シェア生活がトラブルと全く無縁だなんて、さすがにそんな事はありません。ありがちなトラブル事例とは?
シェアハウスでは、実際にトラブルが起こる事もあります。ただし、運営事業者さんの意識・姿勢により、トラブルや事件に遭遇する確率は大きく違ってきます。また、いざトラブルに遭遇した時、頼りになる運営事業者さんとそうでない運営事業者さんでは、その後が全く違ってきます。では、何を基準にその良し悪しを見分ければ良いのでしょうか?
まず、重要なのは「管理担当者(管理人)の訪問頻度」です。物件の運営・管理に責任を持つ担当者(または管理人)が、どれだけ頻繁にシェアハウスを訪れているか、という事は非常に重要なポイントです。
シェアハウスの管理担当者は、一定の頻度でシェアハウスを訪れる事によってトラブルの芽を見つけます。例えば設備の利用の仕方が汚い入居者がいるとか、常識から外れた事を行っている入居者がいて他の人がとても迷惑している、といった事です。
また、入居者と顔見知りになっておく事で、入居者間でトラブルが起こった時(もしくは起こりそうな時)にも素早く察知し、深刻なトラブルを防ぐ事ができます。入居者同士で話し合ったり注意し合ったりするよりも、管理担当者がさりげなく注意した方が角が立たないものです。もちろん、入居者を不快にさせないよう上手に対応できる管理担当者がベストです。
一方、管理担当者があまり訪問しないシェアハウスでは、深刻なトラブルになるまで運営事業者は問題に気付く事すらできません。また、入居者の細かい要望に対応する事もできません。そもそも物件の管理に責任を持つ担当者がいない場合もあります。こういった場合、トラブル時に十分な対応をしてもらう事はあまり期待できないと考えた方が良いでしょう。
ただし、シェアハウスの管理担当者が何でもかんでも面倒を見てくれるというワケではありません。あくまで管理担当者の仕事はシェアハウス全体を支障なく運営管理する事であり、入居者の個人的な相談に乗ったり、入居者同士の個人的な喧嘩の面倒を見てくれる、といった事を期待するのは筋違いです。
シェアハウスへの入居時には必ず物件を訪問し、運営事業者の担当者とも良く話をした上で入居する事をオススメします。入居者ルールや壁に貼られた注意書きなどから管理担当者や運営事業者の姿勢が読み取れる場合もありますので、見学の際は注意してチェックしてみると良いでしょう。
住み込みの管理人さんがいる物件でも、やる気が無かったりしっかりした人でなかったりすると、全く力になって貰えない可能性もあります。また、当たり前ですが、清掃業者が定期的に来る、というだけでは何の意味もありません。