シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
大きな庭のある赤い家。
今回のシェアハウス探検隊は「Shinnob 落合南長崎」、大江戸線・落合南長崎駅 から徒歩2分の赤い屋根のシェアハウスです。
リノベーションで設備は新しく清潔でピカピカですが、懐かくて暖かい、手作りのやさしい空気が漂っています。加えて、桜や梅などが植えられた大きな庭があったり、隠れ家的雰囲気を味わえそうな「離れ」の専有部があったり。
もともとこの家に住んでいた、仲良し夫婦のシンさんとノブさんの名前からとって「Shinnob」。
たぶんきっと、住めば住むほど良い家になる、そんな予感がするのです。
駅前の大きな交差点を渡ると、すぐに見えてくる、こぢんまりとした門扉。
この奥に今回のシェアハウスがあります。
門柱のキャンディーのような色合いのサインが、とってもチャーミング。
アプローチの小さな階段を上ると、正面玄関です。
贅沢に広くとられた玄関まわりは、ちょっとしたパーツ選びなど随所に遊びがあって、楽しげな予感が漂います。
左手前の奥に伸びた小道は、離れの106号室へと続いています。
それでは、どこか懐かしい感覚を覚えつつも、玄関の扉を開けてみます。
扉を開けると、やさしいピンクの壁にレトロな雰囲気の六角タイルの床、吹き抜け状の高い天井が印象的な、やさしい色調の空間が迎えてくれます。奥へと続く廊下の右手には101号室と102号室、左手にはシャワールームとトイレがあります。突き当たりがリビングです。
家のなかの雰囲気に絶妙に溶け込む玄関のこけしと、きのこのオブジェ。ジョウロの形もやわらかいフォルムです。
靴の脱ぎ履きも窮屈にならない広い土間の玄関。靴箱には扉はなくフルオープンで、容量はまずまず。つくり上、背の高いブーツなどは自室で管理した方が良さそうです。
玄関から伸びる細めの廊下をまっすぐ進むと、そこはリビング。
開放感あふれる高い天井に、足元まで全開にできる大きな窓から見える、大きな庭。そして、とてもかわいいデコレーション!
言うなれば、おばあちゃんの家で昔のおもちゃ箱を発見したような、そんなかわいさで溢れています。家具も温かみを感じるセレクトで思わずほっこり。
タンポポの綿毛のような照明は、フェルトで花模様にアレンジ。整い過ぎない手作りの温かみが、ぱぁっと広がります。ベロアのカウンターチェアやロッキンチェアなど、どこかで見たことがあるようなモノもたくさん。
ソファのとなりにある、オルガンもまだまだ現役。スイッチを入れれば、電子音じゃ出せない「ブォーッ」というアナログな音が出ます。そして、その音が響きわたる家の中ののんびりしたムードがもう、いい感じなのです。
バイオリンもあるので、音楽隊を結成してみてはどうでしょう。
リビングの掃き出し窓からは、大きなテラス付きの庭に出ることが出来ます。桜の木なども植えられていて、木々の成長を見守りつつ四季の彩りを楽しめそう。
大人にはちょっと小さめサイズですが、ブランコなんかも。
リビングの隣には、赤いタイル張りの手作りアイランドキッチン。
カウンターテーブルにもなっているので、料理しながらリビングとのコミュニケーションもばっちり楽しめます。
注目は、この赤いタイル。赤は食欲の色、料理をよりいっそう美味しく演出してくれることでしょう。
タイル張りのキッチンって、掃除を怠ると目地が汚れたり、硬いものとぶつかって割れてしまったりと、日々のお手入れがなにかと掛かってしまうのですが、やっぱり料理がより一層手になじむ雰囲気があるのです。
この際、お手入れも清潔なキッチンを保つのが当たり前、と毎日の習慣にしていただければ。
シンクの前に立つと、棚をはさんでリビングと大きな庭が視界に。晴れた日には食器の後片付けも楽しく、気持ちよくできそう。
キッチン収納も大容量で、狭いと感じることは無さそうです。
ちなみに、最初から備え付けのキッチン用具はほとんど無し。入居者さん同士で持ち寄ってくださいとのことです。
続いて、キッチンの奥の水周り設備へ。
洗面台のタイルはキッチンの色違い。こちらは青色タイルで、清潔感あり。
洗面台の奥は、洗濯機、バスルームと続きます。洗濯機は乾燥機能付のドラム式。脱衣室とランドリーは一緒になっているので、ご利用は計画的に。
バスタブは足もらくらくと伸ばせるゆったりサイズ。ついつい長風呂しちゃいそう・・。
ちなみにシャワールームもあるので、サッと汗を流したい時や、忙しい朝の時間帯はこちらを使うのが良さそう。
ちょっとしたディスプレイが微笑ましいウォシュレット付きのトイレ。1階に2室あります。
それでは、専有部の様子を見ていきたいと思います。
まずは101号室。
2面採光でロフト付、掃き出し窓からはテラス付の大きな庭も眺めることが出来ます。無垢材のフローリングも、ヨーロピアンで良い雰囲気。
ロフトは収納程度で考えた方が良いサイズ。ただ、結構たくさん置けます。
ロフトには、ちょこんとミニ・ステンドグラスの窓が。
全室にチェーンロックもついていますので、心配性な方でも安心。
続いて104号室へ。
こちらのお部屋は縁側に障子と和風チック。
家具の配置がやや難易度高めですが、ハマればつい自慢したくなるような空間に化けるような、そんな予感がビシビシとします。
縁側は独り占めして執筆活動するも良し、他の入居者と将棋を指すも良し。
部屋の前の物干しには、雨よけの屋根があります。
もう、急な雨に泣かされません。
こちらは201号室。
大きな窓は開放感たっぷりで、日当たりは文句なし。
むしろ日焼けに気をつけるべし。
窓の脇には文庫本などにぴったりな収納。昔ながらの喫茶店のようです。
注意しないと頭をぶつけそうですが、ロフトは寝られないサイズではないかも。
最後に106号室。
気になっていた「離れ」の専有部です。玄関脇にある小道の先、緑の扉が106号室の入口。わくわくしながら扉を開けると・・。
ほ、細長い・・・。窓はたくさん、さまざまなサイズのものが付いています。
振り向くとこんな感じ。正面には洗面台、奥に広いスペース。なかなか難しい間取り、寝る場所はどこにしようかな。
住み手を選ぶ刺激的な間取りは、秘密基地を計画するように、いろいろ試行錯誤していただければと。
専用のトイレは、個人的には読書スペースに最適な気が。だれにも邪魔されない自分タイムを満喫できそうです。ちなみに、備え付けの収納は奥のポールのみ。ものの納まりもまた、戦いのテーマです。
さて、今回探検した「Shinnob 落合南長崎」の最寄駅は大江戸線落合南長崎駅。
駅前には、新青梅街道と目白通りの交差点がどーんと大きく構えています。
新宿まで12分、都心からのアクセスもとても良好です。また、駅前から都営バスを利用すれば池袋や目白へのアクセスもできる、意外と便利な立地です。
駅自体はぽつんとしていて賑やかさはありませんが、スーパーや飲食店が近辺にあるので生活品の調達は困らなさそうです。
そして、聞けばあのトキワ荘もこの辺りにあったのだそう。あの漫画界の巨匠たちの行きつけのお店を探してみるのもいいかもしれません。
そして運営は「こひつじ商事株式会社」さんです。
スタイリッシュでかわいらしいnodoca桜新町やnico西荻窪などを手がけたデザインチームから誕生した事業者さんで、コンセプトに「日本にもっとよいシェアハウスを!」を掲げ、目下活動中とのこと。
物件名の「Shinnob」は、前述のとおりシンさんノブさんから由来しているとのことですが、「偲ぶ」と読めば「なつかしむ」「心惹かれて、思いをめぐらす」など深い愛情の気持ちを指す言葉だったり。この住居のあちらこちらで見せる暖かい空気は、そういったものなのかもしれません。
ちなみに、キッチンの備品がほとんど無かったことしかりですが、運営面では入居者の自主性を尊重するスタイル。手取り足取りの手厚い管理、というスタイルではありません。困った事があれば、基本的に住人同士で知恵を絞って解決。
最近のシェアっぽい手法は一般に多くの難しさを伴うものですが、Shinnobをこよなく愛する入居者達が集まれば、むしろ大きな醍醐味にもなっていくかもしれません。
グッと心惹かれた方は、コチラからお問合せくださいませ。
なお、2011年8月現在Shinnobは満室ですが、近く自由が丘で新しい物件がオープンするとか。
「GIGI 自由ヶ丘」と名付けられたこちらの新作も、お楽しみに。
家の中には、たくさんの動物たちが潜んでいます。何匹見つけられるかな。
(イシクラ)
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