シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
時の流れを贅沢に楽しむ。
「OLIPO east ikebukuro」は、時間とともに生まれる変化が楽しみな家です。
経年変化を見込んだ床材、レトロな趣を醸し出すヒビ塗装、使い込めば煤(すす)に包まれて味わい深くなる薪ストーブなどはどれも、人が暮らし始めたあとの時間の流れを最終工程に織り込んでいるとか。
古くなっていくのではなく、進化していくという考えと、そのための仕掛け。
今回はソフトの面でも積極的。
ネイルサロン、料理教室、ギャラリーとしても活用したいというラウンジは、大型サイズで様々に活躍しそう。
いつもの暮らしが、いつもの暮らしではなくなる。
この先の展開が、実に楽しみなシェアハウスです。
最寄り駅を降りると、そこはマンションとオフィスビルがずらりと連なる一帯。車の交通量こそ多いものの、隣駅の池袋と比べるとグッと人通りは穏やか。
大通りからひとつ横道に入り、車が行き交う音を背にトコトコと歩いていると、濃い灰色の外壁とブリックタイルに覆われた印象的な建物が現れます。
正面玄関の部分だけを切り取ると、海外映画やドラマで見かけた欧米の集合住宅のようにも見えます。
職人が手がけたブリックタイル、力強い色合いの玄関ドア、鉄格子で囲われた窓など、立体的で重厚感のある仕上がり。
ふと見上げると、鉄で造作したシェアハウスのサインプレートが。
錆加工された鉄の素材感が、味わい深い雰囲気です。ふたつの「O」を目に見立てると、どこととなく笑った人の顔のようにも見えます。
玄関の両脇を囲う鉄柱にも錆加工が施されています。
錆加工とはいうものの、これ以上風化することはないそうです。実は4層のコーティングを重ねたとても手間のかかる手法であつらえたらしく、今のちょうど良い状態をずっと保たせることができるんだとか。ふむ、よく出来てるんですね。
ラフに仕上げたブリックタイルの外壁然り。真新しいはずではあるものの、どこか年季の入った雰囲気は独特の手ざわりを感じさせてくれます。好みは別れるところですが、お好きな方、割といるのではないかと思います。
ちなみにスタッフさん曰く「まだまだ他にもサビらせるつもりです」とのこと。
ドアに取り付けられた鍵は、ダイヤル式のオートロック。
キーレスなライフスタイルは何かと便利な部分も多いはず。
それでは早速、ドアをぐっと引いて内部へ足を踏み入れています。
玄関扉を開けると、木の存在を感じる暖かな空間が広がります。
ちなみにシェアハウスの共用部は、基本的に靴を履いたまま移動するスタイル。靴箱は専有部に用意されたものを使うことができます。
玄関まわりはいたってシンプル。
ウッディなドアは、経年によって独特な風合いを醸し出しそうです。
さて、玄関とリビングは空間としては一体ですが、その間には扉が設けられています。写真では見えないですが、左手前に専有部へ向かう階段があります。
空間の広がりを見せることを考えると、この仕切りは無くても良さそうに思えます。が、シェアハウスにおいてはこういう設計が住み心地の良さを左右する、わりと大切なポイントなのかなと。
どうしたって人間ですから、だれとも顔を合わせずに部屋に直行したいときもあるはず。専有部へ向かう廊下とラウンジのちょっとした仕切りは、そういった視点では使い勝手の良い設計だと思います。
それでは、まずはラウンジから見ていきましょう。
ぼてりとした丸いドアノブを回すと、そこに広がるのはさまざまなスタイルが独特のバランスで混在した、無国籍なラウンジ。
窓から差し込む太陽の光が、どこか異国情緒ただよう空間を明るく、開放的に照らします。ヨーロピアンなカフェスタイルのようでもあり、一方でエスニックな空気を交えているようでもあり。
クセはあるので好き嫌いがやや分かれると思いますが、くつろぎと刺激が同居する不思議な空間は、写真に写る以上に心地良さがあります。
上座といえるような位置に配された、スリーシーターのレザーソファ。
淹れたてのコーヒーを嗜んだり、ラックに置かれた雑誌を何気なく手にとって読みふけったり。なんてことのないシーンも、フォトジェニックになりそうです。
ラウンジの一角に佇む、年季の入ったレコードプレーヤー。
ノスタルジックな姿とは異なり、とてもきれいな音が出ます。
でも近づいてちらりと覗いてみると、なんとレコードは回っていません。
そして、すぐ脇にiPodの姿。
実はこれ、DIY好きなスタッフさんの造作。骨董屋で仕入れたプレーヤーの中身に手を入れて、iPodなどのデジタル・オーディオを再生できるよう作り替えたんだとか。なんとも大胆な仕掛け。
斜めに配置された大きなテーブルは、空間全体をどこか肩の力が抜けたゆるい印象に。
以前、別のシェアハウスを取材したときに学んだことですが、視線と視線が重なり合う環境というのはずいぶんと疲弊するのだそうです。だからこそソファの向きひとつまで注意して、丁寧に空間を整えることが大切です。
人の気配をなんとなく感じられる程度にほどよくデザインされた距離感こそ、日々の暮らしに居心地良さを生み出す大きな要因だったりするのかなと。
こういった部分、最近のシェアハウスはほんとうに進化してきたと思います。
とは言え、実際に暮らしてみて何かピンと来なかったときには、事業者さんと入居者で話し合ってレイアウトを考えてみるのも一興。不揃いに用意されたインテリアは、柔軟に調整しやすいのがひとつ強み。
大ぶりのものから蔓系のものまで、たくさんのグリーンが飾られているのも素敵なポイント。
まず玄関近くで出迎えてくれるのが、住まいのシンボルツリーとなるクッカバラ。
花言葉は、「壮大な心・壮大な美」。オーナーやスタッフさんたちの間ではその個性的な姿から古代樹と呼んでいるそう。
ブリックタイルの壁に取り付くのは、コウモリラン。
その名の通り、葉がコウモリの羽のような形をしていることからこう呼ばれているそうです。
花言葉は「信頼・助け合い」。見かけによらず、意味合いとしてはシェアハウスのような暮らしに意外と合うグリーンなのかも。
タオルヒーターなんてのもあります。
特に梅雨時などカラッと乾かしてくれそうで、衛生的です。
フローリングの床材は無塗装の仕上げ。
日々ここで暮らしを重ねていくうちに、数年後にはまた違った表情を見せてくれるかもしれません。
リビングはいくつかのエリアに分かれています。
奥に見える薪ストーブが設けられたスペースもそのうちのひとつ。
近づいてみるとラウンジとは異なるムードで、山奥のログハウスを彷彿とさせる一角。
Dutch westの重厚で頑健な薪ストーブは、ロッキングチェアとの相性もばっちり。
雪がちらつくほどぐっと冷え込んだ十二月の夜更け。パチパチと燃える薪を見つめながら、あたたかい食後のコーヒーをゆるりと愉しむ。
冬の季節も待ち遠しくなってしまうような、得も言えぬ贅沢なひとときになりそうです。
ストーブの上に鍋を置けば、簡単な調理や温めにも使えます。
革手袋も使い込めば、煤が染みこんで味わいを醸すはず。
ストーブスペースの隣には、サイクリストにうれしい室内ガレージも設けられています。
扉を開放すれば、リビングに居ながらいつでもお気に入りの自転車を眺めることも。これはユニークですね。
壁際に取り付けられた器具を使えば、自転車を立体保管できます。
写真から見て背面にドアが設置されていて、正面玄関とは別に、直接外からガレージに入ることもできます。
ビビッドなレッドカラーのツールワゴンに収まった、たくさんの工具たち。
バイクのメンテナンス以外にも、ちょっとしたDIY作業にも活用できそう。
続いてリビングからキッチンへ。
アイランド型のキッチンはフルオーダーであつらえたものだとか。
開放的なスケルトンのつくりと、少し床上げされたキッチンはどこかステージのよう。
腕に覚えのある方は、リズミカルな包丁さばきや迫力あるフランベ(十分な注意を)など、ぜひ魅せる料理にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
キッチンは機能性を併せ持ち、調理器具や食器類も手に取りやすいよう設計されています。
フライパン類は魅せる収納。
使い勝手に加えて、ホットプレートといった楽しいアイテムも。
プレートの種類を変えれば、ワッフルやたい焼きなども楽しめます。
シンクはスタンダードなタイプ。
ひとつしかありませんが、なかなか機能的でしっかりしたつくり。
無骨なガスコンロは、ダッチオーブンといった鉄製の重い鍋もしっかりと支えてくれそう。
もちろん、火力も超強力。
作業台のまわりを囲うのは、階調の異なる青色が並ぶタイル。
艶やかな質感が上品です。
キッチンの向かいに収まるカラフルなハコは、ストッカーとして使うことができます。
早い者勝ちですが、お好みのカラーをセレクトできます。ちなみにこのハコも特注品。
冷蔵庫は全部で3台。
約5人で1台という計算で、シェアハウス一般の感覚では充分ではないかと。
水まわりの設備は廊下にまとまっています。
正面のドアがバスルームで、左手のドアがトイレです。
トイレは同じ仕様のものが、各フロアに1室ずつ設けられています。
もちろん、ウォシュレット付きです。
きらきらと輝く豪華なペーパーホルダーは、1Fだけしかありません。
きめ細かな意匠は、シンプルな空間の中でなかなか目立つ存在。
プレーンに見えるバスルームは、よく見るとバスタブが猫足のタイプ。
この後で見るシャワールームは無料ですが、バスルームは有料(¥100/30分)です。
お風呂好きにとっては嬉しいやら寂しいやらですが、しっかり対価を支払う分、気兼ねなくゆったりできるという部分もあるのかもしれません。いずれにしても、自宅でいつでも大きな湯船に浸かることができるのは都心では贅沢なことです。
玄関脇の廊下には、コミュニケーションボード代わりの黒板が設置されています。
黒板の下部には部屋の数だけフックが取り付けられていて、たとえば回覧板などを回し読みするといった使い方もできそうです。
壁に掲げられた清掃の当番表。
実は共用部の清掃は入居者による当番制。正面玄関のすぐ脇に設置されていることですし、こまめなチェックを心がけたいですね。
続いて、専有部が並ぶ2-4Fフロアへ向かいます。まずは2Fから。
ここから床はカーペット敷きになります。少しばかり大ざっぱに歩いたとしても足音が大きく響くことはないかと。
基本的に2-4Fは同じ間取りです。
廊下の突き当りに水まわりがまとまっており、洗濯機&乾燥機が1台ずつ、シャワールーム、トイレが1室ずつ設けられています。
シャワールームの近くにある収納は、シャンプーなどのバスアイテムを入れておくのにちょうど良さそう。
クリアのボックスは、取っ手付きで持ち運びも良し。
廊下沿いには洗面台が設置されています。
とはいえ、すべての専有部に洗面台が備え付けられていることもあって、使う機会は少ないかもしれません。
専有部はどの部屋も同じようなテイストですが、間取りや窓の形など、細部に異なる表情を持っています。
鉄で作られたルームサインは、無骨で潔いデザイン。
専有部ドアの鍵はナンバー式です。
ポチポチと押して、ガチャリとドアを開きます。
202号室は二面採光の部屋。
白を基調とする凛とした空間に、窓から差し込むさっぱりとした日差しが心地よさそうです。
天井をつたう配管はなんとも大胆な感じ。
素朴な間取りが立体的な空間に見える、ちょうどよいアクセントになっています。
備え付けの洗面台は、シャワー水栓付き。
歯磨きや洗顔はもちろん、さっと寝ぐせを直すような作業も自室で済ませることができます。
ガラス天板のデスク、チェア、TV、ポールハンガー、シューズラックが備品として用意されています。
天井から吊り下げられたポールは、物干しや洋服掛けがオーソドックスな使い方。
とは言え、もちろんアイディア次第。使い方ひとつで、空間を印象づけるポイントにもなりそうです。
フロアをひとつあがって、こちらは307号室。全室の中で一番広い空間を持っています。
フローリングの色合いはフロアごとに異なります。
窓の内側には伸縮するタイプの網戸が付いています。
すべての窓を開放すれば、きっと心地よい風が入り込んでくることかと。
洗面台には歯ブラシなどを置くことができる棚が設けられています。
洗面道具以外にも、小さなグリーンや花を生けるとかわいらしい雰囲気になるかもしれませんね。
シンク下の収納には、掃除道具やティッシュなどの生活用品を入れておくのにちょうど良さそう。
電球がむき出しのレトロな照明。
オレンジ色の暖かな明かりで、日が暮れるとムーディーな雰囲気になりそうです。
408号室は、壁のほぼ一面が窓。
ちなみに全ての専有部のドアは、防音性に優れたものを使用しているとか。
幅広のバルコニーは、チェアやテーブルも持ち込めるかと。
外の風にあたりながら、夕暮れ時のアルコールタイムにきゅっとビールを一杯。上手に使えば、専有部以上にノンビリくつろげるスペースになりそうな気がします。
4Fの廊下の端には、曇りガラスがはめ込まれたドアが。
実は、この先が屋上へ上がる階段につながっています。
螺旋階段は、手すり付きでしっかりとした作り。
わりと高さがあります。隣は通りに面していますし、注意しながら足を運ぶに越したことはないでしょう。
くるくると上がり、やがて辿り着く屋上。
ウッドデッキが敷き詰められた開放的な空間です。
大きなテーブルが2台用意されています。近隣への配慮は必要ですが、広さ的には入居者全員で集まってちょっとしたイベントも楽しめそうです。
レモンマートルの木からは、柑橘系のフレッシュな香りが漂います。
葉をひとつ摘んで折ると、ふわりと香りが増します。そのままポケットに入れておけば、天然のコロン代わりになりそう。
ニョキッと伸びた煙突。根本では、リビングの薪ストーブにつながっています。
クリスマス・イブにサンタクロースが入り込むには少々キツそうですが、都会で煙突を見る機会はそうそうないと思います。
周辺のビルやマンションも割と背が高いのは、都心部の証。
それでも、かなりの開放感。そうそう、夜間の近所迷惑だけは注意しましょう。
四方を囲う柵の一角には、物干しに使えるパイプが取り付けられています。
ワイドな幅感は、ふとんや毛布といった大物を干すこともできそうです。
屋上には照明も設置されています。
日が沈む頃には、オレンジ色の明かりがアウトドアな雰囲気を盛り上げてくれそう。
さて、建物の外を出てぐるりと回りこむと、サブエントランス。
先ほどの室内ガレージにつながっています。
サブとはいうものの、ドアの脇には各部屋ごとに分けられたポストが設置されています。わりとこちらから出入りするシーンも多くあるかもしれませんね。
ポストは、郵便物が届いていることが一目でわかる仕掛け付き。
「はい!届いてますよ!」という声が聞こえてきそうな、とても元気が良さそうな表情。
手動なので、郵便屋さんには手紙を投函した際、ぜひ赤色のプレートをくいっと持ち上げて欲しいところです。
シェアハウスの最寄り駅は、各線・大塚駅。
大塚駅とほぼ同じ距離感で、東京メトロ丸ノ内線・新大塚駅、東京メトロ有楽町線・東池袋駅も利用できます。
その3路線を活用すれば新宿、東京、永田町、大手町、銀座、飯田橋に直通でアクセス可能。しかも、どこも約15分ほどです。
下町の雰囲気が残る町並みは好みが分かれそうなところではありますが、駅前にはスーパーや飲食店が軒を連ね、生活に便利そうな、どこか下町感のある環境です。
大型の電化製品店や百貨店がひしめく池袋は自転車ですぐ。もうちょっと走った先の雑司が谷では、こんな素敵な手作り市も。
さて、「OLIPO east ikebukuro」を管理されるのは、経験豊富な「株式会社オフィス・シントウ」さんです。
住みやすさに向けた工夫や配慮もさることながら、今回のシェアハウスでは共用部をアクティブに活用してほしいという想いがあるそうです。ネイルや料理サロン、ギャラリーなども希望があれば、フレキシブルに対応していくとのこと。
また、もちろん入居者には配慮しつつ、地域の方にもオープンなスペースとして開いていくことも考えているのだとか。
社長さんはとても物腰の柔らい話しやすいキャラクター。オフィスもシェアハウスのすぐ近くにあって、イベントの企画や設備の相談があれば気軽に立ち寄れるかもしれませんね。
オープン前からとても人気で、2013年6月現在、すでに満室という活況振り。運良く空室の機会に巡り会えた方で好みのツボに入った方は、早めにコチラからお問合せを。
スタッフさん曰く、薪ストーブで燃える炎を眺めながら飲むお酒は格別だとか。
飲めもしないのに、スコッチが注がれたグラスを傾けてしまいそうです。
(ソン)
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