パズルのピースがハマるとき

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

※こちらの物件は2014年4月より運営事業者が「マック・リアルエステート株式会社」さんへ変更されています。

カフェキッチン×DIY×ドッグランからのand more…。


「理想の暮らしってどんなもの?」

と訪ねられると、少々たじろいでしまいます。

自他とも認めるインテリア好きの僕。様々な可能性へ向けて枝を伸ばすシェアハウスへ訪問する毎日は、とても贅沢な環境です。

日々目にするのは、北欧、カフェ、アーバンといった様々なテイストや、暮らしを少し豊かにするちょっとした仕掛け、生活導線のアイデアなどなど。数多くの刺激をもらうと同時に、暮らしのヒントも学ばせてもらっています。

と、まあこのような背景がありながらも、理想という焦点はなかなか合わせられないものです。正直なところをいうと、理想のピースが全部ハマらないことが多いのかもしれない。

その点、「Share vie NAKANO」の内容はオモシロいことになってます。

  • フレンチシャビーなリビングキッチン

  • ペット可なワンルームタイプの個室あり

  • DIYが可能な個室もあり

要点だけをただ並べてみるとこんな感じなのですが、現地で感じたのはこの先にあるもっと広がるであろう可能性。

理想のピースをはめ込んでみると暮らしにどんな変化が表れるものなのか、イメージを膨らませていきたいと思います。


最寄り駅からは徒歩3分。

ほどほどに活気のある商店街も、ものの3分も歩けば静まりかえり、閑静な住宅街へと移り変わります。

緑が多いなぁと感じる道のりもつかの間、曲がり角にある青空色の建物が「Share vie NAKANO」です。

1Fはワンルームタイプの住戸が並び、共用部を2Fフロアに設けた設計。

「早速、リビングへ」と外の階段を上がってみると、玄関を開ける前から心を鷲掴みにされました。

犯人は、この鞄のようなポスト。初めてお目にかかります。年季の入った革の鞄に見えて、実はアイアン製という凝った意匠。グレイトです。

玄関扉を開けるとこんな感じ。突き当りの右手にリビングがあります。

スッキリと清潔感のある空間の中でひときわ目立つフローリングは、深みのある色合い。フランスのボルドーで買い付けたのだとか。

一度振り返って、玄関まわりを確認。

靴箱の収納量はたっぷり余裕があるかと思います。ひとり当たり1段使えるといった感じでしょうか。

黒板塗装が施された階段の脇の部分は、コミュニケーションボードも兼ねています。

黄色い枠からはみ出したって大丈夫。ホームパーティの後などは、とても賑やかなウォールとなっていそうです。


それでは、気になるリビングへ。

フレンチシャビー調で仕上げられたリビング。ひと目見ただけでも、ディティールまで凝って仕上げられているのを感じます。

廊下のフローリングの風合いからも察しはついていましたが、いざ空間に飛び込んでみると、その雰囲気に思わず心酔。

リビングの真ん中に堂々たる存在感で鎮座するダイニングテーブルの上には、背の高いキャンドル立て。テーブルの質感に負けない個性の強いアイテムも、この空間には違和感なく馴染んでしまいます。

テーブルの向こう、リビングの角には木の風合いが良いワインラック。

実はこのワインラック、左右の扉と上部の蓋を閉めると大きなトランクになるという、なんとも心をくすぐる仕様。

フローリングと同様、フランスボルドーで買い付けたというストーリーも含め、このワインラックの話題で美味しいお酒が飲めそうです。

美味しい話といえば、壁や天井、ダイニングテーブルにもこんなストーリーが。

味のある風合いの正体。聞けば、スタッフさんの手でエージングされたんだそうです。

壁や天井は一度塗装を施した後にヤスリを掛け、色を重ねることで深みのある仕上がりに。テーブルの年季を感じるヒビの入った風合いも、塗装を重ねることで生み出したそう。

見れば見るほど、納得のクオリティ。もちろん、日常生活でガシガシと安心して使えます。


インテリアの質の高さも然ることながら、充実したキッチン設備も魅力のひとつです。

リビングの角を利用して設けられたコーナーキッチンは、2つのシンクと、ガスコンロ、IHコンロを備えています。

調理スペースも余裕のある設計。キュートなオレンジの鍋は、昭和時代のデッドストック品なのだとか。

鍋のほかに、琥珀色のグラスや持ち手の熱くなるフライパンなど、なかなかツボを心得たキッチン用品が揃います。

凝ったディテールが、毎日の料理の気分を高めてくれそうです。

キッチンの脇に設置された部屋ごとの食材置き場にも注目。

カントリー調の木の扉を開けると、しっかりしたつくりのシステマチックなスライド式の棚。ひとりで棚ひとつ分を使えるとのことです。

普通は箱形の収納にしてしまうところですが、見せる収納的なアプローチが新鮮。


キッチン脇の扉を開けると、またまた別の玄関に出ました。

というのも、リビングを中心に左右2つの玄関があるユニークな間取りになっているのです。

利用人数が分散できるので、1階を除くと全15室という規模ながらコンパクトな玄関でも大丈夫。余裕がある分、整理整頓もしやすいのではと思います。

階段を上った先は女性専用フロア。

3Fフロアは全6室。うち東側の3室が女性専用エリア、壁を挟んで西側は男女共用エリアとなります。

女性フロアの廊下脇には洗濯機と洗面台、トイレにシャワールームと、ひと通りの水廻り設備が設けられています。

また、廊下からはウッドデッキのテラスへ出られます。

テーブルやチェアを置いても余裕のある広いウッドデッキのテラス。テラスの柵越しには、大きなサクラの木が顔をのぞかせています。

春先にはプライベートお花見スペースとして、夏はBBQ 、秋は紅葉の下で静かに読書と四季を満喫できそう。

日当たりがとても良いので、住人を誘ってガーデニングをはじめてみるのも良いかも知れませんね。


男女共用の水まわり設備は、2Fの階段脇にも集約されています。

2つ並んだ洗面台とドラム式の洗濯機。洗面台の対面には、きちんと脱衣室も付いたシャワールームがあります。

シャワールームは2つ並んでいて、先ほどの女性専用のものとあわせて3つ。

それなりにマナー良く使えば、変に混雑する心配はさほどないかと思います。


では、部屋を見ていきます。

各部屋の鍵はナンバー式。201号室は、ドアを開けるとこんな感じ。

シンプルな間取りではありますが、天井の一部が斜めになっていたり、高さの変えられる棚が付いていたりと、ほどほどに個性もあり。

また、入居時に壁を好きな色に変えられるという素敵な特典があるので、印象もテイストもかなり「ぐいっ」と変えられるかと思います。

淡いトーンで気品高く北欧風にまとめるも良し、ビビッドなブラックやグリーンなんて攻め技に挑戦してみるのも良いかも。

202号室にはベランダがないため、部屋干し用の器具も取り付けられています。

些細な配慮が幾分も生活を快適にしてくれるのです。


たとえば、部屋の色を淡いトーンにするとどんな感じかなと、参考になりそうなのがこちらの205号室。

ベッドのカラーと統一すると、部屋全体にまとまりが出ますね。濃いブラウンのフローリングとの相性も良し。

基本はシンプルに、小物はアンティークで、なんてスタイルがとても似合いそうです。

205号室は収納あり。掃き出し窓からはベランダにも出られます。

洋服の多い方は、たくさん物干しのできるベランダ付きのほうが良いかも。


ちなみに208号室のようにビビッドなカラーだと、パリっと空間が引き締まります。

イエローということもあり、室内が一層明るく感じます。

フローリングも明るい色なので、椅子や小物は濃い色目のモノを選ぶと良いかも。


3Fの女性専用の部屋はこんな感じ。

淡いイエローの301号室と、ラベンダー色の302号室。

女性専用ということもあり、柔らかく温かさのあるトーンで仕上げられています。


こちらは3Fの男女共用フロアの部屋たち。

フローリングや収納扉でシックな仕上がったのは、305号室。

307号室は意外にも和室だったりします。

リビングでは中世ヨーロッパ。部屋に戻ると純和風。

なんだか世界をまたにかけて生活しているような気分になりそうです。


1Fの部屋は2〜3Fの部屋とは異なり、キッチン・バス・トイレ付きのワンルームタイプ。

もちろん、2Fのリビングほか共用設備もろもろの利用は可能です。

もちろん玄関も別ということで、各部屋に専用のインターホンが設置されています。

それでは、102号室がこちら。

間取りはシンプルなワンルームタイプ。部屋の右手にはミニキッチンと洗濯機置場が設置されています。

部屋の奥にはトイレとシャワールーム。

ドアを開けると手前にトイレ、奥にシャワールーム。

トイレのスペースが脱衣室を兼ねたセパレート式。好みは分かれそうですが、シャワールームは内部に鏡も付いて、実用的な感じではあります。

蓋をした便座の上に、脱衣カゴを置くような使い方でしょうか。


こちらは103号室。

1LDKの間取りは、広さにして19畳。ふたりで暮らすサイズとしても十分な広さだと思います。

LDKスペースの脇には洗濯機置き場あり。ロールスクリーンが設置されているので、使わない時はスッキリ隠すことができます。

キッチンはこんな感じ。ガスコンロは2口。自炊もできるスペックです。

ウィークデイの朝食や仕事帰りの夕食などは自室のキッチンで手軽なモノを、休日は2Fのリビング・キッチンで料理に腕を振るってストレス発散。おそらく、こんなライフスタイルになるのではないかなと。

基本的には、一般賃貸のひとりorふたり暮らしと同じ感覚ですが、いつでもすぐに遊びに行ける共用のリビングやキッチンがある、という感じでしょうか。

奥の部屋も、結構な広さ。収納もたっぷりめです。

このサイズ感だと、デザイナーさんやイラストレーターさんなど家で作業することが多い方にも相性が良いのではないかなと。

ちなみに1Fの部屋は全室ペットの飼育が可能ですが、2~3Fにペットを連れ込むのはNGとのこと。

このルールについては、個人的には大賛成。シェア✕ペットと言われて思い浮かぶ共用部の掃除や、他の住人さんとの兼ね合いといった心配事をクリアにするための、現実的な解決方法だと思います。

もとより、1Fの各部屋と2~3Fの共用スペースでは玄関も別になっているため、ゾーニングもしっかりめ。ペットと住人さんが互いに気を使わずクリーンに暮らせる仕掛けを、ここでひとつ見つけた気がします。

そして、1階の部屋の掃き出し窓から出られる裏庭には、こんなドッグランが設けられています。ペット可と謳うからには、ペットにも喜ばれる仕掛けをきちんと施してあるのが「流石!」と言わざる得ないところ。

ペットは2~3Fに上がれませんが、2~3Fの住人さんが1Fでペットと戯れることはもちろん可能。一緒に散歩をしたり、ドッグランを楽しんだりと、ペットと過ごす時間をシェアすることが出来るのです。

ドッグランで走った後は、ちゃんと足を洗ってから部屋へ戻りましょう。ということで、足洗い場付き。

部屋のアクセントともなっている背が高めの巾木も、ペットに壁紙を傷つけられないための工夫だったり。

いろいろ考えられた空間づくりです。

さて、長くなりましたが103号室の水まわりはと言うと、3点ユニット式となっています。


1Fには1LDKの間取りの部屋が全3室。それぞれ、雰囲気が異なる仕上げとなっています。

105号室はミッドセンチュリー調の壁紙で、モダンなテイストに。

106号室は大胆なバリ風のアジアンテイスト仕上げ。103、105号室と比べ、室内も若干広く設計されています。

裏庭のドッグランは、101、103、105、106号室からだと使いやすそう。

102号室の方は、玄関を出てぐるりと回り込む必要があります。


駐輪スペースは建物の外。ひとり1台まで駐輪可能です。

また、建物の中は禁煙ですが、外のスペースでは喫煙可能です。

ターコイズブルーのイカした灰皿が設置されているので、ルールを守ってシガータイムを愉しんでくだいませ。


Share vie NAKANO」の最寄り駅は、西武新宿線沼袋駅です。

高田馬場で乗り換えて、新宿まで15分、渋谷までは22分ほどとアクセスは良好。

また、バスを使えば中野駅まで8分ほど。中野駅から新宿や渋谷、池袋と各方面にバスが出ているので、この際バスを活用してみるのもアリかもしれません。

穏やかな雰囲気に包まれる駅周辺には、規模こそ大きくはありませんがマイペースに賑わう商店街があります。

シェアハウスからも徒歩3分ほどですので、便利に利用できそうです。

近くには野球場のある平和の森公園もあります。ペットと一緒に楽しめる芝生広場やドッグランもあり。

住人同士でキャッチボールを…、いや、フリスビーに持ち替えてペットにも参加してもらったほうが楽しそうですね。


運営をされるのは「株式会社シェア・デザイン」さんです。

これまでに手がけた物件は、「シェアデザイナーズカレッジ たまプラーザ」や「シェアレジデンス 市川」など、どれも遊びゴコロの詰め込まれたものばかり。ここまで来ると、遊びを楽しむことに対する、ひとかたならぬ情熱を感じます。

本気で楽しみ、本気で遊ぶ。しかし、そのための住居の設計やコミュニティの仕掛けをしっかりと計算しているあたりが、匠の仕事。これまでの運営経験の蓄積が、見事に昇華されているようです。

また、スタッフさんが積極的に(しかもハンドメイドで)住居づくりに参加されているのも特徴的。住人さん同様、住まいに愛着のあるもの同士ということで、距離も縮まりやすいのではないかなと思います。

凝ったカフェのようなリビング、ペット可、DIY可と、様々な“やりたかったこと”を盛り込んだ「Share vie NAKANO」。どの要素も、心待ちにしていた方が少なくないはず。

ドキリとした方は、こちらからお問合せをどうぞ。


シェアハウスのサインは、パズルのピースがモチーフになっています。

最初は何故だろうと思ったものですが、今では納得のデザイン。

様々なピースが、緻密な企画によってピタリとハマる。異なるものがピタリとハマって組み合わさることで、より多くの暮らしの楽しみ方が広がるのではないかと、ワクワクしてきます。

(イシクラ)

中野エリアは新宿からも近く、生活利便性の高いエリアの為、若者も多く活気にあふれ、物価も安く暮らしやすい街として知られています。また近年では、コレクターズアイテムなどを扱う店舗が多くなり、サブカルチャーの発信地となっている中野ブロードウェイも駅近くに...

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