シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
好きこそ物の上手なれ。
インテリアを楽しむうえで、胸に留めている言葉があります。
それは、『家を飾るとき、絶対失敗しない普遍的な法則』というもの。
大好きなモノに囲まれていなさい。モノを自分の一面だと考えましょう。すると、ほら不思議。みんな空間に自然と溶け込んでいくから…。少女ポリアンナのような至極ポジティブな捉え方ではありますが、また全てがこれに当てはまるとも限らないとはいえ、ひとつの的を獲ているとも思うのです。
北欧スタイルやモダンテイスト、古民家、アジアン、シンプルなど、数えれば星の数ほどのカテゴライズのありそうな中で、そのどれにも当てはまらない、でもどこか、とてもしっくりくるモノに出会うことがあります。
新鮮な何かが流れ込んでくる感覚が、なんとも刺激的。最近は、そんな空間に惹かれます。
「クリエイティブシェア 目白」もそんな家のひとつ。ひとつひとつに目を向ければ個性的に感じられる雑貨たちも、全体で見ると調和が取れていて居心地がよさそうです。
人によっては北欧スタイルとも感じるでしょうし、ブロカントともメルヘンとも感じられると思います。ただ、オーナーさんはそれを「気になるものを揃えていった自然でシンプルなかたち」と言うのだから面白い。
新しい季節がやってくるからでしょうか。まるで新しい人と出会うように、新しい感覚に出会えることが嬉しく感じられるのです。
最寄り駅から徒歩2分の距離はあっという間です。曲がり角を2・3まがると、お目当ての建物が見えてきます。
この5階建ての建物が「クリエイティブシェア 目白」。2~5Fがシェアハウス部分。1Fにはプロダクトデザイナーであるオーナーさんが住んでいます。
ポストは共用のものがひとつ。各自で回収・振分けをする必要がありますが、コンパクト部屋数を考えれば、経験上、あまり負担にはならないのではないかと思います。
リビングの玄関はというと、ポスト脇の奥にある階段を上った先。
こちらがリビングフロアの玄関扉。各階にそれぞれ玄関扉があるのも特徴のひとつです。
もちろん、玄関扉にはインターホンと鍵が設置されています。
では、電子タイプのナンバーロックを解除して、扉をオープン。
2Fはリビングとキッチン、水まわりのフロア。奥手にソファスペース、手前にダイニングといったレイアウトになっています。
強い陽射しの日でも、室内はやわらかい光でいっぱい。
おそらく、無垢材の木の感触やカーテンやブラインドが、陽射しの角を丸くしてくれているのだと思います。
芝生のようなグリーンのラグが敷かれてあるソファースペースへ、さっそく足を進めてみます。
家具は北欧テイストのシンプルなものがチョイスされています。
ただ、一目に“シンプル”だけでは片付かないキュートな空間。色彩豊かな小物が、グリーンとアイボリーを基調とする空間の中に上手に配置され、油彩パレットのようです。
特徴のひとつを挙げるなら、めいっぱいの花束とグリーンかなと思います。
ソファの傍らやテーブルの上などに束で飾られたチューリップやガーベラ。
実はこれらはすべて造花。ですが、オフィスにぽつんと置かれた造花の観葉植物のようなニセモノ感は感じさせず、色彩をそえるオブジェとして見事に空間に溶け込んでいます。
TVと並んで大きなファブリックパネルがずらりと飾られているのも、とっても個性的。
実際のところ、「なんとなく賑やかになるから」といった理由で点けることも少なくないTVも、まわりがこれだけ楽しくディスプレイされていると出番が少なくなりそうです。
TVの対面のスペースは、どちらかというとメカっぽい男子空間になっています。
最近ではあまり見かけることのなくなったオーディオコンポや電子ピアノ。積み重なったコミックスなど、良い意味で実家を思い出すアイテムがちらほら。
人によって意見もわかれるところですが、抜け目なしのベストスタイルよりも、すこし緩んだ場所があるほうが好きです。愛着との距離感を近づけてくれる気がして。
本棚の脇には、さまざまなイベントのフライヤーがピックアップされたコミュニケーションボードが設置されています。
デザイナーであるオーナーさんのセレクトでしょうか、フライヤーはデザインやアートイベントのものが多め。
物件名からも伺えるとおり、クリエイティブな業種に関心のある方であれば、より情報共有に役に立つツールになりそうです。
グリーンや鳥のオブジェで、縦の空間もめいっぱい遊んでいます。
ゆらゆらと揺れるモビールも良い雰囲気です。
こちらは、ダイニング。無垢材の大きなテーブルが印象的です。
テーブルの上にはiMacが2台。こちらは共用のPCとして利用できるのだそうです。
たとえば、ちょっとした資料を作成したいときなどに重宝しそうなiMac。
長丁場の作業になる際は、ノートPCよりもデスクトップのほうが体に負担もないですし、一度に多くの情報を表示できる大きな画面も嬉しいポイントです。
そして、作業のお供といえばコーヒー。ということで、コーヒーメーカーもあります。
コーヒーを片手に一息つく際は、顔をあげてやさしい光をながめるのがよさそう。窓際のオリーブに癒される場面もあるかもしれません。
ただ、iMacが2台あるとはいえ、頻繁に長時間に渡って占有してしまうのはマナー違反。時間帯と節度を守って、心地よく利用したいところです。
テーブル脇の壁は黒板塗装され、インフォメーションボードになっています。
他の人たちに伝えたい、ちょっとしたお知らせなどに楽しく使えそうです。
キッチンは、ダイニングテーブルのすぐとなり。
カーテンを開けると出てきます。
空間の使い方としては、キッチンの使いやすさをより、ダイニングの広さを優先しているような印象を受けます。
正直なところ、手の凝った料理をつくるだとか、毎日自炊するにはあまり向いていないかなと。日常的なシーンを考えると、家では軽食、もしくは外食という人が適正あるのではないかと思います。
そうは言っても、設備自体は一般的なファミリーサイズ。工夫しながらコツをつかめば、それなりに便利に使うこともできそうです。
パーティーなどではダイニングテーブルを調理台として開放することで、広めのキッチンとして活用できるはず。
浄水器付き。そして、食器洗浄機もあり。
勝手なイメージですが、そうは言うもののコーヒー好きが集まりそうな予感がします。
玄関脇のドアの先は水まわり設備です。
脱衣室はこんな感じ。ドラム式の洗濯機の上の棚には、洗濯洗剤などをストックするスペースになっています。
懸念されるは、洗濯と脱衣室のバッティング問題。
部屋数が少なめのコンパクトな物件ということもあり、入浴タイムと洗濯タイムがバッティングすることは決して多くないと思いますが、頭の片隅に置いておくと良いかもしれません。
バスルームはこんな感じ。足を伸ばせるサイズです。
では、3Fへ移動し部屋を見ていきます。
…と、玄関扉をあけると脇にこんな装置がありました。
これ、生ゴミ処理機なのだそうです。
生ゴミが出た際、ゴミをセットして電源を入れると1時間ほどでカラッカラに乾燥してくれるのだとか。
結果、不快な匂いや虫の発生を防いでくれる効果あり、とのこと。夏場は強い味方となりそうですね。
では、気を取り直して3Fです。
各フロアの入り口は、リビング同様に電子キーが設置されています。
扉を開けるとこんな感じ。
突き当たりに専有部、玄関よりのスペースにミニキッチンとトイレがあります。
お湯を沸かす程度のちょっとした作業を、フロアを移動せずに済ませることができるのは嬉しいところ。
ミニキッチンも、電気コンロでなくIHなので幾分か使いやすいと思います。
ミニキッチン脇のドアはトイレ。ウォシュレット付きです。
では、廊下の突き当たりの301号室を見ていきます。
使い勝手がよさそうな長方形の間取りの、スタンダードな部屋。
一面の掃き出し窓は東向きで、午前中はカーテンをあけると朝日がピカッと差し込みます。
ロフトベッドは、クローゼットの代役も務めます。
ベッド下スペースをすべてクローゼットとして考えると、結構な収納力がありそうです。
また、洋服はあまり持たないという方であれば、ベッド下半分のスペースをデスクにしても良いかも。
掃き出し窓の先にはベランダ付き。洗濯物や布団を干すスペースとして、使えそうです。
続いて、4Fへ。
扉まわりに靴箱や収納スペースが集まっているので、旅行荷物などが多めの方は4Fの部屋のほうが良いかもしれません。
廊下を振り返るとこんな感じ。玄関脇には3Fと同様、トイレが設置されています。
トイレはこんな感じ。洗面台も付いてます。
では、401号室を見てみます。
レールにぶら下がる3連ライトがキュートな401号室は、旗竿状の間取り。
家具のレイアウトを考えると、少々上級者向けかもしれません。
収納スペースにも工夫が必要かと思います。ベッド下収納やハンガーポールの使い方が要ですね。
掃き出し窓の先には、301号室同様ベランダがあります。
エアコンの室外機も設置されているため、モノは置けそうにありませんが風通し・日当たりともに良好。
洗濯物干し場として、有効活用できそうです。
こちらは402号室。
何はともかく荷物が多い、という方は402号室が良いのではないかと思います。
というのも、部屋の半分が作り付けの棚が並んだ収納スペースという大胆なつくりになっているから。収納スペースが広い分、ベッドまわりがコンパクトではあるのですが…
見てのとおり、作り付けの棚は3面展開。棚の仕切りも小さからず大きからずといった具合で使いやすそうです。
さて、「クリエイティブシェア 目白」の最寄り駅は、西部池袋線・椎名町駅です。
池袋の隣駅であり、住宅街でもある椎名町。
駅の周辺は、スーパーやドラッグストア、パン屋さんや飲食店などが集まっていて賑わいを見せますが、駅からひとたび離れると閑静な環境へと移り変わります。
冒頭でも触れたとおり、シェアハウスは駅から徒歩2分の距離。オンとオフを切り替えられ、かつ駅チカという立地はなかなかの好条件かと思います。
各所へのアクセスは、池袋まで3分、山手線に乗り換えて新宿まで14分、渋谷まで19分ほど。
また、JR目白駅や池袋駅は徒歩圏内でもあるので、休日は散歩がてらにショッピングを楽しむのもアリかと思います。
運営・管理をされるのは、「クリエイティブシェア」さんです。
1Fで住まわれているオーナーさんでもあるクリエイティブシェアさん。本業は、オーディオ製品や携帯電話などのプロダクト製品のデザイナーさんなのだとか。
プロダクトデザインと聞くと、個人的にはスタイリッシュで硬派な印象を受けます。今回の物件の内装デザインもオーナーさんが手がけられたということで、てっきりグラフィック系のデザイナーさんかと思いきや、プロダクト系と聞いてびっくりしました。
好きなものを時間をかけて集めてつくった空間は、やわらかい雰囲気のオーナーさんの人柄も良く表れていると思います。
コミュニティの管理や入居者さんへのサポートなど、しっかり勉強していきたいと話します。今回が初めての運営ということで手探りな部分があるかもしれませんが、何かあったとき近くに居てくれる存在は頼りになるはず。
森のような空間に一目惚れしてしまった方は、コチラからお問合せをどうぞ。
大好きなオーナメントのひとつ、モビール。
とくに役に立つわけではないけれど、ゆらゆらと揺れる姿は時間をゆっくり感じさせてくれます。そんなモビールを素敵に飾っている空間に出会えて、胸が躍ったのです。
(イシクラ)
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