シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
いわゆるゴージャス、とは言わないけれど。
以前は共同生活といえば、その多くが「寮」に分類されたのだと思います。
なかでも学生寮は、他の学生と生活することによって規律や人間関係などを身体を通じて学んでいくシーンが、数々の映画やドラマで描かれています。
シェアハウスでの暮らしは必ずしも共同生活とも言えないとは思いますが、他の人が身近にいる環境に住むことで学ぶという面では、大人になった今でも変わりません。育ってきた環境、ちょっとした生活習慣、好みや癖・・・。長く暮らしていても、いつだって発見は続くようです。
「アーバンハウス 吉祥寺」は社会人向けのシェアハウスとして第2のスタートを切った、元・学生寮の建物。元々のつくりから、決して色濃くではないのですが、随所に寮の名残を感じさせます。
入居者同士の接点として設けられたのは、学生たちの食堂であった歴史をうかがわせる大きなラウンジ。広さを生かし、人が長時間留まるようなゾーニングがされています。
寮からシェアハウスへのお色直しでは、何が引き継がれ、何が変わったのでしょうか。
のんびりとした住宅地の一画に建つ白い建物が、今回のシェアハウス。
全39室ということで、ずらりと並んだベランダはなかなかの迫力です。
通りに面した玄関は両開きのガラス扉。
まだ少し工事が残っている状態でしたが、寮の面影がなんとなく感じられます。
ガラスドアを開けると、広々とした玄関ホールが待ち構えています。
存在感のある靴箱は、人数が人数だけに一人一段といったところ。
容量はあまり多くはないため、自室管理が必要になりそうです。
玄関をくるりと振り返ると、光が取り込まれて明るい空間。
そのままでは素っ気ない白の扉には、ひらひらと蝶が舞います。
スタッフさんが切って貼って切って貼って、を繰り返した努力の結晶だとか。
廊下を進んで行くと、正面にラウンジへの入り口があります。
引き続き、そこはかとなく漂う寮のニュアンス。
こちらにも、ちょっぴりレトロなテイストが可愛らしい花が。
薄いベージュの扉との相性が意外と良いのです。
それでは、ドアノブをガチャリと回し、ドアを開けます。
目の前に広がるのは、カラフルな家具がぎゅっと詰まったポップな空間。
ラウンジの面積はなんと30畳オーバー。ひ、広い。
バランスボールと同じくらいの大きさがある花の照明も、この広さなら丁度良い具合に収まっています。
キャッチーな色と家具が揃った中でも、主役は中央に陣取るブルーのソファでしょうか。
聞けば、事業者さんはこのソファを真っ先に決め、ソファを中心にインテリアを考えたのだとか。
ソファの相棒はやはり大型のテレビ。
映画、スポーツ観戦なども60インチの大画面で楽しめるとなると、ソファに一層人が集まってきそうです。
空間に柱などの仕切りはなく、ゾーニングは家具の配置で。
その分、それぞれの場所にしっかりと役割が与えられています。
例えばカフェ風のダイニングエリア。
ソファのエリアより重心の高い椅子が並んでいます。コチラで食事を取った後、テレビの前でゆっくりする毎日になりそう。
こちらはどちらかというと夜が似合いそうな、ゆったりな雰囲気。
夜な夜なプチ女子会が開かれるのは、個人的にココな気がします。
クリムト作の妖艶な女性も、もちろん女子会メンバーの一員。
オトナな意見をたくさん言ってくれそうです。
ダイニングスペースの隣はキッチンになっています。
ガスコンロとシンクが2セットずつ。
ゆとりのある広さは、背中合わせで作業をしても十分なスペース。
シンクの内の1つはダブルシンクタイプ。
容量を見てもしっかりめで、洗い物がしやすそうです。
コンロは3口のIHです。
ガスコンロの物件からIHの物件へと引っ越すと生じる、“使っていた鍋が使用できない問題”も解決してくれるラジエーター付き。
もちろんIH対応のキッチン器具も揃えられています。
キッチンの床はレトロなタイル調のビニルクロス。
じわりと懐かしさを醸し出しています。
ラウンジのトーンとのミスマッチはありますが、これはこれで愛せるような。
それでは廊下を玄関の方へ少し戻り、水まわりへ。
玄関以上に寮のテイストが残るのは男性用のバスルーム。
脱衣室も、そしてなんと浴室も共用の大空間は、昨今のシェアハウス設計ではかなりの異色。
銭湯などの共同浴場を彷彿とさせますが、やたらと大きなお風呂を使えるとか、入浴中の会話の楽しみやらもありそう。今後こういう設備の方向も、ナシとは言えないような気がしなくもないとも言えなくはないような。
ややもすると、シェアハウスにおける浴室のコミュニティ醸成設備としてのポテンシャルを垣間見ることになるのかもしれません。
残念ながらバスタブは使用しない予定とのことですが、喫煙所コミュニケーションのように、お風呂場コミュニケーションが生まれる日も近いかも。
バスルームの隣は女性用のトイレが並びます。
各フロアにあるトイレは3つずつ。
昔ながらの、至ってシンプルな仕様です。
1階にも専有部がありますが、まずは2階3階の共用部を見ていきます。
2階は男性専用フロア。よって水まわりも男性専用です。
ランドリールームには洗面台が併設。
フロアの人数を考えると、朝など時間帯によってはちょっぴり混み合う可能性があるかもしれません。
あると嬉しいドライヤーも備わっています。
2階のトイレは立ち式トイレが備わったタイプ。
個室の洋式トイレも3つ並んでいます。この数が確保されていれば、トイレに困るようなことは基本的にないかと。
続いて女性専用フロアの3階へ。
階段もゆったりめのサイズ感です。
女性用はトイレ以外の水まわりがギュギュッと凝縮されています。
実は男性用とは洗面ボウルの色が違い、ピンク色。そのおかげか、少し柔らかさがプラスされています。
シャワールームと洗濯機はそれぞれ3つずつ。
壁には金属製のタオル掛けが取り付けられています。
脱衣室もドアではなく、カーテンで仕切るタイプ。気になる方は現地で確認を。
他のフロアと同じ場所に位置するトイレは、配置もほぼ同じ。
ただし女子はより身だしなみを気にするもの。ということで、洗面台は少し多めに設けられています。
では、全39室の内、ピックアップした専有部を見ていきます。
まずは1階の玄関近く、101号室。
和室のテイストが少し残る、スタンダードな間取り。
収納部分にはカーテンが取り付けられ、部屋にアクセントを加えます。
キッチンの冷蔵庫は1台ですので、基本は部屋の冷蔵庫を使用することを考えておいた方が良いかもしれません。
続いて209号室。
各部屋には冷蔵庫とベッドの他、デスクセットとテレビが備え付けられています。
2階、3階は全ての部屋がベランダ付き。
東向きの窓からは太陽光が良く入り、洗濯物の乾燥はもちろん、毎朝すっきりと目覚められそうです。
ベッドの下には収納ケースも。
比較的大きなのタイプのため、容量はまずまず期待できそうです。
311号室は角部屋です。
窓から覗く緑が気持ち良い専有部。窓からの風景というのも、部屋選びのポイントですね。
ベッドカバーと収納のカーテンの種類はそれぞれの部屋で組み合わせが異なります。
3階は女性を意識して花柄などが多い気が。柄の好みで部屋を選ぶのも楽しそうです。
ちなみに312号室のものですが、どの部屋も収納はこんな感じ。
天井の一部にポールが渡され、ハンガーが掛けられるようになっています。
天袋もあるため、うまく使えば収納家具は使わずにスッキリと生活できそうです。
急行などは止まりませんが、吉祥寺の2つ隣、渋谷へ1本、新宿へのアクセスも良い立地です。
個人的には井の頭線は都内1、2を争う大好きな路線。窓の外を流れていく穏やかな風景に、乗るたびいつも暖かな気持ちにさせられます。
車通りの多い駅前の通りを一本入ると、静かで落ち着いた住宅街。
井の頭公園のみならず吉祥寺までもが徒歩圏内。散歩には打って付けの環境だと思います。
自転車に乗ってゆるりと出かけるのも素敵な休日になりそう。
「アーバンハウス 吉祥寺」を運営しているのは「イシン・コーポレーション株式会社」さん。
吉祥寺のアパマンショップが普段の仕事場ということで、基本的には一般賃貸を扱う不動産会社です。
今回が初めてのシェアハウス運営ということで、スタッフさんが総出で家具の組立や飾りつけを急ピッチで進めたのだそう。実は至るところに貼られたウォールシールも、到着時にはなかったものが気づいたら完成していたのでした。
インテリアをプランニングしたのは若い社長さん。あの青いソファを中心に、様子を見ながら自ら考えたのだとか。この広さのインテリアを考えるのはなかなか難しいものがあったかと思いますが、使い勝手も雰囲気も、良い感じに仕上がっています。
20名ほどいるというスタッフの方は社長さんを含め若い方が多く、入居者さんとの感覚も近そう。
水回り設備の仕様は何かと好みを選ぶ部分もありそうですが、人気エリアのシェアハウスとしては良心的な賃料設定で、広々としたラウンジに加え、日当たりの良い部屋も多めです。
カラフルなラウンジで気ままに過ごしたい方、やはり住むなら吉祥寺(まで近いところ)!な方。お問い合わせはコチラからどうぞ。
忙しすぎる社会人は、だんだん遊ぶのを忘れてしまうようです。
夜中に数人でフラリとドライブに出かけたり、平日に朝までラウンジで語り明かしてしまったり(静かにですよ)。
「こんなの学生以来だよ~」というようなことが、いまだに楽しかったりするんですよね。
(テルヤ)
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