物件選びにおいて、絶対に省いてはいけない最重要プロセス、内見。写真だけ見て決めるなんて、とんでもない!
シェアハウスを選ぶ時には、できる限り入居前に内見を行うべきです(内見というのは「内部を見る」という事で、「見学」と同じ意味です)。
ひつじ不動産では各物件についてかなりの量のデータを掲載していますが、残念ながら実際に見に行かないと分からない事はやはり沢山あります。
例えば運営事業者さんが信頼できるかどうか、物件内の雰囲気が自分に合っているかどうかといった事は、実際に物件まで行ってみて初めて分かる事です。
また新規オープン時にひつじ不動産に掲載依頼をした物件の場合、当たり前ですが物件の写真はピカピカです。でも、半年、一年という時間が経過した時にどうなっているのかまでは、残念ながら分かりません。実はこれは運営事業者さんの管理体制によって非常に大きな差が出てくる部分なのですが、実際に行ってみれば一目瞭然です。
地方から上京してきて入居する場合でも、できれば物件選びのために事前に2,3日東京に滞在し、複数の物件を回ってみるのがオススメです。逆に内見も何も無くすぐ入居したい、と伝えてあっさり入居できるとしたら、きちんとした入居者の審査を行っていない可能性もあります。それはそれで心配した方が良いかもしれません。
*新規オープン物件の写真の件については、ひつじ不動産でも対策を検討している所です。
また、物件を探す時には、できるだけ複数の事業者の物件を見た方が良いでしょう。シェアハウス物件の提供品質や雰囲気は、物件によって、という以上に、事業者さんによって違いが出ます。同じ事業者さんの物件を複数見る、というのも良いのですが、できれば違う事業者さんの物件も最低1つぐらいは見ておきたい所です。
内見の際、気になる事はどんどん聞きましょう。これから自分が生活する事になる場所の事ですし、事業者さんは営利事業としてシェアハウスを運営しているのですから遠慮はいりません。他にどんな人が住んでいるのか、どんなルールがあるのか、周囲の環境はどうなのかなどなど、忘れずにしっかり確認したい所です。
ただし、内見はあなたが事業者さんと物件を見ると同時に、事業者さんがあなたを見る機会でもあります。シェアハウスの運営事業者さんは、どんな人でも受入れてくれるわけではありません。ろくにルールを守らない人や頻繁に他の人とトラブルを起こす人を受入れてしまうと、最悪の場合他の入居者が出て行ってしまう事態にもなりかねないからです。
安定した事業運営のために必要な業務の一部として、運営事業者さんは入居希望者をちゃんと見ています。「こちとら客だ」的な横柄な態度は控えた方が良いでしょう。