シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
時間を忘れて、熱中する。
たとえば、新しく購入した家電。
初めて触れるボタンが、どんな機能を持っているのか探りながら押してみる。
日没も忘れて没頭してしまう。集中した時間。
小さい頃、男の子ならプラモデルに熱中したり、女の子なら鉛筆やクレヨンでイラストを書いている時間に、それはきっと近い気がします。
「FORO 永福町」は、ものづくりに熱中できる工房付き。
羽目を外すわけでもなく、ただひたすら熱中できる場所。ある意味、大人の学校のような場所だと思います。
絵の苦手なわたしでも、押し入れにしまいこんでいたクロッキーを久しぶりに取り出してみたくなる。
そんな、うずうずする感覚を呼び起こす場所を見つけてしまいました。
最寄り駅は西永福駅。
京王井の頭線は、他の路線と比べて時間の流れがゆるやかだと感じます。
きっとその理由は、自転車の行き交う駅前の雰囲気。
駐輪場は常に満車。平坦な道が多く自転車での移動が楽なのも、理由のひとつかもしれません。
灼熱の暑さのなか自転車の列を整理し続けるおじさんには、ある意味で街のシンボルのような存在感があります。
商店街の先にある信号を渡り、細い路地を曲がると、お目当てのシェアハウスが見えてきます。
一見、割とよく見かけるマンションのような建物が「FORO 永福町」。
でも、今回のシェアハウスには、ものづくりのできる工房が備わっています。
アプローチとなる階段は、段差が低めで踏み面(ふみづら)に奥行きがあり、ゆるやか。
植栽に囲まれているため、色づく季節にはコントラストが鮮やかになりそうです。
正面玄関の前には、雨除けの庇(ひさし)が付いています。
雨の日でも濡れないのは、嬉しいところです。
壁にはシェアハウスのサイン。
オフホワイトの建物に合う、ゆるりとした可愛いらしいデザインです。
玄関前には鍵付きの郵便受け。
向かいには、宅配ボックスが設置されています。
利用頻度が高くなりがちな通販サイトも、受け取りがスムーズです。
設置された宅配ボックスは、全部で9個。いっぱいになる機会はあまりないとは思いますが、他の入居者の迷惑にならないよう、不在票はこまめにチェックを。
エントランスの解錠は、まずボックスを開くところから。
ふたにあたる部分を手前に引くと、暗証番号の入力パネルがあります。
オートロックですから、番号をうっかり忘れてしまわないようにご注意を。
さて、玄関を解錠できたら、建物のなかへ。
六角形とダイヤ柄の床が目に飛び込む、上品なエントランス。
天高のある空間は、声を出すとすこし響きます。
なお、エントランスには靴箱は設置されていません。
共用部は土足で移動をしますから、気になる人は室内用のスリッパを用意しておくと良いかもしれません。
エントランスの先の扉を開けて、ラウンジへ進みます。
壁一面の大きな窓から中庭に出ることのできる、開放的なラウンジ空間。
明るい光の射し込む窓辺は、真夏以外なら、ぽかぽかした居心地のいい一角になりそう。
ブラインドを下げると...
こんな感じ。日差しの眩しすぎる日などは、お好みでどうぞ。
ラウンジの床は、コンクリートの躯体を見せる仕上げ。
少しニスが塗られていて、つるりとした質感です。
天井には無数のライトがずらり。
モダンと言えばモダン、卵パックと言えば卵パックのように見えなくもない、白い天井。
無機質な空間と意匠的なくぼみが、どこか上品な印象を感じさせます。
なお、ソファとして使われているのは、可動式のパレット。立て方や並べ方を変えると、人が横になって寝転ぶことのできる大きさに変形させることも。
右手の奥の方には、低めの丸テーブル。
飲み物を置くくらいなら、ちょうど良さそうな高さです。
TVは壁側。
ブラインドを開けていても、光が反射しない場所に設置されています。
掃出し窓からは中庭へ。
中庭は、この大きな窓から自由に出入りが可能です。
実は建物内部の廊下に囲まれていて、なんだか学校のような雰囲気が漂います。
天気の良い日は、大の字になって寝転がってみるのも気持ち良さそうです。
キャンプ用の折りたたみチェアなんかを持ち出してみたら、快適かも。
さて、ラウンジに戻り奥へと進みます。
壁に飾られているのは、若手クリエイターの絵画。
ダイニングスペースには、脚の長いイスとテーブル。
よく見ると、ハイチェアの上部は小学生で座っていたものにそっくり。
ここまで脚は長くないですが、少し懐かしさを感じてしまいます。
こちらの絵画はひまわり。
個人的には、描く人によって花びらの繊細さや色合いが違ってくるのが、花の絵の面白いところだと思います。
続いて、キッチンを見てみます。
おおぶりな、コの字型をした配置。
作業スペースが広く、入居者同士で調理の時間が重なってしまっても、ある程度なら大丈夫。
シンクはふたつ。
ガスコンロも、2口タイプが2枚ならんでいます。
縦型に慣れていない人はコツを掴むまで時間がかかるかもしれません。でも、何と言っても見た目がスマート。
窓側の作業台には、キッチン家電が並べられています。
オーブントースターはデロンギ製。
グッドデザイン賞にも選ばれた、デロンギのオーブン&トースター。
従来のオーブントースターといえば「オーブン型のトースター」でしたが、これはオーブンとしても本格的に使えるとのこと。
わたしだったらパンを焼くだけになってしまいそうですが、お菓子をよく作る人にとっては手軽で良さそうです。
食器棚は、扉のないオープンなタイプ。
部屋数に対して、食器の数はある程度限られています。
使った後はこまめに洗って、次の人が使えるようにしておきましょう。
キッチン側のドアを開けた先は、工房スペースの入り口。
しばし、薄暗い廊下を進みます。
正面のドアを開けた先には、彫金室がありました。
音の出てしまう作業のために、独立した空間になっています。
ローラーや金槌など、彫金用の工具一式がずらり。
工房スペースは夜間でも出入り可能ですが、音の出てしまう作業は19:00までとのこと。
時間を気にせずに集中したいなら、昼間が良さそうです。
ぐるりと見渡してみると、デスクにはフレキシブルモーターや溶接機が。
これだけの器具を個人で買い集めるのは、きっと大変なはず。
ここまで揃っていれば、色々なことに挑戦できそうです。
廊下に戻り、さらに奥へ。
彫金室と反対側にあるドアを開けると、奥行きのある広々とした作業室へ。
照明は備え付けてありますが、細かい作業をするなら手元用のデスクライトを持参するのが良さそうです。
一応、作業をせずのんびり過ごしたり、作業途中に軽食をとるのもOKです。
作業室の奥は、木工室と陶芸室。
まずは木工室から。
大きな窓のある明るい空間に、ずらりと並べられた工具。
ノコギリやプライヤは壁に掛けて収納されていて、ひと目で必要なものが見つかります。
電動ドライバーや電気サンダーも、豊富に用意されています。
それぞれ4台ずつですから、他の人が使っていても、工具がなくて作業が進まないといった心配はなさそうです。
なお、木工室と陶芸室の間には仕切りがありません。
共用で使用する器具はあまりないはずですから、行き来をすることは少ないとは思うものの、作業の立て込む時間帯にはぜひ、譲り合いを。
陶芸室は木工室に比べて物が少なく、余裕がある感じ。
電動ろくろと作業台が設置されています。
もちろん、電気釜も備え付け。
棚には、陶芸に必要な工具が収納されています。
なお、現在は必要最低限のものしか揃えておらず、必要なものが出てきたタイミングで工具を増やしていく予定とのこと。
これが欲しい!という機器があるなら、試しに運営事業者さんに相談してみては。
作業をし終えた後は、汚れた手足をすぐに洗いたくなるもの。
作業室にはシンクも設置されていて、いつでも清潔な状態で作業に取りかかることができます。
作品制作に煮詰まって気分転換をしたくなったら、左手のドアを開けて喫煙室へ。
ハイ・スツールに腰掛けて、固くなった身体のリフレッシュを。
玄関に戻り、今度は反対側の廊下を奥へと進みます。
六角形の上品な石のタイルが途中でむき出しのコンクリートに変わり…
左手に進むと水まわり設備です。
トイレ、洗面台、シャワールームが1箇所に集約された空間。
まずはトイレから。
いたってシンプルなつくりで、女性専用と男女兼用に分かれています。
スリッパは便器側に寄せておかないと、ドアに挟まってしまいますからご注意を。
続いて男女兼用の洗面台へ。
洗面ボウルは卵型。大きな鏡があると、後頭部の寝癖にもすぐに気づくことができそうです。
男女兼用のシャワールームは3台。
脱衣室は少し奥行きがあります。
個人的には、シャワー室内に鏡があればもっと嬉しかったのですが、棚もありますし自分で持ち込むのが良いと思います。
続いて、女性専用の水まわり設備へ。
通路は幅のあるタイプ。
先に使用していた人とすれ違っても、肩がぶつからないほどの広さがあります。
女性専用は、シャワールームとバスルームがひとつずつ。
横幅のしっかりとあるバスタブが用意されています。
続いてランドリールーム。
洗濯機4台と乾燥機2台が設置されています。
1階と2階には同じ設備が用意されていて、フロアを行き来する手間はありません。
なお、洗濯機は無料、乾燥機は30分¥100で利用可能です。
奥の引き戸を開けた先は、屋根付きの物干し場。
雲行きの怪しい日でも洗濯物を気軽に干すことができるのは、嬉しいところです。
高さがあり、丈の長い衣類や布団も容易に干すことができます。
ランドリースペースの隣は、男性用のトイレです。
完全な個室ではないものの、トイレにはウォシュレットが付いています。
階段を上り2階へ
階段の先はふた手に分かれています。まずは左手へ。
登った先はギャラリースペース。
ここには、入居者さんの作品を展示することができるそうです。
奥行きのある空間は、大きな作品の展示にも対応可能。
ただし、基本的に外部の方は自由に出入りできないとのこと。
また、展示には、運営事業者さんの許可が必要となります。
続いて、ギャラリーと反対側の階段を登ります。
階段脇は裁縫室。
ミシンが4台。メーカーがそれぞれ異なり、使いやすいものを選ぶことができます。
奥の扉の先も、裁縫室。
室内には窓が無く、ミシンの音もある程度は大丈夫。
照明の明るさは、案外強め。細かな作業には向いているでしょうか。
収納棚にはハンディースチーマーが。
お気に入りのジャケットやシャツは、トルソー(胴体のみのマネキン)に掛けてアイロンをかけるとシワが綺麗に伸びそうです。
2階の廊下も大きな窓に面していて、1階よりも光が差し込み明るい雰囲気。
窓からは中庭を見渡すことができます。
窓からの景色はこんな感じ。青々と茂る緑が気持ちのいい空間です。
2階には渡り廊下があります。
ドアの先は裁縫室側に繋がっています。
廊下をぐるりと一周するのがめんどうな日は、こちらから出入りするのが良さそう。
2階には男性用の水まわり設備があります。
洗面台、バスルーム、トイレが、1箇所に集約されています
1階まで降りるのが面倒な日は、こちらが便利かもしれません。
洗面台の奥はバスルーム。
いたってシンプルなつくりです。
トイレは3台。
ウォシュレットも付いています。
おまたせしました。
それでは最後に、タイプの異なる専有部を2室見ていきます。
専有部のドアは、白い壁に黒いナンバーが目印。
まずは109号室。
12.2畳の空間は奥行きがあり、ひとりで暮らすには十分な広さ。
ベッドは、セミダブルの大きめサイズ。
ソファとローテーブルも用意されています。
ソファも、ふたり掛けのできる大きさです。
なにか作業をするなら、壁に取り付けられたデスクへ。
奥行きは浅めですが、パソコンやノートを並べても十分な幅があります。
全室に冷蔵庫は備え付け。
2ドアの冷蔵庫は、飲み物や食品もたっぷり入ります。
冷蔵庫脇にはクリアチェスト。
よく食べるお菓子やパンなど、常温保管のものはこちらへ。
全室にシンクも備え付けられています。
電気ケトルを用意すれば、軽食程度は部屋でさっと済ませられそうです。
シンクの対面は収納スペース。
ポールは2本並んでいますから、丈の長いコートやスーツもたっぷりと収納できます。
靴箱は用意されていないので、自分で棚を用意したほうが良いかもしれません。
部屋のドアの内側には、スライド式の網戸が設置されています。
休みの日には、ドアを開けてスライド式の網戸にして過ごせば、良い換気になりそうです。
続いて、モデルルームの202号室へ。
2階の部屋も、広さは1階と同じ。2名入居ができるように、シングルベッドをふたつ用意しています。
ベッドがふたつ並んだ、ゆとりのある空間。
ホテルの寝室のような、落ち着いた雰囲気が漂います。
シンプルな空間ですから、寝具は可愛らしいデザインを選ぶのもありかもしれません。
2階の部屋も1階と同じく、デスク、イス、冷蔵庫、シンク、収納棚が備え付け。
収納は1階同様、ふた手に分かれています。
短期的に友人と一緒に暮らす際にも、衣類が混ざってしまう心配はなさそう。
駐輪場は玄関の脇に。
シェアハウス周辺は平坦な道が多いため、隣の駅までなら自転車が便利です。
渋谷まで11分、吉祥寺まで11分、明大前で乗り換えれば新宿まで15分と、割と明快に便利な立地と言ってしまって良いのではないでしょうか。
緑の豊かさも、街の魅力のひとつです。
駅の構内には紫陽花が咲き、梅雨の時期も通勤が少し楽しみになりそう。
西永福といえば、商店街。
駅前には、長年運営している理髪店、八百屋、喫茶店など、およそ80店舗が立ち並びます。
商店街を行き交う地域住人の姿。西永福に住む人達は、自転車を上手く活用しているようです。
その証拠が、こちら!
線路沿いにズラリと並ぶ、自転車の列。
黙々と列を整理するおじさんの姿を見ていると、思わず、遠くから小さな敬礼をしてしまいました。ご苦労さまです。
シェアハウス周辺は、緑の多い住宅地。
目の前には高千穂大学があり、下校途中と思われる女子大生の姿がちらほら。
人通りのある道が多く、帰宅時間の遅い日でも安心です。
そうそう。シェアハウスの近くには大宮八幡宮があります。
安産で有名な神社は「東京のへそ」とも呼ばれているそう。
撮影日も、安産祈願に訪れたと思われる家族連れを2〜3組見かけました。
見た目以上に広い境内で、休日にのんびりと過ごす散策コースにぴったりです。
シェアハウスの運営管理は、株式会社オークハウスさん。
東京を中心に数多くの大型シェアハウスを運営する、20年以上の実績を持つベテランの運営事業者さんです。
基本的に、スタッフさんが物件に居住しながら運営管理を行います。シーズンごとにイベントを企画する、かなりフランクな運営姿勢も特徴でしょうか。
建物だけではなく、スタッフさんの人柄に惚れ込んで長く住んでいる入居者さんもいるそう。
撮影中にばったりと入居者さんに会ったときは、互いに近況報告をし合い、ときには入居者さんの紹介をしてくれる運営事業者さん。フランクでゆるめの関係性は、長年シェアハウス運営を続けてこれている秘訣なのかもしれません。
あまりカチカチした姿勢ではありませんので、それが良い!という方に選んで頂くのが良いと思います。
フランクな距離感が肌に合うと思った方、お問合せはコチラからどうぞ。
我を忘れて、ひたすら何かに熱中している時間。
そんな姿が、粋に見えるものだと思います。
(タンノ)
シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?