シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

ラウンジと大胆に一体化したガレージが見どころ。


冷え込みがピークを迎えます。

今年はたくさん雪が積もりましたね。雪の降り積もる景色を眺めつつ、リビングで暖をとってゆっくり過ごす。最近は、気がつけば一度も外に出なかったなんて日も珍しくないかも。

でも、春の訪れを感じないこともありません。庭の梅が花を咲かせていたり、風や空気にほんのすこし、春めいた香りを感じたり。そんなときは、縮こまっていた体がうずうずします。閉じ籠もっていた家の中から外へ。そして、もっと遠くへ!いろんな場所に足を伸ばしてみたくなるんですよね。

今回、訪れたのは「シルバーストーン三軒茶屋」。

現役のバイク乗りが長年温めていた、バイクガレージの理想を余すところなく詰め込んだ本格的な“ライダーズ”シェアハウスです。

実はバイクと聞くと、どこか頑固そうで取っ付きにくいイメージを持っていたんです。でも、熱い話に耳を傾けるうちに、徐々にそんなバイク乗りの印象が変わっていったのでした。

「ツーリングで訪れた初めての地でも、乗っているバイクの種類が違っても、『いいね』って言葉がお互いのバリアを破ってくれるんです。年の差が離れていても、仲良くなってしまうことも多いですね。」

親しみやすくてどこか飄々とした振る舞いが、身近な社内のバイク乗りの姿とも重なります。

ふらりと県外の温泉に足を伸ばしたり、ひょいと海の見えるカフェで写真を撮ってきたり。気がつけば、いろんな場所で気ままな時間を過ごしているあの人。そういえば美味しいお店にも詳しいし、僕の知らない場所にたくさん行っているんだろうなぁ。

そんなバイク乗りのライフスタイルに、最近ちょっと憧れています。もうすぐ春ですし、今年こそ風になってみたいのかも。


三軒茶屋駅から歩くこと4分ほど。

シルバーストーン 三軒茶屋」は、可愛らしい本屋さんや洒落た古着屋、遊べる本屋などがたち並ぶ商店街を通り抜けた先にあります。

外壁はクリーム色に塗装されています。隣の建物がピンクなのも相まって、ライダーズという響きとはギャップを感じさせる、やわらかい印象。

女性が愛車を押して出てきても違和感のない仕上がりだと思います。

エントランスは門扉と内扉の2重のセキュリティ構造。

郵便屋さんと宅配業者さんは内扉まで、その他の方は門扉の外で住人さんに直接連絡をとって解錠してもらう仕組みです。

門扉をあけると、奥行きのあるバイクガレージがお目見え。

現在では、写真に写っている荷物は撤去されているとのこと。(2014年2月)

内扉には、携帯電話と直接やりとりできるユニークなインターホンが設置されています。

外出先からでも、「○時ころに帰宅するので、再配達をお願いします」なんてやり取りができるという仕組み。世の中、便利になりましたね。


内扉を開けると、そのままフローリング敷きのカスタムガレージです。

見ての通り、内扉は幅のある大きなガラス扉。

エントランスとガレージの段差もフラットで、大型のバイクでも楽々通り抜けが可能になっています。

ちなみに靴はここではなく、自分の部屋の玄関で脱ぐことになっています。

さっそくガレージを探索したいところですが、ここはぐっと堪えて、まずはラウンジへ。ディスプレイされた大きなバイクに背を向けると、ガレージ空間と一体化して併設されたラウンジが目の前に広がります。

モスグリーンの落ち着いたファブリック・ソファに無垢のフローリング、躯体が直接塗装されたラフな天井。カジュアルさと、ほどよくシックなモダンさを併せ持つ空間は、一息つくにもじっくり過ごすにもちょうど良いと思います。

インテリアのイメージソースとなったのは、50's〜60'sのロンドンだとか。公道をサーキットに見立てて速さと格好よさを競い、行きつけのカフェに自慢のバイクを並べてたむろする“カフェ・レーサー”と呼ばれる若者たちの溜まり場を再現したかったのだそうです。

現代でも様々なルーツを背負った人が集まって、味のある溜まり場のような空間に仕上がっていくことを期待しているとか。

実用面でいうと、並んだシングルソファ席が使いやすそうでした。

プライベートとパブリックを行き来できる隣の席との程よい距離感。バイクに跨がって自分だけの時間を楽しみ、「そのバイク、いいね」と気さくに声をかけるバイク乗りの方には、ぴたりとハマる空間なのではないかと思います。

ソファの背面には、雑誌が1000冊並ぶライブラリースペース。

バイク関連を中心にライフスタイル、ジャズ、ヴィンテージなど様々なジャンルの雑誌のバックナンバーが揃っています。

ふと手に取った雑誌が、新しい世界を広げてくれることもあるはず。せっかくなら、いろいろなキッカケの潜んだ暮らしの方が楽しいのではないかなと。

ラウンジでは、生楽器演奏のオーセンティックなジャズのBGMが流れています。

深く深く、趣味の世界に没頭できる、なかなか乙な空間ではないでしょうか。


ラウンジの脇の白い壁の向こうには、キッチンスペースがあります。

キッチンスペースはこんな感じ。大きめのオープンシェルフが並び、奥に深底のシンクが設置されています。

キッチンとしての機能を求めるならば物足りない感じは否めませんが、あえてこんな設計にしたのだとか。

ラウンジはコミュニケーションを楽しむ「趣味の場」として機能してほしい。

そんなイメージから、個々の日常的要素を含む昼食・夕食といったシーンを除いて、ラウンジの機能性を高めたのだそうです。もちろん今回は各部屋にキッチンを備える条件があってのことですが、共用キッチンを中心に設計されるケースが多い昨今のシェアハウスのなかにあって大胆な判断です。

たしかに、ゆったりカフェタイムを嗜む傍らでお味噌汁を作る、といった風景はたしかに馴染まないかも。

その分、こんなところはしっかりしています。

キッチンカウンターに置かれたコーヒーメーカーはカプセル式のKEURIG(キューリグ)製。ショット用のカップは自己負担となりますが、ハンドドリップしたような味わい深いコーヒーを手軽に楽しむことができます。


さて、ここでやっとお待ちかねのカスタムガレージへ。

ラウンジと同様、暖かみのあるモダンなテイスト。

ガレージなのにフローリングで良いの…?なんて不安が頭をよぎりますが、そこはあえて風合いを楽しむ粋な意匠。雑多なキズや擦れ具合も空間の味になる。こんなところは、木の素材ならではの良さだと思います。

ガレージといえば、やはり気になるのは整備用のツール群。

一角に設置されたツールデスクにはパーツの調整時に便利なバイスやバキュームゲージ、作業デスクの周辺にはバイクの車体を持ち上げるリフトやスタンドなどの大型ツールも並んでいます。

ツールのセレクトは、一般に収納場所に困りがちな大きなものを中心にしているとか。スパナやナット、電動ドライバーなどは、(バイク乗りなら)各自で揃えて欲しいとのこと。

座ったまま移動ができるキャスター付きのスツールや、レストア時に役立つパーツ洗浄台も。

企画の担当さん自身がカスタム志向のバイク乗りだからなのでしょう。羊社内のバイク乗りにも「ツボを抑えたセレクト」と言わしめた堂々たるラインナップのようです。

注意する点としては、このガレージは基本的にあくまでメンテナンス用。長期間の駐車には使えません。ただし、申請があれば1〜2週間ほどは大丈夫。必要に応じて、じっくり愛車と向き合うことができそうです。


それでは、駐車用のガレージはどんな具合でしょうか。

まずは、エントランスにある屋根付きのガレージ。

賃料にバイク1台分の駐車スペースが含まれていて、気兼ねは不要です。建物側の通路にも雨よけが設置されるそうで、屋外ですが雨風は防げるかと思います。

足もとにはチェーンロック用のバーも設置されています。

つづいて、エントランスから直接出入り可能な完全屋内のガレージ。

別途駐車料金が必要になりますが、完全屋内の安心感は魅力的。お気に入りのデカールが色褪せる心配もありません。

屋内ガレージの契約者は壁際のシェルフの一部を利用できます。サブのヘルメットなどを置いておくのに便利そうです。屋内ガレージは6区画のみということで、狙っている方は内覧時に残数の確認をお忘れなく。


ランドリールームは2Fと3Fの突き当たりに設けられています。

それぞれのフロアに洗濯機が2台、ガス式の乾燥機が1台。いずれもコイン式です。

小銭を用意する手間もあり、初めは戸惑うかもしれません。でも、一般家庭用の洗濯機・乾燥機に比べてパワフルかつ短時間で洗濯が済むメリットもあります。

また、不調になっても修理が早いところもポイント。いざというときに恩恵を実感するはず。

4Fの廊下の突き当たりには、共用の倉庫があります。

マフラーやカウルなどの管理場所に困る大きなパーツ、高級なパーツの管理用としての使い方を想定しているとのこと。

盗難などのリスクを考慮して、入室時は事前に事業者さんに連絡した上でスタッフ立ち会いのもと入室するルール。徹底してますね。

見どころは、こんなところにも。

廊下に姿を表した、鉄骨ブレースのシルエット。そそります。


それでは、専有部を見ていきます。

こちらは101号室。広さはおよそ7畳、南窓のある一番ベーシックな間取りの部屋です。

もともとは女子大の学生寮だった経緯もあって、部屋にはコンパクトながらもミニキッチンと3点ユニットが設けられています。

キッチンはミニマムサイズ。お湯を湧かしたり簡単な料理を作ることはできますが、自炊する人にとっては物足りないかと思います。

まぁ、すずらん通りをはじめ、周囲は多種多様な飲食店が立ち並ぶ三軒茶屋ですから、少し出歩けばグルメな日々を送ることはできるかなと。

3点ユニットはこんな感じ。曲線がスペーシーなユニットバスは若干ですが広さがあります。


つづいて、こちらは102号室。

101号室を反転した間取りです。

キッチンの脇にはコートやジャケットを掛けるためのクローゼットが設けられています。

ドアの入り口部分は床材の切り替えで玄関スペースが作られています。

段差が無いので、何らかの埃対策をした方が良いかもしれませんね。荷物の出し入れはしやすそうです。

部屋の照明は無段階で調光可能。明るすぎず、暗すぎず、ゆったりとしたムードを満喫してみては。

部屋のサインはこんな感じ。きっぱりとした白地に、重みのあるゴシックが好みです。


こちらは308号室。廊下の突き当たりにある、西窓の部屋です。

南窓の部屋とは異なり、部屋全体を見渡しやすい間取り。

広さは南窓の部屋より若干コンパクトになるものの、横幅を活かしたレイアウトができる点では、こちらのほうが使いやすいかも。

ちなみに、2Fより上階の部屋はベランダ付きです。

ガレージを囲むように部屋が並んでいるため、窓からの景色はヌケ感があります。日差しを遮る建物がないため、西窓でも日当りが良いのが嬉しいところ。

水まわりは、全部屋に同じタイプのユニットが入っています。年季が入っているように見えますが、シャワーヘッドやミラーなど気になるところは新品に交換されています。


最後に、こちらは門扉の外にある共用のガレージ。

気が向いた時にサクっと乗りたい原付や、近所をブラブラするためのスクーター用のガレージだとか。

また、共用の自転車も2台用意されています。

自転車はノーパンクタイヤを装備しているそうです。


最寄り駅は、各線・三軒茶屋駅です。

田園都市線渋谷まで5分、大手町まで20分ほど。世田谷線も乗り入れているので、休日にはローカル線のノンビリとした車窓も楽しめます。

すぐに玉川通りに出られる立地も好ポイント。環七環八首都高速と都内の主要道路へのアクセスの良さは重宝するはず。

駅周辺には、夜遅くまで営業している飲食店が豊富です。帰宅後の愛車のメンテナンスのお供に、ちょっとおみやを包んで持って帰るなんてシーンが日常になりそう。


運営・管理を担当するのは「株式会社ジョイント・プロパティ」さんです。

都内を中心に8,000戸を超えるマンション管理実績のある本格派の不動産事業者さんです。

シェアハウスの運営・管理は今回がはじめて。

現役のライダーである担当さんを軸に、社長さんも巻き込んだ大プロジェクトとして取り組んだそうです。

ラウンジで流れるジャズは、社長さんのセレクト。聞く人を選ばず、かつ長く深く楽しむことのできるスタンダードなものを中心にセレクトされたとか。

最大の特徴である屋内ガレージをはじめ、ラウンジの内装や家具のセレクトにいたるまで、掘れば掘るほど様々なエピソードが出る、出る。言葉の節々に「仲間とつながる」というキーワードが出てくるのも印象的でした。

入居者さんに渡すガレージライセンスまで作ってしまう熱の入れようは、管理面でもプラスに働くのではないかと思います。

そしてきっと、仲間と旅に出る機会や愛車と過ごす時間は、ずっとずっと増えるはず。爽快なバイクライフを思う存分満喫できるのではないでしょうか。

「バイク」はもちろん、「旅」や「時間」というキーワードにピクリと反応する人は、この機会にバイク乗りの仲間入りを考えてみるのもアリだと思います。お問合せは、コチラからどうぞ。


バイクに乗って、どこへ行こう。

まだ知らない場所に、ツーリングに出かけるのが楽しみです。

(イシクラ)

渋谷から田園都市線で5分。三軒茶屋は利便性が良いだけでなく、日々の暮らしも休日も毎日が楽しい街。味わいのある雑貨屋、美味しいランチのお店、レトロな飲み屋街、オシャレなカフェと飽きることがありません。楽しい街で素敵なシェアライフをはじめてみませんか?...

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