シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
大きくて、気持ちのいい家。
一軒家タイプの小さな規模の物件が好きな人、元社員寮など入居人数の多い大型物件が好きな人。シェアハウスを選ぶとき、まずハッキリと好みが分かれるのが「規模感」です。極端な例ではありますが、規模感によって、空間の使い方にも大きく違いが出てきます。
特に一軒家の改装の場合は元々の間取りも大きく影響する場合が多く、リビングも専有部も広々、というパターンはなかなか贅沢。
今回の「akari-ya 東武練馬」は、まさにそんな"贅沢"を味わえるシェアハウスです。
外観は立派な日本家屋(庭付き)。広々とした廊下を抜け、天井の高いリビング、そして大きなバスルーム。さらに専有部の広さは平均で約8畳あります。
贅沢と言っても派手な雰囲気でもなく、今はシェアハウスの裏手に住んでいるオーナーさんが、幼い頃を過ごした大切な家なのだそうです。
シェアハウスで使って欲しいと譲り受けたしっかりとした家具や、こだわりのある建具のひとつひとつにも、ながくこの家を包み込んでいた"気持ち良い暮らし"の空気が染み込んでいるようです。
きっと上品に、贅沢な暮らしを楽しめるのだと思います。
線路沿いをまっすぐ進み、閑静な住宅街へ少し入ったところに佇む日本家屋。
立派な門構えのこちらが今回のシェアハウスです。
整然とした雰囲気に、チャイムを鳴らす指も若干緊張気味。
玄関も両開きの引き戸でしっかりとしたつくり。
そして玄関の奥に見える、見覚えのある彼。
縁起かつぎとしては色々な意味があるという「玄関たぬき」ですが、きっとある時代にはマットや看板によくある「WELCOME」に近い役割を担っていたのでしょうね。
昔から気になっていたのですが、なぜ首をかしげているんでしょうか…。
たぬきの歓迎を受けつつ、引き戸をガラガラとスライドさせると、開放感のある玄関が広がっています。
広さはありますが、収納はちょっと少なめ。靴箱に入りきらない靴は靴箱の下、ラック、タタキの下(!)とあらゆる場所を駆使して収納されています。
とはいえちゃんと収納場所は部屋ごとに割り振られていて、一定の節度は保たれている様子。
このぐらいに。割と自由な感じではあります。
指定の収納場所にも入りきらない靴は、自室での管理となります。
くるりと振り向いた方がゆったりとした空間の大きさは伝わりそうです。
玄関の前には入居者さんの名前と国籍が記されたホワイトボード。顔触れを見れば、なかなか国際色豊かな様子。
なんでも、不思議と外国人の方からの問い合わせが多いそう。
リビングへ向かう途中に通る、廊下のような、はたまた広縁のようなスペース。
日向ぼっこにもってこいです。
目の前には庭が広がり、身体に馴染むソファに腰掛ければまったりとした気分を楽しめます。玄関の目の前ながら、ココで過ごす時間はとても多くなる予感。
廊下をさらに進んだ先にリビングがあります。
板張りの床が、どこか暖かな感触。冬の冷えた身体にしっとりと馴染みます。
ドアを開けた先は、外観からはちょっと想像しがたい雰囲気のリビングです。
THE・日本家屋のイメージとのギャップはあるものの、これはこれで面白い豪華なつくり。
落ち着いた雰囲気のシャンデリアの根本には鏡が張られ、さりげなく華やかに。
実用面にも大胆な工夫があります。
シャンデリアをぐるりと囲むように配置された吊り戸棚は、なかなか壮観。天井の高さがあってこそ、実現できた設計でもあります。
各部屋ごとに使用場所は決まっているそう。鍋やホットプレートもラクラク収納できます。
大きなダイニングテーブルを囲む椅子たちは、近頃なぜか話題の猫耳風。そう見てみると、重厚ぎみなテイストにすこしポップさが加わるような。
家具といえば、やたらと豪勢なPCデスクもあります。
隣に並んだTVがストイックに見えてくるほど、調べ物はゆったりとできます。使い込まれたデスクの艶感は、なかなか素敵です。
大きなダイニングテーブルの奥には、キッチンが配置されています。
空間に対して面積はさほど大きくなく、一般的なファミリータイプという感じ。シンクにはシャワー水栓が付いています。
ダブルシンクタイプで、洗い物も便利そうです。
ガスコンロは2口の一般的なもの。
油はねを防ぐアルミホイルも。けして格好良くはありませんが、年末の大掃除の時には「あぁ、あって良かった」としみじみ思うはずです。
調味料の扱いは各物件ごとにルールが様々だと思います。
今回の場合はわかりやすく「TAKE FREE」方式。ちょっと使い切れなそうなものや、パーティーの時に共用費から購入したものなどを入れておいても良さそうです。
ただし、調理の頻度は人によって違います。使う量のバラ付きについては、ある程度寛大な心を持っていたいもの。
ふと見上げると、傾斜した大きな天窓から太陽の光が差し込みます。
実はこれが、このキッチンの心地よさの大きなポイントになっています。
調理も気持ち良くできるのに越したことはないですよね。
リビングを出ると、廊下にずらりとドアが並びます。
すべて、ドアの奥は水まわりにつながっています。それでは順番に。
一番手前のドアはランドリー。
細長い形状の廊下を進み、奥に洗濯機と洗面台が並びます。
脱衣室にまとめられやすい洗濯機と洗面台。他の人の入浴時間に左右されないという点で、個人的に浴室とは独立した間取りが便利だなと思います。
洗面台にはシャワー水栓が付いています。
赤い頭巾のようなデザインがキュート。
床はエキゾチックな模様のタイルシートがアクセントになっています。
隣はバスルーム。細長い形状はランドリールームと同じです。
天井が高く、ちょっと声は響くかもしれません。気持ちよく熱唱したりすると丸聞こえですのでご注意を。
バスルームの洗い場はかなり広々サイズ。
大きな鏡がさらに空間を広く見せます。
これだけの広さということもあり、各自のシャンプー等は全部バスルームの中に置いておく前提のよう。
各部屋ごとにBOXひとつ分の割当て。窓ぎわに置いてあったり、壁にかけてあったり。
ちなみに、お風呂の順番はホワイトボードでお知らせするシステム。
自分が使い終わったら、次の人に声をかけるのがルールとか。お互いに快適なバスタイムを過ごすためにも、郷に入れば郷に従うという感じで、ひとつ。
廊下の突き当りはトイレがふたつ。
男性用の立ち式トイレと男女兼用の洋式トイレ。一軒家ということを考えると、なかなか贅沢な構成です。
1階の専有部を見る前に、小さなホールがあるという2階へ。
幅広の階段をトントンと上がっていくと、すぐ目の前にミニキッチンが。
コンロはありませんが、電子レンジやシンクを備え、簡単な調理ならココでも十分。
反対側から見ると、なかなかの広さがあるスペースです。
ソファやテーブルこそないものの、広さだけ見れば第2のリビングとしても使えそうなほど。
オーナーさんが使っていたという食器類も自由に使用できます。
探せば渋〜い器も見つかりそう。
2階にもトイレがあるのが嬉しいところ。
コンパクトなサイズ感がホッと落ち着いてしまうかもしれません。
ホールの先の廊下を進むと、両側に専有部が並びます。
2階は既に満室とのことで、1階の専有部を見ていきます。
唯一空室だった102号室。
リビング脇に位置していますが、入り口は廊下に面しています。
8畳のゆったりした和室。
備え付けの収納は多くはありませんが、2名での入居もOK。あまり荷物の多くない方なら、それでも充分快適に過ごせそうです。
特に外国人の方からの人気が高い部屋で、いままでの入居者さんは全員海外の方だったのだそうです。
全体としては決して外国籍の入居者が多いというワケでもさらさらない、昨今のシェアハウス事情。
その人気の秘密は、この細かな調度品なのではと予想。
様々な技術を駆使した細工棚。これが似合うインテリアというのも、そう簡単に出てくるものではありません。
昔ながらの鏡台も備品の1つ。
実は全身鏡としても機能するスグレモノです。穏やかな一日の始まりと終わりに、静かに活躍してくれそう。
窓の仕様に合わせて作られた、通常のものより30〜40cmほど背の高い障子をガラガラと引くと、外には庭がチラリと覗きます。
庭は共用ですが、外には洗濯物を干せるスペースがあります。
玄関側から見るとこんな感じ。
撮影時は季節柄あまり元気がありませんでしたが、春になると芝がもっと青々としてくるのだそうです。
池袋までは乗り換えなしで15分ほど。和光市や志木方面のアクセスも抜群です。
駅前からシェアハウスの方向へは商店街が続いています。
駅の反対出口にはイオンもありますし、日常の買い物に困ることはなさそうです。
商店街を抜けると、少しの間線路沿いを歩きます。
実は線路の反対側は桜並木。春が待ち遠しくなりますね。
「akari-ya 東武練馬」を運営しているのは「kotohogi style」さん。
「Shanti-ya 高円寺」に続く2件目の運営です。
ご自身は海外でのバックパッカーの経験を経て、日本でのシェアハウスでの暮らしにたどり着いたのだそうです。数年をシェアハウスで過ごし、結婚後は運営という形でシェアハウスに携わり、その傍らでヨガ教室を開いているのだとか。
ご自身も小さなお子さんを連れて教えているそうなのですが、同じように子供連れのお母さんが多く参加しているのだそう。ちょっぴりエキゾチックで健康的な雰囲気は、ヨガによって生まれているのだろうなと思います。
シェアハウスが初めての方はもちろん、旅やヨガに興味がある方も色々と相談に乗ってくれるかもしれません。
タイミングよく空室を見つけたときは、コチラからお問合せをどうぞ。
階段を降りるとき、手で触れた木の建具。
寒い日でもポッと明かりが灯るように、あたたかみを感じるのです。
(テルヤ)
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