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下北沢に「つながり」付き賃貸住宅、できました。
今回のシェアハウス探検隊は、下北沢駅から徒歩5分という涙ものの立地に誕生した、木賃アパート再生物件「下北沢pinos」。
今シーズン、最も楽しみにしていた物件の1つです。
木賃アパートとは、昔ながらの「木造賃貸アパート」の略称。実はこの手の物件には、シェアハウスにピッタリの共有施設の構造や、現代っ子が大好きなレトロ・ディテールを備えたものがナカナカに多いのです。
今回の下北沢pinosは、そんな木賃アパートをシェアハウスにリノベーションしたもの。設計はリノベーション業界の雄で、最近は木賃再生案件も積極的に推進されているブルースタジオさんが手掛けています。
実は以前から着々とシェアハウス物件づくりの調査を進めていたという事で、さすがに良く練られた精度の高いものになっています。立地や賃料設定も含め端的にはオススメ!の一言ではありますが、ともかくもじっくりと内容を見ていきたいと思います。
ちなみに、キーワードはパエリアとの事。
下北沢駅から徒歩5分。
ディスクユニオンの近く(分かる方だけ分かれば)の路地を少し入った所に、それは建っています。
外装は真っ白な漆喰の仕上げ。
一部、下地のレンガが見えているのも雰囲気。
南スペインのアンダルシア地方の丘の上に建つ住宅からインスピレーションを得て設計されたのだそう。
階段の蹴込みに貼られたタイルが良い雰囲気です。
パエリア鍋の中には、物件のサインと再生前の古き良き名も。
パエリアは海の幸や山の幸を混ぜあわせて炊き上げるスペインの郷土料理ですが、様々な人が集まってこそ面白くなっていくシェアハウスのシンボルにはピッタリかもしれません。
こちらは郵便ポスト。
帰宅時には、このランプの灯りが出迎えてくれるはずです。
大きめの玄関ドアを開けて内部へ入ると、いきなり階段がお出迎え。
廊下の正面、突き当たりのガラスドアの右手がシャワールーム、左手がお手洗い。
階段脇の壁面は黒板仕上げになっているので、入居者同士の情報交換にも一役買いそうです。コミュニケーション・ボードの類はよくありますが、一工夫すると面白いディテールになるものですね。
黒板の対面には、郵便物の振り分けカゴがぶら下がります。
入居者同士の顔が良く見える比較的小さめの物件なので、敢えて外部ポストを一つにして、ちょっとしたコンタクトのきっかけになるようにしたとの事です。
さて、階段の前を右に折れると、すぐにキッチンです。
あえて剥き出しにされた古い柱の味が存在感を放っていますが、何とアパートのオーナーさんは元宮大工との事で、実は新築当時から古材が使用されていたとの事。
オレンジの使い易そうなキッチンには、シンクを中心に左右にガスコンロが設置されています。
複数名で同時に調理をする場合はコンロの取り回しが難しいのですが、このレイアウトはシェアハウスの設計として非常に「正しい」のではないかと。楽しいキッチンになると思います。
ゴミ箱はシンク下に収納されています。これも目立たないのにボリュームも充分で、よく考えられています。
シンクの正面には、マグカップや調理道具がズラリとフックにぶら下がります。
ちなみにマグカップは部屋の数と同じ9個。
そして振り返ると、カウンター越しに冷蔵庫がこれまたズラリ。
各室1つ使えるよう備え付けられていますが、見ての通り容量としてはやや小さめ。バリバリ自炊する方や、一升瓶を冷やしておきたい方は自室にも冷蔵庫を用意する事になるかも知れません。
ちなみに右下にある細長い扉は冷凍庫となっていて、共用で使用します。
さて、キッチンの奥に立って振り返ると、廊下を挟んでラウンジが見えます。
カウンターの上には、アイコン的な存在感のペンダント・ライトが。
なんとなくコイツがpinosの主役という気がします。
ラウンジに置かれた立派なダイニング・テーブルと椅子も、やはり元宮大工のオーナーさんの手によるもの。椅子の方は昔の作品との事で、良い具合に使い込まれた味が出ています。
大きな窓から、たっぷり日射しが差込みます。
TVも「これでもか」というぐらい大型。
窓の外には、ちょっとした縁側的スペースもあったりします。
なお建物内は禁煙ですが、テラスに限っては喫煙可能との事です。
暖かくなってきたらお茶ですね、お茶。
浴室関係では、まず1Fにシンプルなシャワールームがあります。
イスラム・タイル貼りがキッチュな空間。
鏡の設置位置もサイズもバッチリです。
シャワールームは2Fにもう1室ありますが、バスタブ付きの浴室は、一度玄関を出て外からアクセスします。
完全に離れ(建物は一緒ですが)。
コインランドリーの奥がバスルームになっています。
普段はシャワー、ゆったりしたいときにはバスルームといった感じで使い分ける感じでしょうかね。
モチロン、脱衣室にもランドリー・ルームにも鍵が掛かりますので、その点はご安心を。
さてさて母屋に戻り、トイレをチェックします。
ウォシュレット付きのトイレは1Fと2Fに1つずつです。
それでは専有部を見てゆきたいと思います。
まずは107号室。
スパッとシンプルな専有部の様子。
備品は何もありませんが、空間の素材として良いモノを提供する、という所にしっかりと力が注がれています。
床はミモザの無垢材を使用。照明は雰囲気のある裸電球。
賃貸物件では、無垢材の貼られたフローリングは実に稀少です。肌触りも雰囲気も全然違うので、もっと増えて欲しいものですけどね。
こんな風に、壁面にも所々照明が用意されています。
専有部を反対側から見るとこんな感じ。
全室に洗面台が付いています。
指にフィットしそうな蛇口からは、しっかりお湯も出ます。
こちらは108号室。
角部屋です。
収納のサイズや種類は部屋によって違いがあります。
こちらは109号室。
書棚が付いています。
続いて2Fへ。
階段は昔のままで、ワックスを塗ったりとメンテナンスのみ。
木賃アパートの面影をたっぷりと残す風情です。
足元の木材の節や色味に、ふと時代を感じたりなんかして。
そして階段の途中で見上げると、こんな電球が。
2Fはトイレとシャワールームがある以外は、専有部が並ぶフロアです。
さて、206号室は2面窓の角部屋。
天井には存在感のある梁が露出しています。
押入れはキレイに一間。
窓の外には、時折井の頭線が通り抜けます。
少し高い場所に建っている事もあり、何とも風情のある眺めです。
コチラは202号室。
ロフト付きです。
収納用になるかと思いますが、何かと便利そうです。
202号室も・・
同じくロフト付き。
上から見るとこんな景色。
ダメ押しで203号室。
やっぱりロフト付き。
さて、今回探検した「下北沢pinos」の最寄駅は小田急線と京王線の交わる、言わずと知れた下北沢駅。
改めてアクセス環境を確認してみると渋谷駅までは急行で5分、新宿駅は急行で9分、そして下北沢は0分(当たり前)という事で、やっぱり便利な事この上無し。
駅近くにはカフェや古着屋、雑貨屋や美容室からスーパーまで、ありとあらゆるカルチャーなお店がこれでもか、という程揃っています。
多分日本一揃ってるんじゃないでしょうかね。
「下北沢pinos」を管理するのは「株式会社ホワイトスタジオ」さんです。
不動産再生やリノベーションの業界では知らない人がいない程の実力派、ブルースタジオさんのグループ会社になります。
企画・設計はブルースタジオ、管理・運営はホワイトスタジオという位置づけでシェアハウスを手掛けてゆかれるという事です。
最近は「木賃再生プロジェクト」と銘打って、木造賃貸アパートや下宿など築年数を経た物件のリノベーションにも意欲的に取り組まれています。
最近ではブームのようになってきたリノベーションという方法論を牽引した主要な1社が遂にシェアハウスを手掛けたのですから、今後の動きにも注目しないワケにはいきません。
ちなみに今回の物件も築50年という長い歴史を持つ今回の木賃再生物件ですが、もちろん耐震補強も基礎からガッチリと実施されたそうですのでご安心を。
その辺りはもう、リノベーションに熟練したプロの仕事という事で。
そうそう、写真の通りホワイトスタジオの担当さんはオトコマエです。物件の案内も丁寧にしてくれますので、気になる事は色々と突っ込んで聞いてみて下さいませ。
一度満室になったら、基本的に空きは出る事は少ないと思います。
人気の高い物件ですので、気になっている方は早めにお問合せをどうぞ。
なお聞き囓った話では、たまにホワイトスタジオさんがパエリア・パーティーを開いてくれたりもするかも・・だそうです。
車が走る道路からpinosへと続く路地。
パイロン(カラーコーン)の置いてある辺りが駐輪スペースになります。
この路地の雰囲気が、また良いんです。
(サトウ)
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