もっと、暮らしを好きになる。
市ヶ谷加賀町アパートの暮らしは、「自然体」です。そこにあるのは、両手にぴったり収まるような、背伸びをしない生活。大人も子供も単身者も、みんな自然体で生活をしています。毎年、団地全体の入居者が集まるイベントを開催していますが、2013年度は敷地内の使っていないスペースを有効活用するガーデニング・イベントとなりました。
休みの日には、こどもたちの遊ぶ声が聞こえます
子供も一緒に土いじり
長く住んでいる方も引っ越してきたばかりの方も、大人も子供も一緒になって土いじり。土を耕して石を取り除いてから、肥料を混ぜ込みます。スコップを使う力仕事は男性陣が行い、細かな作業は子供に任せます。ダンゴムシやアリに興味津々の子供たち。
ご近所のプロフェッショナルが指導
市ヶ谷加賀町アパートに住んでいる方なら、一度は立ち寄ったことのある「しろくま生花店」。プロの力を借りて万全の体制で臨んでいます。団地内だけではなく、地域とのつながりも大切に考えています。
自分の手で「育てる」こと
シャベルで穴を掘り、位置決めのために仮置きした苗を埋めていきます。慣れない手つきではありますが、自分で手を動かすことで「育てる」ことの大切さも学んでいます。
花壇が完成!
苗を植えたスペースを柵で囲うと、立派な花壇ができあがりました。緑の多い敷地に草花が仲間入り。エキナセアやゼラニウム、ノゲイトウなど色とりどりの花が咲いています。
敷地の入り口にも花壇を
敷地への出入り口は、毎日おおくの住人が利用する場所。少しでも華やかになれば、通るたびに笑顔が生まれるかもしれません。もうひとつ花壇を作ります。
仕上げの水やり
大きなじょうろで水やり。ひとりでは重くて持てないので、協力してもらっていますが、いつもとは違う体験に喜んでいるようでした。
この地で30年以上も育まれた生活
地域とのつながりも大切にしています
防犯・防災の意識を高める
年に1度住人参加のイベントを開催する目的は、団地に暮らす方々の交流だけにとどまらず、防災意識を高める側面もあります。新宿区の消防に要請して起震車に来てもらい、震度7を体験したこともありました。今後も地域に開いた交流イベントも考えています。
「市ヶ谷加賀町アパート」は、昭和44年~52年にかけて建設された、8棟70戸からなる都心の“団地型”集合住宅です。豊かな緑とゆったりとした空間の中で、都心とは思えない静けさも併せ持っています。
「chocola 市ヶ谷加賀町」は、時代と共に歩んできた団地の“シェア”による再生を模索するプロジェクト。イベントを通じて、様々な世代の人とコミュニケーションを図ることも試みています。長年団地で暮らしを重ねてきた人々も大切にしながら、新しい世代が共に暮らす、新しい団地の魅力を提案します。