かりづらいですが、天気の良い日は富士山も望めます。
夏は夕涼みも気持ちよいでしょう。
壁一面、さらに床までタイルの上品な水まわり設備。
トイレのように見えますが、実はバスルームもつながっていて脱衣室を兼ねています。
タイルは、建築時にイタリアから輸入したものだそう。
最近はタイル貼りのバスルームでさえ減ってきていますから、輸入タイルで囲まれた空間はとても贅沢です。
トイレの向かいには窓があり、シャワーがちらり。
とても不思議なつくりのバスルーム。窓のすぐ先にバスタブが設置されているのです。
バス・トイレ・洗面が一体になった3点ユニットのように、基本的にバスタブの中でシャワーを浴びるスタイルになると思います。
改装したわけではなく、建築時からこういう設計だったそう。
見慣れないスタイルですから、慣れるまではすこし時間がかかるかも。窓にヒジをぶつけたりしないよう、注意してください。
水栓も外国製。素敵です。
ちなみに、誰かがトイレやバスルームを使っていても手を洗えるように、洗面台が増設されています。
朝の忙しい時間帯などには、特に重宝しそうです。
では、お待ちかねの専有部を見ていきます。
201号室は明るい和室。共用部とはまたテイストの違う、これはこれで落ち着いた空間です。
10.9畳の広さで、2名入居もOKだそう。
ふとんを2組敷いても充分な広さですし、寝るときに家具の移動もあまり必要ないと思います。
押し入れとクローゼット、引き出しまでついた、大容量の収納。
洋服の多い方、荷物の多い方でも収納家具を買わずに済みそうです。
床の間の一角には、こんな小窓まで。
主に自然換気のために設けられる、いわゆる地窓。
でも、まるで玄関に生えた竹を見るために作られたかのようです。
201号室の最大の特典は、大きな大きなベランダが付いていることかもしれません。
既にベンチと謎の木のオブジェが置かれていますが、さらにテーブルを置く余裕もあります。
ベランダ菜園を楽しみたい方にも良さそう。
隣の202号室は、寄せ木の床が雰囲気のある洋室。
201号室ほどの広さではないものの、ベランダ付きで日当たりは良好。
さらに、壁一面の収納も備わっています。
本棚として使うも良し、飾り棚として使うも良し。
観音開きのクローゼットも、201号室に負けないほどの容量です。
そうそう、202号室には家具が設置されています。
クラシカルなテイストは、寄せ木の床によく似合います。椅子に座ると、なんだか背筋もピンと伸びそう。
最後は205号室。
床は、木目のしっかりした無垢材のフローリング。同じ無垢材の床でも、202号室とはまた異なる趣きです。
収納の扉は茶色。
濃い色合いですから、雰囲気がグッと締まります。
ベランダが無い代わりに、室内用の物干し器具が設置されています。
屋上で外干しもできますし、天気や季節に関わらず洗濯できるのは便利。
他の部屋に比べるとすこし小さめですが、洋服も収納できます。
扉のないオープンタイプですから、湿気の心配をする必要がないのが嬉しいです。
ドアには、こんなステッカーが。
子ども部屋だった頃の名残でしょうか。
駅の知名度は低めですが、実は吉祥寺からふたつ目の駅。渋谷にも20分でアクセスできる、穴場スポットです。
駅からの道のりは、ほとんどが商店街。
バス通りでもあり、人通りも車通りも多い道です。女性のひとり暮らしでも比較的安心できそう。
駅周辺にはいくつかの駐輪場があり、月極契約も可能です。
歩いて11分ほどですが、天気のいい日は自転車が便利かも。
散歩にはぴったりな井の頭公園も、自転車なら10分かかりません。
商店街でサンドイッチを買って、自転車で井の頭公園へ。さらに足を伸ばして吉祥寺へ。そんな休日の過ごし方も良さそう。
近くには緑が多く、とても穏やかなエリア。
家ではしっかり身体を休めたい、リラックスしたいと思っている方には、良い環境だと思います。
シェアハウスの運営管理は、niwakiさん。
オーナーのおじいちゃんが、1階に住みながら管理をします。
会社員時代は大手の商社に勤めていたそう。海外での駐在経験もあり、英語も堪能です。
写真ではちょっと厳しそうに見えるかもしれませんが、とても穏やかな方。考え方も柔軟で、入居者さんと相談しながら決めていこうというスタンスです。なにかと相談してみると、真摯に対応してもらえそう。
オーナー同居と聞くと、すこし抵抗のある方もいるかもしれませんが、ほどよい距離感をつかんでいるオーナーさんだと思います。
なにより、誰かが家にいてくれるのは、とても安心できるはず。きっとこの家に住んだら心からそう感じると思うのです。
初めてのひとり暮らしでちょっと不安に思っている方、ひとり暮らしに飽きてしまった方も。お問合せはコチラからどうぞ。
オーナーさん、吉祥寺の飲み屋さんには詳しいそうです。
もしかしたら、一緒に飲みにいく機会も(わりと)あるかもしれませんよ。
(テルヤ)
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