シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
靴の音が、よく似あう。
ホテルのロビーにキャリーケースを引いて入っていく、あの瞬間が好きです。
いつもより背筋がピンと伸びて、歩幅もすこしだけ広めに。まわりでも、キレイに磨かれた革靴でカツカツと歩くビジネスマンが、同じようにキャリーケースを引いていたりして。
ただ道を歩いたり、飲食店に入ったりするときとは違った、よそゆきの自分がそこにいます。
「OLIPO CORDIER」は、ホテルの内装をイメージして作られた全16室のシェアハウス。
ダークトーンでまとめられた廊下を歩いていると、確かにホテルのロビーで感じる小さな緊張感が生まれます。共用のラウンジで過ごすときも、上下ジャージではなくサラリとシャツくらいは羽織っていたい。
自分の生活を、ひと回り上質にしてくれる空間なのかもしれません。
池袋駅からは徒歩10分ほど。最寄りの東京メトロの出入り口なら、もうすこし近く感じるかもしれません。
10分歩くとさすがに駅前ほどの賑わいはなくなります。ただ、スーパーやドラッグストア、コンビニなど日常生活に便利な店舗がしっかり揃っているのは、さすが池袋。
外観の写真はありませんが、小さめのマンションといった感じでしょうか。
道路に面したドアを開けた先は風除室。
インターホンやポストが設けられていて、郵便屋さんはここまで入ってこられます。
専有部ごとのポストだけでなく、宅配ボックスも設置されています。
実は、ポストと宅配ボックスは玄関の外側と内側、両方から開閉が可能。わざわざ玄関を出なくても、荷物や郵便物を確認できるのはとても便利そう。
インターホンは各部屋につながっています。
荷物の受け取りに重宝しそう。
入居者さんは非接触式のチップをかざして、玄関の鍵を開けられます。
玄関の先にも、落ち着いた雰囲気の廊下が続きます。
天井には間接照明とフェイクグリーン。
落ち着いたダークブラウンの壁との組み合わせは、美容サロンのようです。
玄関を入ってすぐ左手が、室内側のポストと宅配ボックス。
室内側からポストの鍵を開ければ、郵便物や不在票が確認できます。ポストだけでなく、宅配ボックスもこちらから開けられるのが便利で嬉しいですね。
ふたつのドアは水まわり設備につながっています。こちらは後ほどゆっくりと。
では、廊下の突き当たりにあるリビングを見ていきます。
入り口は格子戸。外から帰ってくると、リビングの様子がすぐ分かります。
インテリアのコンセプトは「ホテルライク」。
廊下から引き続き、高級感のある落ち着いた雰囲気のリビングです。
ホテルを意識しているだけあって、リビングというよりも、ラウンジと言ったほうが近いかもしれません。
建物内は専有部以外は全て土足OK。
どことなくバーなどお酒の飲める飲食店に近い雰囲気があります。
昼間もこんな雰囲気ですから、日当たりが良くて爽やかな朝の時間を…!というタイプのリビングではありません。やはり、しっとり夜を楽しむのに向いているかと。
ソファの正面に設置されたテレビは、壁掛けのもの。
普段使いはこの液晶の画面で充分ですが、映画観賞やスポーツ観戦なら天井に設置されたプロジェクターからスクリーンに映し出すと、一層楽しめそうです。
スクリーンはもともと天井に備わっていて、いつでもすぐに引き出せるようになっています。
プロジェクターだけでなく、スピーカーも天井に。
迫力あるサウンドが楽しめそうですね。
大人数で画面が楽しめるように、画面に近いソファは背の低いものを選んだそう。
確かに、背もたれでさえベッドくらいの高さですから、前に座っている人の頭が邪魔、なんてこともありません。以前行われた交流会でも、ほとんど寝転びながら映像を楽しんでいる方が多かったそう。
リビングの周りにいるウサギたちは、ファンタジックながらどことなく憂いのある、不思議な世界観を醸し出しています。
でも、夜、ひとりのときに目が合うと、ちょっぴり怖いかも。
入り口を挟んで、ソファスペースの反対側がダイニングとキッチンです。
ちょうど真ん中、入り口の正面にはなにやらガラスケースが。
なんとこれ、とてもスタイリッシュな暖炉なんです。
使い方はとても簡単で、ガラスケースの底に開いた穴に火をかざせば点火、穴のフタを閉じれば消火します。
燃えているのは液体燃料であるエタノール。燃料はそれだけで、電気やガスを一切使わず、ゴミの出ないエコな暖炉なのだそう。
10人が同時に座れる大きなダイニングテーブル。
テーブルとチェアは、意外にも割とデコラティブな印象。凝った細工が施されています。
向かい合って座っても圧迫感のない充分な距離。
全員が同時に座ることはあまりないかもしれませんが、たくさんお皿を並べても大丈夫です。
ダイニングテーブルと並行に設置されたキッチン。
アイランド式の作業台にはシンク、壁付けの作業台にはコンロと機能が分かれています。
作業調理中は横の移動ではなく、振り向く動作が多くなりそう。熱いフライパンなどを持っているときは、周りの人にぶつからないよう、よく注意が必要です。
シンクはひとつで、水栓はふたつ。
広々としていて、ひとりでもふたりでも使いやすそう。水切り用の穴が開けられたスペースもあります。洗い終わった食器や洗った野菜を入れたザルなどを、そのまま置いておけるのはとっても便利。
ガス式のコンロは、縦にふたつ並んだタイプが全部で3台。
これだけあれば、本格的な調理もはかどりそう。時間に余裕があるときは、ちょっと手のかかるメニューに取り組むのも良いですね。
壁側、アイランド側どちらにも収納がたっぷり。
共用の食器がしまってあるオープンタイプの棚には、現在(2016.7)カーテンが取り付けられています。
カーテンは入居者さんからの要望を受け、運営担当者さんが手作りしたとか。
共用の収納だけでなく、専有部ごとの収納スペースもしっかり確保。
壁際の収納棚だけでなく、冷蔵庫内の収納も全部割り振られています。
最下段は共用で使ってよい食材を入れておけるのだとか。先日お邪魔したときは、既にお酒がぎっしり詰まっていました。…そうなりますよね。
キッチンスペースの奥は小部屋になっていて、キッチン家電とゴミ箱がずらりと並びます。
数年前に登場した黒いキッチン家電。今ではすっかり定番化していますが、これだけ揃うとなかなか迫力がありますね。
共用の水まわり設備はすべて1階に揃っています。
白いドアを開けると、さらにドアが3つ。右手がバスタブ付きのバスルーム、あとの2つはシャワールームです。
入り口に段差のある脱衣室。
衣類やシャンプー類を一時的に置いておける棚とタオル掛けを置いても、充分にゆとりのあるスペースです。
バスマットは布ではなく、珪藻土でつくられたもの。
吸水性がよく、乾燥も早いと評判。さらりとした感触も気持ち良いです。
全体的にダークトーンのインテリアから一変、バスルームはパッと明るいベージュ色。
縦長というより、横幅のある丸に近い形のバスタブ。ついつい、腕を広げて入りたくなります。
トイレもスタイリッシュなデザインです。
共用のトイレはひとつだけですが、専有部にそれぞれ設置されています。使うタイミングは、ラウンジで過ごしているときくらいでしょうか。
独立しているランドリールーム。
洗濯機も乾燥機も無料で使えます。専有部と離れた場所にあって、夜間でも音が聞こえづらいのが良いですね。
洗濯機の向かいにあるドアを開けると、目の前には棚がずらり。
専有部ごとに分けられた収納スペースで、洗剤を置いておけます。バスグッズもここに置いておくと便利かもしれませんね。
では、早速専有部を見ていきます。
入り口にはナンバーキーとインターホン。このあたりはホテルよりもマンションに近い感覚でしょうか。
玄関のインターホンにはカメラが付いていますが、ドアの前のインターホンには設置されていません。基本的に外部の人は入ってこないスペースですから、入居者さん同士や管理人さんが使うことになりそう。
101号室は変わった形の5.9畳。
ドアを開けてもすぐにはベッドが見えない配置になっています。
建物内はラウンジも含めて土足のままの移動。専有部で初めて靴を脱ぎます。
土間にシューズラックやボックスを置いておくと便利そう。使用頻度の高い靴は、天井の近くに設けられた小さな棚へ収納しておけます。
ぴったりとスペースにはまったベッド、実はセミダブルなんです。
広いスペースで眠れるのはもちろん、壁を背もたれ代わりに座っても、足を伸ばせて良い感じ。
大の字になってリラックスできますから、眠りの質も上がるかも?
入居者さんに非常に好評だという、専用の洗面台とウォシュレット付きトイレ。
朝ゆっくりとメイクをするのも、トイレで読書をするのも自由。自分のペースで生活できます。
続いて階段を上って2階へ。
廊下の手前には、掃除当番の一覧表が。
マグネットでその週の当番が割り当てられています。階段を上り降りするだけで、自然に目につく場所というのがミソ。
2階と3階は専有部のみ。ドアがずらりと並びます。
各フロアとも間取りはほぼ同じですが、3階の部屋は一部オーナーさんが使用しているとのこと。
スティック型の掃除機が廊下に設置されています。
専有部を掃除する際、自由に使っていいそうです。充電式のコードレスタイプ。持ち運びも便利です。
比較的スタンダードな間取りの203号室。
シングルベッドで充分という方であれば、そのぶんスペースは広く使えます。
各部屋にはテレビも用意されています。
角度を調節すればベッドでゴロゴロしながらも視聴可能。ラウンジのテレビもソファでも寝転んで見られますし、気付いたらうとうとしてしまいそうです。
洗面台の隣には、扉のないオープンタイプのクローゼットが設けられています。
ひとり分ならまずまずの容量でしょうか。引き出しや衣装ケースなどを組み合わせると良さそうです。
最後は304号室。
他の部屋よりひと回り広い、7畳の部屋です。
既に家具を持っている方、荷物の多い方は大きめの部屋を選ぶと快適に過ごせそう。
よく見ると、部屋ごとにデスクやチェアのデザインが異なります。
クラシカルな引き出し付きのデスクなら、ドレッサー代わりに使うと可愛いかも。
最寄り駅は各線・池袋駅。
8路線が乗り入れる言わずと知れたターミナル駅。通勤にも便利ですが、入居者さんのなかには池袋駅周辺に勤めている方も多いそうです。
駅前もショッピングビルが立ち並びますが、シェアハウスまでの道のりはずっと賑やか。
夜遅くなると少々浮かれた人々が多くなることはさておき、いつでも明るい道を通って帰宅できるという点では、安心できる部分もありそうです。
朝まで営業しているお店も多いですから、外食に困ることはまず無さそう。
暮らしているあいだに、どれだけ新しいお店を開拓できるかチャレンジしてみると、いろんなシーンで役に立つかもしれません。
「OLIPO CORDIER」を運営するのは、「株式会社オフィス・シントウ」さん。
2009年からシェアハウス運営を行っている、ベテランといえる事業者さんです。
池袋や大塚あたりを中心に運営管理を行っていて、オリーブ(OLIVE)とポパイ(POPYE)が由来の「OLIPO」シリーズは今回が5棟目。
なんと、物腰のやわらかい社長さんがほとんどの運営管理を担当しています。
各シェアハウスを訪れると、用事が終わったらリビングでお酒を飲みながら、帰ってくる入居者さんを出迎えたりすることもあるとか。仕事のこと、暮らしのこと、将来のこと。色々と相談しやすい人柄のせいか、みんなのお父さんのような存在なのかもしれません。
その社長さんが、先日嘆いていました。
「最近の若い人にはチャレンジが足りないよね」
「若いうちならいくらでもやり直せるんだから、今のうちに、もっといろんなことに挑戦しないと。」
その話を聞いた帰り道。
思い返してみると「OLIPO CORDIER」には新しいことをはじめるには、なかなかいい環境が整っているのかも。
2016年7月現在は満室とのことですが、空室を見つけたときにはコチラからお問合せを。
新しい環境に飛び込むのだって、チャレンジですから。
「自分はこうありたい」という理想を持つこと。
住まいが、その理想に近づく手助けをしてくれることもあると思います。
(テルヤ)
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